安達太良山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 664m
- 下り
- 680m
コースタイム
12:00 あだたら高原スキー場発
14:50 くろがね小屋着
1/3(金)
6:00 起床
8:07 くろがね小屋発
峰の辻・牛の背経由
11:00 安達太良山山頂
勢至平経由
14:00 安達太良高原スキー場着
天候 | 1月2日(木) 曇り、強風 1月3日(金) ガス、下界は晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
8:08 東京駅発 やまびこ127号 [仙台行き] 9:32 郡山駅着 10:10 あだたら高原スキー場 シャトルバス 郡山駅発 11:30 あだたら高原スキー場着 1/3(金) あだたら高原スキー場 → 岳温泉 スキー場のシャトルバスを利用 1/4(土) 岳温泉 → あだたら高原スキー場 スキー場のシャトルバスを利用 17:00 あだたら高原スキー場発 シャトルバス 郡山駅行き 18:30 郡山駅着 21:42 郡山駅発 なすの284号 [東京行き] 23:16 東京駅着 ●あだたら高原スキー場 シャトルバス情報 http://www.adatara-resort.com/ski/traffic.stm ※郡山駅⇔スキー場の直行バスは要予約 |
コース状況/ 危険箇所等 |
- あだたら高原スキー場の登山口近くに登山ポストあり。 - サラサラの雪でツボ足だと踏み抜きが多く厳しいため、ワカン、スノーシューまたはスキー等が必要と思われる。アイゼンはきかないところが多いが、山頂近くでは必要。 - あだたら高原スキー場からバスで15分くらいの岳温泉に日帰り湯、飲食店、おみやげ屋などあり。 |
写真
感想
恒例のお正月登山、気になっていた安達太良山へ。
コースタイムが短くて、くろがね小屋で温泉に入ることもでき、気軽に登れそうな山と思い込んでいたが、どっこい名物(らしい)の強風、しかも濃いガスとでなかなか登りごたえのある山行となった。
初日、登山口となるあだたら高原スキー場でバスを降りると地吹雪。登山道が分からず、バスで一緒だった登山者の方に教えていただく。ツボ足で登り始めてみるものの、トレースの上に風で飛ばされた粉雪が積もっている状態は、ずぶずぶとはまってしまうようで歩き辛くすぐさまワカンを装着し、そのままくろがね小屋まで歩いた。途中の馬車道と旧道の分岐は、馬車道にはほとんどトレースが付いていなかったので旧道を選択。樹林帯は風もなく快適だったが、その後の勢至平分岐のあたりからか強風となり、風で薄くなったトレースを踏み抜きながら歩いた。途中急な斜面をトラバースするところがあり、ストックを持っていなかったのでピッケルを出した。でも、スルスルと滑ってしまう粉雪は一度滑ると止めるのは大変だろうな、と思った。また、くろがね小屋が見えてほっとしたもののそこからが意外に長く、トレースが消えてルートが分からないなかを腿あたりまで雪に埋まりながら小屋へたどり着いた。
くろがね小屋では、6人部屋(といっても個室ではなく、区切りのある半個室)を別の二人連れと4人で使用させていただいた。温泉につかり、他の登山者の方からおつまみをいただきながら話をしつつ、消灯時間の夜9時までストーブを囲んで過ごした。外では風がうなる音を聞きながらも、小屋の中は暖かかった。ぐっすり眠って翌朝6時に起床。天気は回復傾向とのことで、青空も見えるものの安達太良山山頂付近は変わらずガスに覆われた状態だったが、行ってみたら?との常連さんの言葉の後押しもあり、とりあえず行けるところまで、と小屋を後にした。
アイゼンでスタートしたが、峰の辻あたりからか雪が深くトレースも薄くラッセル状態となり、疲労してアイゼンの上からワカンを装着した。山頂へ向かうに連れてガスが濃くなり、進むべきルートも、先行者の姿も見えなくなり少し不安になりつつも稜線へ上がる。先行のパーティから、この先稜線を歩けば山頂だが、強風のため引き返すと聞き、しばし岩の影で休憩して稜線に出てみると、言われたとおりの吹き飛ばされそうな強風。山頂も見えず距離感もつかめなかったので引き返そうということに。その後、稜線から下りたところで、小屋で同室だった二人連れが登ってきたので話していると、ガスが切れて山頂が顔を出した。山頂が見えたことで俄然イメージが湧いて(また思いの他近く)やはり再トライすることにした。
再度稜線へ登りかえして、強風のなか牛の背と呼ばれる稜線をしばらく歩き、その後滑り落ちる雪と格闘して山頂へ。山頂からはガスで何も見えず、強い風ですぐに下山を始める。牛の背を引き返すも強風でトレースが見当たらず、稜線からの下り口がどうしても見つからず、適当なところで下った。その後、勢至平方面へ下るにつれてガスもとれ陽射しが出るようになり、その後は往路をあだたら高原スキー場へ戻った。
下山後は、岳温泉でバスを降り、旅館(宝龍荘)に宿泊。翌日は、バスで上りかえして、あだたら高原スキー場でスキーを楽しんだ。人生初のスキーは転んでばかりで、登山にスキーを取り入れたいという願望は吹き飛んでしまったが、全盛期ほど混雑していないスキー場はなかなか楽しいところで、今後も折をみて練習したいと思った。
初の東北の山、甲信越の山とはまた違った雰囲気があり、登山者も多すぎずいろいろな人と話ができてよい山行になった。登山以外にも、周りから聞こえてくる福島弁がとても素朴で印象に残った。くろがね小屋は評判どおりの雰囲気のあるいい小屋だった。結局ガスで安達太良山の全容を把握することができなかった、ということを理由にまた戻って来たいと思う。
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