鹿島槍ヶ岳の尾根を昇る龍雲を見た!
- GPS
- 56:00
- 距離
- 23.2km
- 登り
- 2,368m
- 下り
- 2,366m
コースタイム
- 山行
- 5:30
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 6:00
- 山行
- 5:53
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 6:50
3日(日) 扇沢〜種池山荘 十数人
種池山荘〜冷池山荘 ゼロ
4日(月) 冷池山荘〜鹿島槍 6人(内2人は冷池キャンプ場から)
鹿島槍〜種池山荘 ゼロ
5日(火) 種池山荘〜扇沢 3人
【宿泊人数】
冷池山荘 2人、テント2人
種池山荘 1人 (自分だけ)
天候 | 7/3 曇り〜稜線はガスor小雨 7/4 小雨orガスのち曇り 7/5 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿ー松本 JR特急券¥2550 信濃大町駅ー扇沢 バス¥1390 扇沢ー大町温泉郷 バス¥1030 大町温泉郷ー信濃大町 バス¥540 |
コース状況/ 危険箇所等 |
柏原新道は整備してあり、かなり歩きやすいと感じた。 谷に残った雪渓歩きは慎重に〜日々上から岩が崩れてます。 今回のコースは全体的によく整備されていて歩きやすかったです。 小屋の方々には感謝しかない。 冷池・種池共に山小屋では個室で快適だった。 スマホはYmobile〜 冷池山荘ではテラス側で微妙に使えた。 種池山荘では使用不可。 稜線では結構入ります。 山の陰になるかなならないかの位置で微妙に繋がるようです。 ドコモは無論問題無いでしょう。 このコースは1泊2日で行けるコースですが、今回は予約もしてたし、3日目に針のノ木経由で扇沢もありと考えて2泊しました。 2泊3日で鹿島槍往復なら余裕のある登山が出来ると思います。 お勧めです。 ※私のガーミンでの計測では計28.2キロありました。 |
その他周辺情報 | 種池山荘 モンベルカードでジュース類1本無料。 薬師の湯〜種池山荘に¥100割引券あり。 ※モンベルカードとの併用は不可でした。 どちらの山荘も泊まりは水1リットル無料券が貰えます。 曜日によって宿泊の金額が変わります。 ホームページでcheckしましょう。 私は1泊2食で¥11900でした。 |
写真
装備
MYアイテム |
snufkin
重量:-kg
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感想
土曜に信濃大町の旅館に前泊して臨んだ2泊3日の鹿島槍ヶ岳登山。
登り初めはまずまずの天気だったが、予報通り上はガスガスと小雨だった。
※結果的に一番天気の悪い2日間を山で過ごすことになったが、まあそういうときもあるのは承知の上。
7月初旬なので、あちこち残雪があるが用意した軽アイゼンは使うレベルではなかった。
稜線に出てからはガスガスで、時折視界が開けることもあったが、鹿島槍ヶ岳をまったく見ることなく〜1日目は冷池小屋まで来る。
小雨で意外と濡れた。
夜中〜雷と雨が激しかった。
2日目朝、雷は収まったようだが雨が強い。
とりあえず完全装備で鹿島槍を目指す。
小屋を出て10〜20分くらいに雷が2回鳴る。
音はやや遠かったが、念のためその場所で10分ほどうずくまった。
その後、雷が鳴ることはなかった。
途中、キレットから来た2ペアとすれ違う。
一組は50代くらいのおじさんペア、もう一組は男女の40代くらい。
女性のほうは、ちょうどキレット通過時で、雷怖かった〜を連発してた。
雷自体は立山・劔の方向だったようだが、鹿島槍まで雷雲が来ないともいえない。
鹿島槍まであと30分くらいのところで、学生らしきペアが降りてきた。
冷池テント場に荷物を置いて手ぶらで山頂を踏みにきた。
山頂は真っ白なので、すぐに帰ってきたそうだ。
鹿島槍山頂に近づくにつれ、雨も上がり、ガスのみになる。
雷雲は南側なのでここなら問題ない。
山頂は相変わらずガスガスで展望ゼロだった。
ここで40分ねばった。
時折白馬方面の青空が見えてきたからだ。
鹿島槍の北峰も数回顔を出す。
これはもしかしたらもしかあるぞ〜!と期待したが、それ以上にはならなかった。
北峰登頂は次回にとっておくことにし、帰路へ。
降りるとガスが取れる〜登山あるあるだ。
鹿島槍の肩を雲が上って反対側へ降りていく光景は圧巻だった。
爺ヶ岳のあたりは雨が本降りで、ここから北側の鹿島槍は雨が降っていない。
爺ヶ岳が雨雲の境目。
白馬あたりは青空だったろう。
ビショビショになりながら種池山荘には13時過ぎ到着。
この時間なら扇沢まで降りれるが、まずは休息と濡れたものを乾かしたい。
予約もしてたし。
夕方と翌朝の景観も期待したい気持ちもあった。
予想は当たり、やや出遅れたが燃える劔を見ることが出来た。
※なんと、宿泊者は自分ひとりと貸し切り!
夜、個室の窓から見えた満天の星空と下界の灯がコラボしてた。
3日目朝、午後から崩れる予報なので、さっさと下山。
晴予報なら、針ノ木岳・雪渓経由で扇沢に降りるのもありだったが〜。
扇沢に8:20到着。
信濃大町駅行バスの途中で降り、薬師の湯で汗を流して帰った。
小屋が開く7月初旬を狙って計画したが、なぜか一番荒れた2日間が登山日になってしまった。
登山者が少ないのを狙ったが、天気も悪いとくれば、登る人もほぼいない。
ヤマレコの記録を見ればわかるが、2日の登山記録の天気とは雲泥の差だった。
しかも降りた翌日から台風もそれて天気も良くなっている始末。
だがしかし、悪天候なら悪天候でしか見せない鹿島槍ヶ岳を見ることも出来た。
鹿島槍の肩を昇る龍の群れ(雲だけど)に魅了された。
こういう鹿島槍ヶ岳も悪くない。
…でもやっぱり青空の下の鹿島槍も見たいね(^^;