新道峠〜八丁平幕営(三峰山)〜岳の洞
- GPS
- 16:25
- 距離
- 29.6km
- 登り
- 1,682m
- 下り
- 1,710m
コースタイム
●2日目 = 八丁平 6:41 -- 三峰山山頂 6:45 -- 959mピーク (二峰) 7:36 -- 847mピーク (三峰) 8:05 -- 仏来山山頂 8:47 <道間違い> 山頂手前分岐 9:27 -- コスマ山 9:50 -- 白土山 10:43 -- 岳の洞手前のタワ付近 10:55 <腹拵> 11:30 -- 岳の洞山頂 11:47 -- 杉平峠 12:18 -- 林道 12:45 <休憩> 12:58 -- 国道368号線 13:43 -- 敷津バス停 (道の駅) 14:25
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●帰り = 敷津 15:00 (三交バス) 名張 15:54 /16:04 (近鉄) 難波 17:20 |
コース状況/ 危険箇所等 |
三峰山山頂からの道は間違えやすい箇所、道の悪い箇所あり。特に小須磨峠までは道標が少ない。 |
写真
感想
ずっと以前からあこがれていた八丁平キャンプでの三峰山〜岳の洞 (学能堂山) 縦走。
ひとりで行くつもりをしていたが、中学時代の友達 “トーゲン” を誘ってみると なんと行くとの返事。彼との久しぶりの山はキャンプとあいなった。
敷津からはしばらく車道歩き。暑いとはいえ 町の暑さと比べれば たいしたことはない。前方の三峰山の威容、あるいは集落の様子を楽しみ、また クレクレタコラなど 子供の頃の懐かしい話なんかをしながら。
もちろん ちょこちょこ休憩を入れて。私もトーゲンも重荷訓練をしていたとはいえ 無理せずに。ザックの重さはふたりとも13キロくらいだろう。
土曜日ということで みつえ青少年旅行村は家族連れなどで賑わっている。名張駅のコンビニで買ったもので腹ごしらえ。
新道林道を登っていく。トーゲンは 三峰山は3度来たことがあるとのことだが この道を使うのは初めてだそうだ。
舗装道だが 殺風景ではない。キツネノカミソリ畑も楽しんだ。
下山してくるハイカー4組ほどとすれ違う。
山道となる。目指すは水場。八丁平に水場はないので、水を担いで行かねばならないのだ。
シカ除けネットを開けて入るところに小沢。トーゲンはそこで水を汲もうとするが、水量はあまりに少ない。私はそのまま小沢を遡るように進む。
そしてパイプが施された水場に出会う。なんと冷たい水! 3リットル プラスアルファを汲む。
トーゲンも小沢を諦めて 汲みに来た。私は粉末グレープソーダを楽しむ。
水場から新道峠は指呼の間。
ここからは三峰山の西方尾根。自然林の中の美しい道 (花はないが)。
比較的軽い登りなので、プラス3リットルの重さはそれほど堪えない。
三畝峠を過ぎ、三峰山山頂と分岐まで来ると 子供のようにワクワク。
草原に出るとしぜんと歓声が上がる。
人はいない。貸しきり状態。 東から南にかけての迷岳、台高山地を望む特等席にテントを張る。三叉路になっているところだが、もう誰も来ないだろうということで。
風が吹き上げてくるのが気になったが、テントを張り終える頃には収まった。
それにしても下界の蒸し暑さが信じられないほどの涼しさ。
早速 トーゲンが焼酎を取り出す。酒を1リットルも持ってくるなんて 私には考えられないことが、トーゲンは私がクロックスを持ってきたことが信じられないらしい。
食べ終わって、だんだん日も暮れてきた。それぞれテントに入る。
トーゲンはラジオで阪神Xヤクルト戦。
彼はフェイスブックに「快適生活 イン テント @ 八丁平 阪神戦を聴きながら。」と投稿していたが (私は帰宅後知った)、すぐにいびきをかいていた! 阪神戦を聞いていたのは私だ。
野球は終わり、しょーもないDJが話をする番組になっても トーゲンはいっこうに目覚めず。
起こしてしまっては悪いと思って我慢していた私もついに痺れを切らし、起こしてラジオを切ってもらった。
その後 シカの足音、鳴き声が頻繁にあった。トーゲンのものすごいいびきにシカも驚いているだろうと思うとおかしかった。
私もいつの間にか寝てしまっていて、4時の目覚まし。しかし起きたのは5時だった。
朝飯を食べ、露でボトボトのテントを撤収、予定より15分遅れの6時45分出発。
三峰山山頂からは急な下り。しかも道はしっかりしているわけではなく、一般的に使われる道ではないことを痛感。
道標はピークにそれを示す私設のものがあるくらい。植林に塗られた白いペンキを一応あてにして。
時々現われる急な登りにウンザリしながら、アップダウンをこなしていく。
仏来山では痛恨の道間違い。
地図ではそのピークは通らないことに気付いていたのに、ピークに浮かれて 通ってしまう。西尾根への下りが間違いであることには気付いたものの、ものすごい急な下りを行ってしまう。
トーゲンがやっぱりおかしいと。私も納得し 引き返すが、これほどむなしくツライ登りはない…。
仏来山ピーク手前にちゃんと道があった。
30〜40分のロスに 予定のバスに乗れないことを覚悟する。
コスマ山を超えて 小須磨峠。公設の道標が現われた。
やがて自然林の明るさを感じるようになり、シカ除けの金網 登場。しかし多くの箇所でボロボロにつぶれており 役に立っていない。
白土山を過ぎて、岳の洞の美しい姿が望まれるように。
その取り付き手前のところで 腹ごしらえ。
トーゲンは足がかなりツライとのこと。一方 私は飲用水が乏しくなってきたのが不安材料。
岳の洞の登りはキツイ。しかし後方に南方の大展望が広がる。左端の局ヶ岳と右端の高見山がともに尖っているのが印象的だ。
山頂からは曽爾方面も見える。
それほどメジャーではなく、人に均されていない山の魅力を満喫する。
…が暑い! 長居はせずに出発。
ここで なんと ほとんど予定通りの時間となった。
下り道のある箇所では ザックを降ろしてトーゲンと検討。これが水谷林道へ下りる道かどうか。
トーゲンはここだと言うが、私はまだ尾根筋を行き、その先の鞍部にあるのではないかと。
トーゲンに折れてもらい、そのまま尾根道を進んでみると 道標。杉平峠。
得意げな私。しかしトーゲンはあの道でも下りられるはずと言い張る。
急な下り。
ザレた細い巻き道で、私はつまずいてしまい、指をケガしてしまった。ツメも割れて出血。傷口を洗うのに 残りわずかな飲用水を使わざるを得なかった。
林道に下りつく。
直線に下りていく山道があり、若いカップルが登ってきた。昨日の新道林道以来となる久しぶりのハイカーだ。
足に疲労が来ているトーゲンの希望で 蛇行し遠回りながら 楽そうな林道を行く。
傾斜は少なく 確かに楽は楽だが、倒木で道を塞がれていて迂回せねばならない箇所が3ヶ所あるのが難儀。
杉平に下りてきた。
国道を外れ 小屋という集落に入るところに自販機が。ちょうど水は尽きたところだった。
しかし ここからがもう一苦労。暑さの中の国道歩き。しかも登りだ。「敷津 (道の駅だったか?) まで1.3km」という看板を見てから一層長く感じられた。
30分以上の余裕を持って 敷津バス停に到着。すぐ先の道の駅で休憩。ここでもジュース2本、お茶1本。
名張駅ではさらにジュース1本。
トーゲンとは大和八木で別れる。面白かった。また一緒に行けるといいですな☆
翌日は背中全体の筋肉痛があったものの 夜にはほとんど治まったのは、重荷訓練の効果だろう。
指のケガ・爪割れもたいしたことはなかった。
足の親指の外側の水ぶくれもあるが、それよりも手の甲の虫刺されが大きく腫れて 痒いのが気になるところ。
また9月に 今度はかずー氏とキャンプの予定。今回の経験を活かしたい。
***
今回の地図のルートは トーゲンのGPSログによるもの。大変正確なようで 驚いた。オレもほしいなぁ〜。
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