天子ヶ岳、長者ヶ岳、天狗岳
- GPS
- 08:38
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,445m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天狗岳からの下りは、ルートファイディングを必要とします。これから進むルートを目で追った先にテープがあることを確認しながら下るように。 |
写真
感想
今回の登山は、OSNさんの企画に相乗りさせてもらった。近々開催されるトレラン大会のコースの下見を兼ねての登山。先週の週間天気では、あまり良い予報ではなかったが、徐々に予報は回復し、当日は好天に恵まれた。
先に触れておくと、長者ヶ岳からの道誤りによる時間ロスと、無理な山行をした結果下山後の行動に支障が出た。気心知れたメンバーでの登山だと無理な行動は却下したのだが、知らない素人メンバー2名加わっていたことにより、それも言えなかった。
では、白糸の滝駐車場から登山開始。
駐車場(500円)に車を停め、0900出発。富士山とは逆の方向に進路を取る。暫く車道歩きとなるが、体を慣らすには丁度良い。車道を終えると、白山神社へと導かれる林道を進む。車道歩き中、目の前に天子ヶ岳が観て取れるのだが、その山容に「嗚呼、あの山頂まで800m強の高低差があるのか…」と心折られる。
山歩きが始まると、途中で舗装された車道と舗装されていない林道を、1度ずつ横切ることとなる。最後の林道からが本格的な登山開始といった印象を受けた。
ここまでもそうであったが、この先の天子ヶ岳までは、ひたすら登り続けるしかない。途中、地図には桜並木とあり、桜が咲く時期には綺麗なのだろうが、今日時点では桜の咲く気配はなかった。
やっとの事で天子ヶ岳に到着。そこからの展望のなさにはがっかりした。
さて次なる目的地は、長者ヶ岳。
一旦1200mまで下り、再び、1300mまで登り返し。辛かった…。とにかく、登りは苦手なのだ。どうにか長者ヶ岳へと。ここで昼食タイムとなった。
長者ヶ岳からの眺望は抜群。ただ、富士山頂には雲が掛かってしまっていた。その雲は、取れそうで取れない…。間もなく昼食タイム終了。次なる目的地天狗岳を目指す。
ここでアクシデント発生。リーダーが田貫湖へと下る、一般ルートを下り始めた。前にも来た事があるとの事だったので、全てはリーダーに任せ切っていた。当然ながら、素人2名は疑うはずもない。下りともなると、僕の足取りも軽い。おしゃべりをしながら、どんどん高度を落として行った。20分程下り、1100mまで下った。
「おかしくないか」と声を掛け、誤りに気付いた。実際は、誤りだと認識してもらうのに時間は掛かったのだが。地図にあるテーブルベンチも過ぎていたのだが、3名は誰も気付いていなかった。案外こんなもんなんだよなぁ…。道誤りも認めたがらないし…。
さて、次なる課題は、この後どうするか。僕的には、このまま下ってしまっても良いのだが。登り返しても、天狗岳までが限界だろう。リーダーの決定は、長者ヶ岳までの登り返し。まあ、従うしかないだろう。
長者ヶ岳まで登り返すと、少しだけ富士山頂の雲が取れていた。
長者ヶ岳から西に向うルートを行く。向う先の意識さえあれば、見落とすはずもない山道だ。ここで、これから先のルートを決定した。僕は天狗岳から下るルートを選択。他3名は、更に先の熊森山へと向うことに。日没も意識しなければならないが、熊森山からは少しの下りで林道に出る。素人2名は下りが苦手そうだったが、林道歩きなら問題ないだろう。かえって天狗岳から下る方に問題がありそうだ。ただ、本日のゴールは、駐車している白糸の滝であることを告げ、自分たちで白糸の滝まで戻るように伝えた。この決定後、お互いのペースで進むことした。
天狗岳に到着。その山頂手前に鉄塔114へと下る道標があった。地図には急坂とあったが、その通りの急坂であった。しかも踏み後が薄い。道を見誤らないように、慎重に下る。やがて、鉄塔114に到着。ここからは、雲が取れた良い富士山を拝む事が出来た。この鉄塔付近で、この先のルート選択で迷った。正しいルートは、114鉄塔の直ぐ先に115鉄塔があるのだが、この115鉄塔付近まで行くと辿るべきルートが現れる。地図では114鉄塔から下るようにあるが、115鉄塔付近から道は続くのでご注意を。次なる目標は、117鉄塔分岐の道標。それは山道中にあり、割れてしまっている。その分、頼りなく見える。この道標を右に下って行くのが正解なのだが、左のルートの踏み跡も割りとハッキリと付いているので注意が必要。
117分岐から下って行くと、間もなく地図にある巡視路分岐に出る。そこから林道を行く事となる。林道を歩き始めると、これまでの緊張からも開放されて行く。やがて、オートキャンプ場が現れた。それを越えて行くと、向こうからお爺さんがやって来たので田貫湖からのバスの本数を聞いてみた。あまり本数はないとの事だった。お礼を言って歩き始めると、大声でお爺さんが走って来られた。田貫湖へと向わず、分岐を真っ直ぐ進んで県道414号に抜ければバスがあるかもと教えてくれた。わざわざ走って来てくださり、ありがとう。その後、田貫湖への分岐に到着。どちらに進んでもバスがなかった場合、田貫湖からの方が白糸の滝に歩くには近い。この先を行くと、バスがなかった場合に1時間近いロスとなる。ただ、ここはお爺さんのアドバイスを信じてみる事にした。
20分程歩いて、県道414号に出た。直ぐの所にバス亭が…。時刻表を確認する心境は、合格発表を見る学生気分。その結果は…見事、不合格。2時間も待たなければ、バスはやって来ない。ただ、こうなった場合、白糸の滝まで歩くことは腹に決めていたので、白糸の滝まで歩き始める。左手に富士山が素晴らしい。それを楽しみながら歩けたので、このルートを取ったのは正解だったのだろう。などと、無理に理由を付けて、ひたすら車道を歩き続けた。
1:20程歩き通して、白糸の滝駐車場に到着。23Kmの歩きであった。
今回の山行で印象深かったのは、天狗岳から緊張感のある下りだった。迷う事なく下れて良かった。いい経験が出来、これまでの山行も確実に実になっている事が実感出来た。そんな登山だった。
追伸:結局、他3名は、それから1:10後にタクシー利用にて到着。やはり、計画と行動予測は必要なんですな。
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