ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 406158
全員に公開
雪山ハイキング
六甲・摩耶・有馬

デラックス六甲 <霧氷と青空と氷瀑を愉しむ>

2014年02月11日(火) [日帰り]
 - 拍手

コースタイム

エクセル東BS発 07:38−(0:15)−石切道入口 07:53−(1:00)−切株ベンチ 08:53〜58
−(0:46 撮影 0:03)−石切道終点 09:44−(0:06)−ガーデンテラス 09:50〜59
−(0:10)−県防災無線局アンテナ 899 10:09−(0:08)−極楽茶屋跡 10:17
−(縦走路 0:42 撮影0:03 )−六甲最高峰 10:59〜11:06−(0:06)−一軒茶屋 11:12

<昼食うどん休憩 0:21>

一軒茶屋 11:33−(車道経由 0:43 撮影 0:07 )−極楽茶屋跡 12:16
−(0:03)−紅葉谷道入口 12:19−(0:32)−七曲滝分岐 12:51
−(0:14)−七曲氷瀑 13:05〜18−(0:11)−七曲滝分岐 13:29
−(0:38)−RW有馬温泉駅 14:07−(0:24)−神鉄有馬温泉駅 14:31

登高合計(エクセル東〜ガーデンテラス〜六甲最高峰)
201min 3時間21分 純歩行 181min 3時間01分
立ち寄り(最高峰〜一軒茶屋)
13min 純歩行 6min
下山合計(一軒茶屋〜極楽茶屋跡〜七曲滝分岐〜神鉄有馬温泉駅)
140min 2時間20分 純歩行 133min 2時間13分
立ち寄り(七曲滝分岐←→七曲氷瀑往復)
38min 純歩行 25min

行動総計 392min 6時間32分 純歩行総計 345min 5時間45分
山行総合計 413min 6時間53分
天候 曇時々晴  降雪無し  山上は気温0℃前後
季節風は特に稜線〜最高峰近辺で強く、体感-5℃
但、下山路の紅葉谷道は一転して風は穏やか。
過去天気図(気象庁) 2014年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路 : JR摂津本山〜住吉 \120
    くるくるバス 住吉BS→エクセル東BS (所要約15分) \200(前払)
復路 : 神鉄有馬温泉〜有馬口〜谷上 →(北神急行)→地下鉄三ノ宮 \900
    JR三ノ宮〜摂津本山 \170
コース状況/
危険箇所等
○エクセル東〜石切道〜ガーデンテラス
石切道は車道林道と交叉する地点まで滑り止めは不要ですが
再度、山道に入る地点(石製表示と案内板のある分岐)から上部では
圧雪が凍結している箇所が増えて来たため、「切り株のベンチ」で滑り止め
(M社製・チェーンスパイク)を着けました。
中間の水平道から上部は全域に亘って約10〜20cmの積雪。
登山道の真ん中はよく踏み固められており、ツボ足等の困難は感じませんでしたが
終盤に入って傾斜が増すため、やはりアイゼン・スパイク等は必須です。

○ガーデンテラス〜極楽茶屋跡←(往復)→六甲最高峰
同様に20cm前後の積雪。
日陰には圧雪〜凍結箇所も多く、滑り止めは終始外さず。
極楽茶屋跡から最高峰まで、往路はほぼ全山縦走路を歩きましたが
帰路は(景色を見たかったので)車道を歩行しました。
縦走路の雪は既に踏み固められていて、スパイクもよく効いたので楽でしたが
車道はほぼ全面シャーベット状でスパイクのままでは歩きにくく、
さらに時折クルマや除雪車両と交錯するため注意が必要でした。

○極楽茶屋跡〜紅葉谷道〜有馬温泉
極楽茶屋分岐からロープウェイ有馬駅まで、全域に亘って20〜30cmの積雪。
但し多くの通行者が踏み固めているため、スパイクを効かせて下って行けば
全く困難を感じませんでした(むしろ無雪期より歩きやすいくらい)。
チェーンスパイクはRW有馬温泉駅で外しました。

○七曲滝分岐〜七曲氷瀑(往復)
一昨日の滑落事故の影響を心配していましたが、通行止め等の措置は無し。
トラバース道、盍き道とも積雪10〜20cm、全般に亘って圧雪状態。
たくさんのハイカーが往来していましたが、お昼どきの通過だったため、
酷い渋滞はありませんでした。
小生は盍き道を利用、スパイクが効いて滑らず行けたので楽に通過。
谷に降りてからの徒渉も水位低く問題なし。
七曲滝の凍結状態は(私感ながら)50%くらい?
本流は凍らず流れていましたが、脇の支流はよく凍っており、
とくに本流左側に重積した氷柱はなかなかの見応え。
「六甲ハイカーの友」 くるくるバスで住吉台へ。
「六甲ハイカーの友」 くるくるバスで住吉台へ。
朝日を浴びて
「ほんじゃ行きますか」
朝日を浴びて
「ほんじゃ行きますか」
少しでも早く雪を観たい(笑)・・・
山上へ直通の石切道を選択。
少しでも早く雪を観たい(笑)・・・
山上へ直通の石切道を選択。
いったん車道に入ったあたりからザラザラしてきましたよ。
いったん車道に入ったあたりからザラザラしてきましたよ。
さらに車道分岐から上部は・・・
さらに車道分岐から上部は・・・
凍結箇所も出てきました。
このあたりでは、まだ踏ん張って登ってます。
凍結箇所も出てきました。
このあたりでは、まだ踏ん張って登ってます。
おお、白銀の稜線!
いやが上にも高まる期待。
3
おお、白銀の稜線!
いやが上にも高まる期待。
お茶休憩の切り株ベンチで・・・
お茶休憩の切り株ベンチで・・・
ショートゲイターを巻き、チェーンスパイク装着。
1
ショートゲイターを巻き、チェーンスパイク装着。
ガーデンテラスも綺麗にお化粧済み。
ガーデンテラスも綺麗にお化粧済み。
サクサクざくざく・・・
サクサクざくざく・・・
急登もスパイクが効いて歩きやすく、
急登もスパイクが効いて歩きやすく、
陽射しも届いて、快調にハイクアップ。
陽射しも届いて、快調にハイクアップ。
好きなポイントは風景が一変、
2
好きなポイントは風景が一変、
たまらず自分撮り(笑)。
4
たまらず自分撮り(笑)。
終点間近、六アイを見下ろします。
3
終点間近、六アイを見下ろします。
到着、ほぼコースタイム通り。
到着、ほぼコースタイム通り。
ガーデンテラスは青空の下、
3
ガーデンテラスは青空の下、
霧氷と雪と紺碧のコントラストが
3
霧氷と雪と紺碧のコントラストが
・・・画になりますね。
5
・・・画になりますね。
可愛いお出迎えを受けて・・・
3
可愛いお出迎えを受けて・・・
展望台へ行ってみれば・・・
3
展望台へ行ってみれば・・・
雪ダルマならぬ
「雪にゃんこ」二匹が待っていました!
6
雪ダルマならぬ
「雪にゃんこ」二匹が待っていました!
拙宅にも一匹おりますので・・・
どうしても顔がゆるんでしまいます。
5
拙宅にも一匹おりますので・・・
どうしても顔がゆるんでしまいます。
にゃんこのうしろには・・・
3
にゃんこのうしろには・・・
冬晴れの神戸港と大阪湾が鮮やか。
2
冬晴れの神戸港と大阪湾が鮮やか。
つららを横目に、
2
つららを横目に、
防災無線局アンテナも・・・
防災無線局アンテナも・・・
西お多福山のアンテナも、凍てついた風情。
1
西お多福山のアンテナも、凍てついた風情。
全山縦走路もサクサク状態、
全山縦走路もサクサク状態、
一歩ごとにワクワク感アップ。
1
一歩ごとにワクワク感アップ。
ここで一瞬、青空が顔を覗かせました。
3
ここで一瞬、青空が顔を覗かせました。
これが六甲?
鈍色の雪雲をバックに、びっしり霧氷に鎧われた最高峰。
一種、悽愴な表情に息を呑みましたが、
4
これが六甲?
鈍色の雪雲をバックに、びっしり霧氷に鎧われた最高峰。
一種、悽愴な表情に息を呑みましたが、
南側は晴れています。
振り返って西お多福山、光る海。
南側は晴れています。
振り返って西お多福山、光る海。
唸るような物凄い風、もう顔がパリパリです・・・
2
唸るような物凄い風、もう顔がパリパリです・・・
急いで自分撮りして撤退です。
2
急いで自分撮りして撤退です。
しっかし、六甲でこれだけの霧氷を観るのは・・・
3
しっかし、六甲でこれだけの霧氷を観るのは・・・
恐らく初めて。
いや〜来て良かった。
5
恐らく初めて。
いや〜来て良かった。
霧氷越しの阪神〜大阪。
さっさと定番アングルを撮って
6
霧氷越しの阪神〜大阪。
さっさと定番アングルを撮って
たまらず逃げ込みます。
たまらず逃げ込みます。
前回同様「ここはこれしかないでしょう!」
まいど空きッ腹にしみ渡りますね。
4
前回同様「ここはこれしかないでしょう!」
まいど空きッ腹にしみ渡りますね。
その間に雲が取れてきたので・・・
その間に雲が取れてきたので・・・
車道経由で極楽茶屋へ。
これが正解!
車道経由で極楽茶屋へ。
これが正解!
この景色を・・・
4
この景色を・・・
撮りたかった。
霧氷には、やっぱり
4
霧氷には、やっぱり
Blue Skyがベストパートナー。
2
Blue Skyがベストパートナー。
最高峰付近も・・・
2
最高峰付近も・・・
さっきとは表情一変です。
1
さっきとは表情一変です。
澄み切った空気感、
車道の景色に何度もパチリ。
澄み切った空気感、
車道の景色に何度もパチリ。
おかげで遅々として進みません。
おかげで遅々として進みません。
ようやく極楽茶屋跡に戻ってきました。
1
ようやく極楽茶屋跡に戻ってきました。
うどん喰ってパワー全開。
テンション上げて下山に懸かります。
うどん喰ってパワー全開。
テンション上げて下山に懸かります。
厚い雪化粧の紅葉谷から
厚い雪化粧の紅葉谷から
きょう最後のオタノシミへ・・・
きょう最後のオタノシミへ・・・
谷の奥にはたくさん集まられてます。
谷の奥にはたくさん集まられてます。
道中行き交う人からは「3〜5割かな」と
4
道中行き交う人からは「3〜5割かな」と
聞いていましたが・・・
1
聞いていましたが・・・
自分的にはどうしてなかなか。
とくに左側の脇流は迫力ありましたよ。
8
自分的にはどうしてなかなか。
とくに左側の脇流は迫力ありましたよ。
フードを被り、思い切って真下へ・・・
5
フードを被り、思い切って真下へ・・・
濡れましたがイイのが撮れました。
5
濡れましたがイイのが撮れました。
紅葉谷堰堤。
こんな下までたっぷりの雪。
2
紅葉谷堰堤。
こんな下までたっぷりの雪。
ロープウェイ駅でやっとスパイクを外しました。
1
ロープウェイ駅でやっとスパイクを外しました。
金泉・銀泉どっちも超満員。
いや〜今日の有馬はぶっ壊れてましたね(苦笑)。
さっさと神鉄有馬駅へ。
デラックス六甲、これにて大団円。
1
金泉・銀泉どっちも超満員。
いや〜今日の有馬はぶっ壊れてましたね(苦笑)。
さっさと神鉄有馬駅へ。
デラックス六甲、これにて大団円。

感想

土曜の降雪量は半端じゃなかった様子、下から見れば稜線は今日もまだ真っ白。
二日酔停滞(苦笑)だった日曜を取り返すべく、
「かくなる上は全部楽しんでやる」と意気込んで出発。
いちばん早く雪に出会えると踏んだ石切道は、どうやら正解だったようで
ガーデンテラスを経て最高峰、下山路も有馬まで、雪上ハイクを心ゆくまで堪能できました。
待ちに待った青空も顔を覗かせてくれ、氷華の鑑賞も存分に楽しめ、
「いまひとつ」と聞いていた氷瀑も、自分的には「なかなかどうして」なレベルで充分満足。
まさに冬の六甲デラックス、本当に素敵な一日でした。

                * * *

滑り止めについて(あくまで感覚ですから個人差はありますが)。
六甲の整備登山道レベルで、今日くらいの積雪量・路面状態ならば
従来使用の六本刃アイゼンよりも、チェーンスパイクの方が適しているように思いました。
靴底全体のフリクションが使えるうえに、M社製品にはチェーンの結節箇所全部に
それぞれ高さ数世凌呂付いており、これもけっこう効いてくれます。
かじかんだ手でも脱着は非常に手軽。今後はこちらが主力になりそうです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1013人

コメント

摩耶山さん歩
雪の六甲、いいですねぇー♪
寒い冬は 一軒茶屋がありがたいですね。
2014/2/13 17:51
コメントありがとう存じます。
摩耶山さん歩さん、こんにちは。いつもお世話になっております。
今冬、早くから寒い割には空振りばかりでしたが
やっと本格的に積もってくれました。
一軒茶屋のきつねうどん、夏のかき氷と並んで本当に価値ある480円です。
今回も生き返る心地でムサボリ喰った次第・・・
街は大変ですが ・・・今週末も期待できそうですね
2014/2/14 11:01
滅多に見れない景観・・・
notungさん、こんばんわ

白銀+霧氷+青空+氷瀑のクァルテット・・・・
この日の六甲は見応えがありましたね
(大げさでしょうが)数年に一度くらいのチャンスだったと思います

わたしは紅葉谷を登って、石切道を降りましたが、お互い、
何処かですれ違っていたかも知れませんね
霧氷+青空を期待して、当方、明日も六甲へ出動予定です
2014/2/15 20:48
つい、焦りますよね・・・
pokopenさん、コメント有り難うございます。
仰せの通り、滅多にないチャンスなうえに
半日の日照で儚くも消えてしまうゴージャスな景観・・・
石切道を登りながら、気持ちだけは最高峰へ飛んでいっておりました。
六甲ハイカーの「業」と申しますか(苦笑)・・これもまた愉し、でしょうか。

この日は全くの逆コースを歩いておられたのですね。
お昼時、番匠屋畑(極楽茶屋跡)を通過する際に
たくさんの方々がランチ中でしたが、きっとその中に居られたのでしょうね。
さて、連続出動のレポも拝見致しました。
今後ともご更新を楽しみに致しております。
2014/2/20 12:35
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら