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記録ID: 40375
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

鋸岳〜甲斐駒ヶ岳縦走(残雪期)

2009年05月09日(土) ~ 2009年05月10日(日)
 - 拍手
GPS
17:39
距離
32.8km
登り
3,952m
下り
3,946m

コースタイム

[5月9日]
 5:00 戸台川P
 6:30 角兵衛沢出合
 8:00 岩小屋
 9:50 角兵衛沢コル
10:10 第1高点
10:30 小ギャップ
10:50 鹿ノ窓
12:20 第2高点
13:00 中ノ川乗越
15:00 三ツ頭
16:20 六合目小屋
[5月10日]
 5:00 行動開始
 7:00 甲斐駒山頂
 8:30 駒津峰
 9:10 仙水峠
10:30 北沢峠
14:00 戸台川P
 
天候 晴れ/薄曇り(期間中)
過去天気図(気象庁) 2009年05月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
コースは、角兵衛沢より第2高点辺りまでは目印も多く明瞭。
中ノ川乗越を過ぎると目印は一気に少なくなり、稜線の北側の樹林帯を行くようになる。積雪期にはルートを見失いがちだが、稜線を見ながら行けばルートを大きく外れることはないと思う。
六合目小屋から甲斐駒までは、この時期危険個所が多い。
全体的に、残雪期にはかなりの体力が必要。
予約できる山小屋
北沢峠 こもれび山荘
AM5:00戸台川河原Pより上流を目指す。
AM5:00戸台川河原Pより上流を目指す。
角兵衛沢出合い。
角兵衛沢出合い。
徒渉は2回、今回膝上までの水量。
徒渉は2回、今回膝上までの水量。
最初は静かな樹林帯歩き。
最初は静かな樹林帯歩き。
1時間半ほどで水場のある大岩へ。
1時間半ほどで水場のある大岩へ。
大岩下の水場は豊富な水量である。
大岩下の水場は豊富な水量である。
角兵衛沢。
留まっていることもままならないほどのガラガラの沢。大きめの石の部分を選びながら登る。
留まっていることもままならないほどのガラガラの沢。大きめの石の部分を選びながら登る。
対岸下方には南アルプス林道。
対岸下方には南アルプス林道。
角兵衛のコルまで来ると、程なく第1高点。
角兵衛のコルまで来ると、程なく第1高点。
第2高点が間近に見えるも、ここから2時間以上を要した。
第2高点が間近に見えるも、ここから2時間以上を要した。
すぐさま小ギャップの下り。
すぐさま小ギャップの下り。
続けて、今度は登り。
続けて、今度は登り。
小ギャップを過ぎると間もなく、鹿ノ窓がいきなりあらわれる。
小ギャップを過ぎると間もなく、鹿ノ窓がいきなりあらわれる。
鹿ノ窓からの下り、大ギャップは巻く。
下降中、こぶし大の落石があり、慌てて避けたため事なきを得たが、肝を冷やした。
鹿ノ窓からの下り、大ギャップは巻く。
下降中、こぶし大の落石があり、慌てて避けたため事なきを得たが、肝を冷やした。
大分下ってトラバースする。中途半端に雪が付いていたため、なかなか良いルートが見つからなかった。
大分下ってトラバースする。中途半端に雪が付いていたため、なかなか良いルートが見つからなかった。
雪付きの急斜面の登り返し。腐っていてメチャクチャきつい。
雪付きの急斜面の登り返し。腐っていてメチャクチャきつい。
やっとの思いで第2高点。
やっとの思いで第2高点。
甲斐駒への縦走路。
北、西斜面にはまだまだ雪が残っていそうである。
甲斐駒への縦走路。
北、西斜面にはまだまだ雪が残っていそうである。
戸台川と南アルプス林道。
今の時期、バスは歌宿までの運行。
戸台川と南アルプス林道。
今の時期、バスは歌宿までの運行。
第2高点を過ぎるとすぐに中ノ川乗越に差し掛かる。
第2高点を過ぎるとすぐに中ノ川乗越に差し掛かる。
中ノ川乗越は、これまたザレた長い急斜面である。登りで使うとかなりきついであろう。
中ノ川乗越は、これまたザレた長い急斜面である。登りで使うとかなりきついであろう。
すぐさま今度は雪の登り返し。
この後ずっとこんなアップダウンが繰り返される。ノ・コ・ギ・リ・岳の名前を再認識した。
すぐさま今度は雪の登り返し。
この後ずっとこんなアップダウンが繰り返される。ノ・コ・ギ・リ・岳の名前を再認識した。
中ノ川乗越全貌。
中ノ川乗越全貌。
やっとの思いで、三ツ頭。やれやれ
やっとの思いで、三ツ頭。やれやれ
甲斐駒はなかなか近づいてくれない。
甲斐駒はなかなか近づいてくれない。
そろそろ疲れがピークに達して来た頃、ようやく石室が見えてきた。安堵感がこみあげてくる。
そろそろ疲れがピークに達して来た頃、ようやく石室が見えてきた。安堵感がこみあげてくる。
本日の宿、六合目石室。
本日の宿、六合目石室。
ハードなルートだった為、あまりの疲れに、石室がホテルに思えてくるほどだ。本日貸切にて快適に休むことができた。
ハードなルートだった為、あまりの疲れに、石室がホテルに思えてくるほどだ。本日貸切にて快適に休むことができた。
翌朝AM4時の時点の気温は摂氏6度、異様に暖かい。ぐっすり休めたため、体力はすっかり回復した。テントを撤収し、AM5時行動開始。
翌朝AM4時の時点の気温は摂氏6度、異様に暖かい。ぐっすり休めたため、体力はすっかり回復した。テントを撤収し、AM5時行動開始。
石室を過ぎ、標高が上がってくると、雪の量も増えてくる。ここ最近積雪があったようだ。
石室を過ぎ、標高が上がってくると、雪の量も増えてくる。ここ最近積雪があったようだ。
高い気温のため、早朝にもかかわらず股まで沈む。アイゼンは役に立たない。
高い気温のため、早朝にもかかわらず股まで沈む。アイゼンは役に立たない。
山頂までのルートが見えてきた。
山頂までのルートが見えてきた。
彼方に鋸を振り返る。
彼方に鋸を振り返る。
不安定な雪のため、嫌な箇所がいくつかあった。甲斐駒までの岩場の区間は今回の山行中一番緊張を要した。
不安定な雪のため、嫌な箇所がいくつかあった。甲斐駒までの岩場の区間は今回の山行中一番緊張を要した。
黒戸尾根方面から山頂まで、くっきりとしたトレースがあった。おそらく昨日のものであろう。
黒戸尾根方面から山頂まで、くっきりとしたトレースがあった。おそらく昨日のものであろう。
ようやく山頂に到着。AM7:00
ようやく山頂に到着。AM7:00
山頂からの展望。
手前にアサヨ峰、中央に北岳・間ノ岳・塩見岳。
奥に悪沢岳も見える。
山頂からの展望。
手前にアサヨ峰、中央に北岳・間ノ岳・塩見岳。
奥に悪沢岳も見える。
地蔵ガ岳に観音岳、中央に霞む富士山。
地蔵ガ岳に観音岳、中央に霞む富士山。
仙丈ヶ岳と小仙丈。
仙丈ヶ岳と小仙丈。
駒津峰まで下り、甲斐駒を振り返る。
ここで、この2日間で初めての登山者に会う。
駒津峰まで下り、甲斐駒を振り返る。
ここで、この2日間で初めての登山者に会う。
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コメント

すばらしい
自分も、全く同じルートで、その内歩く積もりでいたので、この泥臭さには親近感を覚えました・・。
最初の日に、石室まで行ってしまう辺りとか。
鋸は、「甲斐駒に縦走してこそ」という意識があります。
それも、5月初旬なんて、素晴らしいですね。
良いもの見させて貰いました。
2009/7/2 17:49
ありがとうございます
pu-melさん、コメントありがとうございます。
記録拝見しました、すばらしい山行歴ですね。
最近行かれた八ヶ岳縦走は、私も今月、ほぼ同ルートで歩く予定です。
とても濃い内容の記録が多いので、参考にさせてください。
2009/7/3 22:39
恐縮であります。
西穂〜奥穂の写真とか、圧倒的な光景で、凄げぇなぁ・・と思いました。
こちらこそ、参考にさせてください。
あんな所に行ったら、びびって動けなくなるかもしれませんが・・。
2009/7/6 13:15
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