晩秋の七跳山〜三ツドッケ、一杯水で猟犬と戯れる(小川谷林道は通行可能です)
- GPS
- 08:59
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,173m
- 下り
- 2,163m
コースタイム
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 8:59
天候 | おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
青梅街道から日原街道に入り30分程度 5:30の時点で先客1台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・小川谷林道 自転車含む車両通行禁止 広場から酉谷山方面は登山者も通行禁止 ・登山口〜長沢背稜(七跳尾根コース) 急登のつづら折り 道幅狭め、滑落注意 ピンクテープあり、手作り道標1ヵ所あり 落葉の堆積があり所により道形不明瞭 個人的には下りで使いたくないかな ・長沢背稜〜七跳山 破線ルート(バリエーションルート?) 急登かつ道形不明瞭 ピンクテープ多め ・七跳山分岐〜三ツドッケ(長沢背稜コース) おおむね良好 所により道幅狭め、滑落注意 ・三ツドッケ〜東日原(ヨコスズ尾根コース) おおむね良好 所により道幅狭め、滑落注意 落葉の堆積あり |
その他周辺情報 | ・日原鍾乳洞 https://www.ohtama.or.jp/sightseeing/330.html http://www.nippara.com/nippara/syounyuudou/syounyuudou.html ・日原鍾乳洞売店(飲食可) http://www.nippara.com/nippara/koutuu/kyuukrijyo/kyuukeijyo.htm |
写真
感想
紅葉シーズンも終わり奥多摩は冬枯れモードに突入。東日本大震災により長らく通行止めだった小川谷林道が遂に通れるようになったので日原エリアを皮切りに奥多摩散策を再開することにしました。
5時半頃、日原駐車場に到着。
先客は1台のみ。紅葉シーズンが終わったせいか奥多摩駅伝の影響か、思いのほか空いている。
6時前、日原駐車場を出発。
ヘッドライトと街灯の明かりを頼りに歩き始める。暗い空にそびえ立つ稲村岩や燕岩を写真に収めようとしたが上手く行かない、、、
6時半頃、小川谷林道入口に到着。
奥多摩最深部へ繋がっていた小川谷林道、単なる林道歩きの始まりなのにワクワクが止まらない。
車両通行禁止のロープを越えまだ薄暗い林道を歩き出すと程なくしてゲートへ到着、ゲートの左側が通れるようになっている。ゲートを越えるとカロー橋が見えてきた。
ここまでは小川谷の右岸、カロー橋で小川谷の左岸へ移り約1時間半の林道歩きが始まる。
7時頃、滝上谷橋に到着。
ちょうど良い丸太があったため座って朝食を摂り、身支度を整え出発。
残った紅葉や小川谷の眺めを楽しんで歩いていたが、徐々に飽きてきた、、、
8時半頃、小川谷林道の現時点での終点である広場に到着。
広場からはウトウの頭が良く見えた。小川谷林道から分岐し犬麦林道を少し歩くと七跳尾根の登山口に到着、ここから登山開始となる。
標高グラフを見ていただくと分かるが、ものすごい急登をつづら折りで登って行く。
落葉の堆積があるためジグザグを見失わないようにピンクテープを良く探しながら歩いた。
場所によっては道幅が狭い上、落葉で道が隠されている。「あんまり下山で使いたくないな」と思いながら歩いた。
10時頃、急登を登り終え長沢背稜コースへ接続するがそのまま直登し七跳山へ。
七跳山の山頂は十字路になっており、長沢背稜への踏み跡が3方向と大平山への踏み跡があった。
また、七跳山は眺望ナシとの事だったが冬枯れしているお陰で隣の大平山や矢岳が見え位置関係が良く理解できた。
10時半頃、長沢背稜コースへ復帰。
冬枯れした登山道は木漏れ日が気持ち良く、時たま見える冠雪した富士山がとても美しい。奥多摩随一の極上ハイキングコースと信じて止まない。
(奥多摩と奥武蔵のハーフ&ハーフなんだけどね)
11時頃、ハナド岩に到着。
ハナド岩は南側の眺望に優れる絶景スポット、休憩がてら写真撮影を楽しんだ。
12時前、三ツドッケに登頂。
ここでこの日初めて人に会った(笑)
おしゃべりしてたお陰で山頂標識を撮り忘れる。
三ツドッケのパノラマ眺望は違法伐採の賜物だと云うが、なかなか良い仕事をしたんじゃないかなぁ?と思う絶景。
狭い山頂なので後から来る人の撮影の邪魔にならないように一杯水避難小屋まで降りて昼食を摂る事にした。
13時前、一杯水避難小屋前で昼食を摂り休憩していると1匹の猟犬が歩いてきた。
ココでこの日のメインイベントとも言える出来事が起こったので最後にまとめて書くことにする。
15時頃、下山完了。
山頂で会った方と話しながら下山したため、かなり短く感じた。話に付き合ってくれてありがとうございました。
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☆一杯水で猟犬と戯れる
一杯水避難小屋前のベンチでキツネうどんを食べコーヒーを飲んでいると山頂で会った男性の方が蕎麦粒山方面から歩いてきた。その男性と軽く言葉を交わし見送りながらコーヒーを飲み終えると避難小屋の裏手からガサッという物音とともに動物が現れた!
驚き身構えたが良く見るとアンテナを付けた猟犬だった。その猟犬は日本犬ではなくタレ耳の海外犬、毛が短く筋肉質でいかにも足が速そうな犬だった。(調べるとマウンテン・ビュー・カーという犬種のようだ)
猟犬は躾がしっかりしていると聞いているので安心していたが、私の周りをクンクンと嗅いだあと私の荷物をチェック。ついでにククサ(木製カップ)を舐めそうな勢いだったので「ちょwwおまww」と慌てていると朝食のおむすびが入っていたケースを咥えて猛烈に遊び始めた。奪い返そうとしたがなかなか離してくれない。仕方なく諦めたとたん猟犬は遊びに飽きたようでケースを放置して去って行った。
改めてパッキングをしていると猟犬が戻って来て私の周りをグルグル回りだした。
もう何がしたいんだか良くわからないので無視して下山開始、猟犬も一緒に下山開始ww
猟犬は私を追い抜かし消えていった。
少し降りると先程の男性が猟犬と一緒にあらぬ方向から歩いて来た。話を聞くと「犬が間違った道から誘導してくれた」との事。笑う所なのかマジなのか分からなかったので「恩人ですね!」と答えておいた。
更に降りると猟師のオジサンが笛を吹いて猟犬を呼んでいた。一杯水での出来事を話すと「いやぁ、すまないねえ、、、あのバカ犬が」と。その後も2人の猟師さんが猟犬を探していた。
あー、迷子だったのね(笑)
そんなこんなで下山を終え駐車場からクルマを出そうとしていると先程の猟犬を乗せた軽トラが目の前を去って行った。
猟犬ちゃん、無事に猟師さんに会えたのね、良かったね。
おしまい
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