龍野・鶴嘴山
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- GPS
- 04:57
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 649m
- 下り
- 665m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR姫新線本竜野駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
貴船山北の峠以北は踏み跡微か、以南は指導標もある |
写真
感想
JR姫新線の列車を播磨新宮で下車し揖保川の対岸にある川東集落に向かった。新香橋を渡り集落の奥から谷間へと入って行った。集落の外れから登山道となったが、草生して殆ど歩かれていないようだ。段々道が怪しくなり羊歯に覆われ出した。微かな踏み跡を辿り谷筋から尾根に向かうと殆ど道は無くなった。尾根に上がると何処からともなく踏み跡が寄って来た。軈て地面に黒いケーブルが埋められているのが一部露出している道となった。
予定していたP253の一本東の尾根を登っているようで微かでも踏み跡があると有難い。小ピークの縁に乗り上がるとテレビのアンテナがあり、埋設されたケーブルは受信した電波を集落に下ろすためのものだった。此処からの尾根道はさして問題もなく歩くことができ姫路市との市境尾根の乗り上がると南東に進路を変え北山(396m)に達した。3等三角点「北山」があり木の間越しに北西方向の山が望めた。小ピークを一つ越えて200m高度を下げると林道跡が通る峠に達した。南側に取り付こうとすると獣害防止ネットがあり先の稜線は密林で歩ける状態ではないようだ。ネットは緩々なので乗り越えて林道跡の支線に入って行った。登ろうとしていたピークを巻くように道跡が続き南東側の鞍部で林道跡を離れ稜線に戻った。
P265からは今までと打って変わり赤テープが頻繁に現れるようになった。二つ目のピークを西側から回り込むように登り、その先に飛び出した貴船山(261m)へ足を伸ばした。4等三角点「宮垣内」が設置され、山名のプレートが落ちそうになりながら木に括られていた。手前のピークに戻り西尾根の急斜面を下ると切通しの深い峠に達した。此処で初めて指導標が設置されこの先の鶴嘴山を示していた。登山道も明瞭になり整備され有難い。顕著なピークが三つありアップダウンが結構きつい。二つ目のピークには樹木の切れ目から北山が望めた。鶴嘴山(つるはしやま263m)山頂には、4等三角点「池ノ内」があり山頂標識が三角点の手前に置かれていた。三角点の位置に展望はないが少し南に行くと一枚岩の岩場で一気に展望が広がった。この先辿る尾根、4月に登った新龍アルプスも一望でき、瀬戸内海まで見通すことができた。眼下には東觜崎駅折しも下り列車がホームにあり上り列車の到着を待っているところでまるでジオラマを見るようだった。南の方に目を移すとこの後登ろうとしていた金輪山(228m)が横たわっていたが、時間的にきつそうで断念した。
市境尾根は南東に下りて行き野森稲荷神社へと下りて行く、赤テープに釣られて下りかけたが、屛風岩への縦走路は南西に続いている。岩の尾根を下って行くとタイコ岩(210m’)に達した。此処も岩場のピークで鶴嘴山の展望が良い。愛宕山(168m)の梺に皿池、奥池があり田園の中に溶け込んでいた。西に進むと林間広場への下山路の分岐が2ヶ所あり、嘴崎ノ屏風岩(168m)に達した。此処は、風化で崩れ落ちた岩の中の固い部分が残りまるで屏風のような壁が山頂部に残ったもので天然記念物に指定されている。東側から回り込むように断崖直下に下りると天然記念物の標石と案内板が設置されていた。古宮天満宮の裏手に最後の展望地があり姫新線の鉄橋が眼下に見え、カーブしてくる列車が鉄橋に差し掛かると良い絵になるだろうなと休憩しながら次の列車を待った。
嘴崎橋の袂に下山し金輪山は端折ったが、東觜崎駅から本竜野駅までは田園風景の中を歩いた。振り返えると屏風岩やタイコ岩、鶴嘴山の横たわる姿が美しく、逆光でどうしようもなかった金輪山の姿も真西から見る色付いた山肌が陽を浴びて輝いていた。3.4劼粒甲翳發で本竜野駅に到着し縦走を終えた。
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