真冬の三ツ峠山プチ雪山ツアー（さくら公園P〜開運山〜御巣鷹山〜木無山〜天上山〜河口湖駅→マイカー回収！）

2022年02月05日(土) [日帰り]

• GPS: 08:28
• 距離: 16.5km
• 登り: 1,345m
• 下り: 1,099m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:46
• 休憩: 1:53
• 合計: 8:39

7:36 さくら公園駐車場
7:54 7:55 神鈴の滝
7:59 8:05 憩いの森公園
8:19 8:26 達磨石
8:55 8:59 大曲り
9:03 9:06 股覗き
9:20 9:25 馬返し
10:05 10:06 八十八大師
10:26 10:28 白雲荘跡
10:43 10:44 屏風岩
10:58 11:00 四季楽園
11:12 11:25 三ッ峠山
11:43 11:44 御巣鷹山
12:00 12:29 四季楽園
12:33 12:34 三つ峠山荘
12:39 12:40 展望ポイント-１
12:43 12:43 木無山
13:05 13:05 三角点峰「木山」
13:31 13:46 送電鉄塔
13:57 13:58 霜山
14:17 14:17 湖畔分岐
14:20 14:20 車道出合
14:39 14:42 天上山
14:46 14:46 天上山展望台
14:55 14:55 ナカバ平展望広場
15:01 15:01 天上山公園入口
15:09 15:21 河口湖駅
15:45 15:50 三ツ峠駅（※電車にて移動）
16:05 16:05 三ツ峠グリーンセンター
16:10 16:10 山祇神社
16:15 さくら公園駐車場

・河口湖駅→三ツ峠駅は電車にて移動
・GPSログの距離表示がおかしく、実際の歩行距離の1.5倍近くになってます…

天候

晴れのち曇り（時々日射しあり；三ツ峠山頂付近、北風強し）

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

（往路）西桂役場入口から林道をグリーンセンター方面へ、さくら公園駐車場利用（無料、キャパ10台以上；流水ありの多目的トイレ使用可能）→ 　さらに上部の憩いの森公園P、達磨石手前にも駐車スペースあり［達磨石入口の案内によれば、三つ峠駅から（まで）タクシー呼び、3,000円で移動可の由］
（復路）河口湖駅より富士急で三ツ峠駅へ（駅前にタクシー待機等なく、徒歩にてさくら公園へ、車回収〈涙…〉）

コース状況／危険箇所等

・坂東三十三観音塔の先まではほとんど残雪ナシ、ノーマル靴で登降可
・屏風岩直下のトラバース区間、複数箇所で路面凍結あり、スリップ注意
・四季楽園から先の稜線上ルート＆御巣鷹山→四季楽園のトラバース路は数�僂了沈磴△蝓�凍結箇所も度々出現（我々は開運山頂から先で軽アイゼン使用；チェーンスパイク使用者も多数）

その他周辺情報

富士山熔岩の湯・泉水にて日帰り入浴・休憩（割引券あり；大人700円／露天風呂・サウナ・休憩室・土産コーナーあり／海鮮レストラン「はなの舞」は２月末まで工事休業中…）

写真

2/5 7:15

いこいの森手前・さくら公園駐車場。時刻は7時過ぎで広めの駐車スペースに一番乗り、本日はここに車置き出発。

2/5 7:16

すぐ前の沢の小滝が豪快に凍ってます…〈寒…〉

2/5 7:31

車中爆睡のムスコ殿も身支度中。本日はコース上の残雪も予想され、スタートからスパッツ装着…。

2/5 7:31

こちらのトイレ、男子・女子用は冬季閉鎖ながら、多目的トイレは暖房入り、流水アリで快適に使用可能！

2/5 7:48

三つ峠山頂が頭上に聳え立ってます。その名の通り、三ツコブのピークですね…

2/5 7:51

林道脇のここから、神杉ノ滝経由の登山道へ。

2/5 7:55

滝上部の堰堤も、自然にフィットした形で造られてます…。

2/5 8:02

憩いの森P。こちらも広い駐車スペースあり。トイレも（水洗ではないものの）冬季使えます。

2/5 8:18

林道終点。ここから左、達磨石経由の登山道へ。

2/5 8:21

達磨石。このお山の長い歴史を感じさせます。ベンチもあり、ちょうど良い休憩ポイントです。

2/5 9:02

股覗き。ムスコが実践中（少々意味を取り違えているのでは…？）

2/5 9:03

これが正しい「股覗き」かと（つまり、木の股から）…

2/5 9:04

富士山頂から雪煙が…。こちらは樹間で風も穏やかですが、あちらは厳冬期、凛烈の寒さですね…

2/5 9:19

馬返し着。小平地でベンチあり。ここまでは日当たりも良く、残雪はほとんどナシ。

2/5 9:20

富士に叢雲。これはこれで厳冬らしい光景です…

2/5 9:30

馬返しを過ぎると、岩混じりの急登に。確かに馬は無理ですね…。

2/5 9:34

親子でキスしてるような、ステキな路傍の石積み。

2/5 9:43

愛染明王塔通過。これも古のモニュメントです。急登が続いたので、富士山眺めつつプチ休憩…。

2/5 9:45

雲は懸かってますが、相変わらずバツグンの眺望！

2/5 10:09

八十八躰供養塔通過。明るい小平地です。

2/5 10:10

富士を背に、御利益ありそうな石仏様。　

2/5 10:11

一体一体は小さくとも、これだけ並ぶと壮観です！

2/5 10:14

標高1,600m近くまで登り、ビミョーに残雪あり。今のところノーマル靴で支障なし。

2/5 10:19

沢筋がバキバキに凍り、氷壁になってます！

2/5 10:20

ここは少し神経使うトラバース区間。ストックも使い、慎重に通過…

2/5 10:21

上部からの流水で、道が一部ガッツリ凍ってます…〈冷汗…〉

2/5 10:25

ここも超緊張のゾーン。木橋は左側から何とか行けそうですが…〈汗〉

2/5 10:28

坂東三十三ヶ所観音の向こうに、古のシースルートイレあり…

2/5 10:35

屏風岩の直下をトラバース。この区間、雪がなく助かります…〈ホッ…〉

2/5 10:38

下から見上げるとド迫力！夏場でも、ここはとても登れそうにありません…

2/5 10:40

それにしても、文字通り屏風のようなスゴい岩壁。底部を巻き気味に進みます。

2/5 10:42

芸術的な氷柱です！

2/5 10:45

ちょうど登山道の真上、岩の割れ目から水が染み出たようです…

2/5 10:56

四季楽園着。山値段ですが、ビールやジュース、お汁粉など売ってます！

2/5 10:58

屏風岩を横から観望。さすが関東有数の岩場です！

2/5 11:01

旧富士見荘前の霊峰富士の大パノラマ！

2/5 11:04

南アルプスはスッポリ雪雲の中。笊ヶ岳の稜線が辛うじて見えてます。御坂山塊も残雪多めですね…

2/5 11:14

三つ峠山頂着。富士をバックに、定番の1枚パチリ！

2/5 11:15

木無山の彼方、西湖と本栖湖がキレイに見えてますね。

2/5 11:17

こちらは山中湖がキラキラ…

2/5 11:17

丹沢から関東平野方面はバッチリ晴れてます。双眼鏡でスカイツリーも視認！

2/5 11:25

御巣鷹への稜線はビミョーに雪があり、父子で軽アイゼン装着！

2/5 11:30

NTT塔のピーク脇通過。建物に占拠され、山頂は踏めません…〈涙〉

2/5 11:42

御巣鷹山制覇。電波塔裏のチョー地味な山頂ながら、これで2山コンプリートです！

2/5 11:53

帰路は三つ峠山荘方面へトラバース。このルートはさすがに残雪タップリ！

2/5 12:02

四季楽園に戻ってきました。秘蔵のお汁粉登場、小屋の販売機でコーンスープ（250円）も購入。身体の芯から温まります！

2/5 12:33

楽しい昼食終え下山開始。三つ峠山荘前のテラスより、最高の富士展望！

2/5 12:42

ピークのハッキリしない木無山通過。小生これまで2回のツアーでは開運山のみ踏んで満足してましたが、今度こそ三ツ峠の三山制覇です…！

2/5 12:54

樹間から、本日のゴール・河口湖が見えてきました！

2/5 13:06

残雪の消えた緩やかな尾根を快調に進み、合間に河口湖を俯瞰。

2/5 13:07

快適な冬枯れの尾根歩きです。

2/5 13:40

お約束の鉄塔台地から、遮るもののない富士の大パノラマが眼前に！

2/5 13:41

右に御正体、中央の大室山の左には丹沢主脈の峰々。

2/5 13:43

午後になり北風が強まって、南アはすっかり雲の中。御坂山塊の足下、河口湖がグッと近づきました！

2/5 13:54

新倉山分岐通過。またまた富士の大展望…〈少々食傷気味かも…　〉

2/5 13:57

本日最後の顕著な三角点ピーク、霜山到着。山梨名山歩き史上最小の山名板かも…

2/5 14:20

車道出合。取りあえずのゴール、天上山まであと少しです…

2/5 14:37

冬の日も傾く中、3ヶ月ぶりの天上山到着。前回はロープウェイで楽々ハイクでしたが、本日は三ツ峠からのフルコースで踏破！

2/5 14:44

ムスコは初めてのカチカチ山、小生が車回収の間、山上・山麓で少し遊んで時間潰してもらいます…

2/5 14:52

富士急の発車時刻が迫り、単身ダッシュかけ下山開始。護国神社への下山路（家族向けハイキングコースです…）にも、歴史を語る古い石塔あり。

2/5 14:57

河口湖大橋ももう目の前です。

2/5 15:01

護国神社着。天上山をご神体に、文字通りこのエリアの守り神ですね。

2/5 15:08

ゴールの河口湖駅到着！午後3時台の富士急にジャストで間に合いました。ああシンド…

2/5 15:45

三つ峠駅着。「ド」の付くローカル駅でタクシーは影も形も見えず、トボトボ歩いて車回収に行きます…〈涙…〉

2/5 15:48

駅から迷わず歩いて行けるように、案内標識が充実！

2/5 15:53

街外れに、昔ながらの鐘楼（今は防災無線のスピーカー）あり。背後に三ツ峠山頂の電波塔、昼過ぎにあの高みに居たと思うと、感慨もひとしお…

2/5 16:08

これは、ひょっとして信州・牛伏寺の近くで見た仏式階段工（欧州モダンな砂防施設）かも…

2/5 16:09

道路脇の大山祇神社を遠巻きに見送ります。夕闇迫る中、間もなくさくら公園到着です…

2/5 16:14

駅から徒歩約25分、無事さくら公園駐車場に帰着。まだ車3台残ってますね。これから、河口湖畔にムスコ殿迎えに行きます！

2/5 17:16

少々合流に手間取りましたが、河口湖畔・大池公園にてムスコ君ピックアップ。暮れなずむ中、下山後のお楽しみ・日帰り温泉へ。富士五湖エリアは選り取りみどりですが、この日のチョイスは前回ツアーで割引券をゲットした富士山熔岩の湯・泉水。露天やサウナ・休憩室も充実、コスパもGoodです！

2/5 19:10

泉水ではレストランが残念ながら工事休業中。コロナ禍で営業時間短縮の店も多い中、ダッシュをかけて車も疎らな中央道を疾駆、7時前に談合坂SAのレストラン入店。オススメのほうとう定食に舌鼓、ノンアルビールで乾杯！折角放出した体脂肪とカロリーを早速急回復です…〈汗〉

撮影機器：

arrows Be F-04K docomo FCNT

感想

さとなお

オミクロン株の予想を超える急拡大で、小生職場の身近なところにも感染が拡がり、前週はついに週5日テレワーク、出勤日ナシに…。数日おきの生鮮食品買い出しのみの「完全巣ごもり生活」に溜まりまくった心身のストレスと運動不足の解消のため、週末の強力冬型気圧配置を突き、関東近県では唯一まん防措置未発令のお馴染み・山梨県へ。今回は同じくテレワーク続きで運動不足、無聊をかこつ社会人の長男と連れ立って、プチ雪山トレーニング兼ね、これまでは超メジャー・大混雑で敬遠気味だった三ツ峠をチョイス。事前のヤマレコ先達ツアー情報では、稜線上はそこそこ雪が残り、それなりの軽い雪山歩きが楽しめそう、と期待は高まり、三ツ峠駅In、河口湖駅ゴールの計画にて土曜未明の中央道を疾駆し出発します。
　コース中状況の詳細は本文・写真キャプション記載の通りですが、自宅出発時間が少々予定より遅れたこともあり、スタートを林道上部のさくら公園駐車場に変更。稜線上の四季楽園までは、トラバース区間で二ヶ所ほど路面凍結し緊張を強いられるポイントはあったものの、アイゼン使用せず何とかノーマル靴で到達。ここから三ツ峠山頂までは冷たい北風が吹き付け、更には小生もお初の御巣鷹山までは残雪に凍結箇所も出現、ここぞと軽アイゼン装着し、雪を踏んでザクザクと進んでいきます。帰途のトラバース路も残雪タップリ、プチ雪山体験を存分に楽しみ、四季楽園に無事帰着。休憩料払い、自動販売機の温かいコーンスープをしみじみ味わって、居合わせた他の多数のパーティと距離を取りつつ、富士の展望を楽しみながら賑やかな昼食タイムです。
　ここからは昨秋ロープウェイにて楽々ハイクした天上山までの長めの尾根歩き。三ツ峠山最後のピーク、木無山の先で軽アイゼン外し、樹間に見え隠れする富士や河口湖が段々大きくなるのを感じながら、思ったより緩やかで歩きやすい尾根道を快調に進んでいきます。途中の送電鉄塔台地でお約束の大パノラマを観望しつつ、最後のお楽しみ・フルーツゼリーを平らげ、予定よりかなり早いペースで取りあえずのゴール、天上山に到達。ここで下界が近づいてケータイの電波が入り、急ぎ富士急の発車時刻を調べると、約40分後に河口湖駅発の列車あり、これを逃すと約1時間の待ちぼうけと判明。天上山初訪問のムスコ君を観光客で賑わうロープウェイ園地に残し、再会を約してダッシュかけ単身河口湖駅へと下山開始。すれ違った家族連れなどに風圧!?をかけながら、麓の護国神社へとハイキングコースを駆け下り、河口湖駅に首尾よく発車時刻10分前に到着します。
　あとは三ツ峠駅前にタクシーが居てくれれば…と期待しつつ、富士急車内で体制立て直し、満を持して三ツ峠駅に降り立ちますが、ここは典型的なローカル無人駅。迎えのマイカーが何台か待つのみで、タクシーは影も形も見えず、電話で呼んでもいつ来てくれるやら…と諦めモードに入り、夕刻の寒風吹きすさぶ中、トボトボさくら公園への林道を歩いていきます。それでも思ったより早く出発点の駐車場に辿り着き、河口湖畔でホッコリ足湯に浸かり時間を潰したというムスコ殿をピックアップ。日帰り温泉とSAでのほうとう夕食を楽しんですっかりカロリーと元気を回復、すきすきの中央道を駆け抜けて神奈川の実家に短時間立ち寄り、山梨土産をお裾分けします。お家芸のジャンプ競技も始まった冬季五輪をラジオで応援しつつ帰宅、ムスコ殿と分担し汚れ物の洗濯もこなして、充実の冬の1日を終えました。
　今回は凛烈の寒さに震えながらも、安全確保に留意しつつ雪山歩きの悦楽も僅かながら味わうことができ、満足のツアーとなりました。これまでは家族連れ・子ども向けの山と思い込んでいた三ツ峠山の冬季ならではの多彩な魅力も感じることができ、何よりでした。コロナ禍による医療状況の逼迫もあり、今暫くはリスクを伴う山行は控えるべきと銘じつつも、このままテレワークが続くとまた何週間か後には山歩きの虫がザワつき始めるのでは、との予感が…。
［2022年2月6日satonao記］