後立山縦走(扇沢〜鹿島槍ケ岳〜五竜岳〜唐松岳〜白馬岳〜蓮華温泉)

2021年07月31日(土) ~ 2021年08月03日(火)

• GPS: 28:40
• 距離: 44.9km
• 登り: 4,932m
• 下り: 4,913m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:45
• 休憩: 0:28
• 合計: 5:13

5:42 扇沢駅
5:52 5:52 柏原新道登山口
6:54 6:54 ケルン（柏原新道）
6:59 7:05 駅見岬
7:46 7:46 水平岬
8:09 8:13 富士見坂
8:50 9:07 種池山荘
9:42 9:42 爺ヶ岳南峰
9:54 9:55 爺ヶ岳中峰
10:12 10:12 爺ヶ岳北峰
10:32 10:32 冷乗越
10:49 10:49 冷池山荘
10:55 冷池山荘テント場

2日目

• 山行: 6:59
• 休憩: 1:13
• 合計: 8:12

3:24 冷池山荘テント場
4:06 4:06 布引山
4:51 5:28 鹿島槍ヶ岳
5:56 5:59 鹿島槍ヶ岳北峰
6:49 6:56 八峰キレット
7:02 7:16 八峰キレット小屋
8:49 8:49 北尾根ノ頭
10:43 10:55 五竜岳
11:36 五竜山荘

3日目

• 山行: 8:22
• 休憩: 1:04
• 合計: 9:26

4:06 五竜山荘
4:10 4:10 遠見尾根分岐
4:13 4:14 白岳
4:48 4:50 大黒岳
5:54 5:54 牛首
5:58 6:16 唐松岳頂上山荘
6:29 6:32 唐松岳
7:04 7:06 不帰嶮（不帰二峰南峰）
7:18 7:38 不帰嶮（不帰二峰北峰）
8:19 8:20 不帰嶮（不帰一峰）
8:49 8:50 不帰キレット
9:43 9:44 天狗ノ大下り
10:54 11:06 天狗山荘
11:28 11:28 鑓温泉分岐
11:54 11:54 鑓ヶ岳
12:37 12:39 杓子岳
13:25 13:26 丸山
13:32 白馬岳頂上宿舎

4日目

• 山行: 5:09
• 休憩: 0:26
• 合計: 5:35

4:06 白馬岳頂上宿舎
4:18 4:18 白馬山荘
5:09 5:10 白馬岳
5:32 5:32 三国境
6:11 6:20 小蓮華山
6:51 6:52 船越ノ頭
7:25 7:33 白馬大池山荘
8:27 8:34 天狗ノ庭
9:41 蓮華温泉

所々時間に怪しい所がある為、コースタイムは参考程度
(不帰2峰北峰で休憩時間になっているのは多分垂直に降りている間をGPSで停滞と判断したから、白馬山頂でかなり長い時間日の出の景色を見ていたのが記録されていないのは謎)

天候

基本的に
・日の出の1時間後くらいまでガス
・その後晴れるが9時前後から信州側からガスが上がる
・夕立と雷有り
・夜もガス、小雨有り
を繰り返す。
貴重な晴れ間は3時間程度。(いずれも時間に幅有り)
ただし4日目だけは早朝から快晴。
その分ガスの上がりも早かったが。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路:扇沢行き夜行バス
復路:蓮華温泉12:10発バス

コース状況／危険箇所等

整備万全。
キレットは言うまでもなく危険。
ただし通行者多く、聞いていたより道は安定していた。
柏原新道入口に登山届の調査員が駐在。
行程を告げること。
爺ヶ岳のガードが貰える。

その他周辺情報

蓮華温泉
日帰り湯￥800
軽食営業有り

写真

7/31 5:42

深夜バスで扇沢に到着、トイレも水道(破砕帯の水)も自販機も有る

7/31 5:52

柏原新道登山口では登山届のチェックと行程の聞き取りをしていた

7/31 6:50

早朝は天気が良く針ノ木岳からの稜線も良く見えた

7/31 7:42

この辺は石畳と名前が付いている、まさに石畳、登りは歩き易いけど雨で下りなら逆に嫌

7/31 7:49

この辺りは水平道、本当に水平なので一息つける

7/31 8:11

雪渓は解けて夏道露出済み

7/31 9:07

種池山荘に3時間弱で到着(到着が早すぎてピザ食えなかったのが残念)、その頃には既に一面ガス、夏らしいと言えばそうだけどあまりにも早いガスの湧き

7/31 9:40

とりあえずピークを踏んで行くも撮れ高はゼロ

7/31 9:56

続いて中峰到着もそのままスルー

7/31 11:44

本気で撮れ高が無いのであっと言う間に冷池山荘到着

7/31 11:26

絶景のテント場もこの天気では…全体的に斜めで岩が多く張るのに適した区画は少ない

7/31 11:36

メインの区画の手前に穴場、多少斜めだが強風の時は最高の場所

7/31 11:52

あまりにも早く着いたので山荘でラーメンを頼みお昼にする、喫茶利用者も中には入れてもらえない(意味の無いサービス低下なだけのコロナ対策)

7/31 15:17

テント場でダラダラしていたら時折ガスが晴れ気味になる事も、爺ヶ岳ってこんな形なんだと思った

7/31 18:04

雲と太陽が創った奇跡

8/1 4:52

2日目も朝から一面ガス、日の出前に出発した事も有り撮れ高ゼロのまま鹿島槍ヶ岳山頂に到着

8/1 4:56

正直もう縦走止めて下りようかと思っていた時、日の出が見えた

8/1 5:14

そしてモチベーションが急回復した瞬間！一気に雲が晴れて立山と剱が見えた！！

8/1 5:14

爺までの稜線もこんなに綺麗だったのか…

8/1 5:20

目指す五竜はまだ雲の中、八峰キレットと滝雲が乗り越えていて凄い画だった

8/1 5:20

改めて晴れた山頂標、素晴らしい眺めの山ですね！(30分前と雲泥のテンション)

8/1 5:47

南北を繋ぐ釣り尾根コルから見る南峰

8/1 5:57

北峰到着

8/1 5:57

五竜の頭が見えてキレットも晴れてきた！益々行く気が高まる

8/1 5:57

針ノ木岳までの稜線も全貌を見せてくれた

8/1 6:14

八峰キレットに突入、鹿島槍ヶ岳、晴れてくれてありがとう

8/1 6:47

有名な核心部の梯子橋までは特に高難度地点は無し、雲も取れきれてない為撮れ高も無し

8/1 6:51

行き会って一緒に八峰キレットを通過したSさんがトラバースを行く、高度感はそれなりにあるが難易度はやっぱり高くない

8/1 6:59

核心部を過ぎるとすぐキレット小屋が見える、雲が本格的に晴れてきてキレットのカッコイイ稜線も見える！！

8/1 7:02

キレット小屋で大休止、とても綺麗な小屋でした、トイレが土禁だったのが面倒だったけど

8/1 7:22

晴れ渡ったキレットの景色は素晴らしい

8/1 7:27

こういう景色を見ながら歩きたかったんですよ

8/1 7:36

なのに信州側から早くも怪しい雲が上がってくる

8/1 7:36

振り返っての鹿島槍ヶ岳からの稜線、カッコイイ

8/1 7:40

またまたSさん、人が写ってると高度感と斜度が分かり易い、特に難しくは無い

8/1 7:43

鎖は無いがステップは豊富でやはり難しくは無い

8/1 8:02

5時半くらいから晴れてこちらが8時の写真、ガスの湧きが早すぎる…

8/1 8:26

八峰キレット、良い所です

8/1 8:42

こうやって振り返って見ても険しさはあまり感じない

8/1 8:46

ここで大体全行程の2/3位、実際はここからが核心部

8/1 8:52

足場はそれなり有るけど鎖が無くザレていてかなり緊張したトラバース

8/1 9:07

G5への登り、足元がザレていてかなり登り難い

8/1 9:43

ここが本当の核心部です

8/1 10:37

写真を撮る余裕も無く(とうとうガスに巻かれた事も有るが)急登を必死に登って五竜の肩に到着デス

8/1 10:44

晴れている間に五竜到着は間に合いませんでした(G5直前あたりからダメだった)

8/1 11:36

2泊目の五竜山荘に到着

8/1 12:43

山荘のベンチの側に車ユリ

8/1 12:43

コマクサも

8/1 13:18

五竜はたまーに雲が取れる感じ

8/1 18:41

3〜5時くらいまで凄まじい夕立が来た後、雲が晴れて奇跡の夕景が姿を見せた

8/2 4:53

3日目も朝からガスなのは諦めてた、不帰キレットを晴れで通過できるように時間を見込んで出発、2日目同様に立山方面から晴れ始める

8/2 5:25

唐松岳への登り、鎖場多数

8/2 5:50

この辺が牛首核心部かな？

8/2 5:58

冬以来の唐松岳頂上山頂、今年は宿泊は無し

8/2 5:58

唐松岳山頂は雲が取れたりかかったり

8/2 5:58

不便だと聞いたテント場、確かにかなり下にあるけど冷池山荘よりは全然マシです

8/2 6:30

唐松岳山頂到着、雲が取れてくれない…

8/2 6:38

不帰キレットに入った所で雷鳥と遭遇、実はここまでにも3度見たが写真に撮れたのはコイツが最初で最後

8/2 6:46

微妙に晴れ始めてるんだけど、もう少し雲が取れて欲しい所

8/2 6:51

立山方面はメッチャ晴れてるんだけど、やはり信州側はガスが湧き過ぎる

8/2 6:59

ぼちぼち撮れてこんなもの

8/2 7:03

だいぶ晴れてきてはいるんだけど…

8/2 7:05

2峰南峰までは一般登山と言って良い

8/2 7:06

2峰北峰とその先もだいぶ見えてきた

8/2 7:15

南北の釣り尾根を通って2峰北峰への登り、ここまでも全く問題無い

8/2 7:17

ここからの下りが核心部

8/2 7:18

高度感の分からない写真だけど下り初めからいきなりカマシテくる難易度

8/2 7:19

この落ちない岩も有名

8/2 7:23

降りてきての写真だがこの辺りは全然マシ、だから写真を撮る余裕がある

8/2 7:25

この鎖場もマシ

8/2 7:31

下りだとこの若干下りながらのトラバースが難しい、マーキングが有る岩から降りなければならないがステップが心許ない、ある程度立ち込みが出来ないと鎖にぶら下がって命懸けで下りる事になると思う

8/2 7:36

核心部ど真ん中にこいつが有る

8/2 7:39

とにかく下る

8/2 7:42

景色は素晴らしい

8/2 7:50

かなり高度感のある梯子橋

8/2 8:01

ここもかなり苦労した壁、クライムダウンで確実に下りれば良いだけだがかなり高度感が有り長いので神経を使う

8/2 8:07

楽しい岩峰でした

8/2 8:16

1峰はアップダウンだけで難しさは無い

8/2 8:19

1峰から天狗の大下りまでは一息入れられる

8/2 8:54

ここから300mの急登+100mのダラダラ登りで登り返します

8/2 8:55

素晴らしいキレットでした

8/2 9:16

岩場も有るのでストックは仕舞ったまま登る

8/2 9:24

ひたすら急登

8/2 9:24

最高の景色過ぎて何度も振り返る

8/2 9:43

急登300mを登りきると素晴らしい稜線を見ながらのダラダラ登りとなる

8/2 10:10

天狗の頭の直下にあった雪渓に穴、自然造形？雪洞の跡じゃないよね？(ピンボケしてしまった…)

8/2 10:17

天狗の頭に到着、ここから天狗山荘までは下り基調

8/2 10:17

振り返るとかなり雲が上がってきている、この日の一番いいタイミングでキレットを歩けたようだ

8/2 10:31

天狗山荘は稜線から少し降りた所、雪田が有り水が豊富

8/2 10:33

美味しい雪解け水でした

8/2 10:47

天狗山荘で牛丼を頂く、前日の夜にカレ牛にしようとしたらレトルト牛丼の肉が少な過ぎてただのカレーの具と化してしまったので、なんか猛烈に食べたくなった

8/2 11:28

鑓温泉は通行止めなので道標も貼られていない

8/2 11:35

白馬鑓ヶ岳の北〜西側斜面は真っ白、奇跡的に雲が取れてきたのでその間に山頂に着きたいと思いペースを上げた

8/2 11:51

歩いてきた天狗方面、雲が迫る

8/2 11:54

白馬鑓ヶ岳山頂、自分が辿り着く12分前から着いた直後くらいまで奇跡的にガスが取れたが、周りはガスっているので眺望は無かった…

8/2 12:37

鑓を過ぎると本格的にガスの中で撮れ高ゼロに、行く意味あるかな？と思いつつ一応杓子岳山頂も踏む

8/2 12:38

山頂の先にケルン、この下に大雪渓が見えるのかな？晴れてれば

8/2 13:34

3日目の幕営地、白馬岳頂上宿舎に到着

8/2 15:07

なんとレストハウスでスペイン産生ハムとサラミとワインのセットが有ったのでつい頼んでしまった、￥1,000なり

8/2 15:55

夕方ガスが取れて来たので稜線まで散歩に出る、杓子岳方面はこんな稜線だったのね、とこの時初めて知る

8/2 15:55

超巨大山小屋白馬山荘、山頂はガスの中

8/2 16:00

旭岳、正式な登山道は無いがあそこまでピストンで行ってくる人も多いらしい

8/2 18:08

頂上宿舎のテン場は窪地にあり眺望は無いが風には強い、にもかかわらずこの日の夜は爆風でテントを壊した人がいたほど、稜線のテン場だったら…考えたくない

8/2 18:26

旭岳に落ちる夕日

8/3 4:32

4日目、最高の天気に恵まれ日の出を拝む、まだ暁

8/3 4:33

実際に見るともっと綺麗なんだけど、スマホと自分の腕ではこれが精一杯

8/3 4:35

朝日岳方面はピンボケしちゃった…

8/3 4:35

一応山頂標も

8/3 4:37

大雪渓の谷も綺麗に見えてました

8/3 4:37

立山と劔は期間中一番天気が良かった山域

8/3 4:37

昨日ガスの中歩いた稜線の全容をやっと把握できた(笑)

8/3 4:47

とうとう日が昇ってきた

8/3 4:56

下山する尾根、こちらも絶景の登山道

8/3 5:16

名残は尽きないが下山を開始

8/3 5:17

太陽に向かって歩く

8/3 5:26

山から下りたくなくて朝日岳方面に行きたくなる景色

8/3 5:33

3県県境

8/3 5:38

これが4日間で最後の登り(細かいのを除けば)

8/3 5:53

さらば、後立山

8/3 5:53

こっちはまたいつか来ます

8/3 6:09

小蓮華の山頂にあったこの鉾は何の謂れが？

8/3 6:09

山頂はガレていて崩れる危険が有るので立ち入り禁止

8/3 6:10

見納めの絶景、逆から登るとこれを見ながら登れると言うのも凄い(晴れてれば)

8/3 6:10

白馬大池に雲が迫る、間に合うか？

8/3 7:22

白馬大池山荘に到着、間に合いませんでした…テン場は過ごし易そうだった

8/3 7:46

蓮華温泉への下りは岩が濡れて滑る滑る

8/3 8:28

天狗の庭では朝日岳方面が良く見える、登って来た時はやっとの展望地という事でこの日も多くの人が休憩していた

8/3 9:27

蓮華温泉の源泉噴気地帯、チョイピンボケ

8/3 9:37

外湯に行く装備はして来なかったので行かなかった

8/3 9:42

4日間のゴール

8/3 10:02

ゴール後はバス待ち、まずは日帰り湯でユックリ

8/3 10:52

湯上りに生！そしてもつ煮！！山行の余韻に十分に浸りました

撮影機器：

Xperia 1 SOV40 au SONY

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

shige_verde

去年計画したもののテン場の予約に阻まれ実現しなかったルート、やっと行く事が出来た。
とにかく天気が不安定で苦労もしたが、その甲斐有る物が見れた。

初日は基本ずっとガスの中。
絶景のテン場であるはずの冷池山荘もこうなってはただ不便なテン場。
それでも初日は良いやと割り切る。

2日目からいよいよ楽しみにしていた区間。
なのに起床時から鹿島槍ヶ岳山頂までずっとガスの中。
正直もう帰ろうかと思ったその時、急にガスが晴れ立山と剱が見えた！
コレでモチベーション急回復。
キレットはまだガスの中だったものの、気合いを入れて進む。
八峰キレットは率直に言って難易度は高くない。
むしろG5とその手前の鎖の無いトラバースの方が難しいし恐さも有る。
五竜岳への登り返しもなかなか強烈で、難しくは無いが体力勝負になる。
4日間の行程で一番疲れた登りはココ。
五竜岳の晴れ間に間に合わなかったのは残念だが、キレットを晴れで通過出来たので大満足。

3日目も引き続き楽しみだったキレット区間。
2日目の経験から、丁度キレットで晴れそうな時間帯に通過出来る様にペース調整しながら進む。
2日目ほどは恵まれなかったものの、ほぼ狙い通りの天気となった。
不帰の難易度は八峰よりはっきりと高い。(ただし難しい区間が短い)
特に2峰北峰を下るのは3点確保の意識だけでは足りず、ある程度立ち込みと体重移動の技術を習得していないと下りられないとは言わないがかなり無理をする事になる。
その場合は、強引に腕力で鎖にぶら下がって何とかするという手しかないだろう。(大変危険なのでお勧めできない)
個人的にはとても楽しめたが、基本南行になる理由が良く分かった。
天狗の大下りを登り切ってしまえば後は快適な稜線歩き。
ただしガスが湧いてしまったので景観は必ずしも快適とは言い難かったが、それでも白馬鑓ヶ岳まで何とか晴れてくれたのは望外の結果でこれまた大満足。

そして4日目朝に最大のご褒美が待っていた。
3日間の天気傾向から日の出の1〜2時間後までガスが取れず、正直白馬山頂での日の出は諦めていたのだがこの日は深夜から朝まで快晴。
前日の夜半から1時頃まで吹いていた爆風が雲を全て飛ばしてくれたらしい。
3時に起床すると満天の星空、登り始めても山頂がハッキリ見えていて期待が高まる。
そして見る事が出来た山頂での朝日と360°の絶景は素晴らしいものだった。
初日に諦めて帰らなくて良かった、と心底思えた。
下山も小蓮華岳までの絶景区間は晴れ間がもってくれてとても気持ちよく、それでいて名残惜しく歩かせてくれた。
白馬大池がガスに包まれてしまったのだけが残念だったが、このコースはまた来る事もあるだろう。

やはりアルプスの縦走は他の山行とは別格の楽しさがある。
天気に悩まされても、テン場の予約が煩わしくても、やはりこの時期はアルプスを選ばざるを得ない。