伊那佐山〜井足岳
- GPS
- 04:02
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 527m
- 下り
- 539m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
●帰り= 榛原 13:57 |
写真
感想
かずー氏は稲村ヶ岳をご所望ということで、10メートル以上の風の予報が出ている稲村は穏やかな予報が出ている来週に回し、今週はひとりでどこかへ行くことにした。仕事の手を止め長い時間考えるが、手軽に行けるところで行きたい山が浮かばぬ。一旦はやめようかとも考えたが、以前 papiさんが行っておられて興味を持った榛原の伊那佐山 (+難波で用事) を思いついた。
神話・古代を思わせる山名と山頂に神社が鎮座することに興味津々。ついでにキリシタン大名として有名な高山右近の父 高山友照 (飛騨守) ゆかりの沢城址。
道標が丁寧に付けられていて迷うことがない。ただし城址の道は「伊那佐山へ」の道標に従っていく道とは別で、遠回りせねばならなかった。しかし「伊那佐山へ」の道は参詣道。丁石や道標など信仰のための石の建造物が残っていて興味深く、この道で正解だった。
伊那佐山 (636.9m) は山頂に都賀那岐 (つがなぎ) 神社が鎮座。「式内社」というから「延喜式」成立の927年以前の創建ということになる。干ばつの時に降雨を祈っていたとのことだ。山路岳とも呼ばれる。
「日本書紀」神武天皇即位前紀では「楯並めて伊那瑳の山の木の間ゆもい行き目守らひ戦へば我はや飢ぬ嶋つ鳥鵜飼が徒今助け来ね」と謡われており、「伊那瑳の山」とはここのことと考えられているとのこと。
北へ縦走。小さなアップダウンの尾根道歩き。ほとんど植林帯で展望はないが、私は嫌いではない。この道も道標が丁寧に設置されている。
秋になり快適だ。羽虫に襲われなくなったのも嬉しい。ただし蜘蛛の巣は営業中。時々引っかかった。
ヤマレコの地図に記載がある478.7mピークの「西谷」を目指していたが、三角点、山頂表示もないようで、ひょっこりと井足岳 (いたりだけ) に到着。
井足岳は小さな平地になっており、粗末な木製ベンチあり。久しぶりにバーナーを使い インスタントうどんを食べた。
ここから下山路は左手への「榛原駅への近道」とまっすぐの「船尾」の道がある。
一旦「近道」を下りかけたが「船尾」に変えた。予定していた道 (ヤマレコのらくルート機能で示されるルート) はこれでよかったようだ。急坂を下り、左折して巻き道を進み、浅瀬を渡る。なお井足岳からの道にはほとんど道標がない。
やがて川沿いの道となり、集落に出る。榛原駅への道中にある墨坂神社に寄って参拝。
神武天皇の東征の際 合戦がおこなわれた墨坂の地に祀られていた社をこの地に移したものとのこと。また猛威を振るった大和の疫病を鎮めるため、第十代 崇神天皇が墨坂の神と逢坂の神を祀ったともされるとのこと。
小銭が1円しかなく わずかなお賽銭になってしまったことは残念だった。
コメント
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私は逆ルートで駅スタートでしたが、沢城址、高山右近の像はべつに遠回りまでして行かなくてよかったなぁと思いました。
次に行くときは、MOZARTさんが歩かれた石標や鳥居のあるところを歩きたいです。
船尾集落の一番奥の民家の黒柴ちゃんに吠えられましたか?
「一番奥の民家のすごい吠える犬」て有名?みたいです。
わたしもめっちゃ吠えられました。
こんな善良なおばちゃんハイカーやのに、あんなに吠えんでも(^^;て感じでした。
忘れていましたが、城山まで足を延ばされていたんですね。私も次行く時はpapiさんのコースで行きたいところです。
ところでやはりpapiさんも黒柴に吠えられたんですね。見えないところまで離れてもまだ吠えてました。山にこだまするのを楽しんでいるのかなとも思いましたよ。心の中で「バカ犬が〜!」とののしってました 犬は柴が一番好きなんですけどね。
来週、稲村ヶ岳のレポ楽しみにしてまっせ。
ところで来週水木、雨は降らなさそうやけど、気温が朝方5度以下になりそうなうえ、風速9mとか風が強くそうなんでビビってます。ふくぞうならどうする?
5℃か〜 寒そう。いくことを前提にテントシューズ、シュラフカバー、あとナルゲンで湯たんぽ作るくらいかなあ。小屋泊まりなら風は大丈夫そうやけど、行程は状況見ながらの判断になるやろね。
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