南蔵王縦走 刈田峠〜杉ヶ峰〜屏風岳〜不忘山
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- GPS
- 08:10
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 513m
- 下り
- 1,251m
天候 | 標高の高いところは雲の中、麓は快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
不忘山から白石スキー場への降りはぬかるんでいて体力より気疲れします。 稜線上は風が強かった。 |
写真
感想
県北にある私の職場の2階からは冬場天気が良いと、七ツ森を前景に真っ白な蔵王連峰の山々を見ることが出来ます。
その山々が烏帽子岳と馬の神岳を手前に東の不忘山から屏風岳、杉ヶ峰、刈田峠を挟んで刈田岳から熊野岳に至る蔵王連峰であることを知ったのは昨年の冬のことでした。
その時から久恋のというには大げさですが、憧れの南蔵王連峰を縦走することが出来ました。
前日はあいにくのガスと暴風の刈田峠でしたが、今日はガスっているものの風は気になりません。
ぼちぼち準備して出発します。
歩き始めてすぐにミツバオウレン、ムラサキヤシオ、ツマトリソウ、イワカガミ、シャクナゲ、チングルマが出迎えてくれました。
流石に花の名峰が連なる南蔵王の稜線歩き。これから先の道も楽しみです。
杉ヶ峰を過ぎるとまだ雪が残っている箇所もありますが問題ありません。
芝草平までくるとアズマシャクナゲが淡いピンクの花を咲かせていました。
途中、足元に割と大きなカタツムリが。うっかり踏みつけてしまいそうでしたよ。
後から調べてみるとヒダリマキマイマイのようです。
この辺はヒダリマキが多いのでしょうか?
烏帽子岳への道を左に分けて進むと何となくガスが薄くなってきたようで、時々雪が残る山肌が見えるようになってきました。
屏風岳は宮城県の最高峰。
ガスで展望はありませんが、記念に写真を撮り先を急ぎます。
突然目の前に水引入道と馬の神岳が。
そして振り返ると烏帽子岳。少しずつガスが薄くなってきたようです。
いい感じの尾根歩きになってきましたが、逆に風をまともに受けてしまって帽子が飛ばされそうです。
シャクナゲ、ミツバオウレン、ミネズオウ、そして所々にチングルマを見て南屏風へ。
時折の暴風に足を止められながら、ピークを越え不忘山へ。
風は強いが逆にガスは晴れ、不忘山の山容がはっきりとわかります。
尾根には沢山の人が見え、南へ目を向ければ長老湖。
ユキワリコザクラ、ハクサンイチゲを初めて見て、少々興奮しながら進みます。
後を振り返ると屏風岳の山肌にちょっと崩れた日本地図の雪形が。
タイミングが合えばもっとはっきりした地図に見えるはず。
シラネアオイ、ミヤマオダマキ、ユキワリコザクラに励まされ足を止められながら不忘山山頂へ到着。
ちょっと降りて風をしのげる場所を確保して休憩します。
このころにはガスも晴れてきてカエル岩を見下ろし、川原子ダム、長老湖など眺めながらの昼食タイムとなりました。
さて、腹もふくれたので名残惜しいですが山頂を後に。
ここからは白石スキー場まで長〜い下りが待っています。
これがまた大変な道でした。
道は粘土質で深くえぐれ、どこに足を置いてもツルツルかグチャグチャ。
何度か転びながら、やっとこさゲレンデまで降りてきました。
なんとコースタイムの倍の時間が掛かってしまい、体力よりも精神的にダメージの大きい下り道でした。
それでもウラジロヨウラク、サラサドウダン、ムラサキヤシオの花たちに励まされ最後まで楽しむことが出来ました。
また、時期を変えて歩いてみたいです。
こんにちは
蔵王の麓に住んで,いつも見上げています。今週末,のんびり花を見に行こうかなと思っています。芝草平のチングルマがメインなのですが,まだ早いようですね。
紅葉の蔵王にもおいでくださいませ!私のおすすめは水引入道からの360の眺めです。
furattoさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
初めての南蔵王でしたが、花の山を満喫できました。
お勧めの水引入道、リストに加えておきます!
ありがとうございまいた
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