鳳来寺山 〜梅雨空の下、岩壁の花を探す山旅〜

2021年07月14日(水) [日帰り]

• GPS: 02:47
• 距離: 4.6km
• 登り: 525m
• 下り: 520m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:18
• 休憩: 0:30
• 合計: 2:48

9:55 スタート地点
10:11 10:11 鳳来山東照宮
10:16 10:27 鳳来寺
11:12 11:26 奥の院
11:39 11:40 鳳来寺山
12:01 12:01 天狗岩
12:18 12:18 鷹打場分岐
12:31 12:35 鳳来山東照宮
12:43 ゴール地点

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳳来寺山頂駐車場を利用　駐車料金￥510

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
・鳳来寺本堂〜鳳来寺山：鉄製の階段が多い　安定しているが濡れている時は滑る
・鳳来寺山〜鷹打ち場：アップダウンを繰り返しながら稜線を歩く。日陰の岩場は濡れると滑りやすいので注意のこと。
・鷹打ち場〜東照宮：木製の桟橋や階段があるが濡れているととても滑る上に一部手すりが損傷している部分もある。一歩一歩慎重に。

≪危険動物情報≫
・ヤマビル、マダニ、ヘビ、クマ：遭遇せず

その他周辺情報

コロナ対策のため直行直帰

写真

7/14 10:01

ユウゲショウ

7/14 10:02

鳳来寺山ハイキングのコースマップ

7/14 10:04

ユキノシタ　もう終わりかけでみずみずしい花は少ない

7/14 10:04

東照宮までの舗装路から見る鳳来寺山
切り立った岩峰が目立つ

7/14 10:05

ウチョウラン発見！
舗装路脇のフェンスから足元の絶壁をのぞき込んだ場所
接近して撮影することはもちろん不可能…

7/14 10:07

東照宮〜本堂までの参道脇に咲くこれは何だろう？
ラン科の何か？
シロバナウチョウラン？？

7/14 12:35

こんな花です。

7/14 10:14

石垣にはマメヅタラン？がいっぱい
花は見られなかった

7/14 10:18

ヤブカンゾウ

7/14 10:20

本堂〜奥の院までは鉄製の階段が多い
安定しているが濡れていると滑る…

7/14 11:25

奥の院横の岩場から

7/14 11:29

岩に根を張り巡らして生えるガッツのある木

7/14 11:37

トンボソウの花後？

7/14 11:39

鳳来寺山からいろいろな山に縦走できる

7/14 11:39

鳳来寺山山頂
森の中で展望は無い

7/14 11:42

鳳来寺山から鷹打ち場までは濡れた岩の上を歩く区間が多い
とても滑りやすいので要注意

7/14 12:05

南アルプス展望ポイント
今日は心の目で見ましょう…

7/14 12:32

東照宮からの舗装路脇にて　ネジハナ
ありふれた野草だがラン科らしい美しい花

ウチョウラン　ラン科ウチョウラン属
愛知県　絶滅危惧��B類

マクロレンズにて

接写が得意なコンデジにて

マクロレンズにて

コンデジにて
このカットは描写力はコンデジの勝ち

マクロレンズにて
背景のボケ具合がマクロレンズの真骨頂

コンデジも負けていない…

花が一つだけの個体も

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

Tomi-Ton

湿った岩場に咲く美しいラン科の花　ウチョウラン
諸兄のレコで鳳来寺山で見られることを知り、ちょっと遅いかな思いながら探してみました。

険しい岩壁がそそり立つ鳳来寺山。
湿った岩場に咲くということで、まだ咲き残っていないかなと思い岩がちなところを探してみますがなかなか見当たらない。

かつては転売するために大量に盗掘された花。
栽培方法が確立した今は転売目的での盗掘はなくなったようですが、自宅の庭に植えようとする花泥棒たちのせいで愛知県でも絶滅の危機にあるようです。
手の届くところに咲いている株は花泥棒の格好の標的になるのでしょうか。
自然が荒廃するのはテクノロジーではなくモラルの問題ですね。

接近して撮影できる範囲にもあるにはありますが数は多くありません。
諸兄のレコではもっと咲いていると思ったのですが、ここ数日でみな盗掘されたのか、私がたくさん咲くポイントを知らないのか…
何はともあれ何とかみずみずしい花に出会えたのでうれしくなりました。

時期がもう少し早ければセッコクも見られたようですが、東照宮鳥居の上に咲くものも含めて花がついているものは発見できませんでした。
岩にびっしり生えているマメヅタランはそこかしこにありますがこちらも花は無し。
車に戻る途中できれいなネジハナを見られて良かったです。

美しいウチョウランがいつまでもこの山で咲き続けますように…。