谷川主脈縦走 谷川岳〜平標山
- GPS
- 12:03
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 2,547m
- 下り
- 2,239m
コースタイム
西黒尾根登山口 4:32
谷川岳(トマの耳1963m)8:08-8:13
オジカ沢ノ頭(1840m) 9:11
大障子ノ頭(1800m) 10:20-10:30
万太郎山(1954m) 11:06-11:15
エビス大黒ノ頭(1888m) 12:58-13:07
仙ノ倉山(2026m) 14:00-14:05
平標山(1984m) 14:42-14:47
松手山(1614m) 15:35
平標山登山口駐車場 16:33
天候 | 曇り時々晴れ 午前中強風 殆ど薄いガス(視界10m〜100m位) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
平標山登山口〜越後湯沢駅バス(580円)ザック代(100円) 越後湯沢駅〜土合駅(400円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
全般的にはっきりとしたルートで、道迷いの心配はありません。 西黒尾根は中級者向きと掲示されています。 西黒尾根とオジカ沢ノ頭手前に鎖場が数ヶ所あります。 肩の小屋〜仙ノ倉山までは、4か所避難小屋が程良い感覚で設置されています。 登山ポストは、土合駅、谷川岳登山指導センター、平標登山口にあります。 下山後は、苗場スキー場にある『雪ささのゆ湯』に初めて立ち寄りましたが、 源泉かけ流しの濃い茶色の温泉でとてもよかったです。(Web200円引きクーポーン有) http://www.kin611.com/yukisasa.html 土合山の家は、一泊夕食のみで6,500円(別途おにぎり弁当525円) 夕食はカニや陶板焼き、ポテトグランタン等、お値段の割にとてもよかったです。 http://www.doai.tv/ |
写真
感想
【序章】※コースのみ知りたい方は、飛ばしてください。
このコースを歩いてみようと思ったきっかけは今年6月に仙ノ倉山に行った時、
谷川岳〜平標山への縦走中の年配の団体さん20名程に会った時です。
どう見ても、60代は軽く過ぎている、けれども、
元気に、明るく、溌剌と上って来られた様子をみて素晴らしいと思いました。
7月10日に下見とトレーニングを兼ねて、初めての「谷川岳(西黒尾根)から茂倉岳」を挑戦。
隊長に同行して頂きましたが、隊長のペースが速いのか、暑さのせいなのか、
茂倉岳までは無理・・・・と思った位、すっかりバテてしまいました。
谷川岳の山頂で涼しい風に吹かれクールダウンし、
隊長に励まされてやっとこの「茂倉岳」登頂となりました。
「単独で主稜線縦走なんて、まだまだ、無理だ〜」と痛感(>_<)
でも、歩きたい!
すっかり憧れになったこのロングコースを歩いてみたい!
夏の暑さも一段落した秋で、比較的日照時間が稼げる10月初旬が狙い目。
今しかない!そう思っての決行です!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【本文】山行内容はここから
最初は、土合に車を置いて電車で戻ってこようと思ったのですが、
最終電車に間に合うには、3時50分のバスに乗らなければなりません。
何時に下山できるかわからないので、前日に下山口の「平標山登山口駐車場」に車を置いて、
土合駅のすぐ裏にある「土合山の家」に前泊します。
夕食が思ったより豪華で感激でした。
3時起床し、支度を整えます。
ザックを背負うと重〜い!
お風呂場で体重計を借りて測ると、なんとザックは、16Kgもあります!
「どうして、こんなに重くなるのよ〜」
今日の行程を考えると気持ちも重くなります。
初めてのヘッドライト装着、しかも単独で、暗闇の森へ出動です。
(とにかく、怖がりです。高所、暗闇、独りがダメ。
メンタルトレーニングを兼ねての挑戦でもあります)
暗闇で足元がおぼつきません。
暗闇に飲み込まれないよう、足元に集中して登ります。
寒いかと思っていたら、夜明け前から暑く、すぐに汗だくになります。
隊長のアドバイスは、
「西黒尾根で体力を消耗しないようにゆっくりと。後は景色を楽しみながら」
でしたので、素直にゆっくりと登ります。いえ、暗闇では、ゆっくりとしか登れません。
明るくなるのが待ち遠しく、淡々と足元だけ見て登り続けます。
虫さん、熊さん、出てこないでね〜〜お願い(;_;)
ようやく森林限界を出たところで、体力の消耗度が著しいのが気になります。
「暑い!重たい!どうしよう〜!」と何度、思ったことでしょう・・・。
鎖場では「あれ〜?こんなはずでは・・・」と、腕も肩も苦しい感じです。
7月のへろへろ登頂が甦ってきます。
あの時は、暑いの早いのと思っていましたが、
そうじゃない!ここは、西黒尾根なんだ・・・。
と、改めて尾根に敬意を払ってしまいました。
太陽が昇ってくると思わず、「ありがとう!」と感謝です。
「トマの耳(谷川岳山頂)」で・・・・。
ここは一つ目の山頂で、まだまだ先が長いのです。
あまりの体力の消耗に谷川岳でリタイア…という事も頭をよぎるのですが、
涼しい風に吹かれて一息つくと、
「行けば、なんとかなる!ではなく、なんとかする!」と、
エネルギーが湧いてきました。
肩の小屋を背にした時には、一切を振り切るように迷いは全くなくなりました。
オジカ沢ノ頭の手前は、強風の中、岩とやせ尾根の繰り返しで、
「岩は、もう、い〜わ〜」とダジャレをいいながら苦笑いで進んで行きます。
これを過ぎると、素晴らしい稜線美が広がります。
ガスがなければ、どんなに美しく映るんだろうと、すぐに再来を考えた程です。
クマザサが光輝き、赤や黄色の紅葉ポイントが点在している。
山の尾根を流れるように走る稜線。
そこを貸切りで歩いていく贅沢な時間。
「今度は、ゆっくり避難小屋泊まりもいいかも・・・」と、
のん気なことを考えてみます。
大障子ノ頭手前の坂で、本日初めてのお二人とすれ違います。
しかし、憧れの「万太郎山」は、果てしなく遠かったです。
万太郎山頂では、男性親子二人とすれ違います。
万太郎山頂で、ゆっくりと栄養補給です。
パックのぜんざいとミックスフルーツをとても美味しく頂きました。
飲んだり食べたりするたびに心なしか、ザックが軽くなっていき、
変わりに体に栄養が入り、だんだんパワーアップしていきます。
どの山もガスがかかって目標なる山頂は見えません。
登っても登っても立ちはだかる壁が続いている感じです。
見えないせいでしょうか、エビス大黒ノ頭と仙ノ倉へのアップはやたらと長く感じました。
エビス大黒避難小屋付近で、トレイルランナーとすれ違います。
背中にペットボトル一本だけ・・・・。
この長い距離を一体、何時に下山予定なのか、心配になりました。
仙ノ倉〜平標山は、全く誰もいないガスガスの静かな山で、
不気味な感じですので、足元10m位しか見えない木道を頼りに、
一気に通りすぎます。
平標山を松手山方面へ下り始めると、紅葉がピークを迎えておりました。
バスの時間を気にしなくて済みますので、
ゆっくりと振り返ったり、谷間をのぞいたりしながら、
のんびりと下山を楽しみました。
一番の紅葉ポイントとなる素晴らしい景色が最後に味わえ、
憧れの谷川岳主稜線縦走を達成することができました。
帰りの温泉で体重を計ると、今朝よりなんと3.5kgも減っています!
思わず、減量には「谷川連峰主稜線縦走」かな?
反省:荷物の重さは、雨具類、防寒服、ツエルト、着替え一式、非常食や行動食など非常用のものが殆どです。
ちなみに、水分は合計3.7ℓでした。
谷川連峰主稜線縦走達成 おめでとうございます
それにしても、ザックの16圓禄鼎い任垢
俺が谷川馬蹄をした時が、雷が鳴ったら避難小屋泊を考え
水や非常食に着替えで14圓任靴燭ら、それより重いザックを背負って
西黒尾根を完登しての縦走達成、お見事ですm(_ _)m
写真もお上手ですね
雲海から上がる朝日の写真が素敵です
irohaさん、こんばんは。
早速、コメントありがとうございます。
そうなんですよ〜、ザックの重さはいつも課題です
前泊だと何かと不要物を持ってしまうし、不安を抱えた分だけ重さになった感じです。
私もirohaさんと同じく、最悪の装備として使用しないものばかりで重くなってしまった感じです。
持って行きたいガスはツエルトと引き換えにおいていき、
途中、何度、コーヒーを沸かして飲みたいと思ったことか・・・
ちなみに、ガスがないのに、コーヒー持ってました
写真は、もう少し皆さんを見習って勉強します 褒めて頂き、恐縮です。
irohaさんのレポを参考にこれからも山歩き楽しみたいと思います。
万太郎山までがやたらと長く感じられ、
何度か「もうやらない・・・ 」気分になりましたが、
終わってみると、谷川主稜線縦走は、ホント、いいコースでした。
体重落としと景色を見にもう一度行きたいくらいです
こんばんは!!
10:10頃 苗場山頂上で谷川方面結構ガスあるねと思う
12:00頃 リンドウとモクドウのいい写真を撮る
12:10頃 谷川岳方面からガスが流れ出しこちらもややガスが上がってくる
15:30頃 倹約と平標登山口の下見を兼ね
17号を月夜野ICに向かって 平標登山口の前を通る
登山口見に行こうかと思うが 有料Pと書いてあったので通りすぎる
なぜ松手山から叫んでくれなかったのですか?
平標登山口で拍手でお迎えできたのになあ、、 、
しょうがないので 写真に拍手しときました
ロング縦走 ご苦労様でした。
つっきりの縦走は考えていませんでしたが
平標山も谷川・オジカ沢の頭も候補でした。
それでは 次回はどこでニアミス?
本当ですか
凄いニアミス?ですね
朝からずーっと一人だったので、
お会いしたら感激で涙がでちゃったかもしれませんよ
私も連続で翌日苗場山に登ろうと支度をしていたのですが、
天気が今一つ そうだったという表向きと、
あまりに疲労したのともう一日孤独に耐えられそうもなかったという本音で、
申し分なく帰宅することにしました。
早速、boroPさんのレポにおじゃまさせていただきま〜す!
・・・段々、接近してきたので、きっともうすぐ衝突してしまうかもしれませんね
こんばんは。
お久しぶりのコメ入れさせていただきます。
平標山登山口に車をデポするやり方もあるんだなぁ〜と違った視点での学習をさせていただきました。
主脈は昨年からの憧れで、今年は馬蹄形に力を入れ過ぎてしまいチャンスを逃しています。
まぁ、初めての北アルプスとかも行っちゃってますから。(笑)
今一度、サプライズを入れるための今年3度目の馬蹄形縦走も密かに計画していましたが、主脈の方が良さそうですね。
谷川名物オヤジ3000回登頂に対抗してのイベントでしたが、私もnadeshikoさん見習って多角的な方法を考えながら山行プランを立案していこうと思いました。
谷川はほんといい山ですね。
谷川連峰の何処かでバッティングしましたらよろしくお願いします。
折角、お出かけするのだから、
思いっきり楽しんでこよう!と思っています。
その時々によって、山ごはんや仲間とのふれあいやティータイム(おやつ)に力を入れたりもします。
今回は、バスや電車、そして、意外や意外、前泊の山の家はとても楽しかったです。
ここは、水も食事もおいしいです。
独りミーティングで、翌日のタイムスケジュールを作ったり、行程をイメージしたりと充実した時間が過ごせました。
下山後の温泉は、いい掘り出しものでした。
OhMyさんも体力登山、楽しまれていらっしゃいますね。
谷川を日帰りで回ってしまうなんて凄すぎます
馬蹄形の稜線の紅葉も素敵なんでしょうね!
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