白馬岳（猿倉荘〜山頂〜栂池高原）100名山【42】

2021年07月31日(土) ~ 2021年08月01日(日)

• GPS: 15:55
• 距離: 16.6km
• 登り: 1,906m
• 下り: 1,336m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:53

距離 6.5km 登り 1,617m 下り 28m

5:53 猿倉荘
6:59 白馬尻荘
7:03 7:16 白馬尻小屋
10:29 10:44 岩室跡
11:35 11:41 避難小屋
13:02 13:11 白馬岳頂上宿舎
13:46 白馬山荘

2日目

• 山行: 6:41
• 休憩: 1:16
• 合計: 7:57

距離 10.1km 登り 306m 下り 1,320m

5:50 白馬山荘
6:22 6:36 白馬岳
7:14 三国境
8:19 小蓮華山
9:01 9:12 船越ノ頭
9:53 10:23 白馬大池山荘
11:03 11:19 乗鞍岳
12:30 風吹大池方面分岐
12:37 天狗原/白馬岳神社
13:39 13:40 栂池山荘
13:43 13:47 栂池パノラマウェイ 自然園駅
13:47 ゴール地点

天候

曇りまたはガス　たまに晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

【アクセス】
行き：川島IC→（圏央道）→八王子JCT→（中央道）→岡谷JCT→（長野道）→安曇野IC

帰り：長野IC→（長野道）→更埴JCT→（上信越道）→藤岡JCT→（関越道）→鶴ヶ島JCT→（圏央道）→川島IC

今回は仲間と一緒に行ったので川島ICで乗り降りでした。

国道19号の犬戻トンネルの先で地滑りの為、6時〜21時は片側交互通行になっており、21時〜翌日6時は通行止めになっています。
5:30に八方へ到着する予定で向かったので、行きは通行止め個所の迂回路も回避する為に安曇野ICで下りて白馬へ向かいました。

【駐車場】
住所：八方第二駐車場
台数：70台
料金：無料

今回は登山口「猿倉荘」、下山口「栂池高原」と異なることから、両方とのアクセスを考え、八方バスターミナル付近の第二駐車場を利用しました。

【交通】
◆八方バスターミナル発着
①猿倉への移動
路線バス「猿倉線」は1番乗り場から乗車します（950円／1名）
八方へ4:40に着いてしまい、始発バス6時までまだまだ時間がある…。
そこで既に待機していた乗合タクシー（猿倉まで3,500〜3,600円）を利用しました。
3名だったので1人あたり1,200円ですが、早く猿倉へ着けて早く登山スタート出来るので良かったです。

②栂池高原からの移動
路線バス「栂池線」（530円／1名）に乗車予定でしたが、タイミング良く「白馬マウンテンシャトル」に乗車出来ました（無料）
「白馬マウンテンシャトル」で栂池高原から八方バスターミナルへ行ける便は日に2本しかなく、2021年の運行期間は7/17（土）〜8/22（日）までとなっています。
利用できればお得だと思います。
https://www.tsugaike.gr.jp/winter/wp-content/uploads/2021/07/shuttle2021.pdf

◆自然園→栂池高原
ロープウェイとゴンドラリフトを乗り継ぎます（2,000円／1名）
約1,000mの標高差をダメージMAXの自分の足で下りなくて済む・・・助かります！

【山小屋・売店】
大雪渓手前の白馬尻小屋は営業していません。
なので猿倉荘から登る方は山頂手前の頂上宿舎か白馬山荘までトイレはありません。
村営白馬岳頂上宿舎・白馬山荘・白馬大池山荘はコロナ対策を行いながら開いていました。

【登山バッチ】
宿泊した白馬山荘で購入しました。
途中、立ち寄った村営白馬岳頂上宿舎でも売っていました。

【最終コンビニ】2021/8/1現在
私の通ったルートでは、八方バスターミナルすぐ近くの交差点「八方」の角にあるローソンが最終です。
ただし、店のドアには「24時間営業」と書いてありますが、5時前に到着した時は閉まっていました。
（ネットで調べたところ、営業時間は6〜0時と載っていました）

コース状況／危険箇所等

大雪渓は凍っておらず、シャリっとなっている状態でしたのでチェーンスパイクでも問題ありませんでした。

白馬乗鞍岳の先にある雪渓では他の方の踏み跡がしっかり固まっていたのでチェーンを付けなくても渡れました。
（大人の男性の歩幅間隔なので、女性やお子さんにとっては広すぎるかなと思います）
あくまで私個人の感想なので、不安のある方は4本などの軽アイゼンを使用してください。

ザレ場やガレ場はありますが、特に問題ありませんでした。
ただ、白馬乗鞍岳を超えて小雪渓〜天狗原への間にある岩々ゾーンはルートを見失いがちになり、かつ岩も大きくて高さもあることから注意が必要です。

天狗原近くの銀嶺水は枯れているか極端に水量が少ないように見えました。
（キチンと確認していなくてごめんなさい）

その他周辺情報

八方第二駐車場には日帰り温泉「八方の湯」（800円／1名）があり、停めている車に装備を置いてそのまま歩いて行けるので便利でした。

写真

7/31 4:41

猿倉への始発の6時のバスに乗り遅れてはいけないと休憩も少なめにして運転を頑張ったのはエエけど、5時前に着いてしまった💦

7/31 4:48

念のため、バス停を確認！1番乗り場（画像だと左の青い柱）になります。

7/31 4:49

猿倉行きバスの時刻表（運行日にご注意ください）

7/31 5:15

早朝5時なのにタクシー乗り場に空車が並んでいました。
始発バスまで待つのも無駄、1人あたり＋250円で乗れるということでタクシーで猿倉へ向かいました。

7/31 5:43

猿倉荘に到着！
早朝にもかかわらず係の方が登山届の受付を行ってくれていました。
（私は事前にネットで提出済み）

7/31 5:40

トイレ兼水場があります。

7/31 5:51

白馬尻小屋が営業していない旨の注意喚起です。

7/31 5:51

こちらは山小屋の予約について注意喚起です。
予約なしで向かう方がいるんでしょうね・・・。

7/31 6:05

白馬鑓ルートは通行止めになっていました。

7/31 6:27

最初は緩やかな林道を進んでいきます
（画像に写っているのは仲間で、この後、モデル？として頻繁に写ってますw）

7/31 6:11

遥か彼方に白馬岳が！と・・・遠い💦

7/31 6:22

ハナウドだそうです（アプリ調べ）

7/31 6:24

ホタルブクロだそうです（アプリ調べ）

7/31 6:40

橋を渡り、更に進みます。

7/31 6:49

アスチルベだそうです（アプリ調べ）

7/31 7:02

ネットで見たことある案内岩！w

7/31 7:03

白馬尻小屋の組み立て前（解体後？）の様子です。

7/31 7:25

ノブドウだそうです（アプリ調べ）

7/31 7:33

いよいよ大雪渓へ！

7/31 7:47

さ、寒い💦
思わず💦ソフトシェルと手袋を装着！

7/31 7:55

ガスってきて、先が見えない💦

7/31 8:39

時々ガスが取れて、先が見えます。

7/31 8:56

歩荷さん、お疲れ様です！＆ありがとうございます！

7/31 9:39

岩が静かにゴロゴロッと時より落ちていきます。
万が一に備えてヘルメットは装着した方が良いと思います。

7/31 9:39

大雪渓を走破！
でもいつ落石が落ちてくるかわからないので早々に先へ進みます。

7/31 9:54

大雪渓の上部では水流が雪渓の下へ流れ込んでいく様子が見れました。

7/31 9:58

これはオニユリ！w

7/31 9:59

大雪渓の更に上でも橋が掛かっていました。
水が豊富なんだなー！

7/31 10:02

岩室跡です。

7/31 10:03

雪渓の側面って意外とスパっと割れてます。

7/31 10:21

高山植物が咲き乱れてます✨

7/31 10:58

雪渓の横の岩場を登ると・・・。

7/31 11:37

避難小屋に到着！

7/31 11:37

避難小屋の中は狭く感じました。
緊急時しか使用しないからかな？

7/31 11:52

はるか上に山小屋が見えたッ！

7/31 11:57

ミヤマキンポウゲだそうです（アプリ調べ）

7/31 12:06

登っていく人々が続いています。
ガレ場だと落石が怖いので、間隔を空けてましたが後ろが詰まってしまうので難しいですね💦

7/31 12:34

2,600mを突破！

7/31 12:51

またガスが下りてきちゃいました💦

7/31 12:52

頂上宿舎の手前です。
まさしく！もう少し！ガンバレ！

7/31 12:55

アメリカミズバショウだそうです（アプリ調べ）

7/31 12:56

ラストスパート！

7/31 13:00

頂上宿舎に到着！
小屋に入った途端、ザッと雨が降りました。

7/31 13:15

すぐ雨が止んでくれて良かった！

7/31 13:25

いざ白馬山荘へ！

7/31 13:30

ホントに綺麗やなー✨

7/31 13:31

こうやって見ると要塞みたい！

7/31 13:38

コマクサ発見✨

7/31 13:47

予定より1時間以上も早く到着できました！
この後、また雨が降り出したので、タクシーに乗って登山開始を早めて正解でした✨

7/31 13:55

事前にネットでダウンロードした宿泊届を提出し、受付をします。

7/31 13:57

「小屋の中に熊はいません」って、遠回しに「小屋の中で鈴をリンリン鳴らすな！」ということですw

7/31 13:58

小屋の中は綺麗でした✨

7/31 14:05

隣接するスカイプラザは食堂兼売店です。

7/31 18:32

スカイプラザの中の様子です。

7/31 14:09

まずは1杯✨

7/31 14:34

大雪渓で作っているそうです。

7/31 14:10

仲間がいただきましたw

7/31 14:13

モンベル製とノンブランド製の2種類ありました。
カラーバリエーションも豊富！

7/31 17:21

インナーシーツをセットし、まずは寝床を確保！
感染予防のため隣は空けてくれていたので広々と使えてラッキーでした✨

7/31 17:22

大部屋はこんな感じです。

7/31 17:46

食堂も広々でした！

7/31 17:46

晩ご飯・・・スカイプラザでスバケティを食べれば良かった💦
（あくまで好き嫌いの多い私の個人的見解ですw）

7/31 18:04

ガスはずっと晴れません・・・。

7/31 18:08

山荘前の各方面への案内板です。

7/31 18:09

日の出・日の入り、どちらも見ることができませんでした💦

7/31 18:10

山小屋ならではの役に立つな情報満載です。

7/31 18:11

携帯電話は100円で充電できるそうです。
（充電器やケーブルは自分で持ち込みかな？）

7/31 19:08

日没の時間にガスが一瞬取れて、空が赤くなりました。

8/1 5:04

翌朝、食堂で朝食をいただきます。
あまりお腹は減っていませんでしたが、炭水化物を無理くりお腹へ入れました。

8/1 5:56

山頂へ登り始めると、荷揚げのヘリが飛んできました！

8/1 6:05

あのシルエットは・・・。

8/1 6:05

ま、まさかッ！

8/1 6:06

ライチョウ君を発見✨

8/1 6:07

ヒナのライチョウのお尻w

8/1 6:08

前日、ライチョウパトロールの方とすれ違った際にお話を聞いたところ、白馬山荘付近や山頂付近にライチョウがいると教えていただいていたので、キョロキョロ探しながら登った甲斐がありました✨

8/1 6:16

登頂ォー！

8/1 6:17

なぜお金を挟むんやろ？

8/1 6:20

雲が流れ落ちていきます！

8/1 6:20

ブロッケーーーン✨

8/1 6:26

三角点がなぜか虐げられてましたw

8/1 6:30

今回、一番の快晴となった瞬間です✨

8/1 6:34

今年最大の目標の剣岳も見えました！

8/1 6:35

名残惜しいですが、先へ進むため、一旦下ります。

8/1 6:38

振り返ると山頂付近はまだ快晴✨

8/1 6:44

雲海も綺麗です✨

8/1 6:47

ここも高山植物も咲き誇ってます✨

8/1 6:58

気持ちイイ稜線歩き！

8/1 7:02

ずゥーっと稜線が続いています。

8/1 7:12

コマクサが群生していました！

8/1 8:03

だいぶノンビリしてしまったので先を急ぎます。

8/1 8:17

三国境に到着。

8/1 8:20

ハンゲショウだそうです（アプリ調べ）

8/1 8:30

チョウソスケソウだそうです（アプリ調べ）

8/1 8:47

またまた下ります。

8/1 9:01

船越ノ頭に到着。

8/1 9:21

段々と先が見えなくなってきた💦

8/1 9:26

うっすら池が見えてきた！

8/1 9:42

白馬大池に到着！

8/1 10:12

白馬大池山荘です。

8/1 9:50

エネルギーを補給しなきゃ！

8/1 9:55

カレーライスな気分でしたが無かったので肉うどん！

8/1 10:25

またまたガスが取れてきました✨

8/1 10:25

大池の全貌が見えてきた！

8/1 10:30

逆さ船越ノ頭かな？

8/1 10:52

白馬大池をグルッと周って岩々ゾーンへ！

8/1 11:04

白馬乗鞍岳へ登頂！あとは下り、だけのハズ！

8/1 11:26

雲の切れ目がまん丸になっていました。

8/1 11:32

小雪渓に到着！

8/1 11:35

ここの雪渓は踏み跡がしっかり残っているのでノーチェーンで渡れました。

8/1 11:38

仲間（女性）いわく「歩幅が合わない💦」とのことでした。
男性の歩幅やね、ここは。

8/1 11:47

そして私的には一番の難所だった岩々ゾーンへ！

8/1 12:29

大きめの岩々ゾーンが終わり、小ぶりの岩々ゾーンへ！

8/1 12:29

木道が見えた✨

8/1 12:31

振り返って見ると、すんごく下ってきたのがわかります。

8/1 12:33

イチハツだそうです（アプリ調べ）

8/1 12:35

天狗原に到着！

8/1 12:36

休憩ゾーンになっていたので皆さん、ここで一息いれてました。

8/1 12:36

祠があって、何やろ？と思っていましたが、あとから調べると白馬岳神社だそうです。

8/1 13:03

銀嶺水に到着！水が枯れているように見えましたが、よく確認してなかったのでハッキリとわかりません💦

8/1 13:38

ゴーーール✨

8/1 13:39

帰りのバスの時間にギリギリだったので先を急ぎます💦

8/1 13:44

まずはロープウェイに乗車！

8/1 13:49

20分間隔で運行してくれていたのでサクっと乗れました。

8/1 13:51

ロープウェイ！
思いきり逆光ですがw

8/1 13:58

ロープウェイを下りると200mほど歩きます。

8/1 14:00

ゴンドラリフト乗り場へ到着です。

8/1 14:02

次々とゴンドラが来るのでここでも待ち時間ゼロで乗車できました。

8/1 14:08

ロープウェイとゴンドラリフトで合わせて1,000m下ります。
疲労困憊の脚の負担が減り、助かります！

8/1 14:42

タイミング良くというか運よく「白馬マウンテンシャトル」へ乗車することが出来ました！

7/31 5:15

八方バスターミナルへ到着後、駐車場に隣接している「八方の湯」で2日分の汗を流してスッキリ✨

撮影機器：

FinePix XP140 XP141 XP145 FUJIFILM

iPhone SE (2nd generation) Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 昼ご飯 行動食 飲料 レジャーシート ヘッドランプ ファーストエイドキット 常備薬 保険証 iPhone Apple Watch ココヘリ サングラス タオル ストック カメラ GoPro チェーンスパイク インナーシーツ

感想

あかざく

登山歴6年目で最長の標高差1,500m、初めての大雪渓で600mを登るので、行く前は「果たして山小屋までたどり着けるのか？」と不安いっぱいでしたが、予想外に大雪渓が超ォー楽しく、意外とキツくもなく、サクっと登れました！

天候に恵まれた・・・と言えないお天気でしたが、ライチョウに会えて、ブロッケン現象も見れて、綺麗な稜線歩きを満喫でき、大満足な山行でした✨