那須岳(朝日岳〜三本槍岳〜茶臼岳)
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- GPS
- 06:17
- 距離
- 11.8km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 996m
コースタイム
07:25峰の茶屋跡避難小屋(小休止)
08:03朝日岳の肩
08:11朝日岳山頂(小休止)
08:31熊見曽根分岐
08:38 1900m峰
08:57北温泉分岐
09:18三本槍岳山頂(休憩09:50発)
10:00北温泉分岐
10:29 1900m峰
10:36熊見曽根分岐
11:06峰の茶屋跡避難小屋(小休止)
11:40茶臼岳山頂(休憩12:00発)
12:26峰の茶屋跡避難小屋
12:55峠の茶屋前駐車場着
総移動時間…約5時間00分
(標準コースタイム…約6時間00分)
天候 | 晴れ時々曇り(前半やや強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
那須五山(北から、三本槍岳・朝日岳・茶臼岳・南月山・黒尾谷岳)のうちの3座を巡る山行。 因みに那須五山の主峰は茶臼だが、最高峰は三本槍である。 数日前に皇太子御一家が、茶臼〜朝日を歩いたのもあるが、踏み跡もしっかりあり、標識・ロープ柵・木道等よく整備されていて、迷うような箇所はない。 ただ注意すべき箇所は、 ●峰の小屋跡避難小屋から1900m峰までの、稜線上での西方からの強風(「山と高原地図」にも小屋付近は強風注意と記載されているが、実際に往路では台風のようだった) ●剣ヶ峰〜朝日岳の肩までの、鎖のある岩場(特に雨天・凍結時は滑落せぬよう) と言える(剣が峰・朝日岳・茶臼岳は落石にも注意)。 登山計画書は、登山口から直ぐの那須岳登山指導所前のポストへ。専用の記入用紙もあった。 トイレは登山口の看板の通り、駐車場から先には無い。駐車場で済ませ、後は携帯トイレで済ませるか、我慢するほかない。 水場も無い。因って、駐車場のトイレで汲むか峠の茶屋にある自販機(何が売っているかは見ていない)で済ます。 峠の茶屋前駐車場は無料。2箇所あり、茶屋に近い方に登山口とトイレがある。それぞれ30台くらいは停まりそう。駐車場が満杯ならば、やや下るがロープウェイ山麓駅前の駐車場しかない。 コンビニは、ICから湯本までの間に3、4軒。 道の駅「那須高原友愛の森」は駐車場も敷地も広く、綺麗。 NTTドコモの電波状況は、概ね良好。茶臼岳山頂付近はやや入りづらい。 |
写真
感想
日本百名山25座目。
火山風景・岩の鋭鋒・なだらかな緑の山の、3種類が2000mに満たない一度の縦走?でコンパクトに楽しめるということで気になっていた山。
結果からすると、噂に違わず満足いく山行ができた。
東北道を含め200km以上を車で走り、道の駅「那須高原友愛の森」で車中泊。綺麗な道の駅で、駐車場も広く、平日の22時頃に到着したが、20台近く車中泊しているようだった。
ロープウェイ山麓駅を通過してそのまま峠の茶屋前駐車場へ。
ここは無料で、トイレと自販機がある。ただ駐車場地面にスピンを繰り返したようなタイヤの跡が残っていたので、車中泊はためらわれるだろう。
私が出発した6時半過ぎは、他の登山者もそれなりにいて、アクセス容易な百名山を感じた。
当日黒磯地方は、昼まで晴れ、正午頃から雨の予報。
降り始めの前に、危険とされる朝日岳周辺の岩場をクリアしておきたかったので、当初の茶臼から回る計画を変え、三本槍に行ってから茶臼とした。
地図にも記載の通り、峰の茶屋跡付近は風の通り道で、西から台風のような風が吹き、砂利が顔に当たって痛かった。
よろけぬように気をつけながら、朝日岳へ。岩場で飛ばされたり、滑落しないように気をつけながら登る。
刺々しい岩でできた朝日岳へは思ったより早く着いた。
展望は360度。特に茶臼岳の全貌が手に取るように分かり、見とれてしまう。
が、午後からの天候を考えて早めに三本槍へ。
朝日の肩から1900m峰までの稜線歩きは、風も弱まり眺めも良く、清々しくて気持ちが良い。
そして気持ち良さに浸っていると清水平に到着。
半乾きの沼地の上に取り替えたばかりの木道が備え付けられている。この辺りは朝日岳とは打って変わって、緑一杯でなだらか、女性的な感じ。
ちょっと登ると直ぐに三本槍岳山頂。ここからの眺めは朝日岳より雄大だ。
山座同定標識によれば、安達太良・磐梯・吾妻も見えるようだが、この日は日光白根・燧にとどまった。それだけでも十分なくらい気持ちが良い。
三本槍で何度もこの山系を歩いている地元のおじさんと話した後、一気に峰の茶屋跡避難小屋まで来た道を戻る。
1900m峰まで戻ると、眼前に朝日岳と茶臼岳が巨大に現れる。朝日の肩まで擦れ違った人の数から、この日は三本槍まで私を含めて15人ほどが入っていたようだった。
朝日の肩まで戻ると、往路の時よりもハイカーと多く出会う。ロープウェイ組や後発組が来たのだろうか。
峰の茶屋跡は相変わらず風が吹いていたが、行きの強風とは比べ物にならないほど穏やかだった。
ここから茶臼岳へとガレ場を登っていくが、気温も上がり、岩場の照り返しもあって暑くてちょっと疲れてしまう。だが、そうこうしているうちにロープウェイで上がってきた観光客達とお鉢が見えてくる。ここまで来れば茶臼岳山頂。
山登りの格好でいる自分が恥ずかしくなるくらい、普段着の観光客が多い。ただゴツゴツしたガレ場の山頂であることには変わりがなく、転んだりしている観光客が結構いた。
空も怪しい感じになってきたし、小休止してから朝日岳の大きさと荒々しさに圧倒されつつ下っていく。
今回は約12kmと、浅間山や甲斐駒の時くらい距離があったが、一度に3種類の山を楽しめ、充実した山行であった。
茶臼岳だけならばロープウェイで来られるので、観光として家族で来るのも楽しいかもしれない。
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