風雪後の蝶ヶ岳—モルゲンハンターも唸る極上の朝—

2022年11月27日(日) [日帰り]

• GPS: 07:54
• 距離: 9.1km
• 登り: 1,335m
• 下り: 1,326m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:02
• 休憩: 2:53
• 合計: 7:55

2:20 三股登山口
2:38 2:38 ゴジラみたいな木
3:12 3:12 まめうち平
3:48 3:48 蝶沢
4:19 4:22 第二ベンチ
4:46 4:46 最終ベンチ
5:07 5:14 大滝山分岐
5:29 8:07 蝶ヶ岳
8:15 8:15 大滝山分岐
8:24 8:24 最終ベンチ
8:33 8:34 第二ベンチ
8:53 8:55 蝶沢
9:26 9:28 まめうち平
9:56 9:56 ゴジラみたいな木
10:15 三股登山口

天候

標高2500mより下部では雪または霧雨、標高2500m以上は快晴。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三股第1駐車場に駐車。
三股に至る林道烏川線は11/30 15時より冬季閉鎖に付き、通行止めとなります。

コース状況／危険箇所等

☆三股〜まめうち平☆
急登が続きます。ペース配分に気を付けて登りましょう。残雪はありませんでした。
☆まめうち平〜蝶ヶ岳☆
まめうち平を過ぎると一気に雪景色へと変わります。
登山道も雪に覆われており、北側斜面の為、融けにくく踏み跡は固く氷っています。
私は6本爪アイゼンで登りました。チェーンスパイクでも登れなくはないですが、6本爪若しくは10・12本爪の方が安心です。急な斜面もあり、前爪が欲しくなる箇所もありました。
念の為、ピッケルも携行しましたが、使用しませんでした。

その他周辺情報

そのまま帰宅。
最寄りの温泉は蝶ヶ岳温泉 ほりでー湯 四季の郷があります。

写真

11/27 6:25

日の出1時間前に着いてしまい、寒風に耐えながら待ち望んだモルゲン。
槍・穂高連峰とビーナスベルトがくっきりと。

11/27 6:30

朝陽を待つ穂高。
焼ける準備は万端です！

11/27 6:39

来たよ来たよ！
今回も激アツリーチです！

11/27 6:40

前穂と奥穂が紅く染まり始めました！
今日はL結界レベルを超えるモルゲンの予感。

11/27 6:40

蝶槍方面の稜線もめっちゃ綺麗で撮影に大忙しです！

11/27 6:41

大キレットに浮かぶ雲。

11/27 6:41

槍ヶ岳先輩も真っ赤に染まっています！
槍沢の積雪がヤバい事になっています！

11/27 6:43

雲海と常念岳。
ため息が出てしまいます。

11/27 6:45

爆焼け祭り絶賛開催中です！

11/27 6:45

来年は北穂高小屋に泊まりに行きます！

11/27 6:45

モルゲンロートの真髄を見せて頂いた気がします！

11/27 6:46

奥穂先輩がイケメン過ぎて直視出来ないです！

11/27 6:47

あの稜線もまた歩きたいな。

11/27 6:48

前穂をアップで。

11/27 6:50

大天井岳へ続く稜線のカーブが堪らないです！

11/27 6:52

雲が良い仕事してくれるのでシャッターが止まりません！

11/27 6:56

少し遠いですが、乗鞍も焼けています！

11/27 6:58

素晴らしきショータイムはあっという間に終わり。
まるで3分クッキングです。

11/27 6:59

槍ヶ岳北鎌尾根。
雪を纏うと荘厳です。

11/27 6:59

焼岳が雲に埋もれています！

11/27 7:00

流れる雲と常念岳。

11/27 8:00

真っ白になった蝶ヶ岳の稜線。

11/27 8:00

蝶ヶ岳ヒュッテ。家からも見える山小屋の1つです。

11/27 8:05

登って来た時に見えるこの現れ方は出来過ぎな程ドラマチックです！

11/27 8:05

下山が名残惜しいです。

11/27 8:15

前日の積雪のお陰で美しい霧氷を楽しめました。

撮影機器：

OM-D E-M1 Mark II ボディ オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 防寒着 雨具 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 飲料 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 携帯 サングラス カメラ ポール

感想

Katsuma0628

北アの登山口(扇沢、中房、一ノ沢、三股)へ通じる道が11月末で冬季閉鎖になるのを前に駆け込みで三股から蝶ヶ岳に登って来ました。
燕岳は先週行ったので、爺ヶ岳か蝶ヶ岳で迷っていましたが、積雪状況等を考慮して蝶ヶ岳に決定しました。
直前のヤ〇テンの天気予報では、27日は明け方まで雪が降りやすく、朝には天気が回復に向かう・・・というモルゲンハントには悩ましい予報に。
SCWやYamaYamaGPVなどの予報を参考に、日の出時刻には快晴になると判断して決行する事にしました。

今回は寝坊防止の為、しっかりとアラームをセット。2時間の仮眠の後、0：20に起床、自宅を1：20に出発しました。三股駐車場に2時前に到着すると、続々と出発準備をされる方々がいらっしゃいました。
霧雨が降る三股登山口を2：20に出発。気温が高く、まめうち平までの登りでヒートアップ。
まめうち平を過ぎた辺りから登山道に雪が出て来たので、6本爪アイゼンを装着して登ります。途中で先行者に道を譲って頂き先頭で前夜から10cm程積もった道にトレースを付けてゆきます。大滝山分岐を過ぎた辺りで一気に視界が開け、満天の星空が。
稜線に上がると15m/s程の西風が吹きつけていましたが、そのまま蝶ヶ岳に登頂。
5時半に着いてしまい、日の出までまだ1時間もあるので、東側斜面で風を避けつつモーニングタイム。
次第に夜が明け、西の空に見たことのない位クッキリとビーナスベルトが出現。
やがて槍・穂高連峰が紅に染まり始めました。
澄み渡った空気の下、新雪を纏った山肌が染まりゆく景観は素晴らしく、シャッターを切るのを忘れてしまう程見入ってしまいました。

積雪のお陰で下山はまめうち平まではスイスイと楽に下りる事が出来ました。
北ア林道閉鎖前に大満足の山行となりました！

前回の燕岳登山の際、靴擦れを起こしてしまいましたが、今回、BAND-AIDの「マメ・靴ずれブロック レギュラーサイズ」を踵に貼った所、見事に改善されました。
ハイドロコロイドパッド採用で、キズパワーパッドと比較しても粘着力が飛躍的に高く、よほどの事が無い限り剥がれないと思います。

コメント

kiyohisa

特級モルゲン師認定！

いやぁたまらないですね〜
特に前穂北尾根の影が奥穂の斜面に落ちる画が好きです♥️
林道クローズ前の特大ボーナスタイムでしたね！
モルゲンはやっぱり雪シーズンが映えます！
リスクも増えますがしっかり対策して安全登山でモルゲンをゲットしましょう！

Katsuma0628

kiyohisaさん

念願の特級モルゲン師認定ありがとうございます♪
資格維持が大変そうですが 笑

今日のモルゲンは本当に別格でした😃
今年一番美しいモルゲンでしたよ😊

これからの時期はより一層安全に気をつけて楽しみましょう！！