神室連峰 戸前川 松倉沢 杢蔵山
- GPS
- 04:47
- 距離
- 8.2km
- 登り
- 805m
- 下り
- 813m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
最上川水系 戸前川 松倉沢 体感2級下 フェルト 水量少なめ ■アプローチ 一ノ滝コースの登山道からスタートすると、すぐに沢の渡渉地点があり、その沢が戸前川である。ここからすぐに入渓も出来るが、今回はもう少し登山道を進み、登山道と渓谷遊歩道の分岐から沢沿いに降りて入渓した。 スタートから入渓まで10分程。 ■戸前川 松倉沢 遡行 最初は狭いゴーロを行く。フェルト向きの沢だと思うが、この時期はかなり滑るので慎重に進む。 程なく行くと、10mの一ノ滝登場。 この滝は登山道から滝見物用に道が続いており、一般登山者も見る事が出来る。一ノ滝の看板もあった。 一ノ滝は水線の左壁を落ち葉を掃除しながら直登。+くらい。 初心者や初級者がいる場合はザイルだろう。 先に進み、ミニゴルジュを突っ張りで突破すると、8m滝。 水線が細いのでドシャワーで突っ込めそうだが、それは夏の話だ。 左壁が登れそうに見えるが、確保が欲しいのでここは右岸巻き。巻きはそれ程悪くはない。 巻き途中から滝を見ると、すぐ上にも2段目3段目と小滝が続いているようだ。 懸垂なしで1段目落ち口に降りて上の小滝を直登した。 先に進むと釜を持った小滝が現れるが、ヘツって通過。 この先は連瀑帯となり、5〜7m程の滝が続く。 おそらくこの連瀑帯が三ノ滝。 三ノ滝は全て直登。微妙なヘツリを要求される箇所もあり、慎重に登った。 三ノ滝の上はナメとなり、少し進むと登山道と交差する二俣に着く。 ここが松倉沢出合いであり、登山道は右俣沿いへ続いているが、左俣の松倉沢へ進む。 松倉沢はゴーロの後に小滝が続き、巻く程難しい滝もなく水線通しに進めばそれなりに楽しめる。 760m二俣は、左の方が水量が多くこちらが本流だと思うが、今回は水量の少ない右俣へ進む。 右へ入るとナメ滝が続き、スリップに注意しながら進む。中には手がかりがないナメ滝もあり、バランスで登る。 小さい二俣は何個も出てくるが、なるべく杢蔵山山頂に近い方、そしてなるべく沢型が続いてる方へ進み、最後は濃密な高い笹薮を15分漕いで登山道へ合流した。 合流した場所は杢蔵山の南、980m付近。杢蔵山山頂までは、10分程であった。 下山は一般登山道の一ノ滝コースを60分程で下山。 |
その他周辺情報 | 舟形若あゆ温泉 400円 |
写真
感想
この週末は泊まりで沢に入る予定で計画していたのだが、なんと、思いっきり寝坊した。
時間的には今から支度しても問題ない範囲ではあるのだが、なんだか行く気がなくなってしまい、もういいやとモーニングコーヒーでも飲んでのんびりモードに入るとこだった。
いやいや、ちょっと待て、今日は快晴で気温も高い。
何より沢納めも間近に迫り、沢に入れるのもあと一回か二回だろう。
そんな大事な時にゆっくりコーヒーなんか飲んでる場合じゃない。
そのまま計画通りの沢泊で出掛けてもよかったのだが、何故か日帰りにしようと頭の回路が変化した。
選んだ沢は杢蔵山の松倉沢。
いつか行こうと思ってた沢であり、急な変更の沢にしても神室の沢は大体の概念は頭の中に入っている。
そうと決まれば行動は早い。神室の沢に行くと決まると、何故かワクワクまでしてくる始末である。
ならば最初から神室の沢で計画しとけよと思うだろうが、そこはまぁ、色々あるのである。
杢蔵山の戸前川松倉沢は、一の滝コースの登山道がずっと沢沿いに伸びており、沢の名称は知らずともこの登山道を歩いた事がある方であれば、横の沢と言えばお分かりになるかと思う。
沢沿いに登山道や遊歩道がある沢は中々遡行対象にはなりづらいのだが、この沢もそのせいなのかなんなのかわからないが記録は皆無である。
ただ、一の滝や三の滝など滝がある事はわかっているので、それなりに楽しめるだろうと思っていた。
実際歩いてみると、沢の規模は小さく短いながら、滝やミニゴルジュも続き、晩秋の沢としては充分満足のいく内容だった。
夏でも水線突破にこだわれば充分楽しめる沢かと思う。
今回は最後の詰めを杢蔵山の南側に出たかったので、760mの二俣を右に入ったが、本流である左俣に入り、杢蔵山の北側に詰め上げるのも面白いかと思う。
汗だくになりながら藪漕ぎから開放されて登山道に合流すると、辺りはなんとも素晴らしい陽気に包まれている。
これは杢蔵山のピークに行かない理由はないなと山頂に向けて一登り。
居合わせた登山者と会話しながらゆっくり休憩させていただき、来てよかったなぁと染み染み思う事が出来た。
来週からはまた気温もグッと下がるようで、いよいよ今シーズンも草鞋を納める時期が近付いてきたようだ。
沢納めはどこにしようか。
まぁ、別にどこでもいいのだが、そんな事を考えるのも今シーズンの沢登りを振り返る意味では楽しみの1つなのである。
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