京都北山 金比羅山、翠黛山、焼杉山、天ヶ岳
- GPS
- 08:08
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,202m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
京都北山は京都の街のすぐ裏から日本海まで広がって広がっていて、主な山を登るだけでも10年や20年はかかると言われた。今回は北山入門コースを歩いた。暑い時期を避けて、晩秋か初冬に計画する予定であったが、9月上旬の残暑の時期に実施した。案の定めちゃくちゃ暑かった。曇り空で雨が降らないことを願って家を出たが、晴れ男さんのお陰で快晴であった。
出町柳の大原行きのバス停には、短パン・Tシャツの体力のありそうな男性がおられた。てっきりトレランをされるのかと思ったら、体験参加されるT口さんであった。大原の長閑な風景を通過し、趣のある江文神社境内の横の登山道から登る。そこがロックククライミングゲレンデに通じる道だ。お天気がいいのでクライマーがたくさんいるかと思いきや、出会ったのは4〜5名の1パーティのみ。結局、鞍馬まで他には誰も会わず、ヒル1匹がT口さんにくっついていただけであった。
湿度が高く登り始めるとじわじわと汗が吹き出した。陽が当たらないのだろう、杉林の登山道は濡れておりマムシもいた。歩きやすい登山道ではないが岩場もあり楽しめる。途中、風が通る場所もあった。山頂は展望はないが古い祠があった。山頂付近の巨大な岩には神様が祀られているのだろうか、文字が刻まれた石塔があり、そこから少し歩くとハングル文字で書かれたような石塔もあり、眺めがよかった。ハングル文字ではなく、“あひる文字”でアメノミナヌシオオカミ(天御中主大神)」と表記されているようだ。
翠黛山山頂も展望はなかった。この山が平家物語に登場することが簡単に山頂の表示板に明記されていた。次の焼杉山を目指す。焼杉山は大して高くはないが、登っては下るアップダウが続くため遠い。焼杉山山頂も展望はない。私たちの他には誰もおらず、静かな山に篠笛の音色が響く。
焼杉山から天ヶ岳まで行くのに、分岐まで戻ると遠回りになるため、GPSで確認しながら地図にない道をショートカットした。天ヶ岳まで道は若干アップダウンはあるが歩きやすい。しかし風がなく暑くてヘロヘロだ。天ヶ岳山頂近くには“迷”の表示があった。山頂はすぐそこなのに喋っていたら通り過ぎそうになり、後ろから「ストップ」の声がかかる。展望はないが山頂は開けており、天ヶ岳まで歩けた達成感を感じることができた。
鞍馬まで約2時間。まだまだ明るいが日が暮れるまでに鞍馬に下山したいところだ。鞍馬まで樹林の程よい傾斜の道で歩きやすい。時折吹き抜ける爽やかな山風と、木陰からの日差しが気持ちがよく、珍しいきのこが目を楽しませてくれる。ただ、この道を登るのは展望がなく淡々とした登りなのでしんどいだろう。16:00過ぎに鞍馬駅に到着。
低山だが残暑厳しい中でのハードな山行であった。どの山でも展望は殆どなく、人に会うこともなく、静かな山歩きだった。と言いたいところだが、明るいT口さんのお陰でとても楽しい山行となった(^^)
好きな雰囲気だったので、違う時期にまた歩いてみたいと思った。
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