記録ID: 449674
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雪山ハイキング
栗駒・早池峰
栗駒山 剣岳に立つ
2014年05月18日(日) [日帰り]
体力度
3
日帰りが可能
- GPS
- 06:35
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 850m
- 下り
- 833m
コースタイム
10:00 駐車場
11:50 藪を漕いで龍泉ヶ原へ
休憩
12:30 出発
13:20 藪を漕いで稜線(夏道)に乗る
13:30 P1573
13:45 天狗平
14:00 栗駒山1626.5
15:55 剣岳1397
休憩
16:10 出発
16:35 駐車場
11:50 藪を漕いで龍泉ヶ原へ
休憩
12:30 出発
13:20 藪を漕いで稜線(夏道)に乗る
13:30 P1573
13:45 天狗平
14:00 栗駒山1626.5
15:55 剣岳1397
休憩
16:10 出発
16:35 駐車場
天候 | 曇ときどき雨(ガスで視界不良かつ、強風) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
✿歩き出してすぐの岩稜地帯から名残ヶ原には未だ雪がある。広い地形なので道迷いには注意。 ✿剣岳北側斜面は切り立った崖になっており、分水嶺を正確に辿ろうとする場合、クライミングの領域となる。剣岳西側の沢を辿り、Co1220をトラバースして登れそうな崖を登攀して1390mで分水嶺に乗った。しかし、剣岳のピークへはハイマツの濃密な藪が続いており、一時登頂を諦めた。 ✿分水嶺を南へ下る。龍泉ヶ原が見えるまで猛烈な藪こぎだった。龍泉ヶ原は未だ雪に閉ざされている。 ✿視界不良の中、龍泉ヶ原から正確に分水嶺を辿ることを考えた。しかし雪がついてなさそうなこと、P1573へダイレクトに上がるこの尾根の最後は岩稜地帯で身動きがとれなくなる恐れがあった。そこで比較的短距離で稜線に出られる分水嶺から西側にそれた斜面を藪こぎしながら直登した。それでもP1573直下の岩稜地帯では登攀要素の強い藪こぎを強いられた。 ✿栗駒山までの稜線は暴風が吹き荒れていた。加えて視界不良。耐風姿勢をとりながら山頂へ向かう。 ✿下山した産沼コースはまだほとんど雪に閉ざされている印象。夏道が途切れて広い雪原に出てから、再び夏道を見つけるのが一苦労。道迷いしないように。 ✿須川コースに合流する辺りで、剣岳の東面が見えてくる。こちらは緩い斜面で雪が豊富に付いている。アイゼンがあれば容易に登れるが、山頂まで数十メートルほど薄い藪こぎがある。 |
写真
撮影機器:
感想
あまりお天気の良くない週末だったが、久しぶりに東成瀬から栗駒へ行ってみたくなった。狐狼化山の登り口や、大薊山の取り付きを確認しながら栗駒山の駐車場に着いた。
駐車場に着いてから、剣岳のことを思い出した。分水嶺踏破をライフワークとしている者として是非登っておきたいピークである。おそらくいま時期を逃してしまうと、また来季ということになってしまうだろう。無雪期にこの山を登るには人目が付くし、藪だってそれなりなはずである。
ということでこの剣岳を登ることにしたのだが、はじめに西側の斜面を歩いたのがいけなかった。おとなしく夏道を歩いていたら、東斜面をあっという間に登って、ゆるり栗駒山荘の湯に浸かって帰ってこれたと思う。
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展望岩頭から見えるトンガリ目指したんですね!さすがです。
tooleさんならではの分水嶺歩き。
竜泉ヶ原は完全に雪がない状態で散策したい場所ですが
誰も入れない秘密の花園(きっと珍しいランがあるはずなのだ!)
そして龍の棲みかなので容易には近づけないでしょうね〜
どんなに過酷な状況でも最後に楽しかったと言える
tooleさんの姿勢を讃えます。
その精神力と体力にエール送ります フレー!フレー!\(^o^)/
次はキツネとオオカミとアザミなんですね
龍泉ヶ原へ行ってみたいのであれば、残雪の今がチャンスですよ
昭和湖から、もしくは須川湖近くの泥炭地の辺りから楽に侵入できると思います
遊歩道が整備されれば夏でもいけますよね。
僕も緑溢れる龍泉ヶ原に憧れます
きっとドラゴンFがたくさん飛んでいるんです
くるくる回してこの指止まれのあの虫ですよ
キツネとかオオカミとかアザミは来年のお楽しみということでお願いします
週末はここ歩いてたんですか。
先日、龍泉ヶ原に人(熊?)影が見えたので、冬季は歩けるんだな
とは思ってましたが。
分水嶺、剣岳の次は・・・ ?
個人的には須川の北側がきになるところ。
期待してますよ〜
(来年かな?)
やっぱり、龍泉ヶ原に憧れる方がいらっしゃるんですね
それとも熊だったんでしょうか?
いや、クリコマンイエティですね!?
syasyuさんであれば、スキーですーっと龍泉ヶ原を横断されそうな気がします
栗駒から湯川沼までの分水嶺は来季以降の長期的な目標になります。
豪雪で中々足を踏み入れられない地帯ですが、ご期待ください
ご苦労様でした。
まさに、さすがのtooleワールドですね
あの剣山の北面は賽ノ碩から見上げる場所で、その頂に立とうとは露ほども思わない場所ですよ
私はかなり昔になりますが、龍泉ヶ原には数度入ったことがあります
いずれも昭和湖から西に回って、沢を突き上げたのですが、しっかりした踏み跡がありました。春の龍泉ヶ原はまるで尾瀬のようで水芭蕉と池塘が織り成す別天地でした。
秋は茫々と広がる草紅葉の原に、池塘が輝いて本当に美しかったです
あの場所が入れなくなって、さびしい限りです。
そうですよね、剣岳のピークに立とうと思う方は稀かもしれません
栗駒はハイキングで訪れる方が多くいらっしゃいますから、人目につかないようにコッソリと西側から登頂を試みましたが、難しかったですね
>春の龍泉ヶ原はまるで尾瀬のようで水芭蕉と池塘が織り成す別天地でした。
なんと
昔は龍泉ヶ原に入れたんですね。
やはり素晴らしい景色が広がっておりましたか
P1573の稜線から見下ろしては行ってみたいな〜といつも思うくらいですからね
環境保全の観点から、入れなくしたんでしょうね
yonejiyさん、秘密の園になってしまった龍泉ヶ原の貴重な情報提供、有難うございました
先週,栗駒に登ってきましたが,そんなコースを登ろうなんて露程も思い至りませんでした。さすがです。
私と言えば,18日は真昼岳に登ろうかと思っていたのですが,前日の飲み会で飲み過ぎてしまい,その日は一日グロッキーでした。
このコースは誰も登ろうと思わないでしょうね。
だから分水嶺上で錆びついた古銭を見つけた時は驚きました
この古銭はどれだけ長い時間この場所でひっそりと雪解けを待っては、日に照らされ続けていたんだろうと思いました。
手にとって少し力を入れたらパキッと真っ二つに割れてしまいましたが、長い年月を経て土に還るでしょう
飲み過ぎてしまった翌日は、ひたすら自己嫌悪に陥って寝ているしかありませんね
conanさんの真昼岳、楽しみにしています
達人ですね(^-^)
春は藪漕ぎの季節
にしても強面な岩もある栗駒山系ですね。
いやいや挑戦者でお願いします
これからの季節は藪こぎを楽しみながらの山行になりますね
栗駒の興味深い資料を見つけましたので、kimberliteさんにプレゼントします
http://www1.gsi.go.jp/geowww/Volcano/map/condition-map/report/pdf/houkoku_kurikoma.pdf#search='栗駒+剣岳'
すごい…ってまだ表紙しか見てませんが
「図」があるんですね(^-^)
興味深いです。DLしましょう、ありがとうございます(^-^)/
剣岳のことを調べていて拾った資料です。
お時間あるときにでも読んでみてください
tooleさんがこのレコを上げた翌日、一切経でyonejiyさんと偶然お会いし、tooleさんの話題が出ました。
私はその時まだ、このレコを拝見していなかったのですが、yonejiyさんはご覧になっていて、栗駒のレコを上げていたよと教えてくれたのです。
それを聞いて、またどんな真似のできないルートを歩いたんだろうと思っておりましたら…
やっぱり、普通のルートは行きませんね
龍泉ヶ原は、私も展望岩頭から見下ろして、行ってみたいと思っていました。
でも、藪は行くつもりありません
私もそろそろ栗駒に行って、ガンコウランを観察してきたいと思います
あらら、yonejiyさんがそんな話題を振っていたとは
剣岳はアイゼン付けて、東側の斜面からであれば比較的簡単に登れますよ
本当の山頂まで少し藪こぎありますが、大したことはないです
Springさんといえば、昨年の秣岳のレコをおもいだしました。
今年は「ガンコ姉さん編」を期待しています
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