ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 354439
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
関東

谷川主脈縦走 谷川岳〜平標山

2013年10月07日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
12:03
距離
20.8km
登り
2,547m
下り
2,239m

コースタイム

土合山の家(660m)  4:00
西黒尾根登山口    4:32
谷川岳(トマの耳1963m)8:08-8:13
オジカ沢ノ頭(1840m) 9:11
大障子ノ頭(1800m) 10:20-10:30
万太郎山(1954m) 11:06-11:15
エビス大黒ノ頭(1888m) 12:58-13:07
仙ノ倉山(2026m) 14:00-14:05
平標山(1984m) 14:42-14:47
松手山(1614m) 15:35
平標山登山口駐車場 16:33
天候 曇り時々晴れ 午前中強風
殆ど薄いガス(視界10m〜100m位)
過去天気図(気象庁) 2013年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
平標山登山口駐車場までマイカー(500円)
平標山登山口〜越後湯沢駅バス(580円)ザック代(100円)
越後湯沢駅〜土合駅(400円)
コース状況/
危険箇所等
全般的にはっきりとしたルートで、道迷いの心配はありません。
西黒尾根は中級者向きと掲示されています。
西黒尾根とオジカ沢ノ頭手前に鎖場が数ヶ所あります。

肩の小屋〜仙ノ倉山までは、4か所避難小屋が程良い感覚で設置されています。

登山ポストは、土合駅、谷川岳登山指導センター、平標登山口にあります。

下山後は、苗場スキー場にある『雪ささのゆ湯』に初めて立ち寄りましたが、
源泉かけ流しの濃い茶色の温泉でとてもよかったです。(Web200円引きクーポーン有)
http://www.kin611.com/yukisasa.html

土合山の家は、一泊夕食のみで6,500円(別途おにぎり弁当525円)
夕食はカニや陶板焼き、ポテトグランタン等、お値段の割にとてもよかったです。
http://www.doai.tv/

まずは、下山口『平標山登山口駐車場』へ車を駐車します。
2013年10月06日 13:45撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 13:45
まずは、下山口『平標山登山口駐車場』へ車を駐車します。
14時20分のバスに乗ります。
2013年10月06日 13:57撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 13:57
14時20分のバスに乗ります。
越後湯沢駅で下車
2013年10月06日 14:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 14:42
越後湯沢駅で下車
15時05分の上越線水上ゆき(上り)に乗ります。
2013年10月06日 14:52撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 14:52
15時05分の上越線水上ゆき(上り)に乗ります。
土合駅まで約30分程
2013年10月06日 15:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 15:32
土合駅まで約30分程
もぐら駅で有名な「土合駅」です。地下のホームは下り線です。駅のすぐ裏側の「土合山の家」に前泊です。(ここまで6日の行程)
2013年10月06日 15:35撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/6 15:35
もぐら駅で有名な「土合駅」です。地下のホームは下り線です。駅のすぐ裏側の「土合山の家」に前泊です。(ここまで6日の行程)
(ここから、7日の行程)
朝、3時起床。昨夜宿で作って頂いたおにぎり弁当のおにぎりを一つ頂いて出発です。
2013年10月07日 03:23撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 3:23
(ここから、7日の行程)
朝、3時起床。昨夜宿で作って頂いたおにぎり弁当のおにぎりを一つ頂いて出発です。
初めて、ヘッテン使用の山歩きです。
ザックが重い!!
2013年10月07日 04:01撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 4:01
初めて、ヘッテン使用の山歩きです。
ザックが重い!!
谷川岳登山指導センターで登山届を出します。
待機中の方が3名。
2013年10月07日 04:26撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 4:26
谷川岳登山指導センターで登山届を出します。
待機中の方が3名。
登山口です。いよいよ、出発です。しばらくは暗闇の登山道。こわ〜い事は考えないように!
2013年10月07日 04:32撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 4:32
登山口です。いよいよ、出発です。しばらくは暗闇の登山道。こわ〜い事は考えないように!
ガスの上からようやく陽が見えてきました。
2013年10月07日 06:12撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
6
10/7 6:12
ガスの上からようやく陽が見えてきました。
振り返って、白毛門。暑い!重い!
2013年10月07日 06:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 6:17
振り返って、白毛門。暑い!重い!
ザックの重みで腕と肩が・・・××
2013年10月07日 06:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 6:19
ザックの重みで腕と肩が・・・××
谷川岳が見えてきました。
2013年10月07日 06:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
4
10/7 6:20
谷川岳が見えてきました。
急ぎたいのに、立ちはだかる岩場。
2013年10月07日 06:29撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 6:29
急ぎたいのに、立ちはだかる岩場。
ようやくラクダの背。きっちり、予定どおり。
2013年10月07日 06:36撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 6:36
ようやくラクダの背。きっちり、予定どおり。
まだ、この岩坂を登らないと・・・。体力不足で気が滅入る。
2013年10月07日 06:43撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 6:43
まだ、この岩坂を登らないと・・・。体力不足で気が滅入る。
ようやく、厳剛新道の分岐
2013年10月07日 06:44撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 6:44
ようやく、厳剛新道の分岐
ああ…岩だらけ。いつものように、登れない。ザックが重い!
2013年10月07日 06:57撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 6:57
ああ…岩だらけ。いつものように、登れない。ザックが重い!
今にも滑り落ちそう。「氷河の跡」の一枚岩。
2013年10月07日 07:29撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 7:29
今にも滑り落ちそう。「氷河の跡」の一枚岩。
トマの耳(谷川岳山頂)今日は、双子の片割れだけなの。ごめんね。先を急ぎます。
2013年10月07日 08:08撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 8:08
トマの耳(谷川岳山頂)今日は、双子の片割れだけなの。ごめんね。先を急ぎます。
肩の小屋には、人の気配がありません。ここから、万太郎山まで6.5kmの表示です。
2013年10月07日 08:17撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 8:17
肩の小屋には、人の気配がありません。ここから、万太郎山まで6.5kmの表示です。
この稜線が歩けるのを楽しみにしていたのに!生憎のガスです。
2013年10月07日 08:48撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 8:48
この稜線が歩けるのを楽しみにしていたのに!生憎のガスです。
こんなやせ尾根を登って行くの?
2013年10月07日 08:59撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 8:59
こんなやせ尾根を登って行くの?
2つ目の山頂「オジカ沢ノ頭」
2013年10月07日 09:11撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:11
2つ目の山頂「オジカ沢ノ頭」
バームクーヘンみたいな避難小屋
2013年10月07日 09:19撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 9:19
バームクーヘンみたいな避難小屋
黄金色に輝いたきれいな稜線です。ガスで写真がぼやけます。
2013年10月07日 09:25撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 9:25
黄金色に輝いたきれいな稜線です。ガスで写真がぼやけます。
果てしなく続く稜線が美しい!お天気のいい日に再来したいなあ〜。
2013年10月07日 09:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
4
10/7 9:33
果てしなく続く稜線が美しい!お天気のいい日に再来したいなあ〜。
振り返って、初めてみるこの角度からの谷川
2013年10月07日 09:34撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:34
振り返って、初めてみるこの角度からの谷川
稜線が重なる谷間。きれいな川の流れが見えます。
2013年10月07日 09:35撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:35
稜線が重なる谷間。きれいな川の流れが見えます。
赤い実
2013年10月07日 09:37撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:37
赤い実
小障子ノ頭
2013年10月07日 09:46撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:46
小障子ノ頭
アップダウンを気持ちよく繰り返して歩きます。
2013年10月07日 09:49撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 9:49
アップダウンを気持ちよく繰り返して歩きます。
大障子避難小屋はちょっと大きめサイズです。
2013年10月07日 09:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 9:58
大障子避難小屋はちょっと大きめサイズです。
ようやく大障子ノ頭に到着。
ここで、ちょっと休憩。
2013年10月07日 10:20撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 10:20
ようやく大障子ノ頭に到着。
ここで、ちょっと休憩。
なが〜い上りが続き、最後のエスケープ道、土樽行きの分岐
2013年10月07日 11:02撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 11:02
なが〜い上りが続き、最後のエスケープ道、土樽行きの分岐
万太郎山。ここの山頂を楽しみにしてきたのに、ガスで景色がない。
2013年10月07日 11:07撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 11:07
万太郎山。ここの山頂を楽しみにしてきたのに、ガスで景色がない。
三角点をナデナデ。
2013年10月07日 11:07撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 11:07
三角点をナデナデ。
パワー補給に「ぜんざい」と「ミックスフルーツパック」を頂きます。
2013年10月07日 11:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 11:09
パワー補給に「ぜんざい」と「ミックスフルーツパック」を頂きます。
ぜんざいで心なしか、パワーアップしている感じ。またまたやせ尾根です。あまりの細さに心細くなり、初めてのルート確認です。
2013年10月07日 11:26撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 11:26
ぜんざいで心なしか、パワーアップしている感じ。またまたやせ尾根です。あまりの細さに心細くなり、初めてのルート確認です。
ハクサンイチゲ?
2013年10月07日 11:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 11:30
ハクサンイチゲ?
越路避難小屋も少し大き目
2013年10月07日 11:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 11:42
越路避難小屋も少し大き目
視界が明けると湯沢方面が良く見えます。岩原スキー場(飯士山)です。
2013年10月07日 11:55撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 11:55
視界が明けると湯沢方面が良く見えます。岩原スキー場(飯士山)です。
エビス大黒ノ頭。この上りはきつかった・・・。
オレンジジュースとクッキーでパワー補給。
2013年10月07日 12:58撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 12:58
エビス大黒ノ頭。この上りはきつかった・・・。
オレンジジュースとクッキーでパワー補給。
クワガタのメスが足元に!
2013年10月07日 13:06撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
3
10/7 13:06
クワガタのメスが足元に!
エビス大黒避難小屋
ここでペットボトル一本背負ったランナーとすれ違う。ええっ〜、大丈夫かな?
2013年10月07日 13:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 13:30
エビス大黒避難小屋
ここでペットボトル一本背負ったランナーとすれ違う。ええっ〜、大丈夫かな?
さらに大きな上りで「仙ノ倉山頂」でひと安心。三度目の登頂は反対側から。
2013年10月07日 14:00撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 14:00
さらに大きな上りで「仙ノ倉山頂」でひと安心。三度目の登頂は反対側から。
いつもは賑やかなこの場所も、ガスガスの上、貸切。し〜んと静まり返ってちょっと寂しい。
さあ、一気に下山です。
2013年10月07日 14:42撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 14:42
いつもは賑やかなこの場所も、ガスガスの上、貸切。し〜んと静まり返ってちょっと寂しい。
さあ、一気に下山です。
夏の大雨で、木道が随所崩壊しています。
2013年10月07日 15:09撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 15:09
夏の大雨で、木道が随所崩壊しています。
ここの紅葉は、見事です!ようやく明るい気持ちになります。
2013年10月07日 15:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 15:13
ここの紅葉は、見事です!ようやく明るい気持ちになります。
時折、西日に照らされてカラーアップしますが、タイミングよく撮れません。
2013年10月07日 15:21撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 15:21
時折、西日に照らされてカラーアップしますが、タイミングよく撮れません。
ヤマハハコの群生も健在
2013年10月07日 15:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 15:30
ヤマハハコの群生も健在
最後のピーク「松手山」
2013年10月07日 15:35撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 15:35
最後のピーク「松手山」
紅葉の道
2013年10月07日 15:38撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 15:38
紅葉の道
穴の空いた木
2013年10月07日 15:52撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 15:52
穴の空いた木
苗場プリンスが見えてきました。
2013年10月07日 15:56撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 15:56
苗場プリンスが見えてきました。
黄金の道
2013年10月07日 16:13撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
2
10/7 16:13
黄金の道
着地。やったー!
2013年10月07日 16:30撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 16:30
着地。やったー!
下山届を出して、終了!ひとりで「お疲れ様!」と激励。
2013年10月07日 16:33撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
1
10/7 16:33
下山届を出して、終了!ひとりで「お疲れ様!」と激励。
苗場の雪ささの湯で一日の疲れを癒します。なんと体重が!
2013年10月07日 17:03撮影 by  COOLPIX S8200, NIKON
10/7 17:03
苗場の雪ささの湯で一日の疲れを癒します。なんと体重が!
撮影機器:

感想

【序章】※コースのみ知りたい方は、飛ばしてください。

このコースを歩いてみようと思ったきっかけは今年6月に仙ノ倉山に行った時、
谷川岳〜平標山への縦走中の年配の団体さん20名程に会った時です。
どう見ても、60代は軽く過ぎている、けれども、
元気に、明るく、溌剌と上って来られた様子をみて素晴らしいと思いました。

7月10日に下見とトレーニングを兼ねて、初めての「谷川岳(西黒尾根)から茂倉岳」を挑戦。
隊長に同行して頂きましたが、隊長のペースが速いのか、暑さのせいなのか、
茂倉岳までは無理・・・・と思った位、すっかりバテてしまいました。
谷川岳の山頂で涼しい風に吹かれクールダウンし、
隊長に励まされてやっとこの「茂倉岳」登頂となりました。
「単独で主稜線縦走なんて、まだまだ、無理だ〜」と痛感(>_<)

でも、歩きたい!
すっかり憧れになったこのロングコースを歩いてみたい!
夏の暑さも一段落した秋で、比較的日照時間が稼げる10月初旬が狙い目。
今しかない!そう思っての決行です!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【本文】山行内容はここから

最初は、土合に車を置いて電車で戻ってこようと思ったのですが、
最終電車に間に合うには、3時50分のバスに乗らなければなりません。
何時に下山できるかわからないので、前日に下山口の「平標山登山口駐車場」に車を置いて、
土合駅のすぐ裏にある「土合山の家」に前泊します。
夕食が思ったより豪華で感激でした。

3時起床し、支度を整えます。
ザックを背負うと重〜い!
お風呂場で体重計を借りて測ると、なんとザックは、16Kgもあります!
「どうして、こんなに重くなるのよ〜」
今日の行程を考えると気持ちも重くなります。

初めてのヘッドライト装着、しかも単独で、暗闇の森へ出動です。
(とにかく、怖がりです。高所、暗闇、独りがダメ。
メンタルトレーニングを兼ねての挑戦でもあります)

暗闇で足元がおぼつきません。
暗闇に飲み込まれないよう、足元に集中して登ります。
寒いかと思っていたら、夜明け前から暑く、すぐに汗だくになります。

隊長のアドバイスは、
「西黒尾根で体力を消耗しないようにゆっくりと。後は景色を楽しみながら」
でしたので、素直にゆっくりと登ります。いえ、暗闇では、ゆっくりとしか登れません。
明るくなるのが待ち遠しく、淡々と足元だけ見て登り続けます。
虫さん、熊さん、出てこないでね〜〜お願い(;_;)

ようやく森林限界を出たところで、体力の消耗度が著しいのが気になります。
「暑い!重たい!どうしよう〜!」と何度、思ったことでしょう・・・。
鎖場では「あれ〜?こんなはずでは・・・」と、腕も肩も苦しい感じです。

7月のへろへろ登頂が甦ってきます。
あの時は、暑いの早いのと思っていましたが、
そうじゃない!ここは、西黒尾根なんだ・・・。
と、改めて尾根に敬意を払ってしまいました。
太陽が昇ってくると思わず、「ありがとう!」と感謝です。

「トマの耳(谷川岳山頂)」で・・・・。
ここは一つ目の山頂で、まだまだ先が長いのです。
あまりの体力の消耗に谷川岳でリタイア…という事も頭をよぎるのですが、
涼しい風に吹かれて一息つくと、
「行けば、なんとかなる!ではなく、なんとかする!」と、
エネルギーが湧いてきました。
肩の小屋を背にした時には、一切を振り切るように迷いは全くなくなりました。

オジカ沢ノ頭の手前は、強風の中、岩とやせ尾根の繰り返しで、
「岩は、もう、い〜わ〜」とダジャレをいいながら苦笑いで進んで行きます。
これを過ぎると、素晴らしい稜線美が広がります。
ガスがなければ、どんなに美しく映るんだろうと、すぐに再来を考えた程です。

クマザサが光輝き、赤や黄色の紅葉ポイントが点在している。
山の尾根を流れるように走る稜線。
そこを貸切りで歩いていく贅沢な時間。
「今度は、ゆっくり避難小屋泊まりもいいかも・・・」と、
のん気なことを考えてみます。

大障子ノ頭手前の坂で、本日初めてのお二人とすれ違います。

しかし、憧れの「万太郎山」は、果てしなく遠かったです。
万太郎山頂では、男性親子二人とすれ違います。
万太郎山頂で、ゆっくりと栄養補給です。
パックのぜんざいとミックスフルーツをとても美味しく頂きました。
飲んだり食べたりするたびに心なしか、ザックが軽くなっていき、
変わりに体に栄養が入り、だんだんパワーアップしていきます。

どの山もガスがかかって目標なる山頂は見えません。
登っても登っても立ちはだかる壁が続いている感じです。
見えないせいでしょうか、エビス大黒ノ頭と仙ノ倉へのアップはやたらと長く感じました。

エビス大黒避難小屋付近で、トレイルランナーとすれ違います。
背中にペットボトル一本だけ・・・・。
この長い距離を一体、何時に下山予定なのか、心配になりました。

仙ノ倉〜平標山は、全く誰もいないガスガスの静かな山で、
不気味な感じですので、足元10m位しか見えない木道を頼りに、
一気に通りすぎます。

平標山を松手山方面へ下り始めると、紅葉がピークを迎えておりました。
バスの時間を気にしなくて済みますので、
ゆっくりと振り返ったり、谷間をのぞいたりしながら、
のんびりと下山を楽しみました。

一番の紅葉ポイントとなる素晴らしい景色が最後に味わえ、
憧れの谷川岳主稜線縦走を達成することができました。

帰りの温泉で体重を計ると、今朝よりなんと3.5kgも減っています!
思わず、減量には「谷川連峰主稜線縦走」かな?

反省:荷物の重さは、雨具類、防寒服、ツエルト、着替え一式、非常食や行動食など非常用のものが殆どです。
ちなみに、水分は合計3.7ℓでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:12376人

コメント

縦走 お疲れさま(^^)/
谷川連峰主稜線縦走達成 おめでとうございます

それにしても、ザックの16圓禄鼎い任垢
俺が谷川馬蹄をした時が、雷が鳴ったら避難小屋泊を考え
水や非常食に着替えで14圓任靴燭ら、それより重いザックを背負って
西黒尾根を完登しての縦走達成、お見事ですm(_ _)m

写真もお上手ですね
雲海から上がる朝日の写真が素敵です
2013/10/9 18:03
いいコースでした!(^^)!
irohaさん、こんばんは。
早速、コメントありがとうございます。
そうなんですよ〜、ザックの重さはいつも課題です
前泊だと何かと不要物を持ってしまうし、不安を抱えた分だけ重さになった感じです。
私もirohaさんと同じく、最悪の装備として使用しないものばかりで重くなってしまった感じです。
持って行きたいガスはツエルトと引き換えにおいていき、
途中、何度、コーヒーを沸かして飲みたいと思ったことか・・・
ちなみに、ガスがないのに、コーヒー持ってました

写真は、もう少し皆さんを見習って勉強します 褒めて頂き、恐縮です。

irohaさんのレポを参考にこれからも山歩き楽しみたいと思います。

万太郎山までがやたらと長く感じられ、
何度か「もうやらない・・・ 」気分になりましたが、
終わってみると、谷川主稜線縦走は、ホント、いいコースでした。
体重落としと景色を見にもう一度行きたいくらいです
2013/10/9 19:04
苗場さんより
こんばんは!!

10:10頃 苗場山頂上で谷川方面結構ガスあるねと思う
12:00頃 リンドウとモクドウのいい写真を撮る
12:10頃 谷川岳方面からガスが流れ出しこちらもややガスが上がってくる
15:30頃 倹約と平標登山口の下見を兼ね
     17号を月夜野ICに向かって 平標登山口の前を通る
     登山口見に行こうかと思うが 有料Pと書いてあったので通りすぎる

なぜ松手山から叫んでくれなかったのですか?
平標登山口で拍手でお迎えできたのになあ、、
しょうがないので 写真に拍手しときました

ロング縦走 ご苦労様でした。
つっきりの縦走は考えていませんでしたが
平標山も谷川・オジカ沢の頭も候補でした。

それでは 次回はどこでニアミス?
2013/10/9 20:22
お会いしたかった〜!
本当ですか
凄いニアミス?ですね
朝からずーっと一人だったので、
お会いしたら感激で涙がでちゃったかもしれませんよ
私も連続で翌日苗場山に登ろうと支度をしていたのですが、
天気が今一つ そうだったという表向きと、
あまりに疲労したのともう一日孤独に耐えられそうもなかったという本音で、
申し分なく帰宅することにしました。
早速、boroPさんのレポにおじゃまさせていただきま〜す!
・・・段々、接近してきたので、きっともうすぐ衝突してしまうかもしれませんね
2013/10/9 20:46
主脈縦走への憧れ
こんばんは。
お久しぶりのコメ入れさせていただきます。

平標山登山口に車をデポするやり方もあるんだなぁ〜と違った視点での学習をさせていただきました。

主脈は昨年からの憧れで、今年は馬蹄形に力を入れ過ぎてしまいチャンスを逃しています。
まぁ、初めての北アルプスとかも行っちゃってますから。(笑)

今一度、サプライズを入れるための今年3度目の馬蹄形縦走も密かに計画していましたが、主脈の方が良さそうですね。

谷川名物オヤジ3000回登頂に対抗してのイベントでしたが、私もnadeshikoさん見習って多角的な方法を考えながら山行プランを立案していこうと思いました。

谷川はほんといい山ですね。
谷川連峰の何処かでバッティングしましたらよろしくお願いします。
2013/10/9 23:07
欲張りなので(^v^)
折角、お出かけするのだから、
思いっきり楽しんでこよう!と思っています。

その時々によって、山ごはんや仲間とのふれあいやティータイム(おやつ)に力を入れたりもします。
今回は、バスや電車、そして、意外や意外、前泊の山の家はとても楽しかったです。
ここは、水も食事もおいしいです。
独りミーティングで、翌日のタイムスケジュールを作ったり、行程をイメージしたりと充実した時間が過ごせました。
下山後の温泉は、いい掘り出しものでした。


OhMyさんも体力登山、楽しまれていらっしゃいますね。
谷川を日帰りで回ってしまうなんて凄すぎます
馬蹄形の稜線の紅葉も素敵なんでしょうね!
2013/10/10 0:03
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

ハイキング 谷川・武尊 [日帰り]
谷川岳主脈ルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら