金剛堂山(栃谷→金剛堂山→東俣→栃谷)【富山県】
- GPS
- 05:21
- 距離
- 19.2km
- 登り
- 1,094m
- 下り
- 1,086m
コースタイム
栃谷登山口 0949 - 登山口から1km 1010 - 登山口から2km 1033 - 1346m標高点 1046 - 登山口から3km 1052
- 1451m標高点 1106 - 登山口から4km 1113 - 金剛堂山(前金剛) 1130/1145 - 歌碑 1150 - 中金剛 1155/1157
- 奥金剛 1212/1216 - お昼休憩 1232/1252 - 林道口 1305 - 東俣登山口 1332/1334 - 東俣橋 1406
- 休憩 1436/1441 - 栃谷登山口 1508
●行動時間 … 5:19
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
11/2 : (実家) = 栃谷登山口 - 金剛堂山 - 東俣登山口 - 栃谷登山口 = (実家) ●登山口へのアクセス ○栃谷登山口 ・南砺市利賀村上百瀬にある。スノーバレー利賀の更に奥およそ1km、道路脇には駐車場と避難施設(トイレあり)がある ・自動車で行くことになるであろう場所 ・南砺市営バスがあるものの、最寄りであるスノーバレー1012着が第一便で1442発が最終便。これでは辛かろう。もちろん、利賀村で一泊するつもりならばこの手もありである ○東俣登山口 ・栃谷から更に奥へと進むこと約8kmの地点に東俣登山口がある ・実際にはここから更に2.6kmは林道歩きが続き、ようやく登山道となる。なお、登山道の入口までは自動車で進入できる。ダートだが、普通車で行けないようなレベルではない |
コース状況/ 危険箇所等 |
●コース状況 ・全般によく踏まれている。メジャーな分岐がないだけに、迷う心配は少ないと思う ・標示は、登山口と山頂以外には、“栃谷登山口から○km"があるくらい ・今回コース以外の道としては“大長谷"や“スキー場上"からのものがあるようだが、そもそもそれらが合流する地点に気付くこともできなかった ●買う、食べる ・利賀村に入ると、自動販売機以外に簡易な飲食品の買い物が期待できない。八尾町か砺波市か、手前で買い物を済まさないといけない ・旧村域には、蕎麦処などがある ●日帰り温泉 ・旧村域には、「天竺の湯」がある。今回はこれを利用 ・秘境の温泉らしからぬ大きな構えだが、清潔でゆったりとしたいい湯であった |
写真
感想
富山県の中でも交通利便の悪い点では屈指の利賀村(現在は南砺市利賀村となっている)。そこにある名山、金剛堂山を目指した。
それに先立ち、酷道として名高い国道471号線を走破してみたくて、これで県境へ。確かに、到底国道とは思いたくない断崖の一車線道が延々と続いている。そして、やっとの思いで到着した楢峠から利賀村へと抜ける県道34号線は通行止め。やむなく一旦北上して戻ることになった。よくよく思い出せば、この区間はずいぶん昔から通行止めだった気がする。
ようやく到着した栃谷登山口には、トイレ兼避難小屋となっている建物と駐車場があり、ハイカーの車の数もまずまずである。
隙間に車を収め、予定よりもかなり遅れて出発。
最初のうちは、ジグザグに切られた急な登り。やがて登山口から1kmの標示が現れる。この1kmで約200m登っている。
ここからは緩急折り混ざるようになり、小ピークのあとには下りもある。尾根を進むようになると展望も開け、赤や黄色に燃え上がる中、東の白木峰も目立ち始める。白木峰は、山頂へと続く山腹の林道も目印の一つになる。
目指す金剛堂山も眼前に大きくなる。コースの約半分、1346mピーク付近からはまだ遠くに思えるが、そこからは急な登りもなく一気に山頂に到達した。
前金剛は三角点ピーク。標高では中金剛に劣るが、こちらには祠や山名標も置かれ、堂々としている。ここから中金剛、奥金剛方面を見ると、風衝帯の草原が一望できる。付近の山では、東の白木峰や南西の人形山が際だって見える。残念ながら、白山はかすかに見えるだけ、立山は全く見えない、といった状態であった。
しかし山頂一帯は風が強い。防備を纏ってもまだ寒い。 何人かの先達も、お昼を食べていらっしゃるが、なるべく風を避けようと低い姿勢をとっている。お昼はもう少し風が穏やかな所にしようと思う。
中金剛手前のピークに歌碑。富山藩主前田利保公が登頂された時に詠まれた歌とのこと。残念ながら、読みづらくなっている。
気持ちのよい草原を進み、中金剛。本山の最高標高地点だが、小さな山名標識のみ。急いでいたら見落としそう。
ここからは、やや本気で下り、再び登って奥金剛。利賀川の源流標が建っている。利賀川は、登山口に流れていた百瀬川とは異なる。百瀬川からは、西へ一山越えた谷筋である。その川が、金剛堂山の南側を半周してここまで延びているということだ。
奥金剛からの下り、金剛堂山が見えなくなりそうな辺りで昼食。
その先で草原から樹林へと変わり、しばらくで林道口。ここまで車で入ってきている方もあるようだ。すぐ先で一段としっかりした道に吸収され、その道をずっと下っていくと、やがて東俣登山口。ここにも避難小屋風の建屋がある。
美しい紅葉の中を沢沿いに下り東俣橋。合流している西俣の道は殆ど廃道状態。紅葉を愛でながらも、果てしなく続く道を行き、大きな堰堤の工事現場もやり過ごす。道がコンクリート舗装に変わり、山鼻を巻くと、見覚えのある避難小屋が現れた。
登りやすく、山頂の草原も気持ちよく、紅葉を愛でることもできて、充実の山行きであった。
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