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Yamareco

記録ID: 330351
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無雪期ピークハント/縦走
白山

白山 〜激闘の平瀬道ピストンと高山植物の楽園〜

2013年08月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:50
距離
13.7km
登り
1,474m
下り
1,473m

コースタイム

09:05 大白川登山口 発
11:13 大倉山避難小屋
12:24 カンクラ雪渓
13:02 アルプス展望歩道分岐
13:36 白山室堂
14:17 白山御前峰 着
(昼食休憩)
14:41 白山御前峰 発
15:08 白山室堂 着
(周辺で写真撮影、小休憩)
15:44 白山室堂 発
16:15 カンクラ雪渓
16:44 大倉山避難小屋
17:54 大白川登山口 着
天候 快晴なるも山頂は雲多し
風は穏やかで快適
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
・大白川登山口駐車場を利用
・200台は停められそうだが8時45分の時点では余地は残りわずか
コース状況/
危険箇所等
≪道の状況≫
・非常によく整備されていて登山者も多いので安心して歩けます。
・崩壊地の上を通過する区間が数か所有り。ガスっていたりすれ違う時に滑落しないよう注意のこと。
・大白川から御前峰まで距離約8辧標高差約1450mのロングコースなので、健脚でないと日帰りは難しいと思われます。

≪登山ポスト≫
・大白川登山口避難小屋に有り

≪トイレ≫
・大白川登山口と白山室堂に公衆トイレ有り。
・大倉山避難小屋にあるのは携帯トイレを使うスペースでトイレは無い。

≪温泉情報≫
・大白川温泉しらみずの湯を利用
http://hidahakusan.jp/spa/

≪危険動物情報≫
・ヘビ:遭遇せず
・ヒル:遭遇せず
・クマ:遭遇せず。しかし棲息しているようなので単独行は熊鈴必携。

出発前の白水湖畔にて
快晴に恵まれ絶好の登山日和
2
出発前の白水湖畔にて
快晴に恵まれ絶好の登山日和
足元咲いていたネジハナ
足元咲いていたネジハナ
大白川登山口
白山御前峰山頂まで約8キロ、標高差1450mの旅が始まる
大白川登山口
白山御前峰山頂まで約8キロ、標高差1450mの旅が始まる
ヤマアジサイが出迎えてくれた
ヤマアジサイが出迎えてくれた
綺麗なブナの森を登る
綺麗なブナの森を登る
アカモノの実
シナノオトギリ
ヨツバヒヨドリ
白水湖がはるか眼下に見える
白水湖がはるか眼下に見える
ヤマハハコ
アザミ
ノリクラアザミかな??
アザミ
ノリクラアザミかな??
別山方向を望む
山頂方向には雲がかかってきたが…
1
別山方向を望む
山頂方向には雲がかかってきたが…
アキノキリンソウ
2013年08月03日 10:47撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
8/3 10:47
アキノキリンソウ
大輪のハナニガナ
大輪のハナニガナ
オオバギボウシ
ブルーベリーみたいな実
ブルーベリーみたいな実
センジュガンピ

なかなか気品のある花
2013年08月03日 11:03撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
1
8/3 11:03
センジュガンピ

なかなか気品のある花
カラマツソウ
御前峰山頂方向だが雲がかかってきてしまった
御前峰山頂方向だが雲がかかってきてしまった
大倉山避難小屋に到着
ここまで2時間強
しかしまだ先は長いぞ
大倉山避難小屋に到着
ここまで2時間強
しかしまだ先は長いぞ
ゴゼンタチバナ

白山御前峰で見つかったのが名前の由来
1
ゴゼンタチバナ

白山御前峰で見つかったのが名前の由来
カニコウモリ??

とても小さい花
葉がカニの甲羅に似ているのが花名の由来
カニコウモリ??

とても小さい花
葉がカニの甲羅に似ているのが花名の由来
ハナニガナ
イブキトラノオ
登ってきた大倉山を振り返って
登ってきた大倉山を振り返って
ヨツバシオガマ
白水湖源流部のダイナミックな滝
白水湖源流部のダイナミックな滝
トリアシショウマ
トリアシショウマ
ピンク色のイブキトラノオ
ピンク色のイブキトラノオ
ハクサンフウロ
稜線に出てから山頂まで沢山咲いている
ハクサンフウロ
稜線に出てから山頂まで沢山咲いている
ハクサンフウロがいっぱい
ハクサンフウロがいっぱい
ニッコウキスゲ
シモツケソウ

伊吹山では盛夏の山頂を彩る花
シモツケソウ

伊吹山では盛夏の山頂を彩る花
ミヤマシシウド
マルバタケブキ??
大輪の花で目立つ
マルバタケブキ??
大輪の花で目立つ
シュロソウ
アオヤギソウ

花が赤いものはシュロソウというらしい
アオヤギソウ

花が赤いものはシュロソウというらしい
ミヤマキンポウゲ
2013年08月03日 11:35撮影 by  Canon PowerShot SX130 IS, Canon
8/3 11:35
ミヤマキンポウゲ
ミヤマキンポウゲの群落
ミヤマキンポウゲの群落
オタカラコウ

伊吹には近親種のメタカラコウがある
オタカラコウ

伊吹には近親種のメタカラコウがある
ヤマゼリ??
崩壊地上を通過する区間
右に落ちるとまず登って来れない…
崩壊地上を通過する区間
右に落ちるとまず登って来れない…
タカネマツムシソウ

散りかけで残念
タカネマツムシソウ

散りかけで残念
稜線上はシモツケソウ、イブキトラノオ、ハクサンフウロのお花畑
稜線上はシモツケソウ、イブキトラノオ、ハクサンフウロのお花畑
とにかく階段が多くて足に負担がかかること
とにかく階段が多くて足に負担がかかること
ナナカマドの花
コイワカガミ
アオノツガザクラ

木曽駒でも咲いていたが撮り逃していたのでうれしい
アオノツガザクラ

木曽駒でも咲いていたが撮り逃していたのでうれしい
チングルマ
コバイケイソウ

コバイケイソウが出てくると室堂平は近い
コバイケイソウ

コバイケイソウが出てくると室堂平は近い
今日会いたかった花その1

ハクサンコザクラ
今日会いたかった花その1

ハクサンコザクラ
ハクサンコザクラ

真中が少し淡い色の個体
ハクサンコザクラ

真中が少し淡い色の個体
雲が切れて御前峰が見えた
雲が切れて御前峰が見えた
雪渓の端はハクサンコザクラの大群落
雪渓の端はハクサンコザクラの大群落
クルマユリ

コオニユリかも
違いは葉っぱで見分けるのだが写っていないとは
クルマユリ

コオニユリかも
違いは葉っぱで見分けるのだが写っていないとは
ミツバオウレン??
バイカオウレン??
ミツバオウレン??
バイカオウレン??
やっとのことで室堂に到着〜
やっとのことで室堂に到着〜
ミヤマタンポポ
平地のものよりかなり大型
ミヤマタンポポ
平地のものよりかなり大型
花名調査中
御前峰への登拝道

山頂まであと少しだが、すでにバテバテ
1
御前峰への登拝道

山頂まであと少しだが、すでにバテバテ
ヒメクワガタ
ゴマノハグサ科クワガタソウ属

好ましい配色の可愛い花
ヒメクワガタ
ゴマノハグサ科クワガタソウ属

好ましい配色の可愛い花
イワギキョウ
イワギキョウ

一輪でも様になる
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イワギキョウ

一輪でも様になる
御前峰山頂への最後の坂道
御前峰山頂への最後の坂道
御前峰山頂から望む白山室堂
御前峰山頂から望む白山室堂
大汝峰
時間切れ(体力切れ)で池めぐりは断念…
大汝峰
時間切れ(体力切れ)で池めぐりは断念…
御前峰山頂に到達!
3
御前峰山頂に到達!
御前峰山頂の三角点
御前峰山頂の三角点
空が一段と近づいた感じ

さだまさしの『僕は空になる』を鼻歌で歌う
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空が一段と近づいた感じ

さだまさしの『僕は空になる』を鼻歌で歌う
イワツメクサ
山頂付近に咲くハクサンフウロ
山頂付近に咲くハクサンフウロ
ハクサンフウロ三連星
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ハクサンフウロ三連星
オンダテ

白い花が終わり掛けになると赤く色づく

miya162さんご教示ありがとうございます!
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オンダテ

白い花が終わり掛けになると赤く色づく

miya162さんご教示ありがとうございます!
御前峰を背景にクルマユリ
3
御前峰を背景にクルマユリ
コバイケイソウ咲き乱れる室堂平から御前峰
1
コバイケイソウ咲き乱れる室堂平から御前峰
今日会いたかった花その2

ミヤマクロユリ
今日会いたかった花その2

ミヤマクロユリ
仲良く寄り添って咲くミヤマクロユリ
2
仲良く寄り添って咲くミヤマクロユリ
室堂平近くのミヤマクロユリの大群落
2
室堂平近くのミヤマクロユリの大群落
御前峰をバックにミヤマクロユリ

絶対この構図で撮りたかった一枚
1
御前峰をバックにミヤマクロユリ

絶対この構図で撮りたかった一枚
一輪だけでも気品にあふれる花
一輪だけでも気品にあふれる花
青空をバックに咲くミヤマクロユリ
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青空をバックに咲くミヤマクロユリ
ハクサンコザクラもいっぱい
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ハクサンコザクラもいっぱい
とても小さいサクラソウ科の花
とても小さいサクラソウ科の花
さらば白山
また来る日まで
さらば白山
また来る日まで
カワラナデシコ
キヌガサソウ
夕日を浴びる白水湖が見える
暗くなるまでに戻れるのか…!?
夕日を浴びる白水湖が見える
暗くなるまでに戻れるのか…!?
東にずっと見えている山

三方崩山かな?
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東にずっと見えている山

三方崩山かな?
夕闇迫る大白川登山口に無事帰還

なんとか暗くなるまでに戻れた
夕闇迫る大白川登山口に無事帰還

なんとか暗くなるまでに戻れた
帰りの県道にて

こんな高いところによく道を作ったものだ
もちろん道端に寄ってみる度胸は無い…
帰りの県道にて

こんな高いところによく道を作ったものだ
もちろん道端に寄ってみる度胸は無い…
撮影機器:

感想

花の百名山の代表格である白山。
夏になったら絶対に登りたい山の一つでした。
中でも見たみたいのがミヤマクロユリとハクサンコザクラ。
7月下旬から8月上旬までが最盛期とのことで登るチャンスをうかがっていましたが…。
7月20日は白山は快晴なるも山に行く準備ができず、翌週27日は準備万端で待っていたら戻り梅雨のため山は荒れ模様…。
個人的に今年のラストチャンスだった8月3日、1週間晴れるかどうかやきもきさせられましたが、幸いにも天候は快晴。
これまではるか彼方に仰ぎ見るばかりだった白山へいざ出発です。

今回の白山山行は大白川から平瀬道経て最高峰の御前峰に登頂、時間があれば池めぐりコースをまわって、室堂平で高山植物の撮影をして、今日のうちに大白川に戻る予定です。
この行程なら白山室堂で一泊すればゆとりをもって山と花を楽しめますが、8月の数少ない休暇は仙丈ケ岳にまわしてしまったので、今回は日帰りで。
往復距離、高低差とも自身最高となる行程ですが、これまでのトレーニングで鍛えた成果を試してみようとうこともあって、挑戦してみました。

≪感想執筆中≫

〜簡易版概要〜

・稜線にあがるまではブナ林の中を登る気持ちのいい道。花は少なめ。
・稜線に出ると一気に花が増える。ミヤマキンバイ、イブキトラノオ、シモツケソウ、ハクサンフウロ、ニッコウキスゲのお花畑が登山道わきに展開する。
・カンクラ雪渓を過ぎ、コバイケイソウが出てくると室堂平の平坦地は近い。室堂平ではアオノツガザクラ、コバイケイソウ、そしてミヤマクロユリ、ハクサンコザクラが咲き乱れ、まさに高山植物の楽園。
・室堂平から御前峰へ。登拝道脇にはクルマユリ、ハクサンフウロ、イワギキョウが可憐な花を咲かせる。ここまで来るとバテバテで最後の登りは5分登って1分休んでといった具合で喘ぎながら登る。
・14時17分、御前峰到着。頭上は晴れだが周りは雲が多く遠望は利かなかった。時間と体力切れで池めぐりコースは断念。昼食休憩後、元来た道を引き返す。
・室堂平でクロユリを撮影し、帰途に就く。室堂出発の時点でおそらく最終下山者。飛ばし気味のペースで下山し日没までになんとか帰還できた。
・花の百名山の代表格だけあって花の種類、群落の規模はこれまでの山と段違いに多かった。
・往復16辧高低差1450mは伊達ではなく、これまでで一番きつい山行となった。さらなるトレーニングが必要と痛感した。

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コメント

こらっこらっ(笑)
木曽駒に続いて白山もいっているじゃないですか(笑)

勢力的にほんま活動していますね!

ほんますごすぎです。
次はどちらに???

写真をみているだけで癒されまくりのおやじであります(笑)
2013/8/8 16:06
お元気そうでよかったです
BlueTainさん こんばんは〜 
もう完全に良くなられましたか?
お若いので回復がお早いですね。happy01
私も二年前に登りましたが、夢の世界のようなお花畑ですもんね
ハクサンコザクラかわいいです。
岳のポーズ決まっていますよ

73枚目の写真は赤色のオンタデではないでしょうかね〜?
2013/8/8 18:33
すいません、高山植物が呼んでいるものですから・・・
takatakuさん、コメントありがとうございます。

山仲間からも1週間のうちによく連続で行くな、となかば呆れられています
高山植物がちょうど見ごろのようでしたので無理をおして出かけてきてしまいました。
高山植物は大体7月下旬から8月上旬がピークなので、多少無理をしてもここで登っておきたかったのです。

無茶な予定のおかげで8月後半は仕事がたまって山に行けるかどうか…。

お盆前後でもう一座登ったら今シーズンの夏山はおしまいになりそうです
2013/8/8 21:54
おかげさまで無事復活できました
miya162さん、コメントありがとうございます。
毎日暑いですが、お元気ですか?

幸い骨折もほぼ完治しましたので、なんとか高山植物のピークに間に合ってくれて幸いでした。
白山、これまでになく大変な山行でしたが稜線に出てからはすごい数の花に出会えて、花好きには楽園のようなところでした
日帰りするのがもったいないくらいですね。
来年は泊まりで来れたらなあと思います。

花の名前も教えて下さってありがとうございます。
私の図鑑ではオンダテは白い花なのですが、終わり掛けになると赤く色づいてくるみたいですね。
おかげでまた一つ花を覚えられました。感謝です。
2013/8/8 22:08
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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