生石ヶ峰(小川の宮〜生石ヶ峰〜生石神社)、秋色の中を歩く【紀北、和歌山県】
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 05:36
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 900m
- 下り
- 895m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 1:19
- 合計
- 5:37
小川八幡駐車場 935 ― 小川の宮(A) 938/941 ― サクラの小径分岐点 943 ― 南忠橋(B) 958 ― 大観寺(C) 1015 ― 林道分岐 1026 ― 不動の辻・白樫の木(D) 1033 ― 林道横断・竜王水(E) 1055/56 ― ログCaféへの分岐 1120 ― 車道と小川の宮への道の分岐点(F) 1123 ― 車道間の短絡路(下) 1126 ― 車道間の短絡路(上)(G) 1130 ― 山の家おいし 1133/昼食/1224 ― 笠石 1227/1231 ― 展望ポイント 1243 ― 生石ヶ峰(東オンジ) 1253/1301 ― 巻き道分岐(H) 1304 ― 生石神社 1314/1319 ― (H) 1332 ― 展望・山頂交差点 1339 ― 山の家おいし 1346/1348 ― (G) 1352 ― (F) 1356 ― (E) 1415 ― (D) 1427 ― (C) 1439 ― (B) 1452 ― (A) 1509 ― 小川八幡駐車場 1512
● 行動時間 05:37
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
(和歌山市内=小川の宮;登山者駐車場) 小川の宮P―大観寺―笠石―生石ヶ峰―生石神社(往復) (小川の宮;登山者駐車場=和歌山市内) ●登山口へのアクセス ○小川八幡近くの生石ヶ峰登山者駐車場 ・阪和道「海南東IC」からであれば、県道18号から県道180号を経由して行く ・駐車場は小川八幡神社の手前約300mにある ・駐車場は、約30台程度。今日は登山者が多く、車道の路側帯にまで溢れていた ○生石高原の駐車場 ・県道180号から県道184号を経由し登っていくと、山上の駐車場に出る ・約30台、無料 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○小川の宮〜南忠橋 ・車道を歩く。小川小学校付近で左手を選び、その後は道なりに進む。高露橋を渡ると本道は左に向かい、分かれ道は右へ南忠橋を渡る。南忠橋を渡ってすぐ左手に登山道の入口がある ○南忠橋〜大観寺 ・山道ではあるが、コンクリートで簡易舗装されている部分が多い ・ここからは町の消防署が設置する119ばんポイントカードのNO.500〜が山頂手前まで続いている。最初のうちは「ご挨拶」が書かれ、続いて「質問」と「答え」が次々と現れる。全部目を通していくのもおもしろい ○大観寺〜不動辻 ・山道から再び車道に出る。出た4つ角の正面には大観寺。その寺の前を右手へと進む ・途中からコンクリート舗装の急坂になる ○不動辻〜山の家おいし ・厳しい登り。斜度がある。しかもあまり斜度が緩む箇所はない ・竜王水ともう一カ所にはエリア共通性のある標示がある ○山の家おいし〜生石ヶ峰(東オンジ)〜生石神社 ・山上は丘のような緩やかな起伏。ススキの原っぱの中を複数の遊歩道が走る。分岐ごとに行き先標示があり、迷いにくいと思われる ・生石ヶ峰から生石神社にかけては、ありがちな山道であり、神社に向けての下りとなっている。途中に天文台への分岐道があるのだが、踏み跡は不明瞭そうだった (いずれの記述も2021.11現在) |
その他周辺情報 | ●買う、食べる ・国道424号沿いでは、海南市に入って野上にはスーパーマーケットやコンビニエンスストアがある ・海南市内の国道424号に続く県道18号沿いにはいくつもあるようだ ●日帰り温泉 ・近い範囲に温泉はなさそうだ。南下し有田川町に入れば、「かなや明恵峡温泉」などがある ・和歌山市内、海南市内には、日帰り温泉やスパは複数ある (2021. 11現在) |
写真
感想
11月も末になったが、生石ヶ峰のススキはまだ見頃とのこと、行ってみることにした。まだ野上電鉄があった頃に登山口駅までは来たことがあったが、時間が合わず、生石高原には足を運べなかった。その頃からの宿願だ。
朝仕事が終わると同時に出発し、小川の宮の駐車場へ。スタートが遅かったこともあり、駐車場はすでに満杯。やむなく一番端に路肩も使いながら車。
県道を歩くとすぐに小川八幡神社。狭いが立派な境内だ。境内の木々の枝には朝露が残り、まだきらめいている。近くにはススキも現れ、秋の気配が感じられる。しばらくは車道歩きを続け、高露橋に続いて南忠橋を渡ると、登山道の入口。ここからは山道のようにはなるが、まだコンクリート舗装がなされている。急坂を登っていくと、木々には種別札が掲げられている。タマミズキとか、あまり耳にしない木もある。中にはウバメガシもある。備長炭のもとだ。この辺りのものはひょろひょろで炭になるようには見えないのだが。そしてこの入口からは消防署による「119ばんポイントカード」が数100m間隔で建植されている。クイズや答えがついていてなかなかユーモラスだ。
そのうち再び車道に顔を出し、大観寺。コミュニティバスの停車場もある。ここからは車道も斜度を上げ、ゆずなどを見ながら登っていく。道ばたにゆずが見事なくらいに鈴なりなのだが、道路側から手の届くところの実はすでに残っていない。誰かが勝手に摘ったものか、摘果されたものかはわからないが、対照的だ。
そののち、一瞬だけ山道のような道を経由し、上の車道からは斜めに山中へと延びるコンクリート舗装された作業道を上がる。このあたりからは、消防の一段落した頃に大きな白樫の木があり、そこが「不動の辻」。軽トラックが駐まり、畑仕事をされている様子が見える。
その脇をかすめ、山道を進む。最初のうちは落ち葉のきれいな道取りだが、林が薄くなり、やがて石を無秩序に並べた植林タイノ急斜面へと移ろう。その間通してずっと急斜面だ。
そんな一帯を抜けると、ログCaféの案内が現れ、人家が見える。どうやら山頂一帯に着いたようだ。国民宿舎の廃墟をかすめ、さらに一息登ると山頂駐車場下に出た。登って「山の家おいし」前の小さな広場に立つと、北から西にかけての景色が眼前に広がった。
今日は快晴だけに、淡路島から和泉葛城山、葛城山や金剛山までが見渡せる。眼下には和歌山市街も見えている。しっかり見ると、和歌山城も見分けることができる。
それにしても、風が強い。体感温度を大いに下げてくれる。やむなくお昼は「山の家」の中で食べることにした。
お昼を食べて、まず笠石へ。岩の塊だ。上には祠がある。お詣りをして岩の上へ。360度の眺望だ。先ほど見た北側だけではなく、東にある護摩壇山や城ヶ森山など紀伊山地中央部の山塊や南部の太平洋までがきれいに望める。また生石高原一面に広がるススキの黄金色も見渡せる。晴天の日に来てよかった。
展望台を経て、生石ヶ峰へ。展望台付近では、リモコングライダーを楽しむ人たちがいる。何機も飛んでいるなぁと思っていたが、そこにはさらに複数台がある。会の集まりのようだ。
さらに進んで生石ヶ峰へ。東オンジとも呼ばれるその山頂に立つと、先ほどの笠石からは、この生石ヶ峰自体が邪魔して見えなかった大峰の山々も見えている。八経ヶ岳釈迦ヶ岳付近は頭が白くなっている。冬を感じさせる眺めだ。
一通りの展望を楽しみ、生石神社へ。残念ながら桜の小径が通行止めと標示されているので、生石神社からは戻ってくるよりないのだが、せっかくなので行ってみる。山道を下り、大岩を横目に見ながら到着。神社自体も大岩がご神体で、その岩に向かって細い階段が延びている。岩の前に設けられた小さな社殿にお詣りし、再び生石ヶ峰へと戻る。
帰りは生石ヶ峰を経由せず、迂回路へ。樹林を抜け、こちらのススキ原も見応えがある。笠石を経由して来た道を戻る。
一気に下っていく。大観寺を前にして「弘法大師の押し上げ岩」というのが目に入る。行きには気づきもしなかった。
帰ってくると、クルマは幾分減ってはいるが、まだまだ残りが多い。まだみんな山にいるのだろうか。
街からほど近いところに素晴らしい秋景色。楽しい一日であった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する