室堂〜五色ヶ原〜薬師岳〜黒部五郎岳〜鷲羽岳〜新穂高温泉

2021年09月23日(木) ~ 2021年09月26日(日)

• GPS: 31:06
• 距離: 62.3km
• 登り: 4,514m
• 下り: 5,815m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:57
• 休憩: 0:16
• 合計: 4:13

7:59 室堂
8:38 8:39 室堂山展望台
9:09 9:09 浄土山
9:16 9:16 浄土山南峰
9:29 9:35 龍王岳
10:04 10:04 鬼岳東面
10:46 10:46 獅子岳
11:25 11:25 ザラ峠
11:55 12:04 五色ヶ原山荘
12:12 五色ヶ原キャンプ場

2日目

• 山行: 8:52
• 休憩: 1:03
• 合計: 9:55

2:59 五色ヶ原キャンプ場
3:11 3:12 五色ヶ原山荘
3:44 3:44 鳶山
5:20 5:21 越中沢岳
6:42 6:42 スゴ乗越
7:33 7:33 スゴ乗越小屋
8:25 8:27 間山
9:43 9:46 北薬師岳
10:30 10:50 薬師岳
11:04 11:07 薬師岳避難小屋跡
11:26 11:59 薬師岳山荘
12:24 12:24 薬師平
12:54 薬師峠

3日目

• 山行: 8:27
• 休憩: 2:00
• 合計: 10:27

3:39 薬師峠
3:57 4:06 太郎平小屋
4:12 4:12 太郎山
5:16 5:20 神岡新道分岐
5:27 5:27 北ノ俣岳
5:49 5:49 赤木岳
6:19 6:20 中俣乗越
7:40 7:41 黒部五郎の肩
7:51 8:20 黒部五郎岳
8:26 8:34 黒部五郎の肩
9:48 9:59 黒部五郎小舎
10:57 10:58 三俣蓮華岳巻道分岐
11:40 12:09 三俣山荘
12:59 13:25 鷲羽岳
14:05 14:06 三俣山荘
14:06 宿泊地

4日目

• 山行: 5:42
• 休憩: 0:28
• 合計: 6:10

4:53 宿泊地
5:32 5:32 三俣峠
6:34 6:35 双六岳中道分岐
6:48 6:53 双六小屋
6:56 6:56 双六池
7:19 7:19 くろゆりベンチ
7:29 7:29 花見平
7:40 7:42 弓折乗越
8:08 8:13 鏡平山荘
8:14 8:14 鏡池
8:39 8:39 シシウドヶ原
8:54 8:54 イタドリが原
9:08 9:08 チボ岩
9:19 9:19 秩父沢出合
9:49 9:49 小池新道入口
10:04 10:14 わさび平小屋
10:23 10:23 笠新道登山口
10:30 10:30 中崎橋
10:40 10:40 お助け風穴
10:52 10:54 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
10:59 11:02 新穂高温泉駅
11:03 ゴール地点

天候

1日目：高曇り後ガス
2日目：高曇り後晴れ後ガス
3日目：晴れ後ガス
4日目：雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：アルペンルート始発6:30
復路：新穂高ロープウェイ11:50発バス

コース状況／危険箇所等

全行程問題無し、北薬師〜薬師間は多少難易度高め

その他周辺情報

平湯温泉　平湯の森
バスターミナルの隣で便利

写真

9/23 6:46

2週間前はダム到着時点でガスガスでしたが、今回はイケるかな？

9/23 7:58

と思いきや、室堂に着いたらお約束の高曇りです

9/23 8:03

まあ曇りでも景色は見えてるので…ガスがないと一の越までこんな景色だったんだ

9/23 8:38

浄土山に登る前に展望台に立ち寄る、目指す五色ヶ原がメッチャ平！こう見ると近く見えるのだけど実際は結構距離がある

9/23 9:17

まあまあの急登をこなして浄土山まで登ってきた、雄山が目の前、日の光があればさぞ綺麗な光景だっただろう

9/23 9:17

あれが龍王岳かな？

9/23 9:28

龍王岳山頂からの立山、爆風で寒い！山頂でユックリ景色を堪能する余裕が持てない！

9/23 9:28

早々に先に向かう、縦走路は素晴らしい景色

9/23 9:41

日の光が足りなくて写りが今一だけど立山カールの紅葉は盛りを迎えつつある

9/23 10:04

鬼岳東面に入る、雪が有る時の方が歩いてて楽しいか？

9/23 10:42

振り返っての1枚、縦走路の一部で「その山を目的に登る山」ではないけど形の綺麗なピークが多い

9/23 10:55

マーキングがペンキぶちまけ過ぎで殺人現場の様になっていました

9/23 10:59

ザラ峠までの下りはガレているので要集中

9/23 11:06

五色ヶ原の平らっぷりに何度も写真を撮ってしまう、そして奥の薬師がメチャ遠い

9/23 11:07

チョコっとだけ鎖や梯子もあり、無くても良い斜面だけど

9/23 11:22

登り返しはどんな坂でもきつく見える不思議

9/23 11:29

立山カールの爆裂火口？硫黄岳を思い出す光景

9/23 11:44

こういう事らしいです、自分は時間が早かったので先に受付をする事にした

9/23 11:45

はい、頑張ります

9/23 11:56

山荘に到着〜、立派な小屋でお客も多いのに昼の軽食をやってくれてないのが残念！あと売ってるビールがスーパードライなのはもっと残念！

9/23 12:09

テン場に到着、3番乗り、ロケーションの良いテン場ですなぁ(この後ガスった…)

9/24 5:08

2日目、ここまでの道も綺麗だったけどナイトハイクで撮れ高無し

9/24 5:09

後ろ立山の奥から明けてきた

9/24 5:15

歩いてきた道

9/24 5:26

モルゲン薬師岳、もうちょいオレンジ色の時もあったのに上手く撮れなかった

9/24 5:43

スゴの頭とのコルまでの激下り、コルにはビバークのテントが…

9/24 6:08

越中沢岳南面は結構急な岩斜面です

9/24 6:14

スゴ乗越まで一気に下って薬師岳まで800mの登り返し、今行程で一番きつかった

9/24 7:15

スゴカレーをやっていれば提供時間に通る様に行程調整したんだけど…

9/24 7:46

上の廊下と薬師見平と赤牛岳、なんだけど微妙にガスって写真もぼやけた感じになってしまった

9/24 8:08

スゴ乗越付近は森林限界の下になるので、また限界上に戻ってくると解放感！

9/24 8:26

間山ピークは登山道から微妙に(10mくらい？)ズレた位置にあるが絶景！弥陀ヶ原と大日岳の眺めが素晴らしい

9/24 8:26

薬師岳方面、手前の偽ピークにほとんど隠れてしまうが

9/24 8:28

水晶・雲の平・鷲羽方面

9/24 8:28

素晴らしくもキツイ登り

9/24 9:18

北薬師の肩まで登ってくるとゴーロ帯になる、マーキングは有るが薄くなっており「お好きな所を歩いて」状態になる

9/24 9:44

立山連峰・後立山連峰の眺めが最高

9/24 9:47

北薬師に到着、キッツイ登り返しでした

9/24 9:54

薬師岳までの尾根とカール、尾根は見た目より難易度が高い道

9/24 10:06

こんな感じの岩尾根でかなりの高度感があるナイフエッジもある、そして鎖は無い

9/24 10:31

薬師岳山頂に到着！今行程一番の目当てに晴天で立てるという幸せ

9/24 10:36

北薬師から歩いてくる間に立山方面にはだいぶ雲が湧いてきた

9/24 10:36

赤牛・水晶方面

9/24 10:37

遠く槍まで見える

9/24 10:37

太郎平方面

9/24 11:02

薬師岳はカールが見所

9/24 11:26

薬師岳山荘、テン場が無いのが残念に思える絶好の場所に建っている

9/24 11:37

ランチ営業もしてくれている、名物フルーツポンチは必須

9/24 12:05

太郎平にも雲が上がって来た、2日連続ガスのテン泊を覚悟完了

9/24 12:19

薬師平の池塘と紅葉

9/24 12:58

2日目の幕営地薬師峠に到着、奥の小屋が受付所になり17:00頃までは係員がいる、ビールとコーラも買える(太郎平小屋だと500mlのビールが買えるけどこちらは350mlのみ、ちなみにモルツ)

9/25 5:19

3日目、太郎平からのトレイルも気持ちの良い道だったがナイトハイクで撮れ高無し、開けてきたら眼下に素晴らしい池塘群が見えた

9/25 5:31

黒部五郎岳の雲も取れてきて谷に雲が残る

9/25 5:53

ココまで綺麗に日の出が見れるほど雲が取れてくれたのは久々

9/25 6:07

標高2500mそこそこのトレイルなので景色とかどんななもんだろ？と思っていたが、こんなに素晴らしい道だとは！良い意味で想定外だった

9/25 6:40

アップダウンも緩やかで北アルプス入門に良さそう

9/25 6:42

ただし黒部五郎の肩までの登りだけはガチ

9/25 6:52

直下から見上げても本当にガチ、それと道に松や笹が張り出しており夜露でビショビショになる

9/25 7:50

黒部五郎岳到着！

9/25 7:51

まずは何と言ってもカール、奥には槍から赤牛まで一望

9/25 7:51

太郎平・薬師方面

9/25 7:51

立山・剱・後立山

9/25 7:52

笠ヶ岳

9/25 8:59

カール内まで降りてきて見上げる黒部五郎、青い空に紅葉と巨岩と黒部五郎の岩峰、映える！

9/25 9:44

黒部五郎小屋までかなり下る、背後の登り返しが凶悪

9/25 10:13

三俣に登り返している途中、10時にして既にガスが…

9/25 10:36

三俣蓮華岳方面もガス…

9/25 10:50

三俣山荘への巻き道からの光景、鷲羽岳はまだガスってない！間に合え！と願いながら歩く

9/25 11:14

巻き道を選んだはずなのに何故急登の枯沢を直登させられているのだろう？

9/25 11:44

山荘に到着！本当はランチにしたかったけど大急ぎで設営だけして鷲羽に向かう

9/25 12:59

ガスる前に登頂成功！周りは結構雲の中だけれども

9/25 12:58

雲の平はまだ見える、その奥の薬師は完全に雲の中

9/25 12:59

水晶も雲の中、この後晴れる時も有ったけど撮影出来なかった

9/25 13:26

鷲羽岳と言えば鷲羽池と槍、穂先が雲から出て来てくれた束の間に撮影、手前の硫黄尾根と奥の北鎌がカッコイイ

9/25 14:12

下りてきて遅めのランチ、名物ジビエ丼、使われているのは「南アルプスの」鹿肉

9/25 15:03

テントからの景色、贅沢だ〜

9/25 15:35

テント場全景と鷲羽・水晶、実は電波が入らないかと登ってきたんだけど入らなかった、でもいい景色は見れた

9/26 7:37

最終日はドシャ降りの中の下山で撮れ高無し、唯一の見どころは天気が荒れると現れる雷鳥

9/26 11:07

ロープウェイ入り口ロビーでレインの始末をさせて頂きバスで平湯温泉へ

撮影機器：

Xperia 1 SOV40 au SONY

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ テント テントマット シェラフ

感想

shige_verde

北アルプスの中では人気のある縦走路から外れており中々行きにくい薬師岳と黒部五郎岳の縦走。
ロングルートで五色ヶ原から薬師岳まではアップダウンも大きいと言う意味でも大変なルートだが、その分大型連休の割に人も少なめで快適な山行を楽しめた。

初日の室堂から五色ヶ原までは足慣らし。
高曇りで景色が全般的に暗く地味に見えてしまうのと強風に難儀したが、立山から続く尾根は美しく楽しく歩けた。

2日目は行程中一番ハード。
スゴ乗越までのアップダウンもなかなかのモノだが、何と言ってもスゴ乗越からの800mの登り返し。
北よりも山が大きい南アルプスでも800mはそうそうお目にかかれない。
しかもスゴ乗越近辺は森林限界より下になる事から2時間ほど景色が見れない区間を歩く事になり道も泥濘が酷いと、精神的にもキツイ道のり。
しかしそれを乗り越えたどり着く薬師岳の展望は素晴らしい。
折立からの方が遥かに楽だが、縦走して北からたどり着く達成感は一塩。

3日目も幸運にも晴天に恵まれる。
黒部五郎までの縦走路があんなに良い道だとは思っていなかった。
富山側からも長野側からも奥深く行きにくい山だが、富山側からの快適な道、長野側からのカール、どちらも歩く価値のある道だ。
最後に向かった鷲羽岳は昨年のリベンジ。
裏銀座縦走で寄った昨年は完全にガスの中、今年も間に合わなければ途中で下りようと決めて急ぎ向かう。
結果リベンジ達成！周りの山々はガスが掛かり始めていたが概ね見れたのでOK！

この3日間はどの日もガスの出が早かったが、五色ヶ原・薬師岳・黒部五郎岳・鷲羽岳と景色を楽しみたいと思っていたスポットは全て晴れている間に間に合い、その絶景に大満足！
4日目はドシャ降りの中を苦労して下りる事になったが、それまでの満足感が有るので全く気にならない、どころか経験値増えると思えるくらいの余裕が有った。
とは言えレインの後始末を含めて疲れる事は疲れたが。

改めて北アルプスは素晴らしい。
今シーズンはこれで最後になるが、来年も何回も行ってしまうだろう。