朝日岳・大無間山・風イラズ縦走 one-hunterチルドレンがゆく
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- GPS
- 19:58
- 距離
- 45.9km
- 登り
- 5,071m
- 下り
- 5,036m
コースタイム
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:06
- 合計
- 10:56
天候 | 1日目 曇り時々晴れ 2日目 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
地下足袋
|
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感想
朝日岳・大無間の縦走が叶いました!
特に、風イラズ―大無間の区間は、以前に2度、栗代林道から大無間へ
日帰りで行こうとして風イラズで敗退しており、
とても思い入れのある計画でした。
風イラズまでの険しさに日帰りでは無理・・・と
自分の結論になっていたまま年月が経過、
今年に入って、朝日岳とつなげて1泊2日の計画が浮上。
覚悟を決めて、水は下から背負いました。
4.5L、荷物は14kgでした。
車2台で栗代林道と寸又峡温泉に置いて、朝日岳登山口からスタート。
1度目のトライ 2014年04月27日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-437079.html
2度目のトライ 2016年04月24日(日)
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-854254.html
〇寸又峡-朝日岳
今年は既になぜか3度目の登頂。
水を背負っての急登がきつかったですが、順調に登頂。
朝日岳まで登ったら、8割終わった気分となり、気持ちが軽くなってました。
〇朝日岳-三方嶺
5月の連休、わりと最近に通っていたので
前回同様、なんとなく方向に進むと尾根に乗っかれ、順調に通過。
日向沢の頭でお昼休憩。やたらに虫、アリが多かった印象。
マイヅルソウ、イワカガミが見られました。
三方窪に15時までに着いたら、三方嶺以降でテントということになりました。
三方窪まで順調に下りましたが、問題はそこからでした。
三方嶺への登りルートが不明瞭で、軌跡も見ましたが
結局正解わからずエイヤーと登りました。
最後の登りがきつかった。山頂にはキバナノコマノツメがたくさん咲いてました。
ここで1日目は力尽きて、三方嶺山頂泊。
3つテントを並べて、テント越しに実況中継しながら、
ご飯を食べたり、寝る支度したり、楽しかったです。
ハードな歩きから解放されるこの時間がたまらない。
〇三方嶺-大無間
朝起きたら、下の街の灯りが見えたり、梢越しに日の出、
池口岳や中ノ尾根山など深南部の山々の景色が望めました。
向かう大無間はすぐ目の前に見えました。
気分良く、大無間へ出発。
三隅池で大無間・大根沢を縦走する2人組とすれ違い、お互いびっくり。
登りに差しかかるとイワカガミがいっぱい、苔とともに森を演出、いい雰囲気でした。
マーカーもあり、ゆるやかで、調子よく登れ、
kinatsuruさんの初登頂をお祝いでした。
大無間登頂の喜びも束の間で、天気の崩れの心配もあったので先を急ぎました。
〇大無間−風イラズ
ここからが自分にとってのメインディッシュ。
風イラズを越えることができなかったので、どんな世界が広がっているのか
楽しみにしてきました。
師匠one-hunterさんいわく、この区間がいいのだと聞いていました。
歩きながら、必死に良さを感じたいと探しました。
急なところもあったけど、ゆるやかな稜線にたたずむ木々、
三つ合山あたりの鬱蒼としていながらもどこか落ち着く空気感。
地面いっぱいのイワカガミ。
数えきれない倒木。切れ切れの登山道・・・
一方に富士山、一方に深南部の景色・・・
少しでもわかれたらいいなぁと歩きました。
そのうちに、メンバーが落とし物事件発生。
私もこれまで山に数えきれない落とし物をしたので、いろいろ思い返されます。
ひとまず、あきらめて先に進むことになりました。
〇風イラズ−黒枯山-下降点
前回の大変さはすっかり忘れていました。
風イラズからの登りは険しく、気の抜けないところが連続でした。
そうか、こんなに険しかったから、もう日帰りは無理って思ったのでした。
地下足袋2日目で親指への負担で痛みが出始め、思い切り下れず、
足を横向きにして、かばいながらの下りでした。
以前に栗代林道から稜線への登りがやたら大変だった印象が強くありましたが、
幸い今回はマーカーもあり、効率よいルートで順調に下れました。
お昼から天気が崩れる予報で降り出しましたが、
林の中では影響のない程度で合羽を着なくて済みました。
前2回と違う作戦ですが、3度目の正直、風イラズ−大無間つながりました。
梅雨ですが、降られることない程度にお天気にも恵まれありがたかった。
そして何より、今回の計画にお付き合いくださったメンバー2人に感謝です。
こんな山行に付き合ってくれるお仲間は貴重な存在です。
重荷を背負ってきついといいつつ、2人とも、山が大好きさんです。
今回は水を背負う山行というのが一つ大きな経験値になりました。
これができたら、もっと山行のバリエーション広げられるかも!?
しばらくは軽い山がいいですが(^^;
でもひとつ大きな課題がクリアできて、大満足!
MGさん、kinatsuruさん、
今回メンバー3人ともone-hunterチルドレン。
これまで我らを山へ導いてくれた師匠いてこその山行だったとしみじみ・・・
&お天気、諸々感謝いっぱいです。ありがとうございました。
山行毎のテーマやチャレンジがあるのですが、今回の山行は私にとってとてつもなく大きな夢の一つでした
1大無間山登頂
2山行中の水を全て担ぐ
3メンタルとフィジカルの不安
1 静岡人なら大無間山は1度は登らなきゃと強い憧れがありました。いつかは登りたいと思ってはいたけど季節や天候やに左右され何度も計画は流されました。大無間山の初登頂が今回ルートになるなんて思ってもみなかったのが正直な感想ですが、尊敬するお二人にサポートしてもらいながら山頂直下では花道を譲ってもらい感無量でした
2 テン泊の経験が今まで3回しかなかったし、1泊2日分のお水を全て担ぐ計画
ざっと見積もっても最低3.5リットル実際には4リットル超え...普段から軽荷でも貧脚なので担ぎ上げれるのか不安でしかなかった。
朝日岳の急登は高度が増す毎に一歩踏み出すのがしんどくてもう帰ろうかと思ったががんばれ!一歩ずつだ!と自分にエール(笑)
何とか登り山頂では大休憩を懇願し気合を入れ直す
やっと三峰嶺に着いて力尽きその場で幕営を懇願しお二人に許しを請う。
3 今まで山行計画の中にテン泊がわずか3回山小屋2回と経験が少ない。家庭の事情もあるがメンタルの弱さもあった。テン泊装備ではその重いザックにフィジカルもメンタルもやられてしまう。両方弱くて話にならないのですが、強くなるにはやはり経験を積むに限ると今回の山行でお二人から学びました
大無間山は田代や明神から登るのが一般的ですが
尊敬する山ジョのお二人のサポートで朝日岳〜大無間〜風不入を1泊2日で歩くことが出来ました
初日
朝日岳 ただただ重荷が肩に食い込み辛かった
三方窪 倒木や笹薮あり道も不明瞭 雰囲気は大好きな場所
三方嶺 山頂はキスミレが咲き乱れ、こちらも少し遠慮しながら幕営地と決めた
展望も最高
2日目
大無間山 感無量
この区間の景色がとても素敵だった。朝見た深南部とは方向が変わって慣 れ親しんでる安倍奥や南に焼津アルプスが見てとれた 笊やその奥には天子山塊も見える。もちろん富士山も雲海の座布団を敷いて鎮座していた
風不入 途中スマホを落としのに気付き一旦来た道を戻るが、登り返す道は険しく、安全確保と自分への戒めでスマホ捜索を断念した。自分の事のように心配し探そうと動きだしてくれたお二人に感謝と嫌な気持ちにせてしまったのではないかと猛省。
確かにスマホを落としたのは痛手だけど、これも良い経験になる。同じ失敗を繰り返さないようにしなければいけない
栗代林道 長かった 高巻きもある
林道ゲートに着くころはまるでロボコンの様な歩き方だった
体はボロボロのぼろ雑巾のようになってが、気分は清々しく同時に師匠の愛弟子ともいえるお二人と同行させてもらい感謝しかないです
今後もいろんな計画を立てて時間の許す限り山行を楽しんで行きたいです
コメント
この記録に関連する登山ルート
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その後白峰南嶺のバリエーションルートやらやるようになり、one-hunterさんの踏み跡が縦横無尽にあることに驚き、ちょくちょく参考にさせて頂きました。
二年前の椹島でお会いした際に覚えてくださっていてとても嬉しかったことを記憶しております。
私がone-hunterさんのレコ、踏み跡興味深く拝見するようになったのはもう小屋退かれた後、登山始めたのがもう4〜5年早かったら小屋通い詰めてたのではと思っているのですがこればかりは仕方ないですね。
kaikaireiさんのレコでone-hunterさんのこと知りました。
このレコでおやっと思い、体調でも崩されたのかと伺おうと思っていたのですが書き込めず仕舞いでした。
昨今の時勢柄や自身山岳会のアルパインに傾注してることもあって南アルプス南部や白峰南嶺、深南部からは足が遠退いてしまっておりますが、自由にこの山域歩けるようになった折にはまたレコ参考にさせてください。
大根沢大無間とやってこのルートはいずれ歩いてみたいと思ってました。
本当にありがとうございました。
ご連絡ありがとうございます。
これまでにも度々、私たちの記録にコメントくださり、地元でないにも関わらず、南アルプスのマイナーなところまで、ご興味くださり、うれしく思っておりました。
レジェンドを失って、まだまだ、さみしいばかりです。
one-hunterさんの足跡頼りに冒険、応援してくださると思います。また、南アルプスや深南部へおいでいただける日が近くありますように。
今月11月上旬に、前無間山から風不入方面へ少し下った辺りでスマホを拾いました。
この記録を拝見させていただき、もしかしたら落とされたスマホではないかと思い投稿しました。
色はゴールドで、アップルマークは消えて見あたりませんが、おそらくiPhoneと思います。
もし落とされたスマホで、まだご必要でしたらお送りいたします。
風雨にさらされもう起動しないと思いますが、SDカードから写真等のデータが取り出せるかもしれませんし。
個人情報の問題もありますので、局止め郵送や、山岳会に所属していましたらそちらの代表者へお送りいたします。
ご不要でしたら、こちらで携帯キャリアショップで裁断廃棄いたします。
はじめましてkinaturuです
間違いなく私が落としたスマホです
まさか拾ってくださる方がいらっしゃるなんて思ってもいなかったので驚きました
歩いた人にしか分からないあんな険しい山道で荷物を増やしてしまい申し訳なかったです
この感謝の気持ちを上手く言葉で表現することが出来ない自分が不甲斐ないですが
この度は誠にありがとうございました
深く感謝しております
改めてメッセージを送らせていただきます
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