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Yamareco

記録ID: 330372
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

奥北ア/折立〜薬師〜黒部五郎〜鷲羽〜高天原〜雲ノ平〜新穂高

2013年08月03日(土) ~ 2013年08月07日(水)
 - 拍手
GPS
100:01
距離
69.0km
登り
5,248m
下り
5,498m

コースタイム

※今回、悪天候でGPSロガーが浸水し、一部ログが取れませんでした。
これにより以下の区間はルートを手書きしているため、通過時刻・写真の位置が必ずしも正確ではありません。
・8/4 中俣乗越前後の約600m区間
・8/5 黒部五郎小舎から約200m区間、三俣蓮華岳巻道の雪渓付近から高天原山荘まで
・8/6 全区間
・8/7 全区間

8/3
折立 7:44→青淵三角点 9:18→五光岩ベンチ 10:58→太郎平小屋 12:00(14分休止)12:14→薬師峠 12:32(52分休止)13:24→薬師平 14:05→薬師岳山荘 14:46→薬師岳避難小屋跡 15:22→薬師岳 15:40→薬師岳避難小屋跡 15:58→薬師岳山荘 16:20→薬師平 16:54→薬師峠 17:32
9時間48分、17.5km

8/4
薬師峠 5:58→太郎平小屋 6:22→太郎山分岐 6:36→神岡新道分岐 8:22→北ノ俣岳 8:40→赤木岳 9:36→中俣乗越 10:34→黒部五郎の肩 13:06→黒部五郎岳 13:25→黒部五郎の肩 13:40(16分休止)13:56→黒部五郎小舎 16:15
10時間17分、14km

8/5
黒部五郎小舎 6:35→三俣蓮華岳巻道分岐 8:16→三俣山荘 9:34(30分休止)10:04→鷲羽岳 11:46(20分休止)12:06→ワリモ岳 12:45→ワリモ北分岐 13:06→岩苔乗越 13:14→水晶池分岐 15:25→水晶池 15:34→水晶池分岐 15:48→高天原分岐 16:36→高天原山荘 16:45
10時間10分、10.85km

8/6
高天原山荘 5:08→高天原温泉 5:22(32分休止)6:04→高天原山荘 6:14(40分休止)6:54→高天原分岐 6:58→高天原峠 7:44→雲ノ平の森の道 8:56→奥スイス庭園 9:00→コロナ観測所 9:25→雲ノ平山荘 10:04(10分休止)10:14→祖父岳分岐 11:16→黒部川水源地標 12:28→三俣山荘 13:25(40分休止)14:05→三俣峠 16:06→双六岳直登道合流 17:04→双六小屋 17:20
12時間12分、15.05km

8/7
双六小屋 5:45→くろゆりベンチ 6:25→花見平 6:42→弓折乗越 6:56→鏡平山荘 7:35(10分休止)7:45→イタドリヶ原 8:56→チボ岩 9:16→秩父沢出合 9:38→小池新道入口 10:22→わさび平小屋 10:40→笠新道分岐 10:52→新穂高温泉駅 11:46
6時間1分、12.25km

※10分未満の小休止は記載を省略しています。
天候 8/3 曇のち晴
8/4 雨一時晴
8/5 雨
8/6 雨一時止む
8/7 快晴
過去天気図(気象庁) 2013年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
往路
富山地鉄バス 夏山バス有峰線 富山駅→折立(3400円)
http://www.chitetsu.co.jp/?page_id=741#arimine
※事前予約制。予約していない場合は空席がないと乗れません。予約は富山地鉄チケットセンターへ電話かネット(発車オ〜ライネット)にて。

復路
アルピコ交通 特急バス松本・新穂高線 新穂高ロープウェイ→松本バスターミナル(2800円)
http://www.alpico.co.jp/access/express/matsumoto_takayama/
※新穂高温泉から松本までの直通バスは1日2本だけで、それ以外は平湯温泉で高山からのバスに乗り換えとなります。
なお新穂高から平湯までは870円、平湯から松本までが2300円ですが、あらかじめ新穂高で松本までの直通乗車券を買っておけば、運賃は通しでOK。
コース状況/
危険箇所等
●折立〜太郎平〜薬師岳
・折立から太郎平、薬師峠までは危険箇所はありません。
・薬師峠から薬師平までの登りは沢沿いを通過します。というか、道自体がほとんど沢状態です。
 足元が滑りやすいのと、(特に下りの時)間違って沢に入り込まないよう注意が必要です。…はい、そうです一度やらかしました(恥)。後から下ってきていたお二人、声をかけてくれてありがとうございました。

●太郎平〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎
・赤木岳山頂の前後に岩場があります(写真参照)。危険というほどではありません。
・黒部五郎岳の山頂から黒部五郎小舎までは、いったん黒部五郎の肩まで戻ってカールへ下りていくルートと、そのまま稜線を進んでいくルートがあります。
 所要時間は前者のほうが短く、黒部五郎小舎のサイトによれば30分程度は違うようです。

●黒部五郎小舎〜三俣山荘〜鷲羽岳
・三俣山荘までの区間、三俣蓮華岳直下で巻道と山頂経由の道が分岐します。
 巻道の途中に雪渓があり、トレースは比較的明瞭でしたが、雪渓中央部に幅数十cm〜1mほどの氷の帯が上から下まで走っており、氷の幅の狭いところを探して乗り越える必要がありました。
 雪渓自体は特に危険ではなく、下り斜面でしたがアイゼンなしで大丈夫でした(写真参照)。

●鷲羽岳〜岩苔乗越〜高天原
・ワリモ岳山頂の手前にやや高度感のある岩場のトラバースがあり、張ってあるロープを頼りに進むことになります。
・岩苔乗越から高天原へ下りていくルートは樹林帯の中で、頭上に木の枝が張り出している箇所が多く、頭をぶつけないよう注意です。

●高天原〜雲ノ平〜三俣山荘〜双六小屋
・高天原峠から雲ノ平までの登り、鉄製のハシゴが3つ連続している箇所があります(写真参照)。
・祖父岳の巻道の途中、大きく開けている区間があります(写真参照)。視界が利かない時は道を外れないよう要注意です。
・三俣峠から双六小屋までの巻道の途中に崩壊地があり、道幅が狭くなっています(写真参照)。

●双六小屋〜鏡平山荘〜新穂高温泉
・特に危険箇所はありませんが、双六小屋から尾根に登り返した付近で熊の出没情報があるようです(写真参照)。
その他周辺情報 下山後の温泉は「中崎山荘 奥飛騨の湯」を選択。フロント前にザック置き場があって登山者に優しい温泉です。
富山駅前から朝イチのバスで折立に到着。さすが土曜日、駐車場にあぶれた路上駐車の列がすごかった
2013年08月03日 07:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/3 7:42
富山駅前から朝イチのバスで折立に到着。さすが土曜日、駐車場にあぶれた路上駐車の列がすごかった
アラレちゃん看板、大賑わい
2013年08月03日 08:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/3 8:35
アラレちゃん看板、大賑わい
三角点も大賑わい
2013年08月03日 09:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 9:23
三角点も大賑わい
三角点から上は木道も出てきて歩きやすくなる
2013年08月03日 09:37撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 9:37
三角点から上は木道も出てきて歩きやすくなる
このカラフルなポールは何?
2013年08月03日 09:42撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 9:42
このカラフルなポールは何?
五光岩ベンチもやっぱり大賑わい
2013年08月03日 10:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 10:59
五光岩ベンチもやっぱり大賑わい
折立を出る時は曇りだったが、このあたりまで来ると晴れてきて薬師岳もバッチリ
2013年08月03日 11:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
3
8/3 11:00
折立を出る時は曇りだったが、このあたりまで来ると晴れてきて薬師岳もバッチリ
太郎平が見えてきた
2013年08月03日 11:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 11:54
太郎平が見えてきた
チングルマがお出迎え
2013年08月03日 11:54撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/3 11:54
チングルマがお出迎え
コバイケイソウも!
2013年08月03日 11:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
3
8/3 11:56
コバイケイソウも!
太郎平小屋に到着して登山届を提出。山岳警備隊のお兄さんからあれこれ情報を得る
2013年08月03日 11:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 11:59
太郎平小屋に到着して登山届を提出。山岳警備隊のお兄さんからあれこれ情報を得る
まずは薬師峠へ
2013年08月03日 12:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 12:16
まずは薬師峠へ
よかった、まだ場所ありそう
2013年08月03日 12:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 12:25
よかった、まだ場所ありそう
今夜のねぐらを確保
2013年08月03日 13:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 13:05
今夜のねぐらを確保
テント設営して薬師岳へ出発するといきなり沢登り
2013年08月03日 13:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/3 13:35
テント設営して薬師岳へ出発するといきなり沢登り
雪渓が登場(入山初日でまだ物珍しい)
2013年08月03日 13:53撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/3 13:53
雪渓が登場(入山初日でまだ物珍しい)
薬師平はお花畑
2013年08月03日 14:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 14:06
薬師平はお花畑
目指すはあの頂!
2013年08月03日 14:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 14:08
目指すはあの頂!
薬師岳のカール、かっこいい
2013年08月03日 14:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
4
8/3 14:14
薬師岳のカール、かっこいい
くつろぐ宿泊者を横目に、薬師岳山荘を通過
2013年08月03日 14:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 14:46
くつろぐ宿泊者を横目に、薬師岳山荘を通過
避難小屋付近は眺望がとてもよかった
2013年08月03日 15:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/3 15:22
避難小屋付近は眺望がとてもよかった
あともう一息
2013年08月03日 15:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 15:27
あともう一息
カール越しに見る赤牛岳
2013年08月03日 15:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 15:27
カール越しに見る赤牛岳
2926m到着!
2013年08月03日 15:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/3 15:41
2926m到着!
時間もあまりないので、長居せずにサッサと下山
2013年08月03日 15:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 15:59
時間もあまりないので、長居せずにサッサと下山
イワヒバリがいたのでカメラを構えるが、遠くてあまり大きく写せない(泣)
2013年08月09日 22:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/9 22:45
イワヒバリがいたのでカメラを構えるが、遠くてあまり大きく写せない(泣)
もうすぐ薬師峠。一日の最後がこんな道の下りってのはつらいわあ
2013年08月03日 17:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/3 17:07
もうすぐ薬師峠。一日の最後がこんな道の下りってのはつらいわあ
2日目の朝はまさかの雨。晴れるっていう天気予報はどうなった…?
2013年08月04日 05:58撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
8/4 5:58
2日目の朝はまさかの雨。晴れるっていう天気予報はどうなった…?
薬師沢方面への道と分かれて、黒部五郎岳を目指す
2013年08月04日 06:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 6:29
薬師沢方面への道と分かれて、黒部五郎岳を目指す
ガスで展望も何もなく、テンションだだ下がり
2013年08月04日 06:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 6:40
ガスで展望も何もなく、テンションだだ下がり
北ノ俣岳のあたりは雨が強く、山頂もそのまま通過
2013年08月04日 08:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
8/4 8:40
北ノ俣岳のあたりは雨が強く、山頂もそのまま通過
赤木岳手前の岩場
2013年08月04日 09:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 9:34
赤木岳手前の岩場
赤木岳山頂。道標に「この付近雷鳥多い」との文言あり
2013年08月04日 09:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 9:38
赤木岳山頂。道標に「この付近雷鳥多い」との文言あり
本当にライチョウが出てきたので、これを口実に休憩タイム
2013年08月09日 22:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/9 22:45
本当にライチョウが出てきたので、これを口実に休憩タイム
中俣乗越。道標が見当たらなかったけどたぶんここがそうだと思う
2013年08月04日 10:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 10:33
中俣乗越。道標が見当たらなかったけどたぶんここがそうだと思う
ようやく雨が上がり、ガスも少し切れて雲ノ平が半分姿を見せた
2013年08月04日 10:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/4 10:56
ようやく雨が上がり、ガスも少し切れて雲ノ平が半分姿を見せた
いや、そこは「黒部五郎岳 北ノ俣岳」って書くところじゃないの?
2013年08月04日 11:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 11:34
いや、そこは「黒部五郎岳 北ノ俣岳」って書くところじゃないの?
黒部五郎の肩への登り。あそこまで行けばザックを下ろせる…!
2013年08月04日 13:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 13:02
黒部五郎の肩への登り。あそこまで行けばザックを下ろせる…!
肩に到着し、空身で山頂へ
2013年08月04日 13:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 13:07
肩に到着し、空身で山頂へ
なんとか真下のカールが望める程度には晴れてくれていた
2013年08月04日 13:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 13:25
なんとか真下のカールが望める程度には晴れてくれていた
肩に戻り、カール経由で黒部五郎小舎へ下りる
2013年08月04日 14:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 14:04
肩に戻り、カール経由で黒部五郎小舎へ下りる
ずいぶん下まで下りるんだなあ
2013年08月04日 14:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 14:07
ずいぶん下まで下りるんだなあ
コバイケイソウ!
2013年08月04日 14:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 14:15
コバイケイソウ!
コバイケイソウ!!
2013年08月04日 14:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 14:15
コバイケイソウ!!
本当に上から下まで全部コバイケイソウです!すごい!
2013年08月04日 14:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
5
8/4 14:20
本当に上から下まで全部コバイケイソウです!すごい!
完全にカールの底まで下りてきたんだけど、えっ、まだそんなにかかるの?(汗)
2013年08月04日 14:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/4 14:29
完全にカールの底まで下りてきたんだけど、えっ、まだそんなにかかるの?(汗)
徒渉もあり
2013年08月04日 14:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 14:43
徒渉もあり
なんじゃこの岩…自然の驚異ですなあ(雷岩というらしい)
2013年08月04日 14:51撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/4 14:51
なんじゃこの岩…自然の驚異ですなあ(雷岩というらしい)
雲ノ平の背後に、赤牛・水晶・鷲羽。なんと豪華な布陣!
2013年08月04日 15:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 15:05
雲ノ平の背後に、赤牛・水晶・鷲羽。なんと豪華な布陣!
樹林帯に突入。これを抜ければ小舎だ!(と、この時点では信じ込んでいた)
2013年08月04日 15:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 15:15
樹林帯に突入。これを抜ければ小舎だ!(と、この時点では信じ込んでいた)
樹林帯の中の道もこんな岩ゴロで歩きにくい。おまけにここを抜けた後さらにまた別の樹林帯に突っ込むことになるのであった
2013年08月04日 15:26撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 15:26
樹林帯の中の道もこんな岩ゴロで歩きにくい。おまけにここを抜けた後さらにまた別の樹林帯に突っ込むことになるのであった
二つ目の樹林帯を抜けたところでようやく小舎の頭が見えた。カール広かった…(疲)
2013年08月04日 16:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/4 16:05
二つ目の樹林帯を抜けたところでようやく小舎の頭が見えた。カール広かった…(疲)
ようやくたどり着いた黒部五郎小舎はコバイケイソウに囲まれたオシャレな建物だった
2013年08月04日 16:12撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
8/4 16:12
ようやくたどり着いた黒部五郎小舎はコバイケイソウに囲まれたオシャレな建物だった
3日目の朝。お世話になりました行ってきます!
2013年08月05日 06:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/5 6:36
3日目の朝。お世話になりました行ってきます!
さて進行方向に向き直ったらこの急登ですよ…
2013年08月05日 06:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 6:36
さて進行方向に向き直ったらこの急登ですよ…
「ゆっくりコース」と「岩ゴロゴロ急登コース」の分岐。テン泊装備の自分はもちろん前者を選択
2013年08月05日 06:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 6:43
「ゆっくりコース」と「岩ゴロゴロ急登コース」の分岐。テン泊装備の自分はもちろん前者を選択
何十mか標高を上げたところで合流
2013年08月05日 06:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 6:45
何十mか標高を上げたところで合流
同じような分岐がさらにいくつか出てくる。片矢印なのを見ると、もしかして登りと下りで道を分けてるのかもしれない
2013年08月05日 06:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 6:59
同じような分岐がさらにいくつか出てくる。片矢印なのを見ると、もしかして登りと下りで道を分けてるのかもしれない
頭上が開けてきたが、この天気じゃ何の意味もない
2013年08月05日 07:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 7:04
頭上が開けてきたが、この天気じゃ何の意味もない
ようやく稜線に出た。しかし三俣はまだだいぶ先
2013年08月05日 07:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 7:34
ようやく稜線に出た。しかし三俣はまだだいぶ先
何の分岐かと思ったら、単に道がカーブしているだけだった。紛らわしい
2013年08月05日 07:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 7:40
何の分岐かと思ったら、単に道がカーブしているだけだった。紛らわしい
巻道分岐に来た。雪渓の状況が若干気になるが、いざ突入!
2013年08月05日 08:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 8:16
巻道分岐に来た。雪渓の状況が若干気になるが、いざ突入!
先行パーティがいたので後ろにくっ付いていかせてもらおうと虫のいいことを考えていたら、あっさり引き離されてしまった
2013年08月05日 08:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 8:20
先行パーティがいたので後ろにくっ付いていかせてもらおうと虫のいいことを考えていたら、あっさり引き離されてしまった
なんだ、雪渓ってこれ?大したことないじゃん(この後にメインが控えているとはつゆ知らず)
2013年08月05日 08:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 8:29
なんだ、雪渓ってこれ?大したことないじゃん(この後にメインが控えているとはつゆ知らず)
(最初の)雪渓、トレースは明瞭で何の問題もない
2013年08月05日 08:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 8:30
(最初の)雪渓、トレースは明瞭で何の問題もない
なおもじわじわと登っていく
2013年08月05日 08:41撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 8:41
なおもじわじわと登っていく
メイン雪渓登場。うおー
2013年08月05日 09:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 9:00
メイン雪渓登場。うおー
これもトレースははっきりしているが、中央部に氷の筋が走っていて乗り越えるのに若干気を使った
2013年08月05日 09:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
8/5 9:06
これもトレースははっきりしているが、中央部に氷の筋が走っていて乗り越えるのに若干気を使った
見上げたところ。よくもまあこんなに雪が残ってるもんだ
2013年08月05日 09:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 9:07
見上げたところ。よくもまあこんなに雪が残ってるもんだ
振り返って。まあアイゼンなくても何とかなるレベルではあった
2013年08月05日 09:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 9:09
振り返って。まあアイゼンなくても何とかなるレベルではあった
ようやく三俣山荘が見えた
2013年08月05日 09:13撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 9:13
ようやく三俣山荘が見えた
これから登る鷲羽岳、ガスってる
2013年08月05日 09:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 9:16
これから登る鷲羽岳、ガスってる
今夜はテン泊でなく小屋泊なので、明日まで使わない荷物を三俣山荘で預かってもらう
2013年08月05日 10:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 10:04
今夜はテン泊でなく小屋泊なので、明日まで使わない荷物を三俣山荘で預かってもらう
若干身軽になって鷲羽岳へ向かう。山腹にトラバース道みたいなのが付いてるようだけどこれ何?
2013年08月05日 10:12撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
2
8/5 10:12
若干身軽になって鷲羽岳へ向かう。山腹にトラバース道みたいなのが付いてるようだけどこれ何?
尾根のジグザグ道をひたすら黙々と登っていく
2013年08月05日 10:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 10:39
尾根のジグザグ道をひたすら黙々と登っていく
山頂に到着。ガスで展望ないのと雨で濡れるのと風で寒いのとでトリプルパンチ(さらに言えば、スマホでツイートしようとしたら雨滴でタッチパネルが反応せずクアドラパンチ)
2013年08月05日 12:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/5 12:06
山頂に到着。ガスで展望ないのと雨で濡れるのと風で寒いのとでトリプルパンチ(さらに言えば、スマホでツイートしようとしたら雨滴でタッチパネルが反応せずクアドラパンチ)
鷲羽岳から下りてきたら、今度はワリモ岳手前の岩場で難儀(※この写真ではありません)
2013年08月05日 12:45撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 12:45
鷲羽岳から下りてきたら、今度はワリモ岳手前の岩場で難儀(※この写真ではありません)
ワリモ北分岐から稜線を離れる
2013年08月05日 13:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 13:07
ワリモ北分岐から稜線を離れる
岩苔乗越でさらにまた横に折れて高天原方面へ
2013年08月05日 13:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 13:14
岩苔乗越でさらにまた横に折れて高天原方面へ
さあ、行くぜ高天原!
2013年08月05日 13:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 13:17
さあ、行くぜ高天原!
岩苔乗越から数分歩いたところで、右側から沢が寄り添ってくる。水場もあり
2013年08月05日 13:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 13:20
岩苔乗越から数分歩いたところで、右側から沢が寄り添ってくる。水場もあり
左側には大雪渓(この場合も雪渓って言うのかな?)
2013年08月05日 13:23撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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左側には大雪渓(この場合も雪渓って言うのかな?)
下から見るとまさに雪の壁
2013年08月05日 13:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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下から見るとまさに雪の壁
今回の山行の中で一番華やかだった場所はこのあたりかもしれない
2013年08月05日 13:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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今回の山行の中で一番華やかだった場所はこのあたりかもしれない
左右の沢が合流する地点。道はここで右岸へ渡る
2013年08月05日 13:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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左右の沢が合流する地点。道はここで右岸へ渡る
ここもまたコバイケイソウが綺麗なのです
2013年08月05日 14:01撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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ここもまたコバイケイソウが綺麗なのです
トリカブトは今回ここでしか見なかった気がする
2013年08月05日 14:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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トリカブトは今回ここでしか見なかった気がする
オンタデはまだちょっと時期が早かったかな
2013年08月05日 14:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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オンタデはまだちょっと時期が早かったかな
長閑な谷間の道。しかし気楽に歩けるのはこのあたりまでなのだった
2013年08月05日 14:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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長閑な谷間の道。しかし気楽に歩けるのはこのあたりまでなのだった
丸太が通せんぼ(腰を下ろして休むには最適)
2013年08月05日 14:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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丸太が通せんぼ(腰を下ろして休むには最適)
樹林帯に入り、だらだら長い下りが延々と続く
2013年08月05日 15:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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樹林帯に入り、だらだら長い下りが延々と続く
しかも意外に登り返しも多い
2013年08月05日 15:19撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 15:19
しかも意外に登り返しも多い
なんとか水晶池分岐まで下りてきた。「池まで10分」て書いてあっちゃ行ってみるしかないじゃないか!
2013年08月05日 15:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/5 15:25
なんとか水晶池分岐まで下りてきた。「池まで10分」て書いてあっちゃ行ってみるしかないじゃないか!
おおおおー!これで晴れてたらなあ…
2013年08月05日 15:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/5 15:34
おおおおー!これで晴れてたらなあ…
高天原までの下りはまだまだ続き、だんだん下るのがイヤになってくる
2013年08月05日 16:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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高天原までの下りはまだまだ続き、だんだん下るのがイヤになってくる
下りきって、ようやく分岐に出た
2013年08月05日 16:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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下りきって、ようやく分岐に出た
歩き疲れた者に優しい光景が広がる高天原
2013年08月05日 16:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/5 16:38
歩き疲れた者に優しい光景が広がる高天原
今夜の宿、高天原山荘に到着
2013年08月05日 16:51撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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今夜の宿、高天原山荘に到着
9月末までバイオトイレ新設の工事をしているようだ
2013年08月05日 16:51撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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9月末までバイオトイレ新設の工事をしているようだ
夕食は噂に違わずなかなか豪勢な内容。雨続きで荷揚げのヘリが来ず、食材の補給が厳しいだろうによく頑張っていると思う
2013年08月05日 17:21撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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夕食は噂に違わずなかなか豪勢な内容。雨続きで荷揚げのヘリが来ず、食材の補給が厳しいだろうによく頑張っていると思う
居室から食堂、トイレまで照明は本当に全部ランプでした
2013年08月05日 18:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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居室から食堂、トイレまで照明は本当に全部ランプでした
オフトンで寝るの久しぶり。おやすみなさーい
2013年08月05日 19:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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オフトンで寝るの久しぶり。おやすみなさーい
4日目の朝、早起きして高天原温泉へ
2013年08月06日 05:10撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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4日目の朝、早起きして高天原温泉へ
温泉への道は岩あり徒渉ありで普通に山道。山荘のサンダルで来るのはお勧めできない
2013年08月06日 05:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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温泉への道は岩あり徒渉ありで普通に山道。山荘のサンダルで来るのはお勧めできない
貸切で温泉を堪能。昨日までの雨のためか湯は若干ぬる目で、もっと長く入っていたかった
2013年08月06日 05:55撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 5:55
貸切で温泉を堪能。昨日までの雨のためか湯は若干ぬる目で、もっと長く入っていたかった
温泉から20分ほどかけて小屋に戻る。もう少し近ければ便利なのにね
2013年08月06日 06:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 6:08
温泉から20分ほどかけて小屋に戻る。もう少し近ければ便利なのにね
雲ノ平方面へ出発。まずは岩苔小谷を橋で渡る
2013年08月06日 07:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 7:08
雲ノ平方面へ出発。まずは岩苔小谷を橋で渡る
渡るとすぐ登りが始まる
2013年08月06日 07:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 7:36
渡るとすぐ登りが始まる
高天原峠に到着。ここまでは順調に来ていたが、その後は例によってどんどんペースが落ちていくのだった
2013年08月06日 07:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 7:43
高天原峠に到着。ここまでは順調に来ていたが、その後は例によってどんどんペースが落ちていくのだった
雲ノ平への過激な登り。ここキツイ時間帯ですよ(分かる人だけ笑ってください)
2013年08月06日 08:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 8:11
雲ノ平への過激な登り。ここキツイ時間帯ですよ(分かる人だけ笑ってください)
ハシゴ 一段目〜!
2013年08月06日 08:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 8:22
ハシゴ 一段目〜!
すぐ、ハシゴ 二段目〜!!
2013年08月06日 08:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 8:24
すぐ、ハシゴ 二段目〜!!
少し進んでから、ハシゴ 三段目〜!!!
2013年08月06日 08:27撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 8:27
少し進んでから、ハシゴ 三段目〜!!!
いったん平らな場所に出る。しかしまだまだ上がある…
2013年08月06日 08:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 8:40
いったん平らな場所に出る。しかしまだまだ上がある…
ぬかるみに負けずに進め!
2013年08月06日 08:51撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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ぬかるみに負けずに進め!
ようやく雲ノ平の端っこに出たかな
2013年08月06日 08:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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ようやく雲ノ平の端っこに出たかな
どのへんがどうスイスだというのか、スイス行ったことないので分からない
2013年08月06日 09:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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どのへんがどうスイスだというのか、スイス行ったことないので分からない
むしろ日本庭園ぽい感じもするのだが
2013年08月06日 09:02撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 9:02
むしろ日本庭園ぽい感じもするのだが
綺麗なので思わず撮ったけど、この花の名前何だろう…
2013年08月06日 09:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 9:20
綺麗なので思わず撮ったけど、この花の名前何だろう…
唐突に現れるハイテク建造物、コロナ観測所
2013年08月06日 09:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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唐突に現れるハイテク建造物、コロナ観測所
設置者は関西電力なのか
2013年08月06日 09:26撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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設置者は関西電力なのか
雲ノ平の中心部はさらにあの手前の尾根を越えたところ。雲ノ平広いわー
2013年08月06日 09:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 9:25
雲ノ平の中心部はさらにあの手前の尾根を越えたところ。雲ノ平広いわー
尾根を越え、やっと雲ノ平山荘が見えた
2013年08月06日 09:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 9:46
尾根を越え、やっと雲ノ平山荘が見えた
ここでもチングルマがお出迎え
2013年08月06日 09:53撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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ここでもチングルマがお出迎え
もちろんコバイケイソウもお出迎え
2013年08月06日 09:53撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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もちろんコバイケイソウもお出迎え
山荘の前で少し休んでいくことにする
2013年08月06日 10:00撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 10:00
山荘の前で少し休んでいくことにする
雲ノ平山荘、荒野に立つ要塞みたい
2013年08月06日 10:13撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 10:13
雲ノ平山荘、荒野に立つ要塞みたい
三俣山荘へ向けてリスタート
2013年08月06日 10:17撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 10:17
三俣山荘へ向けてリスタート
お花畑もあれば池塘もあって、本当に庭園という呼び方がしっくりくる雰囲気
2013年08月06日 10:36撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 10:36
お花畑もあれば池塘もあって、本当に庭園という呼び方がしっくりくる雰囲気
テン場の東側をぐるっと回ってきた。テン場からまっすぐ来る道は植生保護のため通行禁止。まあやむを得まい
2013年08月06日 11:09撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:09
テン場の東側をぐるっと回ってきた。テン場からまっすぐ来る道は植生保護のため通行禁止。まあやむを得まい
祖父岳分岐から巻道へ進む
2013年08月06日 11:15撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:15
祖父岳分岐から巻道へ進む
巻道から見上げた祖父岳、なだらかな山容で岩手山を思い起こさせるなあ
2013年08月06日 11:28撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:28
巻道から見上げた祖父岳、なだらかな山容で岩手山を思い起こさせるなあ
火山岩がゴロゴロ転がっている中の道。だだっ広くて悪天候の時は道迷いの危険がありそうだ
2013年08月06日 11:33撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:33
火山岩がゴロゴロ転がっている中の道。だだっ広くて悪天候の時は道迷いの危険がありそうだ
突如として眼前にドーンと広がる雪渓
2013年08月06日 11:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:40
突如として眼前にドーンと広がる雪渓
まさかここも雪渓上を歩くとは思わなんだ
2013年08月06日 11:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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まさかここも雪渓上を歩くとは思わなんだ
再び三俣山荘が見えた!昨日預けた荷物もう少しで受け取りに行けます!
2013年08月06日 11:47撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 11:47
再び三俣山荘が見えた!昨日預けた荷物もう少しで受け取りに行けます!
げげっ、その前にあそこまで下らなきゃいけないのか…
2013年08月06日 11:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 11:57
げげっ、その前にあそこまで下らなきゃいけないのか…
黒部川の源流(というにはずいぶん水量があるが)を徒渉
2013年08月06日 12:24撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 12:24
黒部川の源流(というにはずいぶん水量があるが)を徒渉
立派な石碑が建っている。ちょうど三俣方面から下りてきた人がいたので記念写真を撮ってもらった
2013年08月06日 12:30撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 12:30
立派な石碑が建っている。ちょうど三俣方面から下りてきた人がいたので記念写真を撮ってもらった
鷲羽岳はすっかり晴れている。今登っている人がうらやましい…
2013年08月06日 13:11撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 13:11
鷲羽岳はすっかり晴れている。今登っている人がうらやましい…
三俣山荘まで、小さな沢の傍を緩やかに登っていく
2013年08月06日 13:20撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 13:20
三俣山荘まで、小さな沢の傍を緩やかに登っていく
割とすぐに三俣山荘到着。預かってもらっていた荷物を回収して再びパッキングし直していると、またもや雨が…
2013年08月06日 13:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 13:25
割とすぐに三俣山荘到着。預かってもらっていた荷物を回収して再びパッキングし直していると、またもや雨が…
三俣峠まで登る。こんなところにも雪渓あり
2013年08月06日 14:14撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 14:14
三俣峠まで登る。こんなところにも雪渓あり
谷間に虹が架かっている。これは…吉兆か?
2013年08月06日 15:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 15:04
谷間に虹が架かっている。これは…吉兆か?
三俣峠到着。時間が微妙なので三俣蓮華も双六も山頂は踏まず、巻道でまっすぐ双六小屋を目指すことにする
2013年08月06日 15:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 15:06
三俣峠到着。時間が微妙なので三俣蓮華も双六も山頂は踏まず、巻道でまっすぐ双六小屋を目指すことにする
三俣蓮華岳の南側稜線。ここもだいぶ雪が残ってるなあ
2013年08月06日 15:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 15:07
三俣蓮華岳の南側稜線。ここもだいぶ雪が残ってるなあ
双六小屋が遠くにチラッと見えた。しかしまあ、見えてから実際に到着するまでが長いのはいつものことである
2013年08月06日 15:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 15:16
双六小屋が遠くにチラッと見えた。しかしまあ、見えてから実際に到着するまでが長いのはいつものことである
途中に崩壊地あり。滑落注意
2013年08月06日 15:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 15:44
途中に崩壊地あり。滑落注意
思いのほかアップダウンがある。巻道といえど下りだけではないのだな
2013年08月06日 16:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 16:05
思いのほかアップダウンがある。巻道といえど下りだけではないのだな
やっと山頂からの道と合流
2013年08月06日 17:03撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 17:03
やっと山頂からの道と合流
また双六小屋見えた!今日のゴールは近いぞ
2013年08月06日 17:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 17:07
また双六小屋見えた!今日のゴールは近いぞ
到着ー!
2013年08月06日 17:21撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/6 17:21
到着ー!
双六小屋の夕暮れ。テン場は思ったより空いていたが、近くに若者の団体がいて夜遅くまで騒がしかった。「うるせーよ!早く寝ろ!」と本人たちに直接言えず小声でつぶやく私はヘタレです
2013年08月06日 18:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 18:57
双六小屋の夕暮れ。テン場は思ったより空いていたが、近くに若者の団体がいて夜遅くまで騒がしかった。「うるせーよ!早く寝ろ!」と本人たちに直接言えず小声でつぶやく私はヘタレです
夜は綺麗な星空。結局今回の山行でこれだけの星空が見えたのはこの晩だけだった
2013年08月06日 20:05撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/6 20:05
夜は綺麗な星空。結局今回の山行でこれだけの星空が見えたのはこの晩だけだった
最終日の朝、抜けるような青空のもといよいよ下山開始
2013年08月07日 05:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 5:44
最終日の朝、抜けるような青空のもといよいよ下山開始
今日帰るのだと思えばこの程度の登り返しくらいへっちゃらさ
2013年08月07日 05:56撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 5:56
今日帰るのだと思えばこの程度の登り返しくらいへっちゃらさ
荷揚げのヘリが飛んでくるところに出くわす。天候が回復したからヘリも忙しかろう
2013年08月07日 05:59撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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荷揚げのヘリが飛んでくるところに出くわす。天候が回復したからヘリも忙しかろう
なにーっ、こんなところにも出るのか!と慌てて熊鈴装着
2013年08月07日 06:07撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
1
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なにーっ、こんなところにも出るのか!と慌てて熊鈴装着
花見平の雪田を通過
2013年08月07日 06:43撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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花見平の雪田を通過
鏡平山荘が視界に入るようになってきた。よく見るとあそこにもヘリがいる
2013年08月07日 06:46撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 6:46
鏡平山荘が視界に入るようになってきた。よく見るとあそこにもヘリがいる
弓折乗越に到着。逆光槍を撮る人あり
2013年08月07日 06:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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弓折乗越に到着。逆光槍を撮る人あり
前を歩いていた人が突然立ち止まって何やら熱心に撮影していたので、何かと思って見たらミヤマクロユリだったよ
2013年08月07日 07:16撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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前を歩いていた人が突然立ち止まって何やら熱心に撮影していたので、何かと思って見たらミヤマクロユリだったよ
鏡平山荘に到着したらまたもヘリが来ていて、山荘スタッフ?のお兄さんに「しゃがんで待機していてください」と指示される
2013年08月07日 07:34撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 7:34
鏡平山荘に到着したらまたもヘリが来ていて、山荘スタッフ?のお兄さんに「しゃがんで待機していてください」と指示される
再び飛び去っていくヘリの勇姿
2013年08月07日 07:35撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 7:35
再び飛び去っていくヘリの勇姿
小屋の前にあまり人がいないなと思ったら、みんなこっちの鏡池の前で休んでいた
2013年08月07日 07:48撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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8/7 7:48
小屋の前にあまり人がいないなと思ったら、みんなこっちの鏡池の前で休んでいた
水面に映る槍を愛でる人々
2013年08月07日 07:49撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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水面に映る槍を愛でる人々
雪渓上を通るのもう何回目なんだかわからない
2013年08月07日 08:04撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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雪渓上を通るのもう何回目なんだかわからない
イタドリヶ原を通過。シシウドヶ原は気づかなかった
2013年08月07日 08:57撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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イタドリヶ原を通過。シシウドヶ原は気づかなかった
小池新道の下りは岩が階段状になっているところが多く歩きやすい
2013年08月07日 09:08撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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小池新道の下りは岩が階段状になっているところが多く歩きやすい
沢に出合うたび「これが秩父沢か?これなのか?」と思ってはだまされ続けること数回、ようやく数回目の正直
2013年08月07日 09:40撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 9:40
沢に出合うたび「これが秩父沢か?これなのか?」と思ってはだまされ続けること数回、ようやく数回目の正直
ついに林道との合流点が見えた!俄然元気になって前を歩く団体さんをブチ抜く
2013年08月07日 10:13撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 10:13
ついに林道との合流点が見えた!俄然元気になって前を歩く団体さんをブチ抜く
合流点に自転車がデポってある。ちなみに反対側のヤブの中にももう1台あった。上手いこと考える人がいるもんだ
2013年08月07日 10:22撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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合流点に自転車がデポってある。ちなみに反対側のヤブの中にももう1台あった。上手いこと考える人がいるもんだ
何の工事か知らないが、なかなか大規模にやっている
2013年08月07日 10:25撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 10:25
何の工事か知らないが、なかなか大規模にやっている
いやーここまで来たら徐行なんかせずできるだけ早く通りたいです
2013年08月07日 10:38撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 10:38
いやーここまで来たら徐行なんかせずできるだけ早く通りたいです
わさび平小屋で少し休もうかなと思ったが、やはり先を急ぐことにして通過
2013年08月07日 10:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 10:39
わさび平小屋で少し休もうかなと思ったが、やはり先を急ぐことにして通過
…しかし平らな林道はかえってしんどく、結局笠新道分岐で少し休憩
2013年08月07日 10:52撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 10:52
…しかし平らな林道はかえってしんどく、結局笠新道分岐で少し休憩
いやそんなこと言われても今さら引き返せないし
2013年08月07日 11:06撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
8/7 11:06
いやそんなこと言われても今さら引き返せないし
林道飽きてきた…
2013年08月07日 11:29撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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林道飽きてきた…
車止めゲート登場!よっしゃー!
2013年08月07日 11:39撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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車止めゲート登場!よっしゃー!
ロープウェイの新穂高温泉駅に至って無事に5日間の山行終了。この後「中崎山荘 奥飛騨の湯」でさっぱりしてからバスで帰宅の途に
2013年08月07日 11:44撮影 by  DMC-LX3, Panasonic
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ロープウェイの新穂高温泉駅に至って無事に5日間の山行終了。この後「中崎山荘 奥飛騨の湯」でさっぱりしてからバスで帰宅の途に

感想

6月に丹沢へ行った時の記録
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-307680.html
で、「この夏は長めの山行をやりたいと思っている」と書きました。

その「長めの山行」に、満を持して挑戦。

もともとは、数年前から雲ノ平に行きたいと思っていたのがきっかけだったのですが、計画を考えていくうち、あそこにも寄りたい、ここも通ってみたいと、どんどん経由地候補の数が膨らんでいって、いつの間にやら4泊5日という広大な計画になってしまいました。

欲張りすぎなのは自分でも分かっているのですが、ちょっと言い訳をさせてもらうと、埼玉県民としては北アルプスのこっち側ってなかなかアプローチが難しいのですよ。
だからできるだけ1回にまとめて、行ける時に行けるだけ回ってしまおうと、まあそういうことなんです。

というわけで、行ってきました北アルプスの最奥部。


●1日目【折立〜薬師岳〜薬師峠】
前泊していた富山駅近くの宿を朝早く出て、駅前からバスに乗って折立へ。
登山口の手前、駐車場に入りきらない路上駐車の列がずらっと並んでいます。さすがは土曜日だ。

5日分の荷物(水込みでおおよそ20kg弱)の重さを肩に感じながら、じっくり一歩一歩登っていきます。
登り始めは曇りだったのが、三角点のあたりからは次第に晴れ始め、太郎平に着く頃には(雲は多いものの)青空になっていました。

太郎平小屋で登山届を提出。
計画をチェックした山岳警備隊の方から一通りアドバイスを受けた後、「今年は10年に一度のコバイケイソウの当たり年です。黒部五郎カールに咲き乱れていますよ」と教えていただき、期待が高まります。

薬師峠へ下り、一旦テントを設営してから、アタックザックで薬師岳へ往復。
山頂は人が多く、また時間もだいぶ遅いこともあって、長居せずに薬師峠へ下りました。

テントに戻って少し休んでいると、なんだか頭痛がしてきて、どうも高山病ぽい感じがします。
自宅を出る前の晩、準備やら何やらで2時間くらいしか寝られなかったからな。
晩メシの時間ではありますが、食欲はあるもののすぐに休みたい気分のほうが強く、結局そのまま寝てしまいました。


●2日目【薬師峠〜黒部五郎岳〜黒部五郎小舎】
朝起きると頭痛はすっかり解消。よかったよかった。
しかし出発の支度をしていると、ポツリポツリと雨が落ちてきて、やがてシトシトと降りだしてきました。
ザックも撤収中のテントも濡れてしまい、気の滅入る中で出発。
おっかしいなあ、天気予報によれば昨日が曇りで、今日からは晴れの日がしばらく続くはずだったんだけど…。

今日の主目的である黒部五郎岳へ向かいますが、水分を含んだ荷物はずっしりと重く、ガスに包まれて視界も効かず、テンションだだ下がり状態。
おまけに途中、北ノ俣岳あたりでは雨脚が強くなり、ただでさえ遅いペースがさらに遅くなってしまいます。
濡れているのは荷物だけじゃない。おれの心もズブ濡れだぜ…(←ちょっとカッコいいこと言ったつもり)

それでも、ちょうど同じコースを歩いていた5〜6名ほどのおじさまおばさまグループと、前になったり後ろになったり、あるいは一緒に休憩したりして、どうにかこうにか、黒部五郎岳までやってきました。
黒部五郎の肩にザックをデポし、空身で山頂へ。

雨は途中で上がっていましたが、山頂に到着した時には雲も少し切れ、真下のカールが見渡せる状態になっていました。
よかったよかった。

再び肩に戻って、カール経由で黒部五郎小舎まで下ります。
山岳警備隊の方が教えてくれた通り、カールの斜面は一面のコバイケイソウでした。
この群落と、下から見上げる山頂部に見とれながら、一気にカールの底へ。

しかし、カールは思いのほか広く、五郎小舎までずいぶん遠く感じられました。
この日は、本来の計画では三俣山荘まで行くはずだったのですが、時間的にとても無理な話となり、結局五郎小舎でテン泊することに。
おじさまおばさまグループと少し話をした際に、リーダー格の方が「五郎もいいテン場だよ、三俣はいつでも泊まれるだろう?」と言っていたことも決め手になりました。

長い長い下りを経てたどり着いた五郎小舎は、これまたコバイケイソウに包まれたオシャレな小屋でした。
テントを設営して一息ついていると、よりによって再び雨が。あちゃー。
結局この夜は一晩中ずっと雨で、夜中には風も多少吹いてテントを揺らされ、決して快適とは言えないテン泊になりました。
ただ今になって思うと、ここは他のテン場と比べるとだいぶ静かで落ち着いたところで、場所柄なのか騒がしい団体もおらず、その点では確かにいいテン場だったような気がします。


●3日目【黒部五郎小舎〜鷲羽岳〜高天原山荘】
朝、雨は相変わらず降り続いていました。
晴れの日が続くという天気予報はいったいどうなったんだ。

本来の予定では、今日は三俣山荘から出発するはずだったので、鷲羽岳・水晶岳を経由して温泉沢を高天原まで下るはずだったのですが、スタート地点が手前になって時間的に厳しいのと、天気も天気ということで、水晶は外すことにし、鷲羽岳の先からショートカットして高天原へ下りるルートに変更。
水晶、正直なところ登りたかったですが、まあ仕方ありません。

まずは三俣山荘を目指して、再び急な登りに挑みます。
昨日あれだけ下ったのに、また登り返さなきゃいけないなんて、登山って時としてすごく理不尽ですね。そう思いませんか皆さん? 思いませんか、そうですか…。

三俣山荘へは巻道ルートと三俣蓮華岳山頂経由のルートがあり、ここは当然巻道を使いたいところですが、太郎平小屋の山岳警備隊の方が「巻道には大きな雪渓が残っているので、危ないかなと思ったら山頂経由にしてください」と言っていたため、若干不安が残ります。
そもそも危ないかどうかなんて、実際に見てみなきゃ分からないし!(しかも実際に見てみて危ないと思ったところで、引き返すのも難しいし!)

なんてことを考えていると、上手いこと向こうから人がやってきて、巻道を通ってきたというので、雪渓の状況を聞いてみました。
「ああ、全然大丈夫ですよ。アイゼンも必要ないですね」。
そうですか!ありがとうございます!

そして実際に突入してみた雪渓は、中央部に氷の筋が走っていて乗り越えるのに少々気を使いましたが、全体的には確かにアイゼンなしでも何とかなる程度でした。
ああよかった。

というわけで無事に三俣山荘に到着。
今夜は小屋泊なのと、明日またここを通るので、その間使わない荷物を預かってもらうことにしました(預かり料1泊500円)。
テント・マット・シュラフ・下山後の着替えなどをザックから出し、まあ少しは身軽になったかなという感じで、鷲羽岳へ出発。

高度を上げるにつれて強まる風雨と戦いながら、前を歩くお年寄りの姿にも「あのおじいちゃんがあんなに頑張っているんだから自分も頑張らなくては!」と励まされて(?)、何とか山頂に到着。
しかしガスで展望はなく、携帯の電波が入っているのを見てスマホ(一応防水)で「鷲羽なう」と打とうとするも雨滴でタッチパネルがうまく反応せず、結局は風で体を冷やしてしまっただけでした。

冷えた体でワリモ岳へ進みますが、ここがまた悪天候下で通過するには冷や冷やものの岩場で、岩と岩の間にザックが挟まりそうになったりもし、なかなかひどい目に遭いながら通過。

ワリモ北分岐から折れて岩苔乗越へ下り、さらに折れて高天原へ下る道へ突入します。
谷間に入ったので風も弱まり、お花畑も広がっていることもあって、しばらくは気楽な歩きが続きました。
しかし、高度を下げて樹林帯に入ると、あとは代わり映えのしない道をひたすら進んでいくことに。
だらだら長い道で、逆に疲れました。

途中、水晶池に立ち寄ったこともありますが、この区間でも思いのほか時間がかかり、ようやく高天原峠からの道と合流した時にはホッと安堵。
ニッコウキスゲの群落に迎えられて、何とか高天原山荘に到着しました。

受付で「夕食は17時からです」と言われ、すでに16時半だったため、この日の温泉は断念。
着替えてから食堂に出向き、夕食をかき込みながら他のお客さんたちと歓談します。
この日の宿泊者は私を入れて8名でした。

同じテーブルの方に、今日はどこから来たのかと聞かれたので「黒部五郎から」と答えると、なぜか(隣のテーブルも含めて)食堂中にどよめきが走りました。
えっ?おれ何か変なこと言いましたかね?と思ったのですが、後で聞いたところでは黒部五郎から来る登山者はほとんどいないのだそうです。

「黒部五郎からなんて凄いねー」「よく歩いてきたねー」と口々に感心されて(?)、「いやー大したことないですよー」と謙遜しつつも、褒められてちょっとイイ気分。

それにしても、普段テント泊ばかりしていると、こうやって他の登山者といろいろ話ができる機会があまりないので、これはなかなか新鮮な経験でした。
ちなみに、同じテーブルの向かいに座っていた青年は、やはり私と同じく折立から入って薬師岳へピストンし、この日薬師沢・雲ノ平経由でここまで下りてきたそうです。
翌日は温泉沢を登って水晶岳・鷲羽岳を経由し五郎小舎まで、翌々日は五郎小舎から一気に折立まで下りると言っていました。おい!むしろそっちのほうがスゲーだろ!


●4日目【高天原山荘〜雲ノ平〜双六小屋】
久しぶりに布団で寝られたためか、爽やかな気分で目が覚め、朝食(自炊)後に温泉へ。
岩あり沢ありの道を辿ること15分弱、ついに秘湯中の秘湯・高天原温泉に到着。
しかし、昨日までの雨が入っているのか、お湯が若干ぬる目でした。
のんびりじっくり入っていたいところですが、そうもいかないので30分ほどで再び小屋へ戻ります。
温泉のさらに奥にある龍晶池も寄ってみたかったものの、前日に水晶池を見ていることもあって、今回はパス。
そちらも合わせて、またいずれ来たいなあと思った高天原温泉なのでした。

小屋で荷物をまとめ直している間にまたも雨が降り出し、雨具を着込んで出発。
本当に、晴れが続くっていう天気予報は何だったんですかね…。

まずは雲ノ平への登りですが、高天原峠までは予定より若干早く着いたものの、そこから先は急登が続くこともあって、結構時間を取られました。
ようやく雲ノ平に入ったかなと思っても、その雲ノ平が思いのほか広く、行けども行けども雲ノ平山荘にたどり着きません。
おまけに、地形図上では割となだらかに見えても実際には意外とアップダウンがあり、地味に疲れてきます。
正直、雲ノ平をナメてました…。

そんなこんなで、ようやく雲ノ平山荘が見えた時には、思わず「見えたー!」と口に出していました。いや、他に人がいない時はいつも口に出すんですけどね(苦笑)。
朝方からの雨もこの頃までには降り止んで、気分も上昇気味です。

小屋の前で一息入れてから、三俣方面へリスタート。
雲ノ平、お花畑は広がっているし池塘もあるし、ずっと遠くまで開けていて展望もいいしで、みんな(もちろん自分も)が憧れる理由がよく分かります。
高天原もそうでしたが、通過するだけでなくゆっくり時間を取って楽しみたいところです。何しろとにかく広いしね!

祖父岳の巻道から黒部川源流部へ下りていき、黒部川水源地標の石碑を経由して三俣山荘に到着。
ここで前日に預けていた荷物を回収し、パッキングし直していると、よりによってまたも雨が降ってきました。
なぜいつも降ってほしくない時に限って降ってくる…。

この雨のせいで(いや、雨以外にも原因はあるのですが)またも時間を取られてしまいました。
朝からすれ違う人に「今日はどちらまでですか?」と聞かれて「双六まで」と答えるたびに「うわー遠いですねー」という反応がいちいち返ってくるので、ああそうか遠いのか、と自分でも気づきはじめた(遅いよ!)こともあり、この日これから登るはずだった三俣蓮華岳と双六岳もパスすることにし、三俣峠から巻道で双六小屋へ下りることにしました。
水晶はともかく、三俣蓮華や双六はまたいつか来る機会もあるでしょう。

三俣峠から下りはじめてすぐ、双六小屋の赤い屋根がチラッと見えましたが、今回もやはり、ここからが遠かった。
しかも思ったよりも登り返しがあって、ずっと下りだろうという予想はアッサリと裏切られました。
冷静に考えてみたら、巻道だからといって登りがないということにはならないですよね。はあ…。

それでもどうにかこうにか双六小屋に到着し、この日も長い行程を終えることができました。
明日はいよいよ下山だ!


●5日目【双六小屋〜新穂高温泉】
双六小屋テン場の夜は見事な星空で、天の川まで見えるほどでした。
朝も予想通り、抜けるような青空が広がっています。
3日目の夜に高天原山荘で小耳に挟んでいた業務無線の内容では、この日から晴れが続くという予報で、つまりその予報が当たったというわけですが、なんで下山する日になってから晴れるかなあ!まったく!
ま、雨の中下山するよりは晴れているほうがいいですね。

天候が回復したからか、各小屋へ向かって飛んでいく荷揚げのヘリの音があちらこちらで響く中、新穂高温泉を目指して出発。

一旦尾根に上がり、弓折乗越から再び下りになって、鏡平へ下りていきます。
その間にも、まだ早い時間なのに双六方面へ登ってくる人たちと続々すれ違い。
いい天気でよかったですね皆さん。少なくとも私のような目には遭わずにすむと思いますよ(苦笑)

鏡平、イタドリヶ原、秩父沢といったポイントを(相変わらずゆっくりペースながら)順調に通過。
だんだん下りに飽きてきたころ、ようやく林道と合流しました。

しかし延々と続く林道は単調そのもので、これまたアッサリ飽きてしまい、登山道を抜けてからさらに1時間ほど、ようやく車止めのゲートが現れるまで、じっと我慢を強いられました。
ゲートからはすぐロープウェイ駅に到着し、長かった今回の山行も無事に終了。

駅で松本までのバスの乗車券を購入しておき、バスの時間まで近くの「中崎山荘 奥飛騨の湯」でリフレッシュしました。

ところが、松本までのバス車中で、中崎山荘にストックを置き忘れてきたことに気がつき、最後の最後でやっちまったー!と、しょんぼり。
無事にゴールして気が緩んでいたのでしょうか。
ストックは、翌日向こうに電話して着払いで送ってもらえることになりましたが、皆さんもぜひ気をつけてくださいね。家に帰るまでが登山ですよ!


このほかの失敗として、
・(日程欄で書いた通り)防水仕様ではないGPSロガーが内部浸水し、大半の区間でログが取れなかった
・自分の鈍足を考慮すると当初の計画には若干無理があった(そもそも行く前から、薬師峠から三俣山荘まで、テン泊装備を担いで1日で移動できるのか?と自分でも思っていた)
・いつものことだが、朝の出発が遅い(そこそこ早起きしてはいるのだが、それでも撤収に時間がかかってしまう)
・荷物はまだまだ軽量化の余地があるはず
といったことがありました。

一方で、基本テン泊ながら途中に小屋泊を一晩組み込んだことで、行程が多少楽になり、また普段とは違う経験もできて、いい気分転換になりました。
これは我ながら上手いこと考えたなと思いますので、いつもテン泊という皆さんもぜひ一度お試しあれ。


なお、元サイズの写真は
http://photozou.jp/photo/list/74507/7899014
で公開していますので、「写真小せーよ!」という方はそちらへどうぞ。

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無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [4日]
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体力レベル
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