白根南陵 伝付峠から広河内岳
- GPS
- 48:05
- 距離
- 42.3km
- 登り
- 2,875m
- 下り
- 3,147m
コースタイム
21日 二軒小屋4:40〜(1時間55)〜伝付峠6:35/6:45〜(2時間35)〜奈良田越し9:20/9:35〜(1時間05)〜白剥山10:40/10:50〜(3時間05)〜笹山南峰13:55〜(10)〜笹山北峰14:05着 山頂でテント泊
※歩行時間:8時間50分(小休止含む) 休憩:35分 携帯歩数:22149
22日 笹山北峰4:30〜(1時間35)〜白河内岳6:05〜(1時間)〜大籠山7:05/7:15〜(40)〜鞍部7:55/8:15〜(45)〜広河内岳9:00/9:10〜(20)〜大門沢下降点9:30〜(2時間)〜大門沢小屋11:30/11:55〜(2時間)〜林道13:55〜(30)〜第一発電所14:25〜(25)〜奈良田の里温泉14:50着
※歩行時間:9時間15分(小休止含む) 休憩:1時間05分 携帯歩数:38058
天候 | 20日 晴れ 21日 曇りのち雨 22日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
静岡駅より静鉄ジャストライン9:50〜畑薙ダム14:30(\3000) 畑薙ダムより東海フォレストの送迎バスで椹島 ※復路 奈良田温泉発16:15〜飯富ふれあいセンター着17:15、飯富発17:29(高速バス)〜新宿着20:31 飯富ふれあいセンターバス停のローソンでチケット買いました(\2450) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※静鉄ジャストラインは一日往復1便です。道路状況て運休有りなので要確認 http://www.justline.co.jp/rosenn/rosen201307080905.html ※白根南陵はバリエーションルートです ※ルート上の水場は伝付峠しか有りません ※奈良田越しから笹山までは踏み跡はあるが、標識等は無いあせたリボン等はある ※笹山から広河内岳の稜線は広い岩ゴロの尾根でケルンを確認しながら登る、ガスガスの時は要注意 ※大籠山から広河内岳間の黄色のペイントは薄くなって判りづらい。 |
写真
感想
山友のchiyomiちゃんとお正月に七福神巡りをしたときに「体力のある内に白根南陵に行かない」と誘われた。コウモリ尾根を歩いているとき左にずっと見えてい尾根、白根三山を歩いて登った広河内岳から続く尾根をみたらやっぱり歩いてみたくなる。しかし、この白根南陵は水場も無いし小屋も無いので水とテントを担いて行かなければ歩けない所、私もchiyomiちゃんもテント泊はあまりやったことが無い。あっ私は沢などで経験はありますが、女二人でテントを担いでの縦走はあまり経験が無いのです。でも行くなら今年だと思い日程を梅雨明けの20〜22日決めたのであります。本当は下山して奈良田温泉に泊まりたいと思ったけど今回は帰ると言うことで2泊3日に決まる。
さて、アプローチをどうするか、伝付峠までは新倉からと二軒小屋から登れるが、新倉からのコースは一昨年の水害で通行止めだったので、当初は二軒小屋から登る計画だった。椹島に入るのには車以外だったら静岡からバスで入るしか無い、ここ二年ばかり廃止になっていたが今年は復活していてこれで行けると思っていたところ、7/7に土砂崩れが有り運行中止になってしまい、さてどうしようと思っていたところ新倉から新しい登山道が出来たと早川町のホームページに書いてあった。バスが動かなかったら新倉から行くしかないかなと思っていた所、なんとがバスが運行開始したので当初の予定通り二軒小屋からいく事になった、ほんとうにこの地域に入るのは大変です。
7/20
前置きが長くなりましたがやっと当日を迎えて新幹線で静岡駅に着く。静岡駅前に有る静鉄ジャストライの畑薙ダム行きのバス停には15人くらいの登山者が待っていた、バスは予約制でこの日は25人くらい乗車予定らしい。畑薙第一ダムまでは約3時間、ダムの手前にある駐車場で下りて東海フォレストの送迎バスで椹島に着いたのが15時40分、バスの乗客のほとんどは椹島に泊まるようですが私たちは二軒小屋までこれから歩いて行くのです。椹島と二軒小屋間を歩くのは私は2度目ですがchiyomiちゃんはなんと3回目、前回歩いたときに次は二軒小屋ロッジに泊まって送迎バスに乗ろうと話していたのですが、やっぱり入山初日に豪華なロッジには泊まれないよねとなり結局歩く事になった。3時間弱の林道歩きは辛いなぁと嘆きながらもなんとか二軒小屋に到着。ここに来るのは5年振り、前回も泊まった登山小屋は少し古くなった気がする。ロッジで受付をしてまずは生ビールで乾杯、自販機でビールを買って小屋に戻りご飯を食べ明日は早いので8時に寝ました。
7/21
3時20分起床、簡単に朝ご飯を食べてから水をそれぞれ5リット汲んで4時40分に小屋を出発。水って本当に重い、水を担ぐのでザックの重さを10劼鵬,気┐討て私なりに軽量化したつもりでしたが担いでみるとズッシリと重い。それにテントとフライも入っているから思っていたよりも重量がある感じ、今回軽量化のためツエルトにしようかなと思ったけど、稜線に泊まるのでツエルトだとちょっと不安なのでテントを友達に借りてきたがこれが正解だった。
小屋の裏から登山道を登りはじめるがなかなかピッチが上がらない、易老沢の疲れがまだ残っていのかな。それでもほぼコースタイム通りに伝付峠に登れ、chiyomiちゃんと3年前にここから笊ヶ岳に登ったのよねと懐かしむ。今回は笊ヶ岳とは反対方向に歩いて行く、途中に有る展望台で朝一の富士山を見た。歩きやすい林道を行くと二股に分かれている場所にでた、アスファルトには直進が×で矢印は右になっているので右の林道を行く。まだ新しい感じの林道はぐるっと尾根を回り直進の林道と合流した、たぶん直進の林道は崩壊していて迂回路を作ったのかも。
歩きやすい林道をてくてくと歩いて行く、所々展望が開けていて荒川三山やコウモリ尾根がよく見えますその林道も途中で大きく崩落して途切れる。その先は林道も徐々に草に覆われてきている、ドラム缶などか散乱している広場に着き周りを見回せば小屋跡がありここが奈良田越し、少し戻り気味の林道を行くと東海パルプの奈良田越しの標柱が立っていました。周りにはケーブルの残骸が散乱していたり朽ちた小屋があった、いよいよここから登山の始まり。まずは白剥山まで針葉樹の森の中を登りますが、踏み跡は薄く色あせたリボンが時々出てくる位なので慎重に歩く。しかしこの登りでも私の足がなかなか思うように動かず、休み休み登りやっとの事で白剥山に到着した。この調子では当初予定していた白河内岳までとても行けないので目標を笹山に変更、chiyomiちゃんも頑張らなくてもいいから、ゆっくり行こうといわれた。すまん・・・・
白剥山からもしばらくは樹林帯の中を登っていく、途中にはシャクナゲの群落が出てきたりしたがおおむね踏み跡はしっかりと着いている。少し緩やかになりハイマツが出てきたと思ったらいきなり視界が開けて前方には笹山の山頂が見えてきた、しかしここからが遠かった。ハイマツ帯はなんとなく道は付いている感じで道を踏み外さないように慎重に進みます。ほんとうのハイマツの藪漕ぎは大変ですが、踏み跡があるとハイマツに覆われてはいても足がスムーズに前に出るので判る。夢中で歩いて行く内にぽっと笹山南峰に出た、南峰は樹林帯の中でした。良いビバークサイトも有りましたが少しでも先に進みたいので北峰まで行き山頂でビバーグする。テントを設営して中に入ったとたんに雨が降り出してきた。それからは降ったり止んだりで、せっかく展望の良い山頂に泊まっているのに、夕日も星空も満月も見ることが出来ずテントの中でまったりとしていた。今回軽量化したのでビールは無し、でもなにもないのも寂しいから焼酎を少し持ってきてお湯割りでちびちび飲んで、明日も早いので7時にはシェラフに入った・・・が、一晩中雨が降っていて雨音でなかなか眠れなかった。
22日
昨日は白河内岳まで行けなかったので、今朝も3時20分起床4時30分出発です。雨は朝方には止んでいたので助かりました、雨の中のテント撤収は慣れていないと大変ですものね。なんとか予定通りに山頂を後にして白河内岳を目指して出発、水が少なくなりザックが軽く感じる。いったん下り樹林帯の中を歩いて行く、樹林帯を抜けるとハイマツ帯の広い大地に飛び出た、岩ゴロで踏み跡も薄くなってきたので今度はケルンを探しながら登ると広い山頂の白河内岳に着きました。あいにくガスが出て展望は無かったので先に進むと、徐々にガスが取れて富士山もくっきりと見えてきた。大籠山からは360度の大展望だ!!富士山から笊ヶ岳、赤石、荒川三山とコウモリ尾根、塩見岳に続く仙塩尾根、その向こうには中央アルプス、農鳥から北岳とその向こうには八ヶ岳も見えます。
広い岩稜帯を稜線漫歩しながら最後の広河内岳を目指して行く途中、こちらに歩いてくる登山者と遭遇。二軒小屋登って初めて会った登山者です。聞くと昨日は農鳥小屋に泊まり今日は笹山まで行き奈良田に下りるとのこと、奈良田から笹山までの登山道が出来て周遊で歩く人が増えたらしい。広河内岳までの急登を登り山頂に着きました〜二年前に白根三山を縦走したときにまさかまたこの山に登るとは思ってもいなかった。でもその時に見た白根南陵の稜線は歩いてみたいと思わせるに十分な存在感で目の前に広がっていたのです。その南陵を歩いてまたこの山に登れて感無量、しばし景色に見とれていました。
大門沢下降点から下ります、今回は奈良田温泉には泊まらないで帰るので温泉とバスの時間を考えるとのんびりとはしていられない遅くとも3時には奈良田に下りなくてはならない。大門沢小屋まで休まずに下り、大門沢小屋でソーメンを食べる。前回はchiyomiちゃんはそばを食べてたけど今回はソーメンにすると言うので私もソーメンを頼んだ。ソーメンは美味しかったけど付け汁が濃すぎてしょっぱい、もしかして濃縮液を薄めずに出したのかもと二人で話す。一休みしてから一気に奈良田温泉まで下る、第一発電所から奈良田温泉までの車道歩きと日帰り湯奈良田の里温泉までの登り坂で精根尽き果てた・・・・温泉で汗を流して何はともあれ生ビール!!
そうそう、下部行きのバスの発車寸前に大きなザックを背負った男性二人が飛び込んできた。どこを登ったのか聞いたら笊ヶ岳を越えて、私たちの後を来たとのことでお互いにびっくりしたのでした。
コメント
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多分、同じバスで椹島までいっしょで、二軒小屋のビールタイムで、少し話をした単独ハイカーです。私は南ア南部は初めてだったので、三山+赤石周回でしたが、伝付からバリルートで奈良田テン泊とは恐れ入りました。この山域が好きなのですね――私も好きになりそうです−−いつかこのルートにも挑戦したいですねーー。
二軒小屋で少しお話しした方ですね。コメントありがとうございます。
私の相棒がこの山域が好きでよく歩いているのですよ。私はどちらかというと引っ張られている感じでなのす
でも、歩いてみると一部メジャーな山以外は静かで私も大好きになりました。アプローチが大変なのが難点ですが hirokok510さんも是非歩いてみて下さい。
moguさん はじめまして
22日の奈良田16:15発のバス中でお話させてもらいましたzenithと申します。同行のyakousei君と「かなり山に慣れた人達だねぇ」っと帰りに話してました。
過去レコを拝見して納得でした
しかし、やはりというか《ヤマレコ》ユーザーさんだったので先ほどビックリ&笑顔になりました
今後も楽しい山を
ヤマレコの最近合ったかものコーナーでもしかしたら、バスで会った方達かなと思っていました。
レポを拝見したら、小笊に直接登るランカン尾根を登られたのですね、凄いです!!
ヤマレコはこういう出会いがあるので楽しい
今回はバスの中でしたが(笑) 次はどこかの山でお会いできるのを楽しみにしています
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