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Yamareco

記録ID: 485985
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

晴天のペテガリ岳(往復35kmの遥かなる山。マダニ、いまだに〜!)

2014年07月20日(日) ~ 2014年07月22日(火)
 - 拍手
nyororo その他1人
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
15:39
距離
34.2km
登り
3,067m
下り
3,078m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
2:46
休憩
0:00
合計
2:46
14:23
166
スタート地点
2日目
山行
9:10
休憩
0:52
合計
10:02
5:06
319
10:25
11:17
231
3日目
山行
2:46
休憩
0:00
合計
2:46
6:36
166
9:22
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
浦河荻伏交差点からひたすら直進。一時間ほど林道を走り神威山荘着。
ゲートからダート(約20km)になるが普通車でも問題ない。神威山荘から500mほど戻った地点にペテガリ分岐の看板あり。その道路脇に駐車可。
その他周辺情報 道の駅みついし。温泉、食事処、キャンプ場あり。
神威岳を登り終え、そのままペテガリ山荘を目指す。神威山荘から500mほど戻ったところがペテガリへのスタート地点。
2014年07月28日 19:52撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/28 19:52
神威岳を登り終え、そのままペテガリ山荘を目指す。神威山荘から500mほど戻ったところがペテガリへのスタート地点。
すぐに沢になる。
2014年07月20日 14:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/20 14:24
すぐに沢になる。
一名地下足袋。
2014年07月20日 14:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/20 14:24
一名地下足袋。
もう一名は沢靴。
3
もう一名は沢靴。
クマ対策1鈴2笛3ラジオは普段も標準装備。
今回はさらにヒグマ対策その4、クマスプレー持参。飛距離約10m。
2014年07月20日 14:25撮影 by  DSC-TX30, SONY
7
7/20 14:25
クマ対策1鈴2笛3ラジオは普段も標準装備。
今回はさらにヒグマ対策その4、クマスプレー持参。飛距離約10m。
さらにヒグマ対策その5、ナタ。これ使う時の距離って・・・。
2014年07月20日 14:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
7
7/20 14:24
さらにヒグマ対策その5、ナタ。これ使う時の距離って・・・。
しばらく行くと右手に滝。この滝の左にロープあり。
2014年07月20日 14:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/20 14:58
しばらく行くと右手に滝。この滝の左にロープあり。
ペテガリに向かう時に迷う人が多いポイント。二俣の沢は右に進みます(ピンクテープあり)。
2014年07月22日 08:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/22 8:28
ペテガリに向かう時に迷う人が多いポイント。二俣の沢は右に進みます(ピンクテープあり)。
左の沢(写真右)やその左の尾根(写真左)を登る人が多いそうです。間違う人の踏み跡で、正規のルートに見えますがここを登ると笹藪に突入し引き返す人が多いそうです。が、そのまま突破する人もいるそうです。
2014年07月22日 08:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 8:28
左の沢(写真右)やその左の尾根(写真左)を登る人が多いそうです。間違う人の踏み跡で、正規のルートに見えますがここを登ると笹藪に突入し引き返す人が多いそうです。が、そのまま突破する人もいるそうです。
倒木を乗り越える。峠が見えてきた。
2014年07月20日 15:24撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/20 15:24
倒木を乗り越える。峠が見えてきた。
峠からはまず急坂をロープで下る。
2014年07月20日 15:36撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/20 15:36
峠からはまず急坂をロープで下る。
沢に沿って20分ほど下ると、広々とした草原に出た。
2014年07月20日 15:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/20 15:58
沢に沿って20分ほど下ると、広々とした草原に出た。
ここから長い林道歩きの始まり。だらだらと下り道。
2014年07月20日 16:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/20 16:00
ここから長い林道歩きの始まり。だらだらと下り道。
鹿が様子をうかがっている。気付かないだけで、ヒグマ君もどこかで様子をうかがっているのかも・・・。
2014年07月20日 17:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/20 17:00
鹿が様子をうかがっている。気付かないだけで、ヒグマ君もどこかで様子をうかがっているのかも・・・。
ペテガリ橋を渡ってさらに5分ほどでペテガリ山荘到着。
神威岳から引き続きなので、けっこうヘロヘロです。
頑張って背負ってきたビールの出番!
2014年07月20日 17:09撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/20 17:09
ペテガリ橋を渡ってさらに5分ほどでペテガリ山荘到着。
神威岳から引き続きなので、けっこうヘロヘロです。
頑張って背負ってきたビールの出番!
地元山岳会の方に誘っていただき、ランタンを囲んでの宴会。
手料理やワインをごちそうに。遥かな山の山小屋の夜、いいんだなあ、これが。
2014年07月20日 19:11撮影 by  DSC-TX30, SONY
6
7/20 19:11
地元山岳会の方に誘っていただき、ランタンを囲んでの宴会。
手料理やワインをごちそうに。遥かな山の山小屋の夜、いいんだなあ、これが。
翌日5時ごろ出発。スタートしてすぐにショートカット道を選んだために笹藪こぎ。沢を最後まで進めばちゃんとした登山道があったのに。その登山道も750m位からは笹こぎ道になります。
2014年07月21日 05:06撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/21 5:06
翌日5時ごろ出発。スタートしてすぐにショートカット道を選んだために笹藪こぎ。沢を最後まで進めばちゃんとした登山道があったのに。その登山道も750m位からは笹こぎ道になります。
1050m峰から見る1293峰。
2014年07月21日 06:37撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/21 6:37
1050m峰から見る1293峰。
1050から30mほど下ってから200m登り返す。この登りは最後の500mの登りに次いで急だった。
2014年07月21日 06:45撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 6:45
1050から30mほど下ってから200m登り返す。この登りは最後の500mの登りに次いで急だった。
浦河の海が見えた!
2014年07月21日 07:52撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 7:52
浦河の海が見えた!
1293峰からは、アップダウンはあるものの快適な尾根歩きが楽しめる。目指すペテガリ(写真奥)はまだ遥か。
2014年07月21日 07:57撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/21 7:57
1293峰からは、アップダウンはあるものの快適な尾根歩きが楽しめる。目指すペテガリ(写真奥)はまだ遥か。
1300m峰からのペテガリ。ここから一度150mほど下ってから500mの急登が待っている。
2014年07月21日 08:40撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 8:40
1300m峰からのペテガリ。ここから一度150mほど下ってから500mの急登が待っている。
最低コル。さあここからあと500m登ろう。
2014年07月28日 19:59撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/28 19:59
最低コル。さあここからあと500m登ろう。
最初の200mは背丈ほどの笹をかき分けながらの登り。笹ダニなんか気にしていたら登れません。
2014年07月21日 09:39撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 9:39
最初の200mは背丈ほどの笹をかき分けながらの登り。笹ダニなんか気にしていたら登れません。
しだいにハイマツが現れる。
2014年07月21日 09:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/21 9:42
しだいにハイマツが現れる。
ハイマツ帯になれば道は徐々に歩きやすくなる。
2014年07月21日 10:06撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 10:06
ハイマツ帯になれば道は徐々に歩きやすくなる。
ニセピークが何度か現れる。
2014年07月21日 10:11撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 10:11
ニセピークが何度か現れる。
ダムがはっきりと見えます。
2014年07月21日 10:15撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 10:15
ダムがはっきりと見えます。
今度こそ山頂か?
2014年07月21日 10:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/21 10:16
今度こそ山頂か?
あと少し、ガンバ!
2014年07月21日 10:18撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 10:18
あと少し、ガンバ!
遥かなるペテガリ岳に到着。
湧き上がる雲がすてきな景色をプレゼントしてくれました。
2014年07月21日 10:26撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 10:26
遥かなるペテガリ岳に到着。
湧き上がる雲がすてきな景色をプレゼントしてくれました。
テントスペースあります。
2014年07月21日 11:12撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
7/21 11:12
テントスペースあります。
ポンヤオロマップ岳方面の鋭い稜線が美しい。
2014年07月21日 11:15撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/21 11:15
ポンヤオロマップ岳方面の鋭い稜線が美しい。
唯一あった色のついた花。
2014年07月21日 11:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 11:16
唯一あった色のついた花。
ルベツネ山方向。日高の山はどの山も奥が深くて登り応えがありそうです。こんな晴天なのに今日の登山者は私たちだけ。1時間近く山頂を満喫。さて、ここからの登りかえしつつの下山がまた長い。
2014年07月21日 11:21撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 11:21
ルベツネ山方向。日高の山はどの山も奥が深くて登り応えがありそうです。こんな晴天なのに今日の登山者は私たちだけ。1時間近く山頂を満喫。さて、ここからの登りかえしつつの下山がまた長い。
500mの急坂は笹をロープ代わりに。笹ロープは登りでも下りでも役立ちました。笹ダニなんか気にしていたら登れません。
2014年07月21日 11:46撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 11:46
500mの急坂は笹をロープ代わりに。笹ロープは登りでも下りでも役立ちました。笹ダニなんか気にしていたら登れません。
さて、その笹ダニ君。緑でないので山ダニ(マダ二)ですね。
2014年07月21日 12:18撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 12:18
さて、その笹ダニ君。緑でないので山ダニ(マダ二)ですね。
少ないけれど花もありました。
2014年07月21日 13:00撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 13:00
少ないけれど花もありました。
こちらこそ少ないとよいのだけれど・・・。
2014年07月21日 13:23撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 13:23
こちらこそ少ないとよいのだけれど・・・。
まあ、ここを行くわけですから。
2014年07月21日 13:55撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 13:55
まあ、ここを行くわけですから。
気がつけば付いてます。もはや愛着が。だってよく見るとかわいいじゃないですか。すぐに刺したりしないので、払えば済みます。白い長そではすぐに気がつくことができ、お薦めです。
2014年07月21日 14:10撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
7/21 14:10
気がつけば付いてます。もはや愛着が。だってよく見るとかわいいじゃないですか。すぐに刺したりしないので、払えば済みます。白い長そではすぐに気がつくことができ、お薦めです。
最後の下りで1mほどのヘビ君にもお会いしました。よ〜く見ると写ってます。
2014年07月28日 20:04撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/28 20:04
最後の下りで1mほどのヘビ君にもお会いしました。よ〜く見ると写ってます。
下山はショートカットコースを使わず、ちゃんとした登山道で沢まで下りました。
2014年07月21日 15:01撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/21 15:01
下山はショートカットコースを使わず、ちゃんとした登山道で沢まで下りました。
ペテガリ山荘到着。登り5時間19分。下り3時間51分。たっぷりと日高の山歩きができました。
2014年07月21日 15:08撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/21 15:08
ペテガリ山荘到着。登り5時間19分。下り3時間51分。たっぷりと日高の山歩きができました。
「入山」ではなく「入林」です。
2014年07月21日 15:57撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/21 15:57
「入山」ではなく「入林」です。
ここは、北海道では「林」なのか・・・
恐れ入りました。
2014年07月21日 15:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
4
7/21 15:58
ここは、北海道では「林」なのか・・・
恐れ入りました。
とっても快適なペテガリ山荘。協力金500円です。
2014年07月22日 06:27撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/22 6:27
とっても快適なペテガリ山荘。協力金500円です。
台所。水があるのがありがたいです。この水で冷やしたビール、おいしかった〜。
2014年07月22日 06:28撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/22 6:28
台所。水があるのがありがたいです。この水で冷やしたビール、おいしかった〜。
炊事場まであります。でもここでアブの攻撃を受け数か所やられましたが。
2014年07月22日 06:30撮影 by  DSC-TX30, SONY
7/22 6:30
炊事場まであります。でもここでアブの攻撃を受け数か所やられましたが。
最終日は峠越えのみ。長い林道ですが荷物も軽くなって楽勝です。なにしろビール&ワインをすべて飲んだので。
2014年07月22日 06:42撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/22 6:42
最終日は峠越えのみ。長い林道ですが荷物も軽くなって楽勝です。なにしろビール&ワインをすべて飲んだので。
約4km歩いてここで林道終わり。沢に入ります。
2014年07月22日 07:32撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 7:32
約4km歩いてここで林道終わり。沢に入ります。
看板が何か所もありました。
2014年07月22日 07:41撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 7:41
看板が何か所もありました。
草原を抜けて沢の登りへ。
2014年07月22日 07:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 7:44
草原を抜けて沢の登りへ。
峠まではほんの200mの登りです。
2014年07月22日 07:58撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 7:58
峠まではほんの200mの登りです。
峠直前の急坂にはロープ有。
2014年07月22日 08:07撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 8:07
峠直前の急坂にはロープ有。
峠です。ここで沢靴に履き替えました。
2014年07月22日 08:10撮影 by  DSC-TX30, SONY
1
7/22 8:10
峠です。ここで沢靴に履き替えました。
笹の葉アート。芸術です。笹ダニ君の作品かと思いましたが、蛾の仲間ホソハマキモドキガの幼虫の作品だそうです。
2014年07月22日 08:19撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/22 8:19
笹の葉アート。芸術です。笹ダニ君の作品かと思いましたが、蛾の仲間ホソハマキモドキガの幼虫の作品だそうです。
峠越えは両側にロープ有。
2014年07月22日 08:22撮影 by  DSC-TX30, SONY
2
7/22 8:22
峠越えは両側にロープ有。
上から見た滝。
2014年07月22日 08:44撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/22 8:44
上から見た滝。
最後の沢を渡ればゴールです。
2014年07月22日 09:16撮影 by  DSC-TX30, SONY
3
7/22 9:16
最後の沢を渡ればゴールです。
車に戻りました。山ダニチェックをして荷物を積んだのに、翌日車の中でマダニ発見!マダニ、いまだに〜
2014年07月22日 09:20撮影 by  DSC-TX30, SONY
5
7/22 9:20
車に戻りました。山ダニチェックをして荷物を積んだのに、翌日車の中でマダニ発見!マダニ、いまだに〜
浦河の道の駅「みついし」。海を見ながらの露天風呂とサウナがお薦めです。そして北海道遠征は、次の狩場山へ続く。
2014年07月22日 14:08撮影 by  DSC-TX30, SONY
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7/22 14:08
浦河の道の駅「みついし」。海を見ながらの露天風呂とサウナがお薦めです。そして北海道遠征は、次の狩場山へ続く。

感想

今までは神威山荘手前約10kmのゲートから通行止めとのことで、そこから4日分の食料を背負って歩く覚悟でいた。すると出発ひと月前に朗報が!今年はゲートが開き、神威山荘まで車で入れるという。
重い荷物を背負って往復20kmを歩かずに済むことになるなんて、何とありがたい!
北海道300名山もあと残り5山。今回はこれを一気に登る山旅です。

神威岳の帰り、結構ヘロヘロになりながら考えていた。今日は林道20kmを車で戻り、道の駅みついしの温泉で休養するか、それとも今日のうちにペテガリ山荘まであと3時間一気に登るか。
一度は、温泉の誘惑に決定しかけたが、神威山荘にいた単独の男性の「この時間ならこのまま沢靴を脱がないでこの勢いで行った方がいいですよ。明日は今日より晴れますよ。」の言葉に背中を押され、ペテガリ山荘行きを決定。3日分の食料、ガス、寝袋、ビール、ワイン、登山靴その他もろもろをザックに詰めて出発。
おかげで翌日は晴天の中、遥かなるペテガリ岳を満喫できました。

神威山荘からの峠越えコースは、沢の分岐点で間違える人が多い。よく見ると右の沢にピンクテープがあるが、多くの人が間違えるので左の沢や左の尾根にあたかも正規ルートのごとく踏み跡が付いているので注意。
林道まで出れば、あとは黙々と歩くのみ。

山荘には、この日ペテガリを目指した登山者が何組かいました。カムエクとペテガリをセットにする方が多いのだと知りました。
地元山岳会のメンバ−の方の宴会に誘っていただき、北海道の山ばなで盛り上がり、とても楽しいひと時をすごすことができました。ランタンを囲んでの宴会。楽しかった〜。

ペテガリ山荘から1050mピークまではちゃんとしたと登山道もあるが、手前にショートカットコースがあり、そこを進んだ。徐々に笹道が不明瞭になり、次第に笹をかき分ける道になった。「これがずっと続くのか!」と覚悟を決めたが、やがて正規の登山道に出た。が、それもつかの間、1269峰辺りまで笹に覆われた道が待っていた。
しかしその後は、歩きやすい道になり、アップダウンはあるものの景色のよい尾根歩きが楽しめた。
そして最後の500mの急登。最初の200mは笹に覆われている。笹をロープ代わりに掴んで高度を稼いだ。ハイマツが現れ始めると道は幾分わかりやすくなるが、ニセピークに2,3度だまされる。
次こそ山頂と言い聞かせて頑張れば、いよいよ遥かなるペテガリの山頂。
晴天の3連休最終日にも関わらずに登山者は我々だけ。日高の山はやはりそうそう人の来ない山なのだ。

1時間ほど山頂を堪能した後、下山開始。
しかし、下山と言ってもこれから100m、200mの登り返しが待っている。ガイドブックの言葉通り「登りつつ下る山」なので、帰りの体力を残しておかなければ登れない山だ。
下山中、ヤマダニが何匹も体に付いているのを発見。うわさ通りヤマダニの多い山だった。が、このヤマダニ君、すぐにかみつくわけでなく、気付いてはらい落せば噛まれることはなかった。白い服で登ったのですぐに気がつき、はらい落としながら下山した。白い服お薦めです。

3日目、神威岳峠越えコースは沢なので安心していたが、帰りはここでも気付くと一度に3匹服についていることもあり、ここも油断できないことが分かった。翌日、車の中に1匹いるのを発見し、なかなかのしつこさだった。

この日、峠越えコースでCanonのバッテリーが入ったケースを拾いました。
お心当たりの方はご連絡ください。

ヤマダニ対策として、北海道で買ったハッカスプレーをこまめに服にかけた。これが効いたかどうか確信はないが、とにかく噛まれずにすんで幸いだった。

下山後は、道の駅「みついし」へ。海を見ながらの露天風呂やサウナ、昆布が入っている昆布湯などさまざまな湯で3日間の疲れをすっかりとることができるお薦めの湯です。

それにしても、林道ゲートがしまっていたときに登った方は、往復35km+20km以上だったことを思うと、本当に頭が下がります。35kmで「遥かなる山」なんて言っているようではまだまだです。

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コメント

遥かなる山
遥かな三百名山、好天でなによりでした。詳細なレポート、写真で楽しませて戴きました。スタミナありますねー。次の記録も期待しています。 yaskim
2014/7/30 13:11
遥かなる山
yaskimさん
レポートお楽しみいただけて嬉しいです。
神威・ペテガリは、「長い林道・急峻な谷の渡渉・急登」ついでに(笹・ダニ・ヒグマの恐怖)の揃ったまさに北海道の山という感じの山でした。
レコの投稿数もあまりないので、みなさんの参考になればと思います。
山奥での山小屋の夜も魅力ですね。

nyororo
2014/7/31 6:12
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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ペテガリ岳・神威岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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