将棊頭山 & 茶臼山 ☆権現づるね登山道ピストン☆

2021年07月17日(土) [日帰り]

• GPS: 11:11
• 距離: 23.9km
• 登り: 2,040m
• 下り: 2,036m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:53
• 休憩: 1:16
• 合計: 11:09

5:10 伊那スキーリゾート南登山口
6:34 6:40 権現山
8:02 8:04 駒ヶ岳登山道五合目
8:06 辻山
9:24 9:25 八丁立
9:47 長尾根ノ頭
10:16 10:19 将棋ノ頭
10:35 10:43 西駒山荘
10:56 11:23 将棊頭山
11:33 西駒山荘
11:57 11:58 胸突の頭
12:10 12:12 行者岩
12:20 12:28 茶臼山
12:37 12:47 行者岩
12:55 12:57 胸突の頭
13:20 水場
13:24 西駒山荘
13:33 13:34 将棋ノ頭
13:48 長尾根ノ頭
13:59 八丁立
14:42 辻山
15:24 15:28 権現山
16:17 16:18 伊那スキーリゾート南登山口
16:19 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

伊那スキーリゾート左手の舗装林道を登り、スキー場最上部の上にある「伊那スキーリゾート南登山口」手前の駐車スペースを利用。
林道の上部は舗装されているが狭くてかなりの傾斜、軽い段差もあるので最低地上高の低い車は腹をするかもしれません。
駐車スペースは利用者が少なく草刈りされていないので駐車可能範囲が把握できず隅に寄せて止めるのが怖いです。
それでも自動車一台が脇を通過できるスペースは空けて駐車しましょう。
上まで乗りあげるのが心配な方はスキー場の広い無料駐車場を利用するのが無難です。

コース状況／危険箇所等

登山口からは歩きやすい道が始まります。
権現山の手前から少々笹が道を覆いますがさほど支障ないレベルです。
権現山以降も軽い藪漕ぎが続きますが目印もありそれほど難しくありませんが足下が見にくい区間もあるのでその点は注意が必要。
5合目から先は笹が綺麗に刈り払われていて歩きやすい。
7合目前後から樹木の枝が道に出ているので少々うるさい感じですがさほどの歩きにくさはありません。
足下の倒木や登山道の洗堀があるので多少の注意は必要です。
標高2,600mを過ぎ森林限界を超えると素晴らしい景色が広がり快適な登山道になります。
あくまで個人の感想ですが、距離が長いのである程度体力いりますが、多少の藪漕ぎが嫌いでなければ困難な道ではないと思いました。

写真

7/17 4:58

自動車を駐車した場所はスキー場の最上部の上。
南八ヶ岳の辺からご来光。
南アルプスや麓の伊那谷の眺望も素晴らしいです。

7/17 5:06

イブキトラノオも雑草の中にたくさん生えています。

7/17 5:09

駐車スペースの草刈りがされていないので端っこに車を寄せるのが怖くてこんな感じに。
あまり利用者はいないので大丈夫でしょう。

7/17 5:10

登山口です。
以前は無かった「伊那スキーリゾート南登山口」の標識や登山ポストも設置されていました。

7/17 5:18

朝日が差し込んで気持ちの良い登山道を行きます。

7/17 5:45

ママコナが登山道の脇に咲いていました。

7/17 6:01

デッカイ茸の塊(๑ʘ∆ʘ๑)

7/17 6:33

権現山に到着。

7/17 6:34

山頂から故郷伊那谷。
左に八ヶ岳、正面は南アルプス北部入笠山あたりかな？！
中央をキラキラ光る三峰川がとても印象的でした。

7/17 6:39

少し進むと本当の権現山山頂。
草の中に三角点が隠れています。

7/17 7:00

権現山手前からその先にかけ登山道が笹に覆われていたりします。
目印もあるしさほど歩きにくいほどではありません。

7/17 7:05

ささの中に小さなお花発見。
マルバイチヤクソウでした。

7/17 7:42

〇沢の頭！？
文字が薄れていて読めない・・「板沢の頭」でした。

7/17 7:56

景色良い五合目に到着。

7/17 7:59

眼下に伊那谷が見えます。
左奥は南八ヶ岳、中央は入笠山や釜無山あたりかと思う。

7/17 7:56

左端に浅間山が見えていました。

7/17 7:57

八ヶ岳全景

7/17 7:58

左から鋸岳、甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳、北岳と続きます。

7/17 7:58

仙丈ケ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳。

7/17 7:58

塩見岳、悪沢岳、荒川中岳、赤石岳
この後雲がかかり始めるのでここの頃の南アルプスが一番きれいだったかな。

7/17 8:17

五合目を過ぎると見事に笹刈りがされていました。

7/17 8:40

やがて植生が変わり笹の姿は見えなくなります。

7/17 8:41

足下にはカニコウモリがたくさん群生していました。
花の時期にはまだ早そうです。

7/17 8:57

ゴゼンタチバナの花が見られるようになります。

7/17 9:11

〇〇オーレン？

7/17 9:23

標高が低い地点では花を終えていたマイズルソウですが上部ではたくさん咲いていました。

7/17 9:24

ミヤマカラマツは標高の高い地点で見られるようになりました。

7/17 9:31

オサバグサ

7/17 9:37

ミツバオウレン

7/17 9:46

7合目手前から樹木の細かい枝が登山道を遮るようになります。
軽くかき分けながら進めばさほど問題ないですが、足元に障害物が隠れていることがあるので一応は注意深く進みます。

7/17 9:52

木曽駒ヶ岳への七合目
木曽駒ヶ岳目指さないともったいない気持ちが湧いてきます。

7/17 9:58

七合目よりさらに先、浅間山や篭ノ登山などが樹間越しに見えていました。

7/17 10:02

標高2,600m越えるとアオノツガザクラ登場しました。

7/17 10:05

ツマトリソウも・・・

7/17 10:07

背後にはナナカマドの上に南アルプス。

7/17 10:09

農鳥岳の右に日本一が頭出しています

7/17 10:08

左手の方向に木曽駒ヶ岳や空木岳の姿が見えてきます。
気分は最高です！

7/17 10:11

既に森林限界の上。
自分が歩いて来た稜線の左下の方に権現山らしき頂が見えています。

7/17 10:15

ハイマツの実の赤が綺麗ですね。

7/17 10:17

稜線上最初のピーク。
信州大学の山岳関連の観察機器が設置されています。

7/17 10:18

この後、いくつかの小ピークを越えて西駒山荘、将棊頭山に至ります。

7/17 10:18

既に雄大な御嶽山の姿が見えていました。

7/17 10:24

コケモモの小さくてかわいらしい花があちこちに咲いています。

7/17 10:25

ミヤマミミナグサが風にそよいでいました。

7/17 10:26

花の数はさほど多くなかったミヤマキンバイ。

7/17 10:29

歩いてきた稜線を振り返っています。
稜線上を散策する方々の姿があります。

7/17 10:31

ミヤマダイコンソウ

7/17 10:41

西駒山荘に到着。

7/17 10:41

石室の中を拝見。

7/17 10:41

こちら反対方向から。
内部がとても綺麗ですね。

7/17 10:43

コマクサが沢山咲いていましたよ。

7/17 10:45

コマクサは北アルプスや八ヶ岳でもお目にかかりますが、ここのはとても色が濃いですね。

7/17 10:48

チングルマが沢山咲いています。

7/17 10:49

チングルマ好きです。
花の跡も好きです。

7/17 10:49

ナナカマドもいいですね。

7/17 10:54

将棊頭山に登ります。

7/17 11:01

山頂標識のカバー外してみた。
これまで何度か登っているが標識にカバーがかかっていたのを知らなかった。

7/17 11:02

チビ三脚忘れたので地面にカメラおいて自撮りした。
少々傾いていますなあ〜！

7/17 11:03

木曽駒ケ岳方面。
夏山だなあ〜！

7/17 11:03

御嶽山

7/17 11:03

乗鞍岳は雲の中。
乗鞍岳の手前のピークは茶臼山。
まだ登ったことが無いのでこの後登ることにします。

7/17 11:04

南アルプス方面は雲がでできました。
それでも素晴らしい景色です。

7/17 11:08

今日はアルファ米の赤飯に家で水入れて持ってきました。
この赤飯がなかなか美味しいです。
今後のテン泊の食糧計画に加えることにしよう。

7/17 11:22

ミヤマツメクサ

7/17 11:51

正面奥に見えるのが行者岩。
行者岩の標識のカバーも外してみた。
こちらも今までカバー被っていること知らなんだ。

7/17 12:06

行者岩の手前、茶臼山と分水嶺の分岐。
分水嶺方面も行ったことが無い。
そちらのコースも今度調べよっと！

7/17 12:07

タカネニガナ

7/17 12:10

行者岩デカすぎて近くではカメラに納まらない。

7/17 12:14

この後向かう茶臼山。

7/17 12:21

茶臼山の頂と御岳山。

7/17 12:21

茶臼山から北の方向に経ヶ岳や坊主岳の姿がしっかり確認できてちと嬉しかった。

7/17 12:26

茶臼山山頂から眺める木曽駒ケ岳方面。

7/17 12:27

こちらは中央に将棊頭山。
手前右が行者岩。

7/17 12:37

行者岩に戻る岩陰にとても小さくてまあるい花発見。
イワヒゲでした。

7/17 12:46

行者岩辺ですれ違った登山者さんは福島Bコースで木曽駒ヶ岳登って周回中。
しばらくお話ししててふと乗鞍岳見ると雲がどいてくれてました。

7/17 12:57

行者岩バックにミヤマカラマツ。

7/17 13:10

ズダヤクシュ

7/17 13:16

キバナノコマノツメ

7/17 13:42

権現づるね下山中にイワカガミ見っけ。
登りでは見落としていたらしい。

撮影機器：

DC-TZ95 Panasonic

装備

MYアイテム

Q_B

重量：0.64kg

感想

Q_B

登山口のある伊那市の細ヶ谷集落はかつて自分もそこの住人。
新年には毎年雪の権現山に有志で登っていたのですが、最近は皆歳をとってその行事も無くなって久しいようです。

懐かしい登山口から権現山を越え、初めての権現づるねを経て将棊頭山を目指すことにしました。
かつてウェストンの歩いた木曽駒ヶ岳に至るクラシックルートです。

権現づるねは過去レコによると激しい藪漕ぎの情報があったので後回しになっていました。
最近いくつか藪漕ぎルートで修業したのでそろそろと思っていたらどうやらその笹が刈り払われたらしいのです。
YosshiTさんの6月20日のレコ拝見して知りました。
これはなおさら行くしかないということで行ってきました。

コース状況に記載の通りそれほど歩きにくさを感じることなく歩くことができました。
ただ樹林帯を抜けるまでは長い道のり。
途中権現山山頂、五合目など眺望の良い休憩適地があります。
2,600mを越え森林限界を過ぎると360度の眺望の中西駒山荘まで気持ちの良い稜線歩きが待っています。
この日は天気がよく最高の景色と終始一緒、久しぶりにコマクサにも会えたし楽しい山歩きでした。

もう少し早い時間に出発すれば木曽駒ヶ岳ピストンも可能だったかもしれませんが、最近体力に不安を感じることもあったので将棊頭山までの計画にしてました。
山頂でランチ食べて少々余裕があったのでまだ登っていない行者岩、茶臼山に足を延ばしてみた。
初めて立つ頂から眺める中央アルプス稜線の眺望は新鮮でした。
茶臼山山頂からは経ヶ岳や坊主岳等これまで登っている山々の姿を初めての角度から望むことができとても良かったです。

YosshiTさんのレコはこちらです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3294863.html