権現岳東稜
- GPS
- 07:34
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 709m
- 下り
- 1,344m
コースタイム
6:50 出合い小屋
9:00 稜線
11:40 基部
13:00 東稜の頭
13:50 ツルネ
15:40 出合い小屋
17:00 美しの森
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
何故か前半のトラックデータが保存されてなかった。 |
写真
感想
時期としては中途半端だが、単独日帰りの出来そうなこの時期に八ヶ岳東面から東稜を権現まで歩いてきた。
美しの森を5時半過ぎに出発し、1時間半程度かけて出合い小屋まで到達する。
歩き出して間もなく空が白み始め、朝焼けの中に富士山のシルエットが浮かび上がる。
予報通りの好天になりそうだ。正面にはこれから向かう権現が、眩いばかりに輝いている。
出合い小屋から20分程度、権現沢を左股方面に分け入る。本来ゴルジュ先から取り付くのだが、時期的に結氷していない可能性があったので、ゴルジュ手前で、尾根に取り付いた。
しかし、これが間違いのもとで、すぐさま大岩に阻まれる。
最初の大岩は何とか越えたものの、またしても今度はとても越えられそうにない巨岩に行く手を遮られる。
諦めてロープ伝いにトラバースするが、またもや微妙な登りが立ちはだかる。
ここを越えれば何とか正規ルートに乗れそうな気がしたが、微妙な一手がどうしても出せず、結局遠回りしただけでまたゴルジュ手前に戻ってしまった。
素直に正規ルートから取り付けばよかったと後悔。
ゴルジュ内は薄氷と雪で覆われ、水流こそ見えないが、明らかに氷の薄さが分かる水音がしている。慎重に足を進めるが案の定、薄氷を踏み抜き片足が水中にはまってしまった。
再び取り付いた尾根筋の雪は少なく、歩行は楽だ。しかし尾根に乗ってからも雪が少ない為藪に阻まれ、バットレスへの視界が開けてからも案外時間がかかる。
中腹辺りからは雪も増えてきたのでアイゼンを装着する。急な斜面はこの方が大分歩き易い。
重荷にあえぎながら最後の急な雪壁を越えると、ようやくバットレスの岩壁が現れる。前回はこの岩場を登ることが出来ず左側斜面の雪壁を登ってしまったたため、今日はここを登るために来たようなものだ。どうせなのでアイゼンでの登攀を試みる。
いざ取り付いてみると、必要な場所に最低限のプロテクションが有り、ホールドの豊富な斜面はここまでの草付きよりも明らかに快適だった。
取付きから50m一杯で勾配の緩む実質の終了点にまで届いた。アプローチの長さを思うと、実質1ピッチで終わるには物足りな過ぎる登攀だった。
東稜の頭から帰路のツルネまでの道のりは意外と遠く、緩やかな登り返しも微妙に堪える。ツルネからの帰路は登りの何倍も長く感じ、美しの森駐車場に着いた時には既に日没を過ぎていた。
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