南アルプス 塩見岳〜間ノ岳〜北岳縦走
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 53:35
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 3,155m
- 下り
- 3,295m
コースタイム
自宅4:10-7:45鳥倉駐車場8:00-8:30鳥倉登山口8:30-9:43 5/10ポイント9:44-
11:07三伏峠小屋11:47-12:00三伏山12:03-12:58本谷山13:00-15:00塩見小屋
第2日目
塩見小屋5:10-6:28塩見岳西峰6:33-6:36塩見岳東峰6:42-7:20蝋燭岳分岐7:20-
9:10北荒川岳9:15-12:15熊の平小屋13:00-13:44三国平13:50-14:38水場14:45-
15:51稜線分岐15:51-16:05農鳥小屋
第3日目
農鳥小屋4:55-6:16間ノ岳6:20-7:45北岳山荘7:50-9:07北岳9:17-10:05北岳肩ノ小屋10:15-
11:33白根御池小屋11:45-13:35広河原14:10(バス)-16:05甲府16:32あずさ30号17:31八王子17:36-18:00自宅
天候 | 晴れ→曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
帰りは広河原から甲府までバス。甲府からあずさ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
白根御池小屋から広河原の登山道が雨で濡れ、最も滑りやすい区間であった。 木の根と小石と足の疲れと精神的緩みから何度となく足を滑らせた。 他は特に問題では無いが北荒川岳の南斜面はお花畑が美しい。この稜線ルート(仙塩尾根)のオアシス的存在だ。 塩見岳は意外に険しい場所が有る。滑落要注意だ。 |
写真
装備
個人装備 |
バックパック 1 キトラ30L
救急用品 1 薬、虫さされ、痛み止め、歯ミガキセット
緊急用品 1 ヘッデン、アルミブランケット,トイレットペーパー
雨具 1 モンベル
ストーブセット 最小 1 ストーブ小、コッフェル小
食事セット 1 コップ、フォーク
食料 1 カップめん3、コンビーフ,他多数
水タンク 1 1.5L
PETタンク 1 0.5L
ストック 1
手袋 1 夏用
帽子 1
サングラス、コンタクト 1
地図 1
衣類 1 靴下2、フリーツ1、タオル、シャツ、パンツ、ハンカチ、ウインドブレーカー
消毒用焼酎 1 100ml
スマホ充電器 1
トータル重量 12kg
|
---|
感想
今年もいよいよアルプスの夏山シーズンの到来だ。
天気が安定せず行けずにいたが天気予報が良いので向かうことにした。
当初は広河原から登り北岳、間ノ岳、農鳥小屋経由で塩見岳に向かう計画であったが、すべて午後からピークハントすることになり、夏場はたいてい午後から天気がくずれるのと体力的に後に登るのは厳しい事から逆回りにした。問題は交通手段であったが、RYOUがバイトが休みということで小遣いを渡して250kmを送ってもらうことにした。ナビ設定の誤りで30分程ロスしたが(1本南側の釜沢を設定)、途中で気が付き軌道修正して鳥倉駐車場に到着した。
この先まで車で入れると見込んでいたが一般車は駐車場より先には入れない。バスはゲートを開けて登山口まで入れる。
登山計画書をポストに入れ、今回はスマホにマップル社の山と高原地図をダウンロードしてGPSで位置を確認して登山した。ソフトバンクアイフォンなので3日間メールも電話も圏外でできなかったがGPSはいつでも使える。電源を切り位置を確認するときだけONにするのが良い。バッテリーを持参したがこの使用法で使うことは一切無かった。次回は重いので持参はやめよう。
登山口に向かって歩いている間に伊那大島からのバスに抜かれた、ほぼ満員だ。
バスのメンバーと一緒になって登る。小田急相模原の鶴岡さんと雑談しながらしばらく一緒に登るがフットワークの良い彼は先に向かった。駅で寝ながらバスで来られたとの事。このバスに乗るために遠方からだと私か鶴岡さんの手しかない。
昨夜の神宮のビールが汗となり吹き出る。半端じゃない量だ。三伏峠まで意外に勾配が有り結構厳しい。バックパックはキトラ30L、重量は12kg。靴はLOWA。いつもより約5kg重いのが効く。
三伏小屋では塩見小屋まで向かう若者と一緒になった。
三伏山では塩見岳が顔を覗かせた。
樹林帯と本谷山のお花畑を抜け厳しい岩登りを過ぎると小屋だ。満員で予定変更したため一般の宿泊施設ではなく
食事する場所で寝る事になった。皆が食事が終わってからやっと部屋に入れる。
食事も人数が多いので4グループ程に分かれた。夕食は17時20分から、朝食は
4時からだ。鶴岡さんと合流し夕食を共にした。楽しい食事だった。起床は食事の準備で2時45分には起床して欲しいとの事。覚悟はしてきたので了承した。おかげで天の川付きの満天の星空を見る事が出来た。
いつものことだがなぜか食欲が無い。炭酸は胃が膨れゲップがでるので気持ち悪くなる。
次回から山で炭酸は飲むのは控えよう。
トイレは便器カバー袋タイプで衛生的だ。
朝日が本日歩く稜線に登る。とても美しい。塩見岳にも朝日が照らし第2日目のスタート。
岩肌が部分的であるが剱岳の様だ。しかもくさりは無い。滑落に気を付けて慎重に登る。西峰、東峰に登り目標達成だ。北には間ノ岳、北岳、甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が見える。東には富士山が見える。南には悪沢岳が見える。360°の絶景パノラマだ。来て良かったとこの景色を見ると思う。今日歩く稜線が明確に遥か彼方の間ノ岳方向に向かっている。
あせらず急いで向かう。予定より早く小屋を出ているがコースタイムより遅れている。やはり距離が長い。長すぎて目標タイムを失う。農鳥小屋まで着けるのか?
12時過ぎに熊の平小屋に着き恵まれたのは水量が豊富であったことだ。
たっぷり水を頂き昼食を食べいい雰囲気の小屋のおかげで疲れが癒された。
いつかこの小屋に泊まれるような計画を組みたい。
当初の計画通り向かうことにした。13時の事だ。おかげでパワーアップでき、登りもガンガン行ける。途中の水場で再び休息し一気に農鳥小屋に向かう事が出来た。今回の登山は水が大事なことを思い知った。農鳥小屋は幸い満員ではなくゆっくり休息を取る事が出来た。19時には寝て3時30分には起床した。熟睡だ。
第3日目は天気が良くない。霧だ。
天気予報は午前中晴れと言っているが山の上は実に難しい。結局1日中霧の中を
歩くはめになった。せっかく来たのに残念だ。日本一高い稜線を天気が良い中で
歩きたかった。北岳肩ノ小屋で昼食にしたが過去に経験した事が無い問題が発生した。
ストーブに着火するターボライターが着かない。オイルライターならと思いこのような事態を想定したがこれも着火しない。お湯を沸かすのを諦めコンビーフを食べ昼食とした。下山したら考えないといけない。3000mを超えると火が着かない。
こうなると早く家に帰ることを考えた。予定では16時15分発の広河原から甲府へのバスであったが。14時10分発に乗る事が出来た。草すべりで早く歩けたのが大きい。一番怖かったのは白根御池小屋から広河原の登山道だ。、
雨で滑り木の根が多く小石が濡れるため登山靴のソールでも効かない。何回か滑った。
バックパックが腰に当たり擦れて痛いのでタオルでサポートした。フレームを帰ってから曲げることで対応した。
甲府からあずさで帰るが飲みながら帰れるのもいいもんだとつくづく思った。
家に帰るとRyouから内定の吉報を聞いた。昨年と同じような光景にYuuの時も
山に行かないと行けないかと笑った。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する