初☆ソロ 丹沢山・塔ノ岳【三叉路BS−戸川BS】
- GPS
- 11:15
- 距離
- 23.1km
- 登り
- 2,045m
- 下り
- 2,130m
コースタイム
14:50 塔ノ岳 - 15:15 新大日 - 16:00 行者岳 - 16:50 三ノ塔
18:30 山岳スポーツセンター ‐ 19:00 戸川BS
天候 | 晴れ、時々粉雪程度舞う 風は夕方になるにつれ強くなる |
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過去天気図(気象庁) | 2014年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
三叉路BS 下車 |
コース状況/ 危険箇所等 |
高野山までは良好 1000mぐらいから雪道 軽アイゼン以上必要 その後丹沢山頂上〜二ノ塔までは積雪・融雪でドロドロ箇所あり 稜線はやや風が強いので注意が必要 |
写真
装備
個人装備 |
ストック 2
ヘッドライト 1 3LED+1xenon
軽アイゼン 1 4本詰め
バーナー 1 プリムス 153
カートリッジ 1 プリムス 250
パーコレーター 1 GSI 3cup
予備水 1 水筒 800ml
地図 1
コンパス 1
時計 1
登山計画書 1
健康保険証 1
身分証明書 1
カメラ 1 コンデジ or 一眼レフ
サングラス 1
ツールナイフ 1
ファーストエイド 1
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感想
今回は初ソロ登山にして自分の力を試す事が目的でしたが、予想外のドラマ展開で一時ビバークを考える程難行になりました。
まず今回のソロ登山計画・準備に至っては先週の陣馬〜高尾山縦走を師匠Teamと経て、
体力に余分があれば決行しようとかねがね思ってました。で、成功&体力も余裕だったので即決断。
一週間綿密に計画・準備をし、万全の状態で臨むことは出来ました。
<今回のソロ登山の目的>
・個人の体力・技術の挑戦
・荷重量20kg以上、山行時間8時間以上挑戦
・行動食/休憩時補給等の管理
・地図・コンパスの使用
・軽アイゼンの使用
・写真撮影も実は要点に入れていました
<実際のパーソナルデータ>
・当人80kg 荷重量23kg
・ストックはなるべく温存していましたが、標高1000m雪道辺りから使用
・軽アイゼン(スノーピーク トレックシックス/スノーシャットアウト付使用)
<想定外の出来事>
・計画タイム 丹沢山登頂までは良好。 がしかし、初めての積雪期登山で予想以上に体力を失う。
その為、ガンガンタイムが落ち太陽が消える頃まだ1300m付近に居た実態。
・そして日沈む... ヘッドライトを持っていて良かったとこのばかりは歓喜したが、まだ1300m地点だよ、オィ(゜_゜)
・ストックの破損 長さ調整が出来なくなり逆に邪魔になる時がしばしばあった。
・ルート変更 日の読みなんて小さい頃は身体が覚えてたけど…って思いながらも感覚まだ生きてました(苦笑)
三ノ塔までは日が持ちそうだったので、縦走続行。極寒の中、稜線・鎖場を死に物狂いでクリア。
※塔ノ岳〜三ノ塔は幾度と無く「ビバーク」を考えた。この時間の強風稜線・鎖場越えは本当にしんどい。
ってことで、当初のエスケープ計画二ノ塔〜ヤビツ峠も中止。急遽、戸川方面へ下山開始
・ルート変更によって、真っ暗の中をヘッドライトをつけ下山開始。完璧な孤独を久々に実感w
途中目を光らせた野生動物の集団に遭遇したが、勢い良く駆け下りて来た熊人(僕)に恐れをなして消えて行った。
・アスファルト地点に降り立ち、ゴールかと思いきや迂回ルートの指示。また少し登り一気に駆け下りる。
鉄塔の下をくぐったり、道に迷いそうになったりしたが、何とか無事下山成功!
・がしかし、地獄のアスファルト道路を約一時間歩いてやっと戸川BSに着く。
<経験値として>
ー分の歩行技術、姿勢の見直し 計画タイムの見直し
標準タイムに積雪を加味していなかった為のロス。タイムスケジュールの狂い。
まっ、実際に積雪時のコース歩かなきゃわからんから今回は良い経験だと思います。
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写真や実物で見るのとは大違い。百聞は一見にしかず。実際に見て正直ビビった。
後半なんか日の入りが間近だったから余計に怖くなったけど、さすがサバイバル育ち(笑)
怖いのは怖いんだけどだんだん楽しくなってきちゃってw 今度はゆっくりじっくりやりたい。
積雪期登山、時間経過による急な気温の下がりや天候の変化・体力の限界
冬山とちゃんと向かい合えたかなって思います。天候は良好だったから無事だったけどw
単純な寒さや休憩時の急な体温低下、疲労感などリアルに体験出来たのは大きな収穫。
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一人だと不安になるどころか、怖さゆえの一歩というか、リアルに「生きねば」って後半ずっと思ってた。
火事場の馬鹿力じゃないけど、三ノ塔からの下山はほぼトレランに近いぐらい走ってたと思う。
もちろん必死だったのもあったけど、どこにそんな力が?と下山した今は不思議に思う。
ソロだからこその不安はあったけど、常に冷静だったのは良かったけど、もうこんな無茶はしないw
今回は実戦経験としてかなりスキルが上がったと思うし、いろんな改善点が発見出来たのが嬉しかった。
夢のアルプスへ向けての課題も見つけたし、逆に自信持てた部分も多くなったかな。
今回は結果無謀な計画になってしまったけど、丹沢は最高峰の蛭ヶ岳も含め、計画し直しリベンジしたい!!
時間無かったから行動食のみ刻みで食べてたけど、ちゃんと山飯出来るようにしなきゃな(^ω^;)
山ってなんで登るんだろ...。いろんな著名人たちは名言を残しているけど、僕はきっと
「何かの答えを求めるために登るのだけど、その答えは「どうでもいいや」って山から見る景色に慰めて貰うため」
もしくは
「日常では味わえない景色と経験、想定外の出来事が「生きてる」ってことをリアルに実感出来る」からかも
な〜んてね。
この経験はちゃんと活かします!
初心者!初級者たち!同胞たちよ!(笑) 参考になるかはわからないけど、マイナールートは慣れてからねw
そして、もし同じルートを同じ積雪期に行くなら1泊することを強く推奨します(苦笑)
【今回の山行 記録】 山旅ロガーGOLD測定より
三叉路BS 〜 戸川BS
総合時間 11時間15分
総合距離 23.1km
標高差 1357m(丹沢山頂上/戸川BS)
Jino Yugenさん、お疲れ様でした。
同じバスに乗って、三叉路で一緒に降りられた方ですよね?
先に降りたのが私です。
後ろから来る気配がないので、他へ行かれたのかと思っていました。
このコースで23kg背負って日帰り計画とは恐れ入ります。
自分には真似できません。
良い経験をされたようなので、今後の糧になるといいですね。
これからもご自身の目標に向かって頑張ってください!
はじめまして!コメント有難うございます。
やはり!同じバスの方でしたかw
バス降りてから、GPSの設定やら山仲間に連絡してたりと出遅れてました。
丹沢山までは同じルートだったみたいですね。
僕が行く頃には雪だるま居なかったです
苦行になりつつも、多くの事を収穫出来ましたし自分の限界に挑戦することが出来ました。
次の丹沢山はじっくり楽しむ為に山仲間と軽量で来ようかと思ってます(笑)
masataroさんもいつもとは違うルートを行ったようで!
僕は初丹沢だったので、雪道からはトレースさせて貰った形になってると思います。
初雪道だった事もありだいぶ助かりましたw ありがとうございます。
お互いにこれからも良い山行を♪
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