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Yamareco

記録ID: 3302981
全員に公開
ハイキング
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山 (馬返し登山口より往復)

2021年06月26日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:12
距離
11.2km
登り
1,420m
下り
1,419m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
5:48
休憩
0:24
合計
6:12
5:34
5:34
11
5:45
5:46
18
6:27
6:33
23
6:56
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13
7:10
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20
7:30
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7
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26
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3
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8:38
8:42
18
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8
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16
10:55
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12
11:07
11:07
19
天候 曇のち晴。山頂部は西の風たぶん10m/s以上で、長袖シャツ一枚では冷えました。
この日の午後は雷に要注意!との予報でした。八ヶ岳の稜線で雷雲に巻かれてもうダメかと思ったことが以前あったので、今回お昼前後には樹林に逃げ込めるよう早朝スタートしました。下山後、午後3時頃までは山頂部まで見えていましたが、5時頃になると山全体が雲に覆われ雷鳴が聞こえてきました。山中はどうだったんでしょう。雷は嫌いです。
過去天気図(気象庁) 2021年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
盛岡市中心部から国道4号・282号、県道278号を経て馬返し登山口へ約20km。駐車場は3つあってそれぞれ広く、下山時(正午頃)にも余裕がありました。
コース状況/
危険箇所等
2.5合目から7合目まで上りに旧道、下りに新道を使いました。程度の差はあれ、どちらにもザレ・ガレ・岩場があります。旧道は踏み跡とペンキマークをよく見ながら進むと(上りだとちょっと分かりにくいですが)スムーズに行けました。外すと難しくなるのですぐ分かります。新道は路面が多少マシで多分速く下りられますが、蒸し暑く、また眺望がきかないので楽しさは今ひとつ。我慢の道でした。
その他周辺情報 下山後、岩手山をぐるっと北側に回り込み、松川温泉で日帰り入浴。硫黄の匂いたっぷりの白濁湯を満喫できました。八幡平周辺は秀逸な温泉が多いですね。
馬返しの駐車場に車を停めて数分ばかり上がると芝生が広がり、東屋と水場(飲めます)があります。奥には岩手山が見えますが、上のほうはガスっぽいですね。絶好調とはいえない空模様ですが、それでも続々と人が集まるところはやはり百名山です。
2021年06月26日 05:12撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 5:12
馬返しの駐車場に車を停めて数分ばかり上がると芝生が広がり、東屋と水場(飲めます)があります。奥には岩手山が見えますが、上のほうはガスっぽいですね。絶好調とはいえない空模様ですが、それでも続々と人が集まるところはやはり百名山です。
さて、登山口です。
2021年06月26日 05:13撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 5:13
さて、登山口です。
最初は延々と樹林帯の中を進みます。標高1000m付近まで来て、はじめて空が開けました。
2021年06月26日 05:54撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 5:54
最初は延々と樹林帯の中を進みます。標高1000m付近まで来て、はじめて空が開けました。
ニ・五合目。左は旧道、右は新道。左を行きました。
2021年06月26日 06:02撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:02
ニ・五合目。左は旧道、右は新道。左を行きました。
オダマキの花。前日登った早池峰山には青いミヤマオダマキばかりでしたが。
2021年06月26日 06:10撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:10
オダマキの花。前日登った早池峰山には青いミヤマオダマキばかりでしたが。
旧道三合目。ちょっとした広場に、構造物の跡のようなものがあります。
2021年06月26日 06:13撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:13
旧道三合目。ちょっとした広場に、構造物の跡のようなものがあります。
振り向けば雲海。
2021年06月26日 06:20撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:20
振り向けば雲海。
おや、エゾツツジではないですか。北海道の花だとばかり思っていましたが、青森や岩手にも分布するということを今回初めて知りました。
2021年06月26日 06:23撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:23
おや、エゾツツジではないですか。北海道の花だとばかり思っていましたが、青森や岩手にも分布するということを今回初めて知りました。
旧道四合目。
2021年06月26日 06:28撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:28
旧道四合目。
花穂となったチングルマ。
2021年06月26日 06:31撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:31
花穂となったチングルマ。
再びエゾツツジ。今回、この旧道区間だけで目にしました。
2021年06月26日 06:33撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:33
再びエゾツツジ。今回、この旧道区間だけで目にしました。
ガレとザレの旧道を一歩ずつ踏みしめて登ります。白い小さなペンキマークがポツポツとありますので、それを目安に踏み跡を探してたどると失敗がないように感じました。とるべきコースを外すと途端に難しくなります。
2021年06月26日 06:39撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:39
ガレとザレの旧道を一歩ずつ踏みしめて登ります。白い小さなペンキマークがポツポツとありますので、それを目安に踏み跡を探してたどると失敗がないように感じました。とるべきコースを外すと途端に難しくなります。
旧道五合目。
2021年06月26日 06:48撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:48
旧道五合目。
岩場にロープが出てきました。使わなくても登れましたが、雨の日の下り用かな。
2021年06月26日 06:50撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 6:50
岩場にロープが出てきました。使わなくても登れましたが、雨の日の下り用かな。
旧道六合目の大岩。ロープが張られていて入れないようになっています。向こう側に深い雨裂でもあるのでしょう。
2021年06月26日 07:06撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:06
旧道六合目の大岩。ロープが張られていて入れないようになっています。向こう側に深い雨裂でもあるのでしょう。
ウコンウツギ。これも北海道の花で、利尻山の樹林帯にたくさん咲いていたのを覚えています。北国の山であることを実感させられる植生です。
2021年06月26日 07:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:22
ウコンウツギ。これも北海道の花で、利尻山の樹林帯にたくさん咲いていたのを覚えています。北国の山であることを実感させられる植生です。
標高1700m付近ではシラネアオイが樹間にたくさん花をつけていました。
2021年06月26日 07:27撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:27
標高1700m付近ではシラネアオイが樹間にたくさん花をつけていました。
七合目。旧道と新道が合流します。背後の山頂部がこの写真ではうっすらと見えていますが、実際にはほぼずっとガスの流れに覆われて見えませんでした。
2021年06月26日 07:30撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:30
七合目。旧道と新道が合流します。背後の山頂部がこの写真ではうっすらと見えていますが、実際にはほぼずっとガスの流れに覆われて見えませんでした。
八合目避難小屋です。
2021年06月26日 07:33撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:33
八合目避難小屋です。
朝7時半過ぎ、まだ人の少ない八合目避難小屋。かつてはここに測候所があったとか。
2021年06月26日 07:37撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:37
朝7時半過ぎ、まだ人の少ない八合目避難小屋。かつてはここに測候所があったとか。
不動平で進路を右にとり、山頂を目指します。標高1900mを超えるとご覧のようにガスがますます濃くなり、しかも左から右へ強い勢いで流れていきます。
2021年06月26日 07:52撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 7:52
不動平で進路を右にとり、山頂を目指します。標高1900mを超えるとご覧のようにガスがますます濃くなり、しかも左から右へ強い勢いで流れていきます。
火口縁に取り付きました。風の強い中を最高峰の薬師岳へ、石仏に見守られながら進みます。
2021年06月26日 08:07撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/26 8:07
火口縁に取り付きました。風の強い中を最高峰の薬師岳へ、石仏に見守られながら進みます。
右側(風の当たらない側)にコマクサが咲いていました。時期的にまだ早いんでしょう。花が開いていませんでした。
2021年06月26日 08:08撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
1
6/26 8:08
右側(風の当たらない側)にコマクサが咲いていました。時期的にまだ早いんでしょう。花が開いていませんでした。
イワウメ。こちらは風をもろに受ける左側斜面にへばりついて健気に咲いていました。
2021年06月26日 08:15撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:15
イワウメ。こちらは風をもろに受ける左側斜面にへばりついて健気に咲いていました。
岩手山登頂です。しかし展望はきかないは風が強くて寒いはで、長居は無用。早々と山頂を後にしました。
2021年06月26日 08:22撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:22
岩手山登頂です。しかし展望はきかないは風が強くて寒いはで、長居は無用。早々と山頂を後にしました。
火口縁を進んでいくとガスが次第に取れてきましたよ。
2021年06月26日 08:31撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:31
火口縁を進んでいくとガスが次第に取れてきましたよ。
ずっと進んで火口縁から少し下りたところに、岩手山神社奥宮がありました。
2021年06月26日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:40
ずっと進んで火口縁から少し下りたところに、岩手山神社奥宮がありました。
鳥居だったらしき円柱が倒れています。
2021年06月26日 08:40撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:40
鳥居だったらしき円柱が倒れています。
立派な石碑です。縣社岩手山神社奥宮、昭和二年五月、岩手中学校等々と刻んでありました。
2021年06月26日 08:42撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:42
立派な石碑です。縣社岩手山神社奥宮、昭和二年五月、岩手中学校等々と刻んでありました。
火口縁からそろそろ下りようかというとき、ガスが晴れて山頂が見えました。ほんの一瞬でしたが・・・
2021年06月26日 08:48撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:48
火口縁からそろそろ下りようかというとき、ガスが晴れて山頂が見えました。ほんの一瞬でしたが・・・
さて、下ります。緑のじゅうたんの中にしずまる八合目避難小屋。
2021年06月26日 08:51撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 8:51
さて、下ります。緑のじゅうたんの中にしずまる八合目避難小屋。
八合目避難小屋の水場です。あまり勢いはありませんが、ちゃんと出ていました。
2021年06月26日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 9:14
八合目避難小屋の水場です。あまり勢いはありませんが、ちゃんと出ていました。
陽もさすようになって居心地のいい山上でしたが、団体客も含めてだいぶ賑やかになってきました。下山しましょう。
2021年06月26日 09:28撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 9:28
陽もさすようになって居心地のいい山上でしたが、団体客も含めてだいぶ賑やかになってきました。下山しましょう。
七合目。2時間前には見えなかった山頂部がはっきり見えます。
2021年06月26日 09:36撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 9:36
七合目。2時間前には見えなかった山頂部がはっきり見えます。
下りは新道を使いました。程度の差はあっても結局、ガレ・ザレ・岩場があるところは旧道と同じです。梯子も短いですが数ヶ所にありました。
2021年06月26日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 9:41
下りは新道を使いました。程度の差はあっても結局、ガレ・ザレ・岩場があるところは旧道と同じです。梯子も短いですが数ヶ所にありました。
新道は灌木帯の中を延々と進みます。風が通りにくく、地面の照り返しで厚く感じます。旧道で下りたほうが楽しかったかなと後悔が頭をよぎりますが、旧道のオーバーユースを防ごうとする狙いもあるのかもしれないなと想像しました。
2021年06月26日 09:41撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 9:41
新道は灌木帯の中を延々と進みます。風が通りにくく、地面の照り返しで厚く感じます。旧道で下りたほうが楽しかったかなと後悔が頭をよぎりますが、旧道のオーバーユースを防ごうとする狙いもあるのかもしれないなと想像しました。
標高1000mを切って、下界が見えてきました。
2021年06月26日 10:44撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 10:44
標高1000mを切って、下界が見えてきました。
登山口で見つけた石碑。戦前のもので、厳手富士と刻まれています。厳手、岩鷲など変え字がいくつもあるのは、この山が長い間地元で親しまれてきたからなのだろうと想像しました。
2021年06月26日 11:29撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 11:29
登山口で見つけた石碑。戦前のもので、厳手富士と刻まれています。厳手、岩鷲など変え字がいくつもあるのは、この山が長い間地元で親しまれてきたからなのだろうと想像しました。
登山口から再び仰いだ岩手山。お昼前になってまたガスが増えてきたようです。楽しませていただきました。ありがとうございました。
2021年06月26日 11:32撮影 by  Canon PowerShot G5 X, Canon
6/26 11:32
登山口から再び仰いだ岩手山。お昼前になってまたガスが増えてきたようです。楽しませていただきました。ありがとうございました。
時間を余らせてしまったので下山後に車を走らせた八幡平アスピーテラインの見返り峠。南部片富士ですね。
2021年06月26日 15:20撮影 by  iPhone 8, Apple
6/26 15:20
時間を余らせてしまったので下山後に車を走らせた八幡平アスピーテラインの見返り峠。南部片富士ですね。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 飲料 ハイドレーション 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト カメラ

感想

今回初めてこのお山に登ってヘェーと思ったのが、利尻や日高と同じ花が咲いていることでした。ひとつはエゾツツジ、もう一つはウコンウツギ。調べてみると確かに岩手県あたりが分布の南限でした。さすが東北北部の山、中部山岳はもちろん飯豊などとも違いますね。おそれいりました。

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