飛ばされた帽子を探しに、再び爆風の宝永山へ

2021年12月02日(木) [日帰り]

• GPS: 12:27
• 距離: 16.3km
• 登り: 1,441m
• 下り: 1,439m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:10
• 休憩: 2:16
• 合計: 12:26

3:55 水ヶ塚公園
4:42 4:43 須山登り一合五勺
5:45 5:45 御殿庭下
6:36 6:39 御殿庭中
7:21 7:34 山体観測装置
7:39 7:40 宝永第二火口縁
7:54 7:54 宝永第一火口縁
8:20 8:20 宝永第一火口
9:29 10:55 宝永山
13:42 13:45 上塚
13:58 14:11 双子山
14:27 14:28 四辻
14:49 14:59 幕岩
15:19 15:24 アザミ塚
16:21 水ヶ塚公園

天候

快晴時々爆風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

水ヶ塚駐車場に水洗トイレあり

コース状況／危険箇所等

雪はほとんどなくノーアイゼンで行けました。宝永山山頂直下の東斜面は、雪はなくても足元がかなり滑りやすく、一度滑るとたぶん止まらないので、特段な理由がない限り下りない方がいいです。
どうしても宝永山山頂直下の東斜面に下りる場合は、御殿場ルートを少し下った所から下りれば滑落のリスクはだいぶ減りますが、足元はザレザレなので要注意です。

写真

12/2 3:11

水ヶ塚公園に向かう途中で、立派な角のオスの鹿がいました。
メスと子供の鹿はよく見かけますが、オスは初めて見ました。

12/2 4:47

暗闇に光る鹿の眼光

12/2 5:57

だんだん夜が明けてきました。

12/2 6:15

ここで修業してたんですね。

12/2 6:59

先週ほどは風は強くないですが、気温は低くて既に汗がつららになっています。

12/2 7:22

雪ないなぁー。

12/2 7:22

火口の縁の浸食が、先週より進んでいるような気がする。

12/2 7:23

新7合目(6合5勺)くらいまで雪で白いですね。

12/2 7:23

煙が真っ直ぐ棚引いているので、麓はほとんど風がなさそうです。

12/2 7:23

愛鷹山や伊豆半島が近く見えます。

12/2 7:23

11月初めあたりだと三浦半島の先っちょから丁度陽が昇りますが、12月になると陽が昇る場所が、だいぶ南よりになりますね。

12/2 7:27

手前のぼこっとなっているのが金時山で、その先に江の島が見えます。

12/2 7:56

第一火口内の登山道のところだけ雪があります。

12/2 7:57

あれ？下にトラバースの跡があるけど…。

12/2 7:57

もしかしてあの岩の間から下りた？

12/2 8:03

ここは落石多発地帯。周りに岩がたくさんありますが…。

12/2 8:03

たぶんあの上から落ちてきたと思われます。

12/2 8:09

腹がへったので朝ごはん。でも長居は無用なので、真ん中のミルクシャルロットしか食べませんでした。

12/2 8:18

しかし空が青い。

12/2 8:52

気温が低いので、カチカチに凍ってます。

12/2 9:02

ポールの先のゴムを発見。でも地面が凍っていて全然ビクともせず、格闘する事5分。なんとか穿り出して回収しました。

12/2 9:17

たまに突風が吹きつけて、細かい砂利が顔を打ち付けて痛いです。

12/2 9:30

今回は無事山頂の案内板まで来れました。伊豆半島の向こうには伊豆大島、利島、神津島が見えます。

12/2 9:30

箱根の山からは、噴煙が上がってますね。

12/2 9:30

山中湖と丹沢の山々。

12/2 9:30

本日の本番はこれから。帽子が飛ばされたのは、こっちの斜面です。

12/2 9:31

一見簡単に下りれそうですが、地面が凍結していてものすごく滑りやすいです。すぐ下の黄色っぽい岩のところまで行けば後は平気ですが、アイゼンやチェーンスパイクを履いても、刃が全く刺さらないと思います。

12/2 9:31

この辺りからロープを越えて下りかけましたが、めちゃくちゃ危険なので、一旦戻ります。

12/2 9:31

今日の富士山は綺麗ですが、相変わらず風が強い。
瞬間だと風速20〜25mくらいかな？先週よりだいぶマシです。

12/2 9:32

標柱を入れてみました。

12/2 9:42

こっちの斜面のどこかに帽子があるはずなんだけど、この状況だとプールに落としたコンタクトを探すようなもんですね。

12/2 9:42

御殿場口の駐車場から登山道がまっすぐ伸びているのが見えます。

12/2 9:44

爆風の中御殿場ルートの方へ行き、下りれそうな場所を見つけます。

12/2 10:18

適当なところで宝永山の東側斜面に下りました。雪煙が渦を巻いています。やはり相当風が強そう！

12/2 10:18

あの岩の所に引っかかってないかぁー。

12/2 10:21

なさそうな雰囲気。

12/2 10:37

この岩、なんかUFOみたい。

12/2 10:40

裏には、たくさんのツララ

12/2 10:42

宝永山山頂直下の崖。こっちもなさそう。

12/2 10:43

利島の先に見える島は、新島かなぁ？

12/2 10:43

この距離で箱根の山の噴煙が見えるってことは、結構スゴイことになってる？

12/2 10:43

蛭が岳の左には、都内の街並み

12/2 10:44

大山の右には、横浜のみなとみらいの街並み。

12/2 10:44

北関東の方まで見えてそう

12/2 10:44

いい眺めだ、丹沢の山々が近い。

12/2 10:44

御殿場ルートの道迷い防止用の木柱が見えます。
にしてもないなぁー。

12/2 10:44

さっきのUFO岩。

12/2 10:48

足元はザレザレですが、ここまで下りれば滑落の心配はないです。一応落石には注意して歩きます。

12/2 10:48

どこ行っちゃったのかあー。

12/2 10:49

下に標柱が倒れていると思ったら、違いました。

12/2 10:56

宝永山山頂直下の崖。意外と脆いので、クライミング向きではないです。

12/2 10:56

この辺りもないなぁー。

12/2 11:01

こっちから第三火口を見ると、結構掘れてます。

12/2 11:02

これだけを見ると、アメリカのグランドキャニオンみたい。

12/2 11:32

せっかく来たので、漏れがないように探し回りますが…。

12/2 11:32

御殿場ルートで奥が登り、手前が下りルート。

12/2 11:33

今度こっちから登ってみようかな。

12/2 12:03

眼下に二ツ塚が見えます。せっかくだから寄ってみます。

12/2 12:14

富士山頂部がチョイ見え。

12/2 12:24

思いっきり直登なんだけど、登れるのかなぁー？

12/2 12:24

ここをただひたすら真っ直ぐ下ります。

12/2 12:43

横浜のランドマークタワー、クイーンズスクエア、インターコンチが肉眼でもわかります。

12/2 12:53

水ヶ塚公園の駐車場が見えます。

12/2 13:01

だいぶ近くまで来ました。山頂に何かありますね。

12/2 13:02

下りてきた斜面を振り返ります。

12/2 13:05

御殿場ルートから四辻へと向かうルートに設置されている木柱。

12/2 13:07

こっちが四辻方面

12/2 13:32

木柱が横に並んでいるのがわかります。

12/2 13:41

二ツ塚の上塚山頂に到着。急斜面を直登しましたが、見た目とは裏腹に意外とあっさり登れました。

12/2 13:41

二ツ塚の上塚山頂から見た宝永山と富士山。

12/2 13:42

反対側には、二ツ塚の下塚

12/2 13:42

ちゃんとした道はないですが、適当に下ります。

12/2 13:53

結構急に見えますが、さっきよりは緩いです。

12/2 13:54

登り口まで来ました。

12/2 14:05

こちらもあっさりと山頂に到着。だいぶ風化が進んでますね。

12/2 14:05

にしても御殿場ルートは長いなぁー。

12/2 14:10

ハート型に囲ってありました。

12/2 14:10

二ツ塚、宝永山、富士山の3兄弟。

12/2 14:10

箱根の山の雲が特徴的。

12/2 14:11

山中湖もだいぶ目線が低くなってきました。

12/2 14:28

四辻の分岐。ここから幕岩方面に行ってみます。

12/2 14:30

ガスった時の道迷い防止用にロープがあるので、それに沿って下ります。

12/2 14:42

幕岩の上部に来ました。

12/2 14:43

この辺りで熊が出たのかぁー？

12/2 14:44

この樺の木が凄い。一度倒れてるのに、また上に伸びてる。

12/2 14:50

幕岩に到着

12/2 14:52

岩というより崖ですね。

12/2 14:53

ここまで下りてきても、いたるところにツララができてます。

12/2 15:01

水ヶ塚公園までこんな感じの超歩きやすい道が続きます。普通に歩けるって素晴らしい！！

12/2 15:17

地図には載っていない道ですが、地図上に足跡がこっちにいっぱい付いてるんですよねぇー。何かあるのかなぁー？ちょっと行ってみます。

12/2 15:18

コケが綺麗。ジオラマみたい。

12/2 15:20

たぶんこの辺がピークだと思われますが特に何もありません。後でわかりましたが、アザミ塚って言うらしいです。

12/2 15:20

マーキングがあるだけで何もありません。

12/2 15:22

と思ったら動物の頭骸骨を発見、中型犬位の大きさはありそうですが何だろう？歯形を見る限り、草食系ですが…。

12/2 15:23

よくみるとあちこち骨が散乱してました。

12/2 15:38

南山休憩所。パッと見バス停みたいですが、バスは来ません。

12/2 16:04

国土地理院の地図には載ってませんが、南山休憩所から分岐して南の方へ下りて行きます。岩がゴロゴロしていて若干歩きづらいかも。

12/2 16:21

何とか明るいうちに戻って来れました。

12/2 16:29

夕陽に赤く染まる富士山が綺麗でした。

撮影機器：

サイバーショット DSC-WX350 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 靴 ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ ポール ヘルメット

感想

BNR32GTR

今回本当は、赤岳の県界尾根と真教寺尾根を歩きたかったのですが、先週風で飛ばされた帽子の捜索に再び宝永山に来ました。
見つかる確率は、年末ジャンボの宝くじが当たるくらいだと思っており、見つけるためというよりは、諦めをつけるために来たという感じです。
妻の帽子だけでも見つかればなぁーとは思っていましたが、やはり見つからず残念な結果にはなりました。
でも下りは今まで歩いたことがなかったルートで下りてきたので、新しい発見があったり、絶景を独り占めできたりで満足の行く山行でした。
紅葉の時期に富士山の周りをのんびりと歩くのもいいなぁーと思いました。