別山-白山(御前峰)周回〜ツボとスキーの共演〜
- GPS
- 129:35
- 距離
- 44.9km
- 登り
- 2,836m
- 下り
- 2,824m
コースタイム
- 山行
- 12:56
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 13:24
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ツボ足コースタイム 市ノ瀬 14:53 風嵐ゲート 15:17 |
写真
感想
休みに快晴が続いている。今日も体力作りだ。遠出は家族に迷惑をかけるし、燃料代も高いので近場にしよう。となると白山近辺しかない。今回は久しぶりに大作とコラボ。滑落の危険が高い4月の山は初めてのこと。彼はスキーを持ってないのでツボだが、情熱溢れる大作はそれでも行きたいと言うのでお連れすることとなった。僕は先週、御前峰の往復をしているのでリピートは面白味がないし、もう少し負荷もかけたいので行き先は別山-御前峰の周回としよう。
1時出発の予定で、フライングする気もないのでゆっくり起きて準備していた。後で気づいたことのだが、なんと大作から0時に出発できますとLINEが入っていた。自分が起きた時間だよ。気合い入りすぎです。ロードは早い、大作も日頃トレーニングしているので先行していく、腸腰筋が痛いので自分はマイペースで。すでに見慣れたロードが駐輪してあった。さてはこれ、カタヤさんのだ。そういえば用事があるからビッグはできないと言っていたな。
まずは別山を目指す。曲がり池経由で行けば雪が繋がっていた。気温が低く雪は硬いので早々にスキーアイゼンをつけて登っていく。月が大きくてとても明るい、そういえば今宵はピンクムーンだったらしい。素晴らしい夜明けだった。チブリ小屋から御舎利山へ向けて登っていく。ちぶり尾根から見る白山は雄大で全景できる素晴らしい景色です。その時、スルスルと上からカタヤさんが降りてきたので叫んだら、気づいてくれた。久しぶりに挨拶。相変わらず早いですね。早く体力戻せるように頑張ります。御舎利山へのラスト50mは雪が切れたので板を担いで登山道を歩いた。今日は快晴予報だが、明け方の風が強く、稜線は激寒だった。まずは1座いただきました。
さあ、次は御前峰を目指す。ここからスキーの威力発揮だぜよ。大作は安全に稜線をだどってね。雪庇も張り出しているからハイ松の際を歩くんだよと忠告した。僕は南龍山荘の方へトラバースしていく。大屏風も左から巻くことができる。赤谷渡歩点で土が露出していたので思いのラインを引けず少しラインを落としたが、無事、南龍山荘手前でルートに復帰することができた。ツボにはない、スピード、機動力、これがスキーなんです。まったりと南龍山荘で大作を待つ。大作はスキーと同じようにアイゼン歩行でトラバースしていたら足が痛くなり、心が折れたとか。アップダウンが面倒でも稜線上行きましょうね。山荘からは仲良く二人で歩きましょう。少し足が売り切れてきましたが、苦労の分だけ、御利益があるだろう、必ずお参りしなければいけない。そう大作は男になったのだ。
御前峰にはもう数え切れないほどの人があちらこちらから登ってきていた。もう日曜日の白峰-御前峰は来れないな。平瀬道から登ってきたパーティにあちらの林道はどうかと問うと、除雪は二つ目のトンネルまででデブリが多く、半分以上、未完了なようです。今年は東面台地行けるのでしょうか。。御前峰へは途中、登山道をいき、到着頑張りました。
帰りのスキーはフィルムクラスト、ザラメの極上斜面。ツボの大作も恨めしそうに見ているので、スキーを始めるよう勧めたが、どうか。彼は尻セーダー&足スキーでサクサク降っていたので、一応、要所で待ったがそれほど待たなかった。石畳は雪が切れたが、板を脱がずに突破。1週間でかなり雪が減った。別当出合で再度合流し、もう危険箇所もないので大作とはこれにて解散。林道の雪は切れているし、スキーでも面倒だった。除雪は六万橋を渡って最初のカーブまででした。
充実した日曜日でした。
久しぶりに兄ちゃん先輩から声をかけていただいて 、残雪期の別山・白山を周回することができた。
機動力抜群の山スキーとのコラボということで若干怯んだが、登山欲も爆発していたので行かせていただくことになった。
山スキーの人と一緒に山へ行くのは無論初めて。レコでは山スキーの記録をよく見ているが、どんな道具をどのように活用しているのかあまりピンと来ていなかったので、今日は兄ちゃん先輩の道具をジロジロ見ながら登った。最近先輩とじっくり話す機会も少なかったので色々と溜まっていた事を話しながら進んだ。チブリ尾根では背後に満月、左に白山、正面に別山を眺めながらの贅沢な登りだった。空は雲ひとつなく足もよく進んだ。
別山でお参りをしたら次は白山ネクスト白山。ここの道で絶対差をつけられると確信していたので、自分は別山から快速歩行で飛ばした。が、あっという間に追い付かれてしまった。自分が30秒かけて歩く所をスキーでは2秒だった。その後南竜山荘まで登山道を無視してずっとトラバースをしていたら、足に負担がかかって一時的に痛かった。アイゼントラバースは長時間やるものではないという事を身をもって勉強した。南竜山荘で合流した後は御前峰までの登り。先のトラバースで魂を持っていかれてしまって弱音を吐きながら登った。(シャリバテor水分不足だったかも)
御前峰は山スキーヤー中心ににぎわっていた。一方今日の自分は尻セーダー。初めての試みだったが、ザックに入っていた100均の折り畳み座布団&足とピッケルによる速度調節で上手く滑ることが出来た(急斜面のみ)。別当出会までは先輩にちょこちょこ待ってもらいながら下山したので、助かった。別山を眺めながら下って別当出会に近づくと雪が切れて登山道歩きになった。地味に雪が残っていたので歩きにくかった。そして板が外された吊り橋は初めて。足を乗せる鉄骨の幅が自分の靴の幅より少し狭いくらいで、沢まではかなりの高さがある。今日すれ違った人はみんなここを渡ったのかと思うとリスペクトしてしまう。自分が渡る時に後ろから追いかけて来る方がいたので橋が揺れてビビりながら進んだ。
ラストは市ノ瀬までの林道をテクテク歩き、途中で木陰ピクニックを挟んで市ノ瀬ゴール。白峰までの自転車は下りで楽チンだった。
久しぶりにヘビーな山行ができて心も体も満足できた。先輩ありがとうございました!
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