藪漕ぎの日帰りソロ銀山平⇔皇海山
- GPS
- 15:29
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 3,147m
- 下り
- 3,151m
コースタイム
4:40 一の鳥居
5:50 猿田彦神社跡
6:00 庚申山荘
7:10 庚申山
7:30 御岳山
9:20 鋸山
9:55 不動沢のコル
10:40 皇海山
12:50 鋸山
13:45 六林班峠
16:20 庚申山荘
18:50 銀山平
合計時間 15時間20分
天候 | 曇り→晴れ 微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
銀山平 〜 一の鳥居 途中までアスファルト。あとは砂利道。落石多し 一の鳥居 〜 庚申山荘 整備された登山道 庚申山荘 〜 鋸山 魅力的な藪漕ぎの登場です^^; 庚申山から駒掛山まではルートが曖昧 なぜか虫たちがたくさん・・・。 特にスズメバチ、ハエが多い。肌を露出しないのは勿論、顔用の防虫ネットがあると本当に快適になると思います(実際、ネットを装着していた方いました) 鋸山 〜 皇海山 鋸山からは急坂です。そこを過ぎれば比較的平坦鋸山山頂はトンボがすごい。 鋸山 〜 六林班峠 ほぼ藪漕ぎ。藪の高さは胸くらいある所もある。倒木あり。 踏み跡残っているので道迷いの心配なし 六林班峠 〜 庚申山荘 本当に歩きづらい。 斜面を横に藪漕ぎしていくので右足を谷側へ踏み外すと最悪、滑落する恐れがあります。 7,8箇所の沢渡りがあります。 沢渡りのたびに下って、沢を超えて登って行かねばなりません。 国民宿舎かじか荘にて入浴 20:00まで入浴可能 610円 スリッパ共同なので不衛生を感じます |
写真
感想
いつか行こうと考えていた皇海山。
オフロードバイクをレンタルして不動沢から行くのも面白そうだなと考えていた皇海山。
よしっ!
皇海山へ行こう!!
銀山平から(笑
ということで皇海山へ登ってきました^^;
真っ暗のなかこの日の為に購入したBDのスポットで林道を照らしスタートします。
初めてのナイトハイクと前日にyoutubeで熊の動画を見てしまったので、ドキドキしながら歩きます。
歩きはじめてすぐホントに怖くなってきたので、熊鈴をザックからはずし手で積極的に鳴らします。
猿田神社跡でカモシカと遭遇しました。気づかれないように近づこうとしたら熊鈴が鳴ってしまい逃げられてしまいました(-_-)
庚申山荘で小休憩。山荘に宿泊されたご婦人と情報交換。前日鋸山まで行かれたとのこと。ススメバチが多いから気を付けてとアドバイスをいただいた。
歩きだしてやけに平坦な道だなと思い、またまたこの日の為に購入した「山と高原地図」アプリのGPSで確認するとなんと六林班峠のルートを歩いていた。
道を引き返し山荘でご婦人と再会(笑
恥ずかしいので急ぐ急ぐ
庚申山を過ぎたあたりでふくらはぎにチクっ!と痛みが・・・
アブ?タイツの上から刺されたようだ。庚申山から蔵王岳にかけては特に虫が多いので雨具を着用した。
この区間の間は「ブーン ブーン」と体の周りを飛ぶハチしらきものが絶えず居て、嫌気が差して走ることにしたがおかげで道は間違えるわ倒木で転倒するわでいいことなし。GPSのジグザグがひどいところ
テンションが下がって急激にやる気ゼロモードへ・・・
ですが蔵王岳の手前で人がいたっ!スタートから5時間自分以外登山してる方がいなかったので一安心。
男性2人組の方々が道を譲ってくださり、先に行きます^^;
鋸山から不動沢コルへ向かう急坂で本日3人目の登山者と遭遇。皇海橋から上って皇海山にはもう行かれたとのこと。
不動沢コルから皇海山までは多くのと言っても30人の登山者と会った。そのうち15人ほどは団体さんでした。
皇海山山頂手前で前を登られるご夫婦に声をかけた。皇海橋からだったので地図に記されていた不動沢コルを降りたところにあるだろう水場のことを聞いてみたが、急坂を降りることになるので断念。
飲料水2.5L+カップラーメンとコーヒー用の水500mLを持参したが、飲料水のほうが残り500mLしかない。帰りの六林班峠を越えた水場まで地図上170分くらい・・・湯沸し用の水を使わずに非常食のソイジョイ3本で昼食を我慢することも考えたが食欲には勝てず。。。
出発して7時間、なんとか皇海山に無事到着。12時までに山頂を出発できなかったら庚申山荘に宿泊することも考えていましたが大丈夫そうです。あとは飲み水の問題です。
昼食を兼ねた大休憩を終え出発しようとしたところに、蔵王岳手前で会った男性二人組が登って来られました。
話をしてみるとなんと自分の30分前に銀山平を出発したそうな!
帰りのルートはピストンでまた鋸11峰越えをしていくとこのこと。六林班峠経由ならご一緒させてもらおうかと思ってましたが、これは残念。
下山を開始。日差しがきつくなってきました。
庚申山と六林班峠の分岐で上着も雨具にしました。藪こぎ対策
この六林班峠へ向かう区間が一番緊張しました。ほかの区間よりも笹藪が高い、踏み跡が薄いそして今日はもう自分以外誰も通らないと思ったからです。実際誰にも会いませんでした。
上下雨具で笹藪を漕いで行きます。木や枝の目印を確認しつつ、足元の倒木にも注意を払いながら。
ですが六林班峠へ向かう途中で遂に水が空に・・・
笹藪に自分の鈴の音だけが響きます。
頭がクラクラしはじめたところに庚申山荘への分岐標識が(^o^)
斜面の藪を漕いで行くと水の音が聞こえてきました。水を補充し一安心。
この後、4か所くらい沢を渡るときに水を汲みました。
このあたりから足が痛くなり、転倒もしました。ペースはだいぶ遅くなりもう山荘につければいいやと思いながら歩きます。
猿と遭遇しましたが鈴の音を聞いてすぐ逃げてしまいました。
4半頃に庚申山荘に着いたーけど水がもうない。下山したいけど補充せねば・・・山荘から庚申山へ向かっていく登山道を登っていくと水場がありました(山荘もここから引いてます。沢の水を汲んで飲んできましたがここが一番おいしく感じました。冷たいからかな^^;
あとは気力だけで頑張りました。
林道を超スローペースで歩いていると車の排気音が・・・
なんとパトカーが!
警察官「一の鳥居からの林道で足を引きずった人もしくはケガをされてた人はいませんでしたか?」と聞かれたので誰にも会いませんでしたと応答。するとパトカーそのまま登って行きました。
18:50登山道のゲート到着。もう歩けん!とばかりに地べたに座りこむ。そこに先ほどの警察官が戻ってきた。
どうやら足尾交番に一の鳥居から足を引きずった人がいると駆け込んできた登山者がいたそうです。
見つからなかったので自力で無事下山したのでは?
警察官と談笑しかじか荘の温泉で疲れを癒して安全運転で帰ってくださいとありがたいお言葉。
夏休みとあってかかじか荘は混んでいました。風呂上りのビール!と行きたいとこですがファンタ(350mL 160円)で我慢です(泣
本当にいろんなことがあった15時間でした。
出だし早々デジカメのSDカードを忘れすべてスマホで写真を撮るはめになったり
アブに刺されるわ、道は間違えるわ、見失うわ、転ぶわ、
水が足らなくなったり(←自分が悪い)
もう人生で一日にこれだけ歩くこともないでしょう。
1日たった今は全身が痛く、脛の打撲と笹の跡が見られます。
一週間前に同じルートで皇海山に登り、コメント欄で知り合ったsary1です。
かなりキツい山行だったと思いますが、無事、下山できて何よりです。
このコースは本当にオススメできないコースですよね(笑)
sary1さんこんばんわ。
ほんとそうですね(笑
下山時、鋸山から銀山平駐車場まで人と会ったのは警察官一人だけ。
「山と高原地図」アプリが役に立ちました^^;
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