◆みさらせ!!これがブロッケン現象!!飯豊山の真骨頂じゃあ!〜弥平四郎口・小野川温泉河鹿荘・広河原温泉湯ノ沢間欠泉・おまけの米沢観光
- GPS
- 28:00
- 距離
- 25.5km
- 登り
- 2,289m
- 下り
- 2,297m
コースタイム
07:00 道の駅西会津
------------------------車移動
08:00 弥平四郎登山口(やへいしろう)
09:52 上ノ越
11:15 疣岩分岐 (いぼいわ)
11:25 獅子沼
11:37 疣岩山 1653m
12:21 三国岳避難小屋
13:40 種蒔山 1791m
14:01 切合避難小屋 1750m(きりあわせ)
14:48 草履塚
15:07 姥権現
15:12 御秘所
15:31 御前坂
16:06 二王子
16:11 本山避難小屋付近の水場
16:27 本山避難小屋 2012m
◆2日目
05:55 本山避難小屋
06:05 飯豊山 2105m
06:51 本山避難小屋
08:10 切合避難小屋
08:58 七森
09:33 三国避難小屋
10:25 疣岩分岐
10:59 松平峠(と思われる場所)
12:12 祓川山荘(はらいがわ)
12:28 弥平四郎登山口
天候 | 曇りときどき晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
細い山間林道で、渓谷側にはガードレール等はないので、走行にはご注意。 祓川山荘への林道は夏山シーズンのみゲート解放(9月下旬ころまでと西会津町役場に確認) ゲートは、弥平四郎集落のはずれ。 弥平四郎集落の先、登山口までの4キロ区間は未舗装。 それほどのダートでもないので、乗用車でも行けると思われます。 実際、セダンが登山口駐車場に止まっていた。 ※川入へのアクセス林道は、7月の大雨による道路崩落のため通行不可。復旧見通しなし。登山道には問題なし。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆登山口・駐車場・ポスト ▼弥平四郎登山口駐車場 見た目20台くらい。7月末〜8月上旬は満車になることもあり。 未舗装、無料、24時間出入り可能。街灯なし、付近人家なし、駐車場にトイレなし。 駐車場から20分ほど歩いた先にある祓川山荘にトイレがあるらしい。詳細不明。 トイレは道の駅西会津を利用するのが無難。 ポストは、登山口の手前4キロの弥平四郎集落のはずれにあり。 ◆避難小屋情報(山都町産業課に電話確認・平成25年8月20日) ▼三国岳避難小屋 管理人常駐期間 7月1日〜9月23日(予定)利用料金\2000 実際には9月9日で降りてしまったらしく、不在だった。 バッチあり(管理人不在のため未確認) 管理人 金子さん 090-4820-0815、水場(ロープで50m下ったところ・未確認) 収容50人、トイレ非水洗屋内(未利用詳細不明)、更衣室あり ▼切合避難小屋 管理人常駐期間 7月1日〜8月31日、9月8日〜9月23日(予定) 管理人 長谷川さん 0241-39-2217 自宅電話のため、昼頃繋がりやすい バッチ1種類 ¥800 デザインはイイデリンドウとオコジョ、残数15個くらいだった 収容100人、トイレ別棟(簡易水洗3、非水洗1、\100)、更衣室無 素泊まり¥2500、食事付¥7200 水場有、小屋前に豊富、無料で飲み放題(小屋より西側60m付近にもあるらしい) ▼本山避難小屋 収容50人、トイレ別棟(簡易水洗2基、非水洗1基、TPあり)初回利用時のみ100円投入、更衣室(倉庫兼)あり 管理人常駐期間 7月1日〜10月6日(予定) 9月1日〜9月23日まで土日祝のみだが、かなりの確率で平日もいるらしい 9月23日以降の紅葉時期は10月6日(日)まで毎日いるらしい 管理人 高橋さん 090-8782-2991、利用料金¥2000 水場(小屋から歩10分・無料)小屋の手前、登山道を少し下ったところ バッチ2種類 ¥800 ヒメサユリとイイデリンドウ(イイデリンドウ版は売り切れ) 次の連休で売り切れバッチの補充をするとのこと。 ▼祓川山荘 未利用のため詳細不明。弥平四郎登山口からは、林道を約50mほど戻って看板のあるところを下りて、歩15分ほど。 トイレもあるらしいが、未確認。水場は沢水らしい(未確認) ※これらは、あくまで参考程度。見るホームページによって情報が微妙に異なる。 特に管理人の常駐期間は情報が錯綜。9月は土日祝日のみ管理人常駐とか。毎日いるとか。 詳細は管理人に直接電話して確認する必要あり。 いずれも管理人が常駐していなければ無料開放。通年利用可能。 ※飯豊連峰の避難小屋は管理人がいても基本的に寝具、食事なし。 管理人が常駐するのは、7月から8月末の夏山シーズンのみ 利用に際しての予約は不要。切合小屋を集団で利用する時は、予約必要。 ※バッチは、飯豊の湯にもあるらしい。¥500 ◆危険箇所等 ▼弥平四郎登山口〜上ノ越(新ルート) 駐車場からいきなりはじまる強烈な猛坂。上ノ越まで続く。耐えるしかない。 湿っているとドロで滑りやすい。このあたりは、熊がよく出る区間らしい。 秋になると特に熊が出るとか。登山口にあった看板にも、マジックで「熊がよく出るルート」と書いてあります。 新ルートと新長坂ルートを通ってみて。確かに登山口の看板にマジックで「どっちもどっち」と書いてあったとおり。 コースタイムは、新長坂ルートのほうが緩やかで歩きすい分、時間がかかる。どちらも眺望に大差なし。 ▼上ノ越〜巻岩山〜疣岩山 傾斜が緩んで徐々に高度を上げていくが、登山道上には蛇がやたらにいる。 この区間だけで、10匹ほど見ています。 体の模様だけ見て判別できるほどに詳しくないので、毒蛇かどうかわからんです。 ニホンマムシかヤマガカシっぽいです。どっちにしろ毒動物だったりして。 巻岩山は看板等見つからず、どこだかわからず。 疣岩山山頂手前に獅子沼への分岐がある。歩1分くらい。 小さい沼ですけど、そこから飯豊連峰の主稜が見渡せます。モウセンゴケあり。 ▼疣岩山〜三国岳避難小屋(三国岳) いったん、下って登り返して三国避難小屋。特別、難しい個所なし。 ▼三国岳避難小屋〜七森〜種蒔山〜切合小屋 基本的にはなだらかなアップダウンを繰り返しながら徐々に標高を上げていく。眺望は左右に素晴らしい。 途中に、梯子と鎖のかかった箇所が一ヶ所あるが、注意すれば特に難しいものではない。 ▼切合小屋〜御秘所 少し沢だか登山道だかよくわからないところを登り、草履塚を過ぎると姥権現。 姥権現から御秘所の岩が見える。御秘所は今回の行程の中では、最も危険個所。 オーバーハングした岩の上に鎖がかかっていて、当たり前のように左右が切れ落ちている。 そんなに長い区間でもないが、ザックの重みでバランスを崩して落ちたなら。 西側なら重傷。東側に落ちたら助かりません。 岩の上には乗らずに、鎖を掴んで岩の西側に体を置くようにして通過。 それでも一ヶ所どうしでも岩に上がらざるを得ない箇所がありました。そこでは決して東側を見ないように。 私はなんだか、ザックをそちらのほうに引っ張られるような感触を覚えました。 寂しくて誰かが呼んでいるのかな。怖い怖い。 ▼御秘所〜二王子〜水場〜本山避難小屋 御秘所を過ぎると、御前坂という地獄の坂が待っている。ここまでくるのに体力を消耗している身には厳しい。 登りきると二王子。すぐ先に水場への分岐がある。小屋には水場はないので、小屋に行く前に汲んでいく。 分岐から100mほどくだったところに水場あり。土中に塩ビパイプが突き刺さっています。 水を汲む際は、気を付けてみていないと、小砂利が混ざります。 ▼本山避難小屋〜飯豊本山 ほぼ平坦。標準タイムが20分とあるけど、10分くらい。猛烈にガスった時以外、特に危険はない。 今回のルートではこの区間でイイデリンドウを見ることができる。 開花時期は7月から8月。9月の早い時期なら残っている可能性あり ▼疣岩分岐〜松平峠 疣岩山付近から見下ろすと、とんでもないところを歩かされるのかと思ったが、実際に行ってみると問題なし。 ただし、足元はザラついた急な下りなので、要注意。ズルリといきます。 一ヶ所、長さ10mくらいの左右の痩せた箇所があります。そこだけ要注意。 ▼松平峠〜祓川山荘〜弥平四郎登山口(新長坂ルート) 特別、松平峠を示す案内等はなかったが、樹林帯に突入していくところの起点が峠なのでしょう。 樹林帯の中を延々と下ります。足場は比較的細く、小さな沢を何度か突っ切ります。 この区間でも、蛇を一匹見ています。このあたりは、蛇が多いようです。 丸々とした見事な栃の実が登山道上に転がりだしたら、ほどなくひっそりと祓川山荘に到着。 祓川山荘からさらに下って川にかかった橋を渡って、少し登り返すと林道に出る。 駐車場までは、林道を50mほど歩く。 ◆温泉 ▼小野川温泉河鹿荘 9:00-21:00 \500 14:00-18:00の間は要確認 山形県米沢市小野川町2070 0238-32-2221 http://www.kajikaso.com/ ※登山口の近くには飯豊の湯なんてのがある。多分、飯豊山に登った人の大半は、ここを利用すると思います。 http://www.town.yamato.fukushima.jp/hotspring/iidenoyu_inf.html ▼広河原温泉・湯ノ沢間欠泉 湯の華 10:00-16:00 ¥600 露天に自噴間欠泉あり 山形県西置賜郡飯豊町大字広河原湯ノ沢448-2 050-5534-3431 http://kanketusen.com/ ◆味覚 ▼飯豊とそばの里・そば伝承館 毎週水曜日¥1000でそば食べ放題!!! 平成25年10月9日まで。急げいや! 10:00-16:00 0241-38-2300 http://www.sobanosato.jp/tradition/ ◆バッチ 上の避難小屋情報の各小屋ごとに記載 ◆参考(主に自分用) ▼飯豊朝日連峰の登山者情報 http://www.ic-net.or.jp/home/iide/ ▼山都町山小屋情報 http://www.town.yamato.fukushima.jp/iidesan/yamagoyajoufou.htm ▼福島県内の国立・国定公園内における公設避難小屋 http://www.pref.fukushima.jp/shizen/park/hinangoya/hinangoyaitiran-top.htm |
写真
感想
やっとの思いで飯豊山。できれば、イイデリンドウの花咲く頃に訪れたかったのですが。
プロレタリアート特有の不遇ともいえる宿命のために。
イイデリンドウ花咲く頃に訪れるという私の野望は、露と消えたのでありました。
いつの間にか、当初、登山口と定めていた川入からは入山できなくなってしまったし。
困ったものだと思っていながらにして弥平四郎口から登ることにしました。
川入からのとたいして時間的にも変わらないみたいだし。
そのようなわけで、様々な思いを噛みしめながら、恒例の軽自動車が音もなく走り出したのでありました。
車中泊。それは道の駅西会津。他に適当な場所が見つからず。登山口まで行ってしまうと、駐車場にトイレがないようだし。
登る日。起きてみますと、明らかに外が暗い。曇っておるのか。それも、相当に分厚い雲のようだ。
雲をにらみつけて考える。今日は、やめようかな。でも、どうも、雲の位置がそんなに高くもないようだ。
じゃあ、行ってみましょうかと出発。軽自動車が熱く走り出して、弥平四郎の集落へ到着。
集落の中で歓談しているオバチャンたちの熱い視線を感じながら、軽自動車は唸りをあげて加速する。
集落の終点からダート4キロ。路面はそんなにボコンボコンでもなく。しかしながら、一回、バンパーを擦ったので乗用車では覚悟のうえ。
登山口につくと、すでに10台くらい止まっている。そして、もう誰もいない。
いつものことながら、またしても到着が遅いわなあと自嘲しながら、準備して出発。
行きは上ノ越経由。帰りは祓川山荘経由で。
上ノ越までの猛坂でこってり汗を絞られる。登り切って既に憔悴。
また体調不良かと思ったが、そこからは傾斜が緩んだので順調に。
ただ、登山道上に蛇の多いこと。一度の山行でここまで多くの蛇を見たのは初めてだ。
近づくとすぐに逃げてくれたから助かったけど、これ、ガブリとやられたら、タイツだけやハーフパンツの人は厳しいだろうね。
疣岩山の分岐を過ぎると、獅子沼分岐?
はて。地図にもそのような沼は見当たらないし、先人レコを見ていても、そのような沼は見なかったような。
気になるので行ってみる。ちょっと歩いてまだ先があるようなら引き返すつもりで。
そしたら、1分もしないうちに到着。また、そこからの飯豊山主稜の眺めがまた格別で。
山頂部に雲がかかっていなければ、さらに格別でしたが。
獅子沼には、モウセンゴケが生息してました。
分岐まで足早に戻って疣岩山へ。主稜が見渡せると地図にあったけど、獅子沼からのほうが眺めがよいです。
疣岩山からは、下って登り返してやっと三国岳避難小屋。ここで3名ほど休憩されてました。
三国岳避難小屋は無人でした。このあたりから、他の登山者を見かけるようになる。
切合避難小屋までの区間で「道に迷った」という人に遭遇しました。
どこからいらしたのか。そんなに複雑でもないルートだと思うのですけど。
ここには無言ですれ違う登山者はいない。誰しもが、何かしら話しかけてくるし、笑顔で挨拶をかわせば、話をしたくなるというものかな。
切合小屋の手前で、少しばかり大きめのリンドウを発見する。これは!? ひょっとしてひょっとするかも。
イイデリンドウではないかあ! まだ咲いていたのか。うわっははーーっ!!
嬉々として散々に撮影したものの。後になって、それはイイデリンドウではないことが判明するのは、いとをかし。
切合小屋にて、豊富な水を飲み放題に飲み込んで、さらに出発。
先ほど、少しばかり晴れてきていた山頂部にはまたガスがかぶさってしまっている。
天気がよければ、本山を往復して切合小屋で一泊するつもりだった。
ガスで何も見えなければ、本山小屋で一泊して、翌朝山頂へ。という秘められたプラン。
私は密やかに切合小屋をあとにするのであった。登れば登るほどガスが濃くなってて、あたり一面が真っ白に。
本山小屋に泊まることが確定した。小屋に到着するまでに、水を汲んでいかないと、小屋から水場までが遠いので面倒です。
小屋に到着。ザックを下して、まずは飯豊山神社にお参り。周辺の白い写真を撮っていると。
オジサンが話しかけてくる。ここに泊まるのかと。
いたのか。管理人。ということは、利用料金2000円か。
シュラフも食料も何もかも持ってきているからなあ。いないと無料なのにね。
管理人が常駐するのは9月は土日祝日だけじゃあなかったんですね。
この日の利用者は数人の年輩集団の他に単独男性1名。自分。
早々とシュラフにくるまったものの。集団のヘッドライトの明かりと色んな音を満喫。
夜中にひっきりなしにトイレに行くのなら、みなさんは2階でなく1階で寝ればよかったんじゃあないのかね。
持って行ったのは、モンベルの#3シュラフ(夏用はこれしか持ってない)ですけど、小屋内の気温が高くて。
ジッパーを開いて掛布団のようにして眠りました。
翌朝。
ほぼ同時出発となった単独男性が小屋内の掃除を始めると。
掃除にはやり方があるから、余計なことをやられるとかえって有難迷惑なんだとか。
管理人が、はっきりとそうおっしゃってました。
この管理人さんは心に浮かんだ言葉がそのまま口から出てしまうんですね。
ですから、本山小屋の掃除はしないように気を付けましょう。
他にもマイルールがありそうですから、何かやろうと思ったら、まず確認したほうがよさそうです。
さて。
外に出てみると、頭上に太陽は出ているものの、小屋周辺はガス。
山頂までは行くかとカラ身で出発。途中、周辺が明るくなったと思ったら、ガスがきれはじめる。
山頂めざして駆け始める。またガスに包まれる。
それでも5分から10分にガスが切れたので、山頂からは、ちょこっとだけ眺望はあったのが救い。
もっとガスが切れないかと思ってしぶとく粘っていると、いつしか眼下にブロッケン現象が出ていた。
しっかし、私はブロッケン現象をよく見るなあ。ということは、それだけ、ガスにまかれることが多いということか。
イイデリンドウは間に合わなかったけど、イイデブロッケンは間に合ったわい。
ふは。ふははは。まあ、いいや。とばかりに本山小屋にザックを拾って下山開始。
昨日、ガスってなかったところがガスってて。ガスっていたところがほぼ晴れている。
相変わらず、山頂部には、とれそうにない分厚いガスがかかってましたけど。
帰りは、疣岩分岐から松平峠へ。松平峠までは、ザラついた斜面なので、ズルズル滑って難儀しました。
松平峠からは、長い樹林帯の中。落ちている栃の実に目が行きだしたら、ほどなく祓川山荘です。
ひっそりとしすぎていて、かなり幽玄な雰囲気の山荘です。
この山荘の幽境感はただならぬものを感じました。墓地の脇で車中泊する私でも、ちょっと泊まれそうにないです。
できれば、飯豊本山だけの往復はしたくはなかったのですが、休暇に限りあるプロレタリアートですので、仕方がないのです。
いつの日にか、大日岳も含めて飯豊連峰を縦走したいと、大野望を胸に抱きながら、恭しく下山しました。
下山後。
そばを食べに。この辺り一帯は、そばの名産地。特に宮古地区は集落のうちの3分の1くらいがそば屋という。
飯豊山の伏流水で食べる「水そば」が特に有名。しかしながら、宮古集落を通り過ぎて山都の駅近くへ。
そこには、そば伝承館がある。そして、今日は水曜日。水曜日は「そば食べ放題の日」だったりするのです。
そりゃあ、宮古そばを通りすぎてしまったというわけだ。
1000円でまず2枚出てきたのですが。正直なところ、1枚がけっこうな量で。
2枚でお腹が満足気味。それでは、食べ放題でもないので、3枚目を頼む。
なんとか食べきったので、ほとんど意地で4枚目を頼む。執念で食べきる。もう暫くそばはいいやというくらいに。
温泉。
登山口の近くには飯豊の湯というのがあり、飯豊山登山の帰りには、多くの人が利用すると思われますが、他のところに行く。
翌日は祝瓶山に登る予定だったが、雨の予報なので中止し、米沢観光に切り替える。
そのため、米沢にある小野川温泉・河鹿荘に入浴させていただく。
到着してみて、そのあまりに立派な宿構えに、本当に500円なのか心配になった。
ラジウム含有量が豊富で、伝説では小野小町が父を探している途中で発見した温泉とか。
さらに翌日は、予報が雨なので祝瓶山登山を中止して米沢観光に切り替え。
途中で雨が降ってくるのは仕方ないが、はじめから雨なら、やめといたほうがええ。
上杉家廟所、春日山林泉寺と積年の思い入れのある場所を次々に観光しながら、上杉神社の稽照殿へ。
ここには、直江兼次の愛の前立ての兜が常設展示されてます。他には謙信公所用の馬上盃とか軍配とか甲冑とか。
展示内容としては、以前に訪れた宮坂考古館のほうが数は少ないけど迫力があったかな。
宮坂考古館にある謙信公所用の甲冑は、鬼気迫る迫力があったけどなあ。
なんだか、展示の仕方がいまいちなのか、愛の兜を見ても、そんなに感慨深さを感じなかったような気配。
後は、併設の上杉城史苑や近くのスーパーで土産を物色し登起波分店・登で米沢牛を食事して、これまた積年の夢だった温泉へ。
広河原温泉間欠泉は、すっげえところにあります。ところどころ、看板が出ているのでご安心ですが。
あまりの道の険しさに、宿が近くなったらカーナビが勝手にリセットがかかってしまい、案内しなくなってしまいました。
米沢市街地からは、約40キロで、山間部の細っこい林道を対向車におびえながら縫うようにして走り、未舗装区間を爆走して到着。
長年、来たかっただけのことはありました。悶絶の泉質。愉快な自噴間欠泉。たまらんでした。
長大レコ、じっくり拝読しました
拙者、まだ、飯豊には行ったことがないので、羨ましいです
小野川温泉、米沢の上杉神社・・・懐かしかったです
西吾妻山に登った前後に立寄った記憶があります
小野川温泉では、もっとお安い宿に泊まりましたが
最後の広河原温泉・間欠泉湯の華 も魅力満載ですね。
北海道では・・・「こんぶ焼酎」を買って帰りました
隊長
飯豊山、いつかは行ってみたい山です。
なかなか奥深いので踏みこめません。
小屋情報、細かくありがとうございます。特に本山小屋の管理人さん情報(笑
大雪の日に米沢行った事あり、雪に埋もれて見えなかったお廟、林泉寺など、興味深く拝見しました。
ちょうど大河ドラマ「直江兼次」終わった後に行ったら
「あ〜ら、昨日妻夫木君がお墓にお参り来たのよ〜」と言われ、残念な思いをした寺でした
間欠泉も是非行ってみたいです。
盛り沢山の情報、ありがとうございます
こんばんは、moglessさん(^^)v
珍しい、今回は山中泊山行だったのですね。
ワタシはもっぱらテント、たまに山小屋泊なのですが、避難小屋には泊まったことがありません。
今回の小屋は管理人がいるタイプだったのですね。レコの方拝見しますと、小屋番の方はかなりスパイシーな人物だったようで(^-^;
なんだかワタシの中でさらに敷居が高くなってしまいました。
飯豊山は春に磐梯山から眺めた時に、その存在感に心を打たれたお山でした。
福島県が飯豊神社までの県境を譲らない理由も分かるような気がしちゃったり。
雲が多かったようですが、山のお化粧ですよ、神秘的な雰囲気がいとをかし(^^)
毎回moglessさんの温泉レコには羨ましいの感想になってしまいますが、今回もステキですね、間欠泉♪
色も良し!泉質はどんな感じだったのでしょうか。
最近山歩きがメインになってしまっているので、たまにはこういうマジモンの温泉に浸かりたいですw
ちょ、ちょ、確かに長大になってしまったようです。
こんなに長くするつもりはなかったのですけど、山自体が長大だし、米沢観光が入ってしまったので、このようになりました。
月並みな言い方ですが、飯豊山はやっぱりよかったです。
たとえ山頂部がガスで真っ白でも、登山道に蛇がたくさんいても。
今度は、大日岳も含めて飯豊連峰を縦走してみたいですね。
これはプロレタリアートの霞がかった見果てぬ夢かもしれませんが。
私も米沢には西吾妻山に登った際に、立ち寄ったことがあったのですが。
いかんせん、下山後で時間が少なく、宮坂考古館しか行けなかった過去があります。
ずっと気になっていたので、やっと行けて万感の思いでした。
観光して見て回るだけでも、丸一日かかりますね。
おいしいものもたくさんありますし。
こういう城下町の史跡を繋いで歩き回るのも面白いかもしれません。
河鹿荘には入浴しただけです。あのような立派な構えのお宿には、とても泊まれません。
米沢市内には、車中泊できるスポットがたくさんあって助かります。
次に来ることがあったとしたら、祝瓶山登山のついでに米沢ラーメンを食べてみたいです。
こんぶ焼酎。なんだか、見たような記憶が。
北海道で買った牛乳焼酎が自分としては、アタリだったので、飯豊山の伏流水を使用したそば焼酎は、見たら買わざるを得なかったのです。
どのようなものだか、楽しみです。
飯豊山は奥深い山ではありますが、避難小屋が要所にありますので、泊りがけで行けば、そんなにもでもないと思います。
小屋情報は、自分で調べた情報を全て書きました。
本山小屋のオジサンは、何とも。裏表のないストレートな性格なのでしょう。
山以外では、苦労が多くなりそうですけどね。
妻夫木君? そういえば、上杉家廟所の事務所に額に入ったタレントとおぼしき写真が飾ってあったっけ。
あれが妻夫木君だろうか。というわけで、早速、調べてみたら、妻夫木君ではないようでした。
誰だったんだろうか。あれは? 女優さんみたいな人も一緒に写っていたけど。
大河ドラマは実は全く見ていなかったりして。
大河ドラマどころか、テレビ自体がいまだにアナログ放送しか受信できません。
私のテレビの地デジ化は、いったい、何年後になるのでしょうか。
間欠泉は素晴らしいですけど、アクセスに難がありすぎます。
だから、行ってみたくなるのですけどね。
Casumin51さんも、秘湯に目覚めつつあるのですか?
珍しい? 確かに私の登録しているレコは、大半が日帰りだったりする。
本来、一泊するような山でも日帰りだったりして。
でも、さすがに飯豊山は日帰りで往復は無理だろうと判断しました。
笠ヶ岳の一件もあることですし。
それに、日帰りだと、ガスった場合に厳しいものがあります。
泊りなら、たとえ初日がガスっていても、ひょっとしたら、明日は晴れるかもしれないというのがありまして。
これは、幌尻岳を日帰りしようとして大失敗したことからの反省です。
私は山小屋泊はしたことがないのです。山での泊りは初めての時からずっとテントでした。
ですから、避難小屋泊りもはじめてだったりします。
まあ、想定されることに対して対策をしていったのですけど。
本当に、対策を用意していてよかったと思えてしまいました。これは哀しい。
酸味のある小屋番さんは、全ての小屋利用者に対して、かなりの言いたい放題でした。
何を言っていたのかは、ここでは書きませんけど。下界で言ったら、大変なことになりそうでしたね。
小屋番さんにもいろいろといらっしゃいますね。次回に泊まるなら切合小屋かな。
飯豊山は、もっと早い時期に残雪が豊富な時のほうが景観が麗しいようですね。
イイデリンドウも開花時期が終わってしまったし、少し行くのが遅かったようです。
次に行くときは、飯豊連峰の縦走にしたいところです。
間欠泉の泉質は、鉄分豊富…以外に説明できるほど、温泉に詳しくなかったりして。
ただ、入ってみて気持ち良く、絶対に後悔のない温泉であることは確かです。
この温泉に入るには、どこかの山のついでというのは、あまりないかもしれませんが、時間を割いてでも行く価値のある温泉であることは間違いありません。
まず、飯豊山の読み方を調べるとこから始まりました
そして観光レコまで読み終えるとお腹いっぱい
全く予備知識の無い山の記録なのに
本当に楽しく読ませて頂きました。
無言ですれ違う登山者はいないって素敵ですね〜
今回はみつぶっち〜がツボでした。
楽しんでいただいたようで恐縮です。
後半の余計な観光写真は飯豊山レコとは切り離して日記にでも書けよという話ですが、面倒なので、くっつけてしまいました。
日記、書いたことないし。どうやって作成するのかよくわからないし。
いやあ、米沢市では、食べて食べて食べて。
普段、職場では質素な食生活をしているので、この時とばかりに、金に糸目をつけず。
といっても、リーズナブルなものばかり。米沢は、よかったなあ。
心底、楽しかったです。私は、山だけではなくて、こういう観光と温泉もからめた登山旅行が合っているようです。
また西吾妻山にでも登って、米沢ラーメンを食べて、帰りに姥湯温泉にでも入りたいです。
それは、また来年かな。
この辺りの山に登る人は、そうとう山に親しまれたと一目見てわかる方々ばかりなので、やっぱり、すれ違う際にも、柔和な笑みの中に凄みを感じますねえ。
ミツブッチーって言いませんか。関東方言なのかな。それとも、私だけの方言かな。
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