北岳
![情報量の目安: A](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_A2.png)
- GPS
- 08:23
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,915m
- 下り
- 1,897m
コースタイム
- 山行
- 6:39
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 8:20
天候 | 曇のち雨、強風、霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
芦安〜広河原は乗合タクシー利用1500円/片道 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雨の影響でぬかるみ、岩や木の根が滑る。 小太郎尾根分岐〜北岳は、西風で暴風だった。 |
その他周辺情報 | 肩の小屋営業中(改装中だが食堂利用可) 北岳山荘はテント泊のみ可能(山荘改装中) |
写真
感想
北岳へ行きました🙂
連休も終わりかけ、テント泊登山に行っておこうと思い、割と近い北岳へ。芦安駐車場で車中泊し、朝5時に乗合タクシーで広河原へ。タクシーを降りると川の音と風の音。スタートから風が強い。最初は樹林帯を進むが、森の中を風が入り交じる。上の方は凄い事になってるんだろうと想像しながらモクモクと急登を進む。
白根御池小屋ではCCレモンをガブ飲みしてエネルギー補給。御池を眺めてから分岐を右方向へ。尾根への最短ルートだが、結構な急登が続く。ここらで雨がしっかり降り始めたのでレインウェアを着たが、少しづつ体が冷えていくのが分かった。
小太郎尾根へ出ると西から強風が吹いていた。凄く寒い。体感は氷点下。徐々に右手の感覚が無くなっていく。ガスで風景も見ることが出来ない。とりあえず肩の小屋に避難しようと思い、先を急いだ。スグにメガネに水滴が付着して視界が悪くなる。尾根沿いはガレ場が多いので慎重に進んだ。
無事、肩の小屋に到着。ザックをデポして食堂へ。とりあえず温まりたかったのでカレーライスとおでんを注文。冷えた体にはどちらもとても美味しかった。
体も温まったので北岳へ向かった。外は相変わらずの強風。そんな中、岩場を進む。時折、体を煽られるのでしっかりと足場を確かめながら進んだ。山頂からの眺望はゼロ。幸い、山頂の広場は東側の斜面寄りだったので一息つく。記念撮影を済ませて北岳山荘方面へ進んだ。
北岳を下山途中、コル状の箇所を通過しようとしたとき、とてつもない暴風が横から吹き荒んだ。とっさに耐風姿勢を取るも、体が流されてしまう。しゃがみながら地面を掴んで通過しようにも、進行方向が風上なので全く進めない。命の危険を感じたので撤退を決意。北岳山頂に引き返し、肩の小屋まで下りた。
翌日の天気も芳しくなかったが、間ノ岳まで縦走したかったので肩の小屋のテン場でキャンプをしようと思い、テン場の様子を見に行った。東側の斜面なので風は全く無かったが、あまり平坦な場所が無かった。テントは二張しかなかったので、そもそも平坦な場所が少ないのだろう。どうするか決めかねている時、ふと時計に目を落とすと昼の12時。まだバスに間に合う時間。雨もかなり降っていたので下山することにした。
終バスまでは時間に余裕はあったが、帰ると決めたら少しでも早く帰りたくなってしまった。つい先程登ってきた急坂を、転ばないようにスタスタ降りた。白根御池小屋でコーラを補給し一服。最後の一踏ん張りで樹林帯を通過して吊り橋が見えたときはホッとした。
14時発芦安行きバスは既に出発してしまったので、乗合タクシーで芦安まで戻った。同乗者の中に行き先を間違えて乗車してしまった方が居た。芦安駐車場に到着して間違いに気付いたようだった。行き先には注意しなきゃダメだね😅
天候に恵まれず、予定してたテント泊と間ノ岳縦走は出来ませんでしたが、引き返す判断を自身に下せた事は大きな一歩だと思いました。テン泊装備を無駄に担いだ結果となりましたが、汚れずに済んだと前向きに捉えています。
次回は白峰三山縦走で間ノ岳に行こうと思います🙂
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する