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Yamareco

記録ID: 320715
全員に公開
トレイルラン
甲斐駒・北岳

白峰三山から笹山:10時間25分のトレイルラン

2013年07月15日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
10:27
距離
34.0km
登り
3,373m
下り
4,064m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

行動時間:10時間25分
6:32 広河原 → 8:32 八本歯のコル → 9:16 北岳 → 9:50 北岳山荘 → 10:14 中白根山
→ 10:47 間ノ岳 → 11:25 農鳥小屋 → 11:57 西農鳥岳 → 12:17 農鳥岳 → 12:47 大門沢下降点
→ 13:04 広河内岳 → 13:55 大籠岳 → 14:21 白河内岳 → 15:09 笹山 → 16:58 奈良田
天候 曇りのち晴れ(夕方一時にわか雨)
白根三山稜線は西風あり
過去天気図(気象庁) 2013年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
 マイカーで奈良田まで移動、駐車。
コース状況/
危険箇所等
大樺沢コースでは二股上部より雪渓を上がりますが、踏跡がしっかりしており苦労しません。
ガレの上りより歩きやすい場合すらあり。ただし、下りには余りオススメできません。

白河内岳から笹山への樹林帯へは一瞬東巻きになりますが、この辺の進入口が若干不明瞭でした。

奈良田から笹山の登山口は、登山道が流されているとの情報あったものの、全く問題なし。

ハイカー多数。北岳山頂30人強、間ノ岳山頂数名、農鳥岳山頂20人程度。
広河内岳以降、白峰南嶺稜線には縦走ハイカー2名のみ。
笹山ダイレクト尾根上のハイカーは10人弱。

参照記録(2012年8/15 by ainu):http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-215659.html

参考(山梨交通バス時刻表):http://yamanashikotsu.co.jp/
(奈良田初5:30のバスに乗り込めば芦安発のバスと同時刻に広河原到着可(料金¥1,100))
本日はyamayoさんとの懇親会かねて南アルプスで遊んできました。
2012年07月14日 06:29撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 6:29
本日はyamayoさんとの懇親会かねて南アルプスで遊んできました。
手前で待ち合わせして奈良田まで同乗して移動。運良く第一駐車場に駐車できました。
2012年07月14日 05:19撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 5:19
手前で待ち合わせして奈良田まで同乗して移動。運良く第一駐車場に駐車できました。
駐車場は一杯でしたがバスはほどほど。昨日の入山者が圧倒的に多かったそうです。
2012年07月14日 05:23撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 5:23
駐車場は一杯でしたがバスはほどほど。昨日の入山者が圧倒的に多かったそうです。
さて広河原到着。やっぱりすごい人だかりですね。
2012年07月14日 06:27撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 6:27
さて広河原到着。やっぱりすごい人だかりですね。
さて、いざ出発!
2012年07月14日 06:32撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 6:32
さて、いざ出発!
広河原山荘も前泊者のせいかこの人だかり。
2012年07月14日 06:33撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 6:33
広河原山荘も前泊者のせいかこの人だかり。
登山道はまだまだ荒れてますね。
2012年07月14日 06:53撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 6:53
登山道はまだまだ荒れてますね。
二股付近。雪渓もまだまだ下にあります。
2012年07月14日 07:30撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 7:30
二股付近。雪渓もまだまだ下にあります。
二股到着。小休憩。
2012年07月14日 07:33撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 7:33
二股到着。小休憩。
二股では雪渓下の流水を戴きまぁ〜す!
2012年07月14日 07:36撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 7:36
二股では雪渓下の流水を戴きまぁ〜す!
さて出発。二股から上は雪渓歩きになります。
2012年07月14日 07:52撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 7:52
さて出発。二股から上は雪渓歩きになります。
滑るかなと思いきや踏跡十分で歩きやすいです。ガレているより歩きやすいかも。
2012年07月14日 07:55撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 7:55
滑るかなと思いきや踏跡十分で歩きやすいです。ガレているより歩きやすいかも。
踏跡はこんな感じです。いつもより高度感バツグンなのは急斜面の雪のせい?一気に滑り落ちそうな気配すら。。。
2012年07月14日 08:09撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 8:09
踏跡はこんな感じです。いつもより高度感バツグンなのは急斜面の雪のせい?一気に滑り落ちそうな気配すら。。。
さて八本歯直下の木段です。前泊のハイカーも増えてきました。
2012年07月14日 08:28撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 8:28
さて八本歯直下の木段です。前泊のハイカーも増えてきました。
八本歯のコル到着。再び小休憩。所要時間2時間、まあまあかな。
2012年07月14日 08:32撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 8:32
八本歯のコル到着。再び小休憩。所要時間2時間、まあまあかな。
ようやく稜線に出て富士山が顔を現します。
2012年07月14日 08:42撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 8:42
ようやく稜線に出て富士山が顔を現します。
さて、上部はガスってます。急登は終わり。少しずつ高度を稼ぎます。
2012年07月14日 08:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 8:44
さて、上部はガスってます。急登は終わり。少しずつ高度を稼ぎます。
富士山と佇むyamayoさん。絵になりますねぇ。
2012年07月14日 08:50撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 8:50
富士山と佇むyamayoさん。絵になりますねぇ。
池山吊尾根はいつ見ても見事です。
2012年07月14日 08:54撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 8:54
池山吊尾根はいつ見ても見事です。
山頂直下にトレランザックをデポして山頂を目指します。
2012年07月14日 09:09撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 9:09
山頂直下にトレランザックをデポして山頂を目指します。
山頂に近ずくにつれてガスが晴れてきてくれました。ラッキー。
2012年07月14日 09:14撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 9:14
山頂に近ずくにつれてガスが晴れてきてくれました。ラッキー。
北岳山頂到着。
2012年07月14日 09:16撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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北岳山頂到着。
二人で記念撮影。
2012年07月14日 09:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 9:17
二人で記念撮影。
さて、デポ地点に戻ります。花々に癒されます。
2012年07月14日 09:40撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 9:40
さて、デポ地点に戻ります。花々に癒されます。
ザックをデポし北岳山荘へ。yamayoさんもウキウキッ!
2012年07月14日 09:45撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 9:45
ザックをデポし北岳山荘へ。yamayoさんもウキウキッ!
北岳山荘到着。少しだけ中を物色して先を目指します。
2012年07月14日 09:50撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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北岳山荘到着。少しだけ中を物色して先を目指します。
北岳山頂は相変わらずガスの中。
2012年07月14日 09:57撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 9:57
北岳山頂は相変わらずガスの中。
少しばかり歩いて中白根山到着。
2012年07月14日 10:14撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 10:14
少しばかり歩いて中白根山到着。
急登は一旦終わりトラバース道を抜けます。
2012年07月14日 10:27撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 10:27
急登は一旦終わりトラバース道を抜けます。
強い西風を受けますが寒すぎず、ちょうど良く汗をかくことも無く間ノ岳山頂到着。間ノ岳では岩陰で食料を補給。
2012年07月14日 10:47撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 10:47
強い西風を受けますが寒すぎず、ちょうど良く汗をかくことも無く間ノ岳山頂到着。間ノ岳では岩陰で食料を補給。
間ノ岳からはガスが晴れだします。素晴らしい!
2012年07月14日 11:03撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 11:03
間ノ岳からはガスが晴れだします。素晴らしい!
目指すは農鳥岳ですが、その前に農鳥小屋ですね。
2012年07月14日 11:18撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 11:18
目指すは農鳥岳ですが、その前に農鳥小屋ですね。
農鳥小屋到着。ハイカー5-6名程度でテントもちらほら。オヤジさんは見当たりませんでした。ここはスルーして先を目指しました。
2012年07月14日 11:25撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 11:25
農鳥小屋到着。ハイカー5-6名程度でテントもちらほら。オヤジさんは見当たりませんでした。ここはスルーして先を目指しました。
200mののぼりを経ると再びガスが。あのてっぺんが西農鳥岳山頂の様です。
2012年07月14日 11:56撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 11:56
200mののぼりを経ると再びガスが。あのてっぺんが西農鳥岳山頂の様です。
西農鳥岳山頂から間ノ岳山頂は残念ながら見渡せませんでした。
2012年07月14日 11:57撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 11:57
西農鳥岳山頂から間ノ岳山頂は残念ながら見渡せませんでした。
さて農鳥岳山頂も残すところわずか。
2012年07月14日 12:01撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 12:01
さて農鳥岳山頂も残すところわずか。
ゆるやかな上りを経て農鳥岳山頂到着。所要時間6時間弱。珍しく山頂はハイカーで賑わってました。
2012年07月14日 12:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 12:17
ゆるやかな上りを経て農鳥岳山頂到着。所要時間6時間弱。珍しく山頂はハイカーで賑わってました。
小休憩して出発。笹山への稜線が突然開けます。テンショナップ!来てヨカッタァ〜!
2012年07月14日 12:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 12:44
小休憩して出発。笹山への稜線が突然開けます。テンショナップ!来てヨカッタァ〜!
大門沢下降点まであっという間に下りてここからが核心です。
2012年07月14日 12:47撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 12:47
大門沢下降点まであっという間に下りてここからが核心です。
前回と異なり今回はガスもなく進行方向が明瞭です。
2012年07月14日 12:53撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 12:53
前回と異なり今回はガスもなく進行方向が明瞭です。
広河内岳到着。前回ガスの中だったので長く感じました。思いのほかあっけなかったのですね(後ろは塩見岳)。
2012年07月14日 13:04撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 13:04
広河内岳到着。前回ガスの中だったので長く感じました。思いのほかあっけなかったのですね(後ろは塩見岳)。
目指す稜線もクッキリ!
2012年07月14日 13:06撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 13:06
目指す稜線もクッキリ!
不明瞭な登山道も快晴で元気一杯。既に北岳も遠い向こう。
2012年07月14日 13:29撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 13:29
不明瞭な登山道も快晴で元気一杯。既に北岳も遠い向こう。
おや、ハイカーが。この稜線で見たのはこのお二人が最初で最後でした。のんびり昼寝。テント縦走羨ましい!
2012年07月14日 13:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 13:44
おや、ハイカーが。この稜線で見たのはこのお二人が最初で最後でした。のんびり昼寝。テント縦走羨ましい!
不明瞭な登山道もわずかなケルンが手助けになります。ちょっと分かりにくいかな。
2012年07月14日 13:48撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 13:48
不明瞭な登山道もわずかなケルンが手助けになります。ちょっと分かりにくいかな。
大籠岳到着。東側には富士山が良く見えます。
2012年07月14日 13:55撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 13:55
大籠岳到着。東側には富士山が良く見えます。
怪しげな道標。
2012年07月14日 14:02撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 14:02
怪しげな道標。
無人の稜線を二人でのんびり歩きます。走りたいところですが、岩がゴロゴロしていて実際は厳しいです。
2012年07月14日 14:02撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 14:02
無人の稜線を二人でのんびり歩きます。走りたいところですが、岩がゴロゴロしていて実際は厳しいです。
小さなアップダウンを経て白河内岳到着。あっという間に距離を稼げるのがこの稜線です。
2012年07月14日 14:21撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 14:21
小さなアップダウンを経て白河内岳到着。あっという間に距離を稼げるのがこの稜線です。
目指す先に笹山山頂が。その前にハイマツと樹林帯を抜ける必要があります。
2012年07月14日 14:30撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 14:30
目指す先に笹山山頂が。その前にハイマツと樹林帯を抜ける必要があります。
ハイマツ帯も結構歩きにくい。これでもマシな方で、本当に道が無かったらどうにもならないですね。
2012年07月14日 14:46撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 14:46
ハイマツ帯も結構歩きにくい。これでもマシな方で、本当に道が無かったらどうにもならないですね。
やがて樹林道に変わります。
2012年07月14日 14:57撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 14:57
やがて樹林道に変わります。
トラバース道を抜けると笹山山頂です。見えた!
2012年07月14日 15:07撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 15:07
トラバース道を抜けると笹山山頂です。見えた!
笹山到着。yamayoさんとガッツリ握手。本日のガッツを称えあいます(遥か彼方に農鳥が)。
2012年07月14日 15:09撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 15:09
笹山到着。yamayoさんとガッツリ握手。本日のガッツを称えあいます(遥か彼方に農鳥が)。
さて、雨も降ってきたので樹林に避難し下りに入ります。
2012年07月14日 15:17撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 15:17
さて、雨も降ってきたので樹林に避難し下りに入ります。
ainu、何度か転倒。ヒザを切ってしまいます。yamayoさんの応急セットに助けられます。
2012年07月14日 15:25撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 15:25
ainu、何度か転倒。ヒザを切ってしまいます。yamayoさんの応急セットに助けられます。
一旦、yamayoさんにトップをお願いし大事を取ります。それにしても、この原生林のコケの感じが何ともナイス。
2012年07月14日 15:47撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 15:47
一旦、yamayoさんにトップをお願いし大事を取ります。それにしても、この原生林のコケの感じが何ともナイス。
結構下りたつもりですがまだまだ。。。しかし、下からのハイカーも現れてふもとが近い事を実感。元気が出ます。
2012年07月14日 15:50撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 15:50
結構下りたつもりですがまだまだ。。。しかし、下からのハイカーも現れてふもとが近い事を実感。元気が出ます。
最後は再びトップを努め一気に下りました。おぉ、終わりが見えてきました。
2012年07月14日 16:41撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 16:41
最後は再びトップを努め一気に下りました。おぉ、終わりが見えてきました。
やった、奈良田はもうすぐ。
2012年07月14日 16:44撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 16:44
やった、奈良田はもうすぐ。
yamayoさんは川でアイシングして、最後は一緒に吊橋を渡ります。
2012年07月14日 16:49撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 16:49
yamayoさんは川でアイシングして、最後は一緒に吊橋を渡ります。
お互い思い思いにふけりながら駐車場まであるきました。yamayoさん、本当にお疲れでした。
2012年07月14日 16:54撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
7/14 16:54
お互い思い思いにふけりながら駐車場まであるきました。yamayoさん、本当にお疲れでした。
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
2012年07月14日 08:55撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 8:55
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
2012年07月14日 08:58撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 8:58
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
2012年07月14日 09:07撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 9:07
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
2012年07月14日 13:53撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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7/14 13:53
おまけ:稜線で心を癒してくれた花々
おまけ:奈良田からのバスチケット(¥1,100)
2012年07月14日 05:05撮影 by  DMC-FX500, Panasonic
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おまけ:奈良田からのバスチケット(¥1,100)

感想

久々のyamayoさんとの企画で本日は白峰三山から笹山を日帰りで走覇してきました。

yamayoさんとは、以前からも南アルプスを一緒にやる話がちらほらありました。
しかし、お互いの休みが合わずなかなか実現しませんでした。

前日の家族との海水浴の余韻もまだ残る中、午前2時自宅出発。yamayoさんとは、事前に待ち合わ
場所を決めておき、乗り合いで奈良田に向かいました。
奈良田では、この三連休で大勢のハイカーが訪れてましたが、首尾よく第一駐車場に駐車できました。

バスに揺られる事1時間弱。ようやく広河原に到着。
ここから、更に芦安からのハイカーが入り混じり登山口は一層混雑を極めます。
yamayoさんとainuは、とりあえずこの雑踏を先に抜けようと、登山届をすみやかに提出し先を目指しました。

登山口からの北岳山頂はガスに包まれてます。
天気はすぐれない様でしたが、大雨が降るような気配もありませんでした。
空に雲は伺えますが、大気は安定しているようでした。

序盤からグイグイ高度を上げていきます。
今回は、yamayoさんが初めてという八本歯のコル経由でまづ北岳山頂を目指します。
二股到着7:32、所要時間1時間。余裕を持った二人行動としては、まづまづのペースです。
二股では雪渓の下を流れる流水をいただき元気付けます。

二股以降、傾斜が増す雪渓歩きが始まります。
今回アイゼンは持参してませんでしたが、雪渓はハイカーにより踏み潰されており逆に歩きやすかったです。
ただし、下りの場合は高度感も十分あり皆慎重でした。
この雪渓区間はだいぶペースが上がった気がします。

やがて、木段の急登を抜け八本歯のコルに到着。
ようやく稜線に到着しましたが、どうもどの山頂もてっぺんはガスに包まれているようです。
北岳、間ノ岳いづれも山頂付近は重い雲に覆われてました。
こんな調子だったので、正直笹山の稜線もガスかな、今日はムリかななんて思ったりしてました。

斜面に花乱れ咲く斜面を抜け北岳山頂到着。ハイカーは30名くらいだったでしょうか、結構いましたね。
山頂でyamayoさんの最初のピークで握手を交わし記念撮影とします。
ほんの一瞬ですが、ガスが晴れてくれて対面の仙丈ヶ岳を見渡すことができました。

さて、先を目指します。一旦、登山道を戻ります。
途中デポしておいたトレランザックを北岳山荘への分岐でピックアップし北岳山荘に下ります。
北岳山荘では、まだまだ体力も食料も十分確保されていたので中の様子だけ物色して先に進みます。

yamayoさんとのペースは基本的に早歩き、もしくは早歩きを超えない範囲の小走りに努めました。
勿論、下りは早くなりますが、それでも激下りなしで体調維持と安全重視を最優先としました。
もうちょっと、yamayoさんに先頭を切って進んでもらっても良かったのかなぁと後になってみて思うところもあります。

ガスの北岳山頂と同様に間ノ岳山頂もまたガスに包まれてました。
どうやら今日は西風が強いらしく、雨こそ無いものの稜線歩きでは風に打たれっぱなしでした。
しかし、耐えられない程の寒さという訳でなく、逆にこの風のおかげで大汗をかくことも無く
エネルギー消費も必要最低限でヒンヤリ感を味わいながら進む事ができました。

西風を避けるように間ノ岳の岩陰で食糧補給して次なる農鳥小屋を目指します。
この辺からでしょうか、これまでのガスがだいぶ少なくなってきたのは。
相変わらず、風はあったものの展望がとたんに良くなり進行方向左手には、八本歯以降
お目にかかれなかった富士山の容姿が顔を出し始めました。

農鳥小屋への下りを済ませて再び200m強の上り返し。前線には多くのハイカーが登り返しに苦労してます。
相変わらず風はあるものの、ここは一気に抜けます。
西農鳥岳山頂を経て農鳥岳山頂に到着したのがお昼過ぎ。おおむね予定通りでした。

唯一、気になっていたのが稜線のガスです。
農鳥小屋周辺で掻き消されたガスがまた稜線を包み始めてました。
笹山の稜線は踏跡が不明瞭なので、余りガスが多いと歩きにくくなります。
yamayoさんに声を掛けてみたところ元気満々です。まだまだ行けそうだったので、
ここは最後まで行って見る事としました。

その直後です。
再び稜線のガスが晴れてくれて、笹山への稜線が素晴らしいスケールで眼前に現れたのは。
二人とも大喜びし、「これは白根南嶺に行かない手はない!」といわんばかりにはしゃぎだしてしまいました。

大門沢下降点到着12:45。既に6時間以上経過してますが、富士山の景色も素晴らしく元気一杯です。
大門沢下降点には7-8人のハイカーが休憩してましたが、彼らを後にして広河内岳を目指します。
皆どこに行くのだろうという感じで見てましたが、自分達にとってはここからがまだ後半開始なのです。

素晴らしい景色に包まれ、yamayoさんとの会話も弾みながらあっという間に広河内岳到着。
途中、広河内岳をピストンしてきた3人のハイカーとすれ違い声を掛け合います。
うち、一人からは笹山の登山口では登山道が川に流されたような情報を入手しました。
しかし、何とかなるだろうくらいの感じで先を進み続けます。

その後ゆるやかな稜線を上ったり時に下ったりしながら大籠岳・白河内岳を抜けていきます。
稜線は広く、左右には富士山・塩見岳とそこから続く蝙蝠岳の稜線がはっきり望めました。
お互いTJARの選手があそこを抜けただのと話をしながら先をめざします。

このゆるやかな稜線、遠目からは走りやすそうに見えるものの、
実際にはゴツゴツした岩が多く、なかなか走れるような箇所が少ないです。
また、踏跡が不明瞭なので、絶えず僅かに目に付くケルンを頼りに進む必要があります。
基本的には、稜線の西側(塩見側)を進んでいく形となります。

やがて今回の行程も終盤に差し掛かってきます。
稜線からハイマツの樹林帯を抜けて、少しばかりの樹林帯トラバース道に入ります。
この辺から雲行きが悪くなってきてポツポツと雨が降り始めます。
笹山に到着した午後3時過ぎには、このにわか雨もだいぶ強さを増してきた為、山頂は数分程度にして
さっさと樹林帯の下りに逃げ込みました。

樹林帯は程良く雨が落ちてきてくれて気持ちが良かったです。
ただし、ダイレクト尾根登山道の整備状況が厄介でした。
道幅が非常に狭く雨に濡れた木の根や枝のおかげで慎重な足裁きが要求されました。
yamayoさんはうまく切り抜けられてましたが、こちらはなかなか難儀して転倒すること数回。
ここで、yamayoさんにトップを譲る事にしました。

yamayoさんの後に続きながら暫く下るとハイカーが登って来るのが目につきました。
登山口付近のルート状況が気になっていたので聞いてみると、全く問題ないとの返事があり安堵。
心機一転、久しぶりに他のハイカーと会話でした嬉しさもあり元気が出てきます。
先ほどの雨も気が付くと止んでおり空が明るくなってました。

再びトップをyamayoさんから譲っていただき下りを楽しみ始めます。
最初は急たった登山道もだいぶ落ち着いてきて傾斜もゆるやかになってきました。
おかげで、ついマイペースで勢いを増した下りを楽しみだしてしまい、激走りになってしまいました。
(yamayoさん、ペース上げすぎてスミマセン)

一気に高度を下げた事と激走したことで、蒸し暑くなってきましたが、
同時にハイカーも増えだして、麓に戻ってきた感が増してきました。
「もうすぐだ!」そんな事も考えていると早川が眼下に見えてきました。
最後は、yamayoさんと今回の山旅の思い出を反芻しながらゴール。

久しぶりのロングでヒザがかなり疲労したけれど、やっぱり来て良かったという気持ちと、
仲間への感謝の気持ちを噛みしめながら今回の山旅を終えました。

おまけ:久しぶりにボロボロの自分に会えました。このボロボロ感が何とも言えませんね。

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コメント

すごい!すごい!
ainuさん(はじめましてかな?)、yamayoさん

素晴らしい
トレランの方のスピードと距離にただただ驚くばかりです。
稜線からの景色はきっと頑張っているお二人へのご褒美でしょうね

兎にも角にもお疲れさまでした〜〜
2013/7/15 7:40
昨年に続いてですね。
ainuさん、yamayoさん、こんにちは。

素晴らしいコラボのロングですね。流石にこのルートでこの30キロ超のトレラン、なかなか大変だったでしょう。お疲れ様でした。

自分だとバスを入れて計画すると、下りが暗くなりそうなので逆回りでしょうか。でもちょっと大変そうです。でもお二人のレコに触発されて、似たルートの計画を立てました
2013/7/15 10:23
素晴らしいレコです。
ainuさん、昨日はありがとうございました。

ロングコースをこなした後でも、とても丁寧なレコ 素晴らしい!
頭が下がります。。

今日は久々に、足に疲れが残っている感じです
2013/7/15 15:25
inaminさん、Futaroさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
この素晴らしいレコには名前を載せて頂きましたが、
私のレコは手抜き記録です

ainuさんと一緒だったので、達成できました。
自分一人では不安ですね

ガスが晴れて、稜線が見えた時には二人ともニヤニヤでした

Futaroさんが、どんなコースをやられるのか、楽しみです。
2013/7/15 15:30
inaminさん、こんにちは。
yamayoさんのレコでinaminさんのお名前を拝見したような気がします。
SHCのメンバーやられてますか?

yamayoさんとは山に子供を連れて行けるガッツある父親の話を良くします。

子連れのヤマレコには実はこちらが脱帽だったりします。
2013/7/15 19:10
Futaroさん、こんばんは。
このコースは昨年走覇してますが、今回はお目当てのあの稜線(白根南嶺)で晴れ渡ってくれました。

前回はガスに包まれたまま抜けたので願ったりです。

広河内岳から白河内岳は蝙蝠岳稜線のような感じでしょうか。
ゴツゴツした岩が無ければ、素晴らしく走り抜けられる美しい稜線だと思います。

あの稜線はテント泊が一番かもです。

本心ではぜひとも一泊してほしいです。
2013/7/15 19:15
ニアミスでした。
ainuさん、こんばんは。

直接のコメントは初めてですが、Fuutaro さんの丹沢24ではお会いできなかったものの、同じ計画書に名前を連ねました。

私が北岳を出たのが6時前なので、3時間差のニアミスでしたね。この日は風が強くてたいへんだったと思います。

白根南稜コースはトレースがはっきりせず、小さいケルンを見つけながらで、ガスると迷いやすいので、晴れてよかったですね。
以前白根三山だけの日帰りや、白根南稜縦走はしたことがある(あの稜線はテント泊は最高でした)ので、このレコのルートを私も次にやってみたいと思いました
2013/7/19 0:23
shigetoshiさん、おはようございます。
shigetoshiさんの行動時間をみると吊尾根分岐から北岳山荘の間で
すれ違っているような気がしますね。

それにしても、shigetoshiさんのレコの花々の写真は素晴らしいですね。
こちらも北岳草を探してましたが、うまく見つけられませんでした。
この日は確かに風が強かったですね。ただし、ハイペースでの行動でしたので、
うすら寒かったですが、概ねポリエステルの半袖シャツ一枚で通しました。
(おかげで、汗も着干しできて濡れて寒い思いをすることはありませんでした)

大門沢下降点から笹山の稜線はのびのびしていていいですよね。
蝙蝠岳の下り稜線も楽しそうです。

丹沢24、だとするとFutaroさんのお友達ですね?
次回はきちんとご挨拶できればと思います。
2013/7/19 7:12
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