空木岳 (池山尾根往復)

2022年07月24日(日) ~ 2022年07月25日(月)

• GPS: 12:26
• 距離: 21.2km
• 登り: 2,353m
• 下り: 2,355m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:45
• 休憩: 0:50
• 合計: 7:35

5:38 駒ヶ根高原スキー場駐車場
6:12 6:12 空木岳登山道取付地点
6:19 6:19 空木岳登山道入口
6:38 6:38 空木岳登山口駐車スペース
6:40 6:41 林道終点
7:09 7:11 タカウチ場
7:52 7:56 池山尾根水場
8:28 8:28 尻無
8:44 8:44 マセナギ
9:38 9:38 大地獄
9:43 9:43 小地獄
10:04 10:05 ヨナ沢ノ頭
11:00 11:07 空木平カール分岐点
11:23 11:23 空木岳避難小屋
11:51 11:57 空木平カール
12:31 12:33 空木駒峰ヒュッテ
12:40 13:07 空木岳
13:13 空木駒峰ヒュッテ

2日目

• 山行: 4:10
• 休憩: 0:37
• 合計: 4:47

5:36 空木駒峰ヒュッテ
5:42 5:46 空木岳
5:52 6:05 空木駒峰ヒュッテ
6:28 6:28 駒石
6:44 6:44 空木平カール分岐点
7:16 7:17 ヨナ沢ノ頭
7:33 7:33 小地獄
7:36 7:42 大地獄
8:13 8:19 マセナギ
8:24 8:25 尻無
8:43 8:43 池山尾根水場
8:47 8:50 池山小屋
9:02 9:02 池山
9:26 9:26 タカウチ場
9:40 9:43 林道終点
9:55 9:55 空木岳登山道入口
10:23 駒ヶ根高原スキー場駐車場

天候

1日目、2日目共に晴時々曇
南の風せいぜい5m/sくらい

アクセス

利用交通機関：

自家用車

●中央自動車道駒ヶ根ICから県道を上って駒ヶ根高原に向かい、菅の台バスターミナル手間あたりを左折して市道に分け入り、駒ヶ根高原スキー場の駐車場へ。無料。駐車場は5段に分かれていて、一番上の段に空木岳登山口(標高920m)があります。山頂までの標高差は約2,000m。
●ちなみに下段を使うのは菅の台の駐車場にあぶれた千畳敷方面の観光の方々と思われます。
●池山林道(林道古城線)は現在一般車通行止で、林道終点の駐車場(標高1,360m)へは車で入れません。これを使えると楽なんですが…

コース状況／危険箇所等

●横移動10km、縦移動2,000mの長大な尾根です。またその中間部のマセナギからヨナ沢の頭にかけては、岩や木の根が作り出す段差が次々に現れ、少ないながら鎖や固定ワイヤーもあるやや険しい道です。この区間はテクニカルには南八ツの赤岳～横岳より易しいと思いますが、前後の長丁場での体力消耗は八ヶ岳よりも厳しいです。疲労で転倒すると大けがでは済まない可能性があるので、体力温存が重要かと。
●駒峰ヒュッテ泊の計画を立てました。さて、小屋番がいれば水を買えるとして、不在だったらどうする？じゃあ全部持っていくか…それも登山だ！と考え、余裕を見込んで5リットル担いで上りました。。
●空木平分岐～駒峰ヒュッテ間は、花と水なら空木平経由、展望なら駒石経由。
●登山口から池山小屋あたりまでの路面はとてもよく整備されています。ただし池山の頂上を踏む道は、刈り払いされてはいますが、人通りが少ないのか路面が柔らかいです。

その他周辺情報

●駒峰ヒュッテの宿泊は全面予約制。日曜夜でしたがほぼ満員のようでした。内部が一人分ずつビニールカーテンで仕切ってあります。
●この日は小屋番不在と看板が出ていましたが、実際には小屋番役？の方がおられて、水を含め物品販売は普通に行われていました。てなわけで結果論ですが、水は行動中に飲む分だけでも大丈夫でした…

写真

7/24 5:36

標高920m、登山開始。

7/24 6:17

最初はスキー場の作業路を横切りながら上がっていきます。上りはいいのですが、下りは枝道に引き込まれそうでちょっと分かりにくいです。

7/24 6:39

林道終点の駐車場。作業車が停まっていました。東屋とトイレがあり、トイレの裏がショートカット路(路面悪し)の入口になっていますが、直進して本道を行きました。

7/24 7:29

旧池山小屋？水場の入口です。

7/24 7:40

池山小屋へは路面のよい緩やかな勾配の道が続きます。

7/24 7:56

池山小屋分岐。ベンチと水場があります。ここで水を足して、5リットル持ちました。ずっしり重いザック。

7/24 7:58

道が左右二手に分かれました。左のほうが路面はよいです。

7/24 8:37

標高約2,000mのマセナギ。水平距離でほぼ中間地点です。直進すると簫ノ笛山。惹かれる名前です。

7/24 9:11

そろそろ始まりそうです。

7/24 9:20

岩や木の根の段差が増えてきました。それを越える階段もあちこちに。

7/24 9:23

固定ワイヤー。

7/24 9:25

稜線がちらりと見えました。

7/24 9:32

鎖その1。

7/24 9:34

鎖その2。手掛かり足掛かりはあって、慣れた人なら鎖に触れずに上がれます。

7/24 9:41

クルマユリ。

7/24 9:48

急斜面の狭いトラバース道が続きます。

7/24 9:54

滑りやすそうな岩とステップ。

7/24 10:13

ヨナ沢の頭に着きました。ここからは少しましになります。

7/24 10:58

空木平分岐。左へ進みました。

7/24 11:07

ニッコウキスゲ？　沢音がします。

7/24 11:09

ガス越しですが、空木岳がやっと見えました。

7/24 11:16

コバイケイソウ。

7/24 11:22

空木平避難小屋です。

7/24 11:23

避難小屋内部。

7/24 11:29

避難小屋横の沢です。水はきれいですが、飲めるかな？要煮沸？

7/24 11:37

チングルマ。たくさんたくさん咲いていました。

7/24 11:55

ミヤマキンポウゲ。ずっと向こうに空木本峰。

7/24 12:04

駒峰ヒュッテが見えてきました。この上り坂、なかなか近づきません。。

7/24 12:26

駒峰ヒュッテで稜線に乗りました。木曽駒は雲をかぶっています。

7/24 12:26

ここでやっと、水かつぎはおしまい。空木岳へは空身で一登りです。

7/24 12:43

空木岳頂上。着きました！

7/24 12:47

山頂にいたクジャクチョウ。気流に乗って上がってきたんでしょう。

7/24 12:44

ぼうっと座っていると次第にガスが濃くなってきましたが、

7/24 17:38

夕方にはガスが取れました。木曽駒方面の稜線が一望です。

7/24 18:49

御嶽の向こうに沈む夕日。

7/24 18:53

反対側、夕暮れの南アルプス。富士山がちょこんとのぞいています。夜は圧巻の星空でした。

7/25 4:45

一夜明けて、早朝はやや雲多めでした。

7/25 5:43

再び山頂へ。2日目は南側の稜線も見渡せました。

7/25 5:44

北側も。

7/25 5:46

さて、下山しましょう。

7/25 6:19

帰路は駒石コースをたどりました。振り返ると空木岳の姿が美しいです。

7/25 6:27

奇岩駒石。

7/25 7:30

ずっと飛んで、もうすぐ鎖場という位置です。迷い尾根。迷い込まないように針金が張ってありました。

7/25 7:37

下りの鎖場です。横岳よりは易しいかな、と思います。

7/25 8:44

池山小屋。おしゃれな外観です。

7/25 8:48

池山小屋内部です。無人。

7/25 8:44

池山小屋の前にも水場がありました。前日に通過した分岐の水場よりも、こちらのほうが土気が少なくておいしく感じました。

7/25 9:02

池山小屋から刈り払いされた登山道を10分あまりゆるゆる上ると池山頂上です。谷の向こうは千畳敷。あとは整備された登山道を延々歩いて登山口に戻ります。

撮影機器：

PowerShot G9 X Mark II CANON

感想

江波山のたぬき

担いで上がる水を減らす方法を、下山後つらつら考えました…(菅の台からの日帰り往復ができる人は別として)
●池山小屋に前泊して、標高差1,100mを日帰り往復する。結構立派な作りの小屋です。
●空木平の沢水を使う。要煮沸？ガスが多めに要るかも。。
●行動分の水だけ持って、木曽殿越か檜尾の営業小屋まで一日で歩き切る。縦走前提なので要ヘルメットですが、実際にはこのパターンの方がかなりおられたように思います。