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Yamareco

記録ID: 4185235
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤城・榛名・荒船

春の群馬・関東百ソロ巡礼(“西上州のドロミテ” 立岩〜絶壁・絶景の荒船山・艫岩〜修験の聖地・威怒牟機[イヌムギ]不動を繋ぐ:線ヶ滝より周回)

2022年04月17日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:52
距離
17.3km
登り
1,723m
下り
1,754m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:22
休憩
2:05
合計
8:27
6:50
6:51
19
7:10
7:17
30
小尾根出合
7:47
7:52
7
ゴルジュ中段(ヘル着装)
7:59
8:00
20
立岩のコル
8:20
8:36
23
8:59
9:00
13
7mクサリ場
9:13
9:24
34
9:58
10:03
6
1,305mピーク
10:09
10:09
40
10:49
10:55
4
10:59
10:59
21
11:20
11:20
2
11:22
11:22
1
11:23
12:00
16
艫岩上(昼食休憩)
12:16
12:16
7
12:23
12:23
11
12:34
12:35
39
13:14
13:16
5
田口峠分岐
14:03
14:04
6
14:10
14:18
3
14:21
14:21
22
14:43
14:43
5
14:52
15:04
2
天候 ほぼ終日晴れ、一時曇り(下山後、軽い夕立あり)
過去天気図(気象庁) 2022年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(往路)上信越道・甘楽PAで車中仮眠。翌早朝、下仁田ICより国道254号+県道にて南牧村・線ヶ滝先の登山口駐車スペースへ(キャパ10台弱)
(復路)県道+国道254経由にて軽井沢方面へ抜ける県道近くの八千代温泉「芹の湯」で日帰り入浴。山道を走り抜け碓氷軽井沢ICへ(芹の湯から約10km弱)
コース状況/
危険箇所等
・線ヶ滝登山口からすぐ、沢の左岸→右岸→左岸の飛び石渡渉×2回(大雨後など増水時注意)
・立岩コル下、クサリの連続するゴルジュ中段からの登り区間は浮き石多く、落石注意(立岩越えてイヌムギ不動下降点付近までは、安全のためヘルメット着装推奨)
・その先、右へ回り込む急で細い岩稜肩のクサリ場あり、短いながら特に凍結時や降雨・降雪後はスリップ注意
・立岩からの下りにロープ付き急斜面、その先の縦走路に7mのクサリ付き登り区間あり(巻き道ナシ)、多客時は通行・スライド注意
・イヌムギ不動下降点から1,305mピークまでの間、岩場と小尾根をトラバース気味に回り込む区間はマーキング薄く、落ち葉の下の踏み跡も輻輳してルートロスの可能性あり(山と高原地図で「迷」マークのある辺り;小生も多くの先人の足跡と同様、支尾根に引き込まれそうになり、プチ藪漕ぎで正規ルート復帰…〈冷汗…〉)
・帰路、経塚山入口から星尾峠・田口峠分岐を経てイヌムギ不動へトラバース気味に下るルート、特に沢筋がかなり荒れておりマーキングも希薄。道迷いポイントなど要所に現れる新旧の赤テープや沢筋のケルンなどを見落とさぬよう、頻繁なルーファイ・方向確認が必須(案内道標の朽ち方など見る限り、かつてメジャーだったルートも、交通至便の内山峠コースの隆盛に伴って廃道化が進んでいる印象あり…)
その他周辺情報 八千代温泉・芹の湯(大人500円、入口で検温あり、午後8時までの短縮営業/湯船は定員約3名と狭め、ヌルヌル・白濁気味の掛け流し温泉)
本日は昨秋企画するも、父の急病で延期した立岩〜荒船山プチ周回へソロにて出撃。上信越道・甘楽PAで仮眠、早朝登山口へ。南牧村の県道からは、早くも「西上州のドロミテ」、怪異な山容の立岩がド迫力で登場!
2022年04月17日 05:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
4/17 5:56
本日は昨秋企画するも、父の急病で延期した立岩〜荒船山プチ周回へソロにて出撃。上信越道・甘楽PAで仮眠、早朝登山口へ。南牧村の県道からは、早くも「西上州のドロミテ」、怪異な山容の立岩がド迫力で登場!
線ヶ滝の手前、県道沿いはちょうどサクラが見頃!
2022年04月17日 06:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
4/17 6:01
線ヶ滝の手前、県道沿いはちょうどサクラが見頃!
比較的広い線ヶ滝先の駐車スペースに二番乗りで到着。出発前、一角の旧い石仏様に安全登山祈願します。
2022年04月17日 06:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 6:36
比較的広い線ヶ滝先の駐車スペースに二番乗りで到着。出発前、一角の旧い石仏様に安全登山祈願します。
何にせよ、先行者がおられるのは心強い限り。「荒船山登山口」の標識にも力を得て、ヘル携行しいざ出発!
2022年04月17日 06:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 6:39
何にせよ、先行者がおられるのは心強い限り。「荒船山登山口」の標識にも力を得て、ヘル携行しいざ出発!
登山路はしばし右岸へ、いきなりの渡渉です…(午後遅く雨予報、帰路の増水が心配…)
2022年04月17日 06:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 6:41
登山路はしばし右岸へ、いきなりの渡渉です…(午後遅く雨予報、帰路の増水が心配…)
有り難い「登山者守り地蔵」の先で荒船コースと立岩ルートが分岐。ここでも再度お詣りしていきます。
2022年04月17日 06:43撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 6:43
有り難い「登山者守り地蔵」の先で荒船コースと立岩ルートが分岐。ここでも再度お詣りしていきます。
立岩ルートはすぐに再び左岸へ。
2022年04月17日 06:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 6:45
立岩ルートはすぐに再び左岸へ。
立岩分岐。行きは右の直登ルート、帰りは左から戻ってくる予定。直登コースは「中級者向き」とありますが…〈冷汗…〉
2022年04月17日 06:49撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 6:49
立岩分岐。行きは右の直登ルート、帰りは左から戻ってくる予定。直登コースは「中級者向き」とありますが…〈冷汗…〉
沢筋から小尾根に上がると、眼前に立岩のそそり立つ岩壁がドドーン…!
2022年04月17日 07:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 7:19
沢筋から小尾根に上がると、眼前に立岩のそそり立つ岩壁がドドーン…!
聳え立つ岩壁を見上げるベンチで一息。右へ右へと回り込む感じで、トラバース気味に登っていきます。
2022年04月17日 07:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 7:30
聳え立つ岩壁を見上げるベンチで一息。右へ右へと回り込む感じで、トラバース気味に登っていきます。
見上げると、とても登れそうに思えぬ岩峰がニョキニョキ…。西上州らしい景観かも…
2022年04月17日 07:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
4/17 7:34
見上げると、とても登れそうに思えぬ岩峰がニョキニョキ…。西上州らしい景観かも…
足下は滑りやすい急登ですが、ロープが付いており安心です。このコース、下りに取るとキツいかも…
2022年04月17日 07:36撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 7:36
足下は滑りやすい急登ですが、ロープが付いており安心です。このコース、下りに取るとキツいかも…
この辺からニョキニョキ岩峰に分け入り、クサリ付きのゴルジュ状斜面を登ります。落石注意〈冷汗…〉。
2022年04月17日 07:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 7:41
この辺からニョキニョキ岩峰に分け入り、クサリ付きのゴルジュ状斜面を登ります。落石注意〈冷汗…〉。
落石多発地帯に見えるので、この辺りでストック仕舞い、休憩がてら念のためヘル装着。
2022年04月17日 07:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 7:47
落石多発地帯に見えるので、この辺りでストック仕舞い、休憩がてら念のためヘル装着。
本日の難所その1、岩壁のトラバース登り区間。道幅も狭く、緊張のひととき、足下だけを見ながら一歩一歩前へ…
2022年04月17日 07:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
4/17 7:53
本日の難所その1、岩壁のトラバース登り区間。道幅も狭く、緊張のひととき、足下だけを見ながら一歩一歩前へ…
ベンチのあるコル着。ここまででも結構オッカナかったので、エアリア地図には「道なし」とある東立岩はパスします…
2022年04月17日 07:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 7:58
ベンチのあるコル着。ここまででも結構オッカナかったので、エアリア地図には「道なし」とある東立岩はパスします…
こちらにも、西上州らしいニョキニョキ岩峰が多数。
2022年04月17日 08:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 8:02
こちらにも、西上州らしいニョキニョキ岩峰が多数。
テラス状の展望スポットより、上武国境方面の山々。残雪多い八ヶ岳方面は厚い雲の中…
2022年04月17日 08:07撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
4/17 8:07
テラス状の展望スポットより、上武国境方面の山々。残雪多い八ヶ岳方面は厚い雲の中…
ついにニョキニョキの頂稜の一角に出ました。遠くに上武国境のランドマーク、両神山。麓の集落がミニチュアのセットのように見えます…
2022年04月17日 08:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 8:17
ついにニョキニョキの頂稜の一角に出ました。遠くに上武国境のランドマーク、両神山。麓の集落がミニチュアのセットのように見えます…
意外と長閑な頂稜の細尾根を辿ると、間もなく西立岩の絶頂へ…
2022年04月17日 08:20撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 8:20
意外と長閑な頂稜の細尾根を辿ると、間もなく西立岩の絶頂へ…
最高点ピーク、西立岩山頂着!関東百名山97座目です。まずは自撮りで1枚パチリ。
2022年04月17日 08:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
6
4/17 8:22
最高点ピーク、西立岩山頂着!関東百名山97座目です。まずは自撮りで1枚パチリ。
目指す荒船山(モッコリ型の経塚山)の左奥、浅間連峰は有り難いことにスッキリ晴れてます!
2022年04月17日 08:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 8:23
目指す荒船山(モッコリ型の経塚山)の左奥、浅間連峰は有り難いことにスッキリ晴れてます!
特異な形の兜岩山の彼方、白銀の北アルプスも結構見えてます…〈感謝〉!
2022年04月17日 08:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 8:24
特異な形の兜岩山の彼方、白銀の北アルプスも結構見えてます…〈感謝〉!
未踏の毛無山〜先年職場ハイクで歩いた黒滝山の尾根。こちらも西上州らしいクレージーなマウンテン群ですね。
2022年04月17日 08:37撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 8:37
未踏の毛無山〜先年職場ハイクで歩いた黒滝山の尾根。こちらも西上州らしいクレージーなマウンテン群ですね。
武甲山〜両神山〜雲取方面と、武州国境を代表する山々がよく見渡せるテラス通過。
2022年04月17日 08:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 8:40
武甲山〜両神山〜雲取方面と、武州国境を代表する山々がよく見渡せるテラス通過。
この辺り、クサリ付きの急降下。山岳景観に見とれ、スリップせぬよう注意…〈汗〉
2022年04月17日 08:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 8:42
この辺り、クサリ付きの急降下。山岳景観に見とれ、スリップせぬよう注意…〈汗〉
はい、よーく分かってます!この先にマニア向け岩峰ルートとイヌムギ不動方面の分岐あり。
2022年04月17日 08:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 8:45
はい、よーく分かってます!この先にマニア向け岩峰ルートとイヌムギ不動方面の分岐あり。
だいぶ下りましたが、目の前にスゴい岩峰登場。とても登れそうもなく、メインルートは当然巻いていくとは思いますが…
2022年04月17日 08:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
4/17 8:51
だいぶ下りましたが、目の前にスゴい岩峰登場。とても登れそうもなく、メインルートは当然巻いていくとは思いますが…
やはり巻き道あり〈ホッ…〉
2022年04月17日 08:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 8:52
やはり巻き道あり〈ホッ…〉
振り返ると、西立岩の北面もスゴい絶壁です…〈冷汗…〉
2022年04月17日 08:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 8:53
振り返ると、西立岩の北面もスゴい絶壁です…〈冷汗…〉
ここは巻き道薄く、クサリ頼みの岩カベ登り一択のよう…〈汗…〉
2022年04月17日 08:58撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 8:58
ここは巻き道薄く、クサリ頼みの岩カベ登り一択のよう…〈汗…〉
急なカベを登り詰め、振り返ると立岩のクレージーぶりがよく分かるスポット!
2022年04月17日 09:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
3
4/17 9:01
急なカベを登り詰め、振り返ると立岩のクレージーぶりがよく分かるスポット!
八ヶ岳方面の雲が少し上がり、蓼科山(右端)のオツムのあたりが見えてきました。
2022年04月17日 09:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 9:02
八ヶ岳方面の雲が少し上がり、蓼科山(右端)のオツムのあたりが見えてきました。
ヤセ尾根区間ですが、クサリも付いており安心です…
2022年04月17日 09:04撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 9:04
ヤセ尾根区間ですが、クサリも付いており安心です…
岩岩ゾーンの難所を越え、ベンチのある小ピークを通過。やっと平和な尾根道となりました〈ホッ…〉
2022年04月17日 09:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 9:08
岩岩ゾーンの難所を越え、ベンチのある小ピークを通過。やっと平和な尾根道となりました〈ホッ…〉
イヌムギ下降点の分岐着。難所はほぼ過ぎたので、そろそろヘルは仕舞って良さそうです。立岩小回りの場合、ここから駐車場へストレートに下山できますが、今日はまだ時間も早いので、荒船山含む中(大?)回りルートへ向かいます。
2022年04月17日 09:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 9:13
イヌムギ下降点の分岐着。難所はほぼ過ぎたので、そろそろヘルは仕舞って良さそうです。立岩小回りの場合、ここから駐車場へストレートに下山できますが、今日はまだ時間も早いので、荒船山含む中(大?)回りルートへ向かいます。
岩峰のトラバース路を振り返って。この辺り、倒木もあって少々歩きにくいです…
2022年04月17日 09:31撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 9:31
岩峰のトラバース路を振り返って。この辺り、倒木もあって少々歩きにくいです…
ここは尾根先端をトラバース。マーキングも薄く、歩きにくい区間…(実はこの時点で既に正規ルート逸脱してました…〈冷汗…〉)
2022年04月17日 09:35撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 9:35
ここは尾根先端をトラバース。マーキングも薄く、歩きにくい区間…(実はこの時点で既に正規ルート逸脱してました…〈冷汗…〉)
しばし藪漕ぎの末、正規ルートへ復帰。どこかでトラバース路の踏み跡に引き込まれ、方向を誤った模様…〈冷汗…〉
2022年04月17日 09:40撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 9:40
しばし藪漕ぎの末、正規ルートへ復帰。どこかでトラバース路の踏み跡に引き込まれ、方向を誤った模様…〈冷汗…〉
苦難の末、1,305mの小ピーク着。目指す荒船最高点・経塚山のモッコリ型がかなり近づきました。
2022年04月17日 09:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 9:54
苦難の末、1,305mの小ピーク着。目指す荒船最高点・経塚山のモッコリ型がかなり近づきました。
樹間からは兜岩の特徴的な山容も望めます。
2022年04月17日 09:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 9:56
樹間からは兜岩の特徴的な山容も望めます。
間もなく立岩分岐。先ほどまで横向きに見えていた毛無山〜黒滝山の稜線が、縦向きになってきました。
2022年04月17日 10:08撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 10:08
間もなく立岩分岐。先ほどまで横向きに見えていた毛無山〜黒滝山の稜線が、縦向きになってきました。
ここが分岐ですね。案内道標は破損、丸木で通せんぼもしてありますが、右手に木段付きの顕著な尾根道が分岐します。当方は順路に沿って左へ。
2022年04月17日 10:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 10:09
ここが分岐ですね。案内道標は破損、丸木で通せんぼもしてありますが、右手に木段付きの顕著な尾根道が分岐します。当方は順路に沿って左へ。
南牧村主導の立岩の案内は消え失せ、「黒滝山不動寺」の案内標が登場。片道8卍兇離蹈鵐哀魁璽后難路ですが…
2022年04月17日 10:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 10:18
南牧村主導の立岩の案内は消え失せ、「黒滝山不動寺」の案内標が登場。片道8卍兇離蹈鵐哀魁璽后難路ですが…
モッコリ経塚山がグッと近づきました。ここは小ピークを巻き、右の細いトラバース路へ。
2022年04月17日 10:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 10:21
モッコリ経塚山がグッと近づきました。ここは小ピークを巻き、右の細いトラバース路へ。
旧い標識あり。左への巻き道ルートは、よく分からぬまま通過してしまった模様…
2022年04月17日 10:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 10:32
旧い標識あり。左への巻き道ルートは、よく分からぬまま通過してしまった模様…
さすがモッコリ型の経塚山頂直下、鼻を突く最後の急登…〈ゼーゼー…〉
2022年04月17日 10:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 10:41
さすがモッコリ型の経塚山頂直下、鼻を突く最後の急登…〈ゼーゼー…〉
荒船山最高点、経塚山到着。約32年ぶりの登頂です。まずは自撮り。
2022年04月17日 10:50撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 10:50
荒船山最高点、経塚山到着。約32年ぶりの登頂です。まずは自撮り。
団体さんが到着し、狭めの山頂は瞬く間に満員御礼…。居心地悪く、小生はそそくさと出発します。
2022年04月17日 10:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 10:52
団体さんが到着し、狭めの山頂は瞬く間に満員御礼…。居心地悪く、小生はそそくさと出発します。
長大な荒船の甲板上に乗りました。テーブルマウンテンの面目躍如、ほぼ真っ平らでだだっ広い尾根道です!
2022年04月17日 11:05撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 11:05
長大な荒船の甲板上に乗りました。テーブルマウンテンの面目躍如、ほぼ真っ平らでだだっ広い尾根道です!
荒船のほぼ真ん中に、「皇朝最古修武の地」の石碑があります。明治〜昭和初期の天皇神格化の影響かも…
2022年04月17日 11:10撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 11:10
荒船のほぼ真ん中に、「皇朝最古修武の地」の石碑があります。明治〜昭和初期の天皇神格化の影響かも…
それにしても、何だか山上でなく、下界の自然公園の散策路を歩いている気分…〈ホワー…気温も上がり、睡魔に襲われてます…〉
2022年04月17日 11:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
2
4/17 11:13
それにしても、何だか山上でなく、下界の自然公園の散策路を歩いている気分…〈ホワー…気温も上がり、睡魔に襲われてます…〉
広大なテーブル上では貴重な水流。
2022年04月17日 11:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 11:17
広大なテーブル上では貴重な水流。
相沢ルート分岐通過。踏み跡薄め、超メジャーな内山峠ルートに比べると、かなりマイナーかも…
2022年04月17日 11:19撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 11:19
相沢ルート分岐通過。踏み跡薄め、超メジャーな内山峠ルートに比べると、かなりマイナーかも…
小屋の向こう、ついに荒船の先端に到達…
2022年04月17日 11:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 11:21
小屋の向こう、ついに荒船の先端に到達…
絶壁の先端、浅間山が眼前にドーン!
2022年04月17日 11:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
5
4/17 11:22
絶壁の先端、浅間山が眼前にドーン!
写真では高度感が伝わりませんが、足下を見ると、余りの落差に股下がゾワゾワ…
2022年04月17日 11:23撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 11:23
写真では高度感が伝わりませんが、足下を見ると、余りの落差に股下がゾワゾワ…
絶壁の切れ落ち方はこんな感じ…<汗…>
2022年04月17日 11:24撮影 by  F-04K, FUJITSU
4
4/17 11:24
絶壁の切れ落ち方はこんな感じ…<汗…>
北アルプスもほぼ全山がドドーンと見えてます!居合わせたハイカーの皆さん、揃って大満足。
2022年04月17日 11:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 11:25
北アルプスもほぼ全山がドドーンと見えてます!居合わせたハイカーの皆さん、揃って大満足。
弁当昼食の後、再びやって来た団体さんに追い立てられるように艫岩を後にします。クリンソウ群生地通過、お花は時季尚早ですが、春の花の名残の綿毛あり。
2022年04月17日 12:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
1
4/17 12:11
弁当昼食の後、再びやって来た団体さんに追い立てられるように艫岩を後にします。クリンソウ群生地通過、お花は時季尚早ですが、春の花の名残の綿毛あり。
経塚入口通過。帰路は星尾峠〜イヌムギの下山路へ。
2022年04月17日 12:22撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 12:22
経塚入口通過。帰路は星尾峠〜イヌムギの下山路へ。
木段が崩れ、ただの材木置き場状態に…。歩きにくいこと、この上ナシ…
2022年04月17日 12:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
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木段が崩れ、ただの材木置き場状態に…。歩きにくいこと、この上ナシ…
星尾峠通過。兜岩方面のルートも分岐し、四叉路となっているかつての交通の要所です。
2022年04月17日 12:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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星尾峠通過。兜岩方面のルートも分岐し、四叉路となっているかつての交通の要所です。
線ヶ滝方面のルートは、落ち葉が堆積したロープ付きの急降下…〈汗〉。
2022年04月17日 12:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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線ヶ滝方面のルートは、落ち葉が堆積したロープ付きの急降下…〈汗〉。
振り返って。小沢を渡り、左岸側を進みます。落ち葉がタップリでルートが分かりにくい感じですが、要所に赤テープあり。
2022年04月17日 12:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
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振り返って。小沢を渡り、左岸側を進みます。落ち葉がタップリでルートが分かりにくい感じですが、要所に赤テープあり。
冷たく美味しい水の流れる横でチョックラ休憩。200名山・荒船の喧騒からも1人離れて、至福のひととき…
2022年04月17日 12:54撮影 by  F-04K, FUJITSU
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冷たく美味しい水の流れる横でチョックラ休憩。200名山・荒船の喧騒からも1人離れて、至福のひととき…
振り返って撮影。この辺りで左岸→右岸へ渡り、暫く右岸沿いに進みます。
2022年04月17日 13:02撮影 by  F-04K, FUJITSU
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振り返って撮影。この辺りで左岸→右岸へ渡り、暫く右岸沿いに進みます。
再び左岸をしばし進んだ後、赤テープに従い右岸の高巻き道へ。
2022年04月17日 13:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:11
再び左岸をしばし進んだ後、赤テープに従い右岸の高巻き道へ。
田口峠分岐通過。左へ下り、更に沢筋を進みます。
2022年04月17日 13:13撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:13
田口峠分岐通過。左へ下り、更に沢筋を進みます。
朝方登った立岩のニョキニョキが再び頭上に聳えます。
2022年04月17日 13:14撮影 by  F-04K, FUJITSU
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朝方登った立岩のニョキニョキが再び頭上に聳えます。
足下に、可愛い黄色のネコノメちゃん?の群落。
2022年04月17日 13:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 13:15
足下に、可愛い黄色のネコノメちゃん?の群落。
ここを左岸へ渡渉。後は山腹をトラバースしてほぼ水平に進みます。
2022年04月17日 13:17撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ここを左岸へ渡渉。後は山腹をトラバースしてほぼ水平に進みます。
荒れた沢を渡った後、左岸側のかなり上方を高巻きます。
2022年04月17日 13:25撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:25
荒れた沢を渡った後、左岸側のかなり上方を高巻きます。
少々不安ですが、一応薄い踏み跡&テープあり…。
2022年04月17日 13:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:26
少々不安ですが、一応薄い踏み跡&テープあり…。
赤テープのお陰で踏み跡は何とか見えてますが、かなり際どいトラバース路です…〈汗〉
2022年04月17日 13:30撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:30
赤テープのお陰で踏み跡は何とか見えてますが、かなり際どいトラバース路です…〈汗〉
この辺り、踏み跡も不明瞭、マーキングも少なめですが、何故か真新しい石仏様。ナンマンダブ、ナンマンダブ…
2022年04月17日 13:34撮影 by  F-04K, FUJITSU
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この辺り、踏み跡も不明瞭、マーキングも少なめですが、何故か真新しい石仏様。ナンマンダブ、ナンマンダブ…
イヌムギ不動が近づき、何やら石畳の参道っぽい道に…
2022年04月17日 13:39撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 13:39
イヌムギ不動が近づき、何やら石畳の参道っぽい道に…
艱難辛苦のルーファイの末、やっとの思いでイヌムギ不動手前の東屋着。仮に反対向きだったら、トレースは極めて困難と思えるほど薄い踏み跡でした…〈冷汗…〉
2022年04月17日 13:45撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 13:45
艱難辛苦のルーファイの末、やっとの思いでイヌムギ不動手前の東屋着。仮に反対向きだったら、トレースは極めて困難と思えるほど薄い踏み跡でした…〈冷汗…〉
振り返れば、ニョキニョキ、モッコリー!
2022年04月17日 13:52撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 13:52
振り返れば、ニョキニョキ、モッコリー!
植林帯のハイウェイのような、しっかりした道に…
2022年04月17日 13:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 13:53
植林帯のハイウェイのような、しっかりした道に…
整然たるスギの植林帯ですが、何故かルートが浮かび上がって見えてきます…!
2022年04月17日 14:01撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 14:01
整然たるスギの植林帯ですが、何故かルートが浮かび上がって見えてきます…!
ついに、立岩からの直下降のルートと合流。折角なので、イヌムギ不動に寄ってみましょう!
2022年04月17日 14:03撮影 by  F-04K, FUJITSU
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ついに、立岩からの直下降のルートと合流。折角なので、イヌムギ不動に寄ってみましょう!
これですねー!岩壁にへばり付くようなスゴいお堂!
2022年04月17日 14:09撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 14:09
これですねー!岩壁にへばり付くようなスゴいお堂!
ちょうどお堂の真上、絶壁から滝が流れ下り、修行には打ってつけのポイント!
2022年04月17日 14:11撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 14:11
ちょうどお堂の真上、絶壁から滝が流れ下り、修行には打ってつけのポイント!
どこからか流れてきた沢水が、ここから一気にドドーッ…。
2022年04月17日 14:12撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 14:12
どこからか流れてきた沢水が、ここから一気にドドーッ…。
分岐に戻り、登山口へトラバース気味のルートを最後の下り。ここも沢筋が荒れて登山道崩落、ロープで急降下→登り返し…〈汗…〉
2022年04月17日 14:32撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 14:32
分岐に戻り、登山口へトラバース気味のルートを最後の下り。ここも沢筋が荒れて登山道崩落、ロープで急降下→登り返し…〈汗…〉
滑りやすい木橋通過。いつぞや、北アルプスでスリップして両手骨折の苦い思い出がフラッシュバック…
2022年04月17日 14:41撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 14:41
滑りやすい木橋通過。いつぞや、北アルプスでスリップして両手骨折の苦い思い出がフラッシュバック…
無事、朝通過した立岩分岐に帰着。立岩〜荒船の中廻り周回、どうにか完遂です!
2022年04月17日 14:42撮影 by  F-04K, FUJITSU
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無事、朝通過した立岩分岐に帰着。立岩〜荒船の中廻り周回、どうにか完遂です!
車に荷物置き、すぐ下の線ヶ滝見物に。サクラも満開、ドンピシャのタイミングですね!
2022年04月17日 14:51撮影 by  F-04K, FUJITSU
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車に荷物置き、すぐ下の線ヶ滝見物に。サクラも満開、ドンピシャのタイミングですね!
ウォー、こりゃなかなかの絶景!名前の通り、一直線の特徴的な滝です。
2022年04月17日 14:53撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 14:53
ウォー、こりゃなかなかの絶景!名前の通り、一直線の特徴的な滝です。
上から見下ろすとこんな感じ。手前のツツジもいい感じです!
2022年04月17日 14:55撮影 by  F-04K, FUJITSU
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上から見下ろすとこんな感じ。手前のツツジもいい感じです!
天気も午後まで持ってくれて、ちょうど良く今春最後のお花見もできました!
2022年04月17日 14:56撮影 by  F-04K, FUJITSU
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天気も午後まで持ってくれて、ちょうど良く今春最後のお花見もできました!
何とか雨降り前に観光含めツアー終了。登山口の石仏様に無事下山御礼のお詣りします。
2022年04月17日 15:06撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 15:06
何とか雨降り前に観光含めツアー終了。登山口の石仏様に無事下山御礼のお詣りします。
往路は駐車場二番乗りでしたが、帰路は当方が本日ラスト。対向車の心配もなく、道路沿いの見事な満開サクラを青空バックにパチリ。
2022年04月17日 15:18撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 15:18
往路は駐車場二番乗りでしたが、帰路は当方が本日ラスト。対向車の心配もなく、道路沿いの見事な満開サクラを青空バックにパチリ。
下仁田の街へと下る県道脇、南牧村の隠れたプチ名所「蝉の渓谷」へ寄り道。清冽な流れに刻まれた彫りの深い峡谷は、なかなかの美しさです!
2022年04月17日 15:33撮影 by  F-04K, FUJITSU
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下仁田の街へと下る県道脇、南牧村の隠れたプチ名所「蝉の渓谷」へ寄り道。清冽な流れに刻まれた彫りの深い峡谷は、なかなかの美しさです!
本日のお楽しみ日帰り温泉は、国道254号から軽井沢方面へ抜ける県道の近く、八千代温泉「芹の湯」。上州ツアー行きつけのいつもの「荒船の湯」も少し食傷気味のところ、事前に下調べの上、道路沿いに数カ所あった案内看板に導かれて、鄙びた山間の宿という風情の温泉に到着。大人500円という超リーズナブルな入浴料も魅力です!
2022年04月17日 16:15撮影 by  F-04K, FUJITSU
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本日のお楽しみ日帰り温泉は、国道254号から軽井沢方面へ抜ける県道の近く、八千代温泉「芹の湯」。上州ツアー行きつけのいつもの「荒船の湯」も少し食傷気味のところ、事前に下調べの上、道路沿いに数カ所あった案内看板に導かれて、鄙びた山間の宿という風情の温泉に到着。大人500円という超リーズナブルな入浴料も魅力です!
湯船は狭いものの、幸いこの時間帯の日帰り客は小生のみ。次のお客さんが入ってくる前に、白濁気味のヌルヌルのお湯をしっかり堪能できました!
2022年04月17日 16:26撮影 by  F-04K, FUJITSU
4/17 16:26
湯船は狭いものの、幸いこの時間帯の日帰り客は小生のみ。次のお客さんが入ってくる前に、白濁気味のヌルヌルのお湯をしっかり堪能できました!
入浴・着替え後、結構気合の入った山道を走り抜け、碓氷軽井沢ICから上信越道へ。土産品調達のため「釜飯の聖地」横川SAに立ち寄り、迫り来る食欲にほだされて、リバウンドの恐怖と闘いつつ丼+ソバのセット夕食。(平素のうどんセットでなく蕎麦にしたのがせめてもの減量努力…!?)
2022年04月17日 17:47撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 17:47
入浴・着替え後、結構気合の入った山道を走り抜け、碓氷軽井沢ICから上信越道へ。土産品調達のため「釜飯の聖地」横川SAに立ち寄り、迫り来る食欲にほだされて、リバウンドの恐怖と闘いつつ丼+ソバのセット夕食。(平素のうどんセットでなく蕎麦にしたのがせめてもの減量努力…!?)
上州ツアーの締めは、この地のシンボル、ド迫力の裏妙義(右手前)&表妙義(左奥)。怪異な山容から、この山域の岩稜のクレージーぶりが垣間見えます…〈冷汗〉
2022年04月17日 18:21撮影 by  F-04K, FUJITSU
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4/17 18:21
上州ツアーの締めは、この地のシンボル、ド迫力の裏妙義(右手前)&表妙義(左奥)。怪異な山容から、この山域の岩稜のクレージーぶりが垣間見えます…〈冷汗〉
撮影機器:

装備

備考 (消費水分量)ポリタン水約400cc.(昼食時湯沸かし用)、500ml・PETボトル(午後ティー)、ガッツギア×1、下山路にて沢水を若干補給

感想

春には稀なる「台風一過」の週末、神奈川の実家で老母の慰問後、単身西上州の関東百名山日帰りツアーへ。週末毎の好天サイクルのお陰もあり三週連続の名山巡りですが、今回の第1ターゲットは、上州のランドマーク・荒船山と尾根続きの岩峰、立岩です。ちょうどサクラも見頃の山麓・南牧村から眺めると、「西上州のドロミテ」の異名に相応しい、クレージーマウンテンの面目躍如の怪異な山容ですが、登山口となる線ヶ滝の先から、中級者程度のルートで絶頂へ切り込むことができます。その後、あわよくば荒船へ乗り移り、久方ぶりに艫岩からの絶景を眺めた後に修験道のかつての聖地、威怒牟畿(イヌムギ)不動を経由して周回しようという少々欲張りなプランにてスタート。
 コース中詳細は本文・キャプション記載の通りで、前半のハイライト、立岩はヘルメットも着装して気合を入れ臨んだ結果、コル手前のクサリ場ヘズリ登り区間に若干ビビったものの、山麓からの峻険な風貌とは裏腹の穏やかな頂稜を辿り、無人の山頂に大きな苦労なく到達。頂上からは、残雪も僅かとなった浅間連峰、そして稜線部分が雲に覆われた白銀の北アルプスが出迎えてくれ、大いに満足です。ここから荒船山最高点・経塚山までの稜線は、途中のイヌムギ不動下降点から先の区間で一部道形不明瞭の要注意ポイントあり(小生も一時しっかりルートロス…〈汗〉)、最後の急登でガッツリ両脚の筋肉を絞られた上、ほぼ予定通りの時間に山頂到達。200名山の1座に数えられる狭い頂上付近は、団体ツアー客も押し寄せて満員盛況の賑わい。展望もほとんどなく、人混み恐怖症!?の当方はそそくさと山頂を後にし、勇躍荒船の甲板に足を踏み入れます。遠くの山々からも一目で分かる、その長くだだっ広いテーブルマウンテンぶりを五感で味わいつつ、独身時代にサークルの仲間と訪れて以来約32年ぶりの艫岩へ。当時はまだなかった上信国境のハイウェイや開通直後だった国道バイパスのエンジン音が響く、絶壁からの凄まじい高度感にビビりながらも、眼前の浅間の峰々や青空に浮かぶ北アルプスの大伽藍を満喫。弁当昼食を済ませ、再び追いついてきた団体さん達に追い立てられるように、荒船丸の舳先を後にします。
 さて、後は緩い斜面をトラバース気味に下るのみ、時間的にもう1山行けるかも…などと油断していると現実はさにあらず、実はここからのルートが本日の核心部と言って良いハードさでした…。かつての交通の要所、星尾峠までの道は明瞭ながら、そこから先は一転して厚い落ち葉に覆われ、田口峠分岐からの沢筋・トラバース路も結構荒れまくった道形不明瞭のルートに。頻繁に四周を見回してルーファイ・方向確認を繰り返しながら、要所で現れる赤テープやケルンを頼りに、コースタイム(…という概念がそもそも通用せず…)をかなりオーバーして、どうにか威怒牟畿不動手前のあずまやに到着。ここに立つ朽ちかけた案内道標には、行き先が「荒船山」でなく「水飲み場」と書いてあったので、もはやこのルートは廃道に近い扱いか、と悟らされます。
 ともあれ、折角このコースを下ってきたのだから、是非イヌムギ不動の威容をこの目で見よう、と意気込んで樹林帯を下っていくと、やがて立岩直下の下降点からのルートが合流する分岐点に。ここから不動滝までは案内道標によると「0.3km」の登り、長めの距離のため一瞬心が折れかけますが、折角ここまで頑張って来たのだから…と思い直し、分岐にザックをデポして急坂を勢いよく登っていきます。程なく、前方の案内カンバンの向こう、岩カベに張り付く感じで古いお堂が出現。そのすぐ上の岩上から、細いながら水がシャワーのように流れ落ち、かつて修験道には打ってつけの聖地として滝行の修行者で賑わったのも頷ける荘厳さ。当方は滝に打たれる余裕も気力・体力もなく、「スゲーな…」と呟いて写真だけ撮り、ザックを回収して線ヶ滝の登山口へと急ぎ足で下ります。谷筋の崩壊地をダブルロープでダウンアップしクリア、他の複数パーティとほぼ同時刻に登山口駐車場に帰着。
 無事下山後はお楽しみ観光その1、朝は素通りした線ヶ滝の展望台へ向かいます。辺りはまさにサクラが満開状態、滝の手前には色鮮やかなツツジも咲き始め、桃源郷さながらの雰囲気です。線ヶ滝も想像以上に落差と迫力ある、その名の通り直線状の見事な水流でした。ここまでの周回コース完遂のご褒美にフルーツゼリーを流し込み、ノンビリして駐車場に戻ると残るは我が愛車のみ。朝は二番乗り、帰りはオーラスで駐車スペースを出発、花吹雪の中、対向車の心配もなしに、サクラの絶景写真など撮りながらゆっくりと山間の道を下っていきます。まずは事前に目星を付けておいた山間の鄙びた日帰り温泉「星尾温泉 木の葉石の湯」を目指しますが、狭い駐車場には先行する数組のハイカーのお車が満杯…。諦めて南牧村のもう一カ所の景勝地「蝉の渓谷」にて彫りの深い見事な峡谷美を短時間観賞・撮影。国道254号に出て、下仁田市街を経て困った時のいつものお風呂、荒船の湯を目指しますが、同地はここ1年ぐらいでも複数回訪れ、やや食傷気味の上、国道沿いに予めHP情報をチェックしておいた山間の鄙びた一軒宿の温泉「芹の湯」の案内カンバンが絶妙のタイミングで出現。「日帰り入浴大人500円」!の超お得なオファーにも吸い寄せられるように、軽井沢方面へ向かう県道へと分け入り、程なく県道外れの温泉に到着。実際に営業しているかもハッキリしない外見の上、玄関近くにはお客のエサ目当てに飛びついてくる(吠えられるよりマシ…?)飼い犬も鎮座しており、少々不安に駆られますが、入口で検温を済ませ、古い建物に入ると親切な女将さんが温かく出迎えてくれました。幸いこの時間帯は先客もなく、狭い湯船ながら白濁したヌルヌルのお湯で疲弊した手足の凝りを解し、サッパリ山の汗を流して都会人の出で立ちに。次の湯客と入れ違いに温泉を出発、ここでは土産品の調達が出来なかったため、しばしガッツリ山道の県道を走り抜けて上信越道・碓氷軽井沢ICへ。すぐに峠の釜飯で知られる横川PAへピットイン、日帰り観光客に大人気の釜飯もやや食傷気味のため、カロリーにも気を遣って地味に蕎麦+ミニ豚丼のセットで夕食を済ませ、土産品もしっかり調達して時間調整。幸い、藤岡JCTから先の関越道渋滞も日曜夜にしては思ったほどでもなく、横川から実質2時間弱の好タイムで自宅に帰り着いて、三週連続の名山行脚ツアーも無事完遂となりました。
 これにて関東百名山巡りも97座をクリア、残るは上武国境のもう一つの「クレージーマウンテン」二子山に300名山のゴールでもある箱根・神山、そしてラスボスの太平洋上に浮かぶ神津島(天上山)のみとなりました。年内のゴールインもハッキリ見えてきた感じですが、ここまで来たら出来るだけ家族同伴にて、周辺観光も含め各々の魅力をじっくり味わいながら、悲願達成の歓喜を目指したく思います。
【2022年4月19日 記録作成】

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