本社ヶ丸・清八山
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- GPS
- 07:47
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,175m
- 下り
- 1,172m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
今回は、土砂降りの八ヶ岳以来の登山部での山行きとなった。
朝7時に高尾駅に集合し、小淵沢行きの列車に乗り、出発です。
予定では、扇山・桃蔵山縦走ルートか、本社ヶ丸・清八山・三ツ峠縦走ルートのどちらかを考えていたが、
後者のルートは、工程が長く、日の短い今の季節に行くのは厳しい。
電車内で相談の結果、とりあえず本社ヶ丸まで行って、時間が厳しいようならば、
清八峠から笹子駅に戻ってくるルートにするということに決まった。
1時間ほど電車に揺られて、春以来の笹子駅到着となった。
駅の前で、準備をしていると、カメラを忘れたことに気がついた…
昨夜、メバル釣りに行った後、車に置きっぱなしにしてしまったようだ。
しょうがないので、今回は携帯カメラで代用することにした。
友人も、カメラが充電切れで使えないらしい、しかも携帯もバッテリー切れらしい…
幸先が悪すぎるw
この後に起こる何かを、暗示しているかのようである。
笹子駅から、まずは角研山を目指すべく、登山口に向け歩き出す。
15分ほど歩くと登山口に到着した。
この時、久しぶりの登山となるためか、不安と興奮で妙なテンションであったと思う。
山の北側に位置する為か、針葉樹林の森は薄暗く、朝のひんやりした空気が、一層冷たく感じられた。
登山道を入って数分後、トラロープが張られた非常に急勾配の道となった。
少し登って、おかしいと思い始めた。
幾らなんでも勾配がきつ過ぎるのだ。
斜度60度近い感じで、足を土に突き刺して登らないと落ちてしまう角度である。
まるでアイスクライミングをしているような感覚で、四つん這いになり、何とか登っていける感じなのだ。
ただ、トラロープとピンクリボンは、確実にこのまま上に伸びている…
再度、降りて確認しようにも、この角度は、一歩足を滑らせると転げ落ちかねないので、ここまま上を目指すことにした。
すごい角度で、踏ん張りながら登るので、脹脛の筋肉がパンパンに張ってくる。
ずり落ちながらも、木の根を掴み、なんとか尾根のような場所にたどり着いた。
そこには、間違いなく人のふみ後が伸びていて、ピンクリボンもそれにそって垂れ下がっている。
間違っていなかったのか!?
疑心暗鬼のままその登山道らしき道を進むと、送電線の鉄塔が姿を表した。
と同時に、登山道らしき道も姿を消した…
どうやら、電力会社の作業用路だったようである…
さてどうしたものか、基本に忠実に行くならば、来た道を戻り、再度正規の登山道を探すのがベターであろう。
ただ、あの超急斜面を今度は下ることを考えると、かなり危険を伴う可能性があるように思った。
携帯のGPSで位置を確認すると、今自分たちがいる尾根を登って行くと正規のルートにぶつかる事が分かった。
地図とコンパスで確認してみても、まず間違いなく一本隣の尾根上にいるようである。
幸い、冬で、下草は枯れていて、藪漕ぎは、せずにすむ。
相談の結果、このまま、今いる尾根を進み、正規ルートに合流するかたちで進むことに決まった。
尾根上は、割と歩きやすい!
等間隔で木に目印も付いているので、多分、林業関係者だどかが使用しているのではないだろうか。
動物の糞や、足跡なども、多く見かけた。
1時間ほど歩き、さっきと同じくらいの急のぼりを越えると、そこには、一般登山道が!
ふ〜一安心である。
ただ、足への負担は大きかったようで、筋肉が張って痛い…
腹も非常に減ったが、まだ昼には早いので、行動食で我慢する。
一度、舗装された林道でるが、横断して直ぐに登山道となる。
その後も、九十九折の登りがずっと続き、11時ころ角研山山頂到着となった。
三つ峠、富士山方面は薄暗い雲が出ていて、冷たい風が吹き付けてくる。
止まっていると非常に寒いので、写真だけ撮って、本社ヶ丸を目指すことにする。
家に帰ってから知ったが、この日は、この冬一番の寒さで、東京の最高気温は11度ほどしかなかったようだ。
12時になり、足の疲労と、空腹がピークとなったので、本社ヶ丸ニセ山頂で昼食にした。←勘違いしていた。
赤い標識に小さく、本社ヶ丸と書いてあったので、最初ここがピークと思っていた。
友人もついに、バーナーを購入したようで、早速ラーメンを作って食べていた。
自分もクラムチャウダーを作って体を中から温める。
休憩後、相談の結果、疲労度と日没を考えると三つ峠は不可能なので、清八峠経由で、笹子駅へ戻るルートを行くことに決まった。
このルートだと計算上4時頃には、笹子駅に戻れる予定である。
今の季節だと、4時半頃には、暗くなってしまうので、ちょうど良い位であろう。
清八峠方面に向くと、なにやらピークっぽい場所が現れた。
岩を登ってみると、本社ヶ丸山頂標識がしっかりたっている…
また間違えたw
このピークからの眺めは素晴らしく、大展望が広がっている。
ただ残念なのは、富士山は黒い雲に覆われて姿が見えない。
あの中は、雪が降っていそうなかんじである。
景気を堪能していると、登ってきたおじさんが、清八山からの眺めも素晴らしいから、ぜひ寄っていってごらん!
ということなので、早速清八峠を目指して進むことにする。
清八峠までの道のりは、丹沢の表尾根を感じさせる岩の露出した登山道となっており、少し楽しい。
そして景色も絶景である。昼食はこのあたりがお勧めである。
清八峠に荷物をデポして、片道5分ほどで、清八山山頂到着となった。
たしかに、富士山が見えていれば絶景だろう。
南アルプスと、八ヶ岳の姿は、うっすらであるが確認することができる。
清八峠からの下りは、霜柱に覆われた登山道となり、気をぬくと滑りそうな感じであった。
下りが得意なメンバーは、今回も小走りで駆け下りて、3時半頃林道到着となった。
途中カモシカにも出くわした。夜に車で引きそうになったことはあるが、昼間に見たのは初めてであった。
誤算は、ここから駅までの舗装路歩きが思っていたよりも長く、疲労した足には非常にきつかった。
笹子駅に着いた頃には、フラフラである。最初の道間違いによる疲労が思いのほか響いている。
久しぶりの温泉でサッパリしたあと、恒例の焼肉を食べて解散となった。
翌日は筋肉痛確実ですw
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