記録ID: 50028
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トレイルラン
甲信越
粟ヶ岳
2009年10月24日(土) [日帰り]
- GPS
- 02:50
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 1,270m
- 下り
- 1,261m
コースタイム
美人の湯 5:50S
24'00
第二貯水池前 24'00
13'27
2合目 37'28
10'43
大栃平 48'11
16'56
粟ヶ岳ヒュッテ 1゜05'08
8'17
8合目 1゜13'26
9'08
山頂 1゜22'35
9'09
8合目 1゜31'45
8'25
粟ヶ岳ヒュッテ 1゜40'10
16'03
大栃平 1゜56'13
9'19
2合目 2゜05'33
12'58
第二貯水池前2゜18'32
20'51
美人の湯 2゜39'23
24'00
第二貯水池前 24'00
13'27
2合目 37'28
10'43
大栃平 48'11
16'56
粟ヶ岳ヒュッテ 1゜05'08
8'17
8合目 1゜13'26
9'08
山頂 1゜22'35
9'09
8合目 1゜31'45
8'25
粟ヶ岳ヒュッテ 1゜40'10
16'03
大栃平 1゜56'13
9'19
2合目 2゜05'33
12'58
第二貯水池前2゜18'32
20'51
美人の湯 2゜39'23
過去天気図(気象庁) | 2009年10月の天気図 |
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アクセス | |
コース状況/ 危険箇所等 |
ヒルの心配はもういらないはず。雨はここ1週間降らず、気温も低い。数日前の新潟日報に粟ヶ岳の記事が掲載されていた。地元山岳会の方々が水場の整備をされた。記事中の写真に半袖姿の方が笑顔で写っていた。半袖?やっぱりヒルの心配はしなくていいと確信した。ヒルの悪夢は消えた。ようやく駅伝も終わったし、心置きなく山に出掛けた。 朝起きると、日の出が遅いことを改めて感じた。スタート時は明るくなり始めていたが、登山口に着く前に、完全に明るくなった。登山道入り口の時間を予測して、もう30分早くスタートして良い。登り始め、少し道が濡れている。落ち葉の量も多い。階段状の道は添木が丁寧に設置されていた。6月に登った時に比べて、きれいに整備されている。愛されている山だ。 前半の急坂で、ピッチを軽快に刻めない。走ることができず、手を膝にあてて上に行くのが精一杯。これではワーストタイムだなと半ば諦めた。背筋も悲鳴を上げ、スピードに乗れない。大腿部もかなり乳酸が溜まる。暫らく山を走っていないことで、これほど体が適応できないものかと新たな発見でもある。体を駅伝仕様にしていたため、仕方がないことだと割り切り、紅葉を楽しむことにする。展望が開けると息を飲むほどの美しさが広がる。生でみる山の紅葉。最高だった。なんとも言えない景色にデジカメを取り出す。とにかく綺麗。何枚も撮ってばかりではトレーニングにならない。この写真を一枚撮ったら、デジカメはサイドポケットにしまい、走りに集中しようとするのだが、10数mも走らないうちに、またデジカメを取り出さざるを得ない景色が広がる。何度も繰り返した。いつしか、体が劇的に動くようになりペースを掴む。 鎖場、ヒュッテ過ぎてからのアプローチはやっぱり素晴らしい。天空を走るような感覚。視界も良行。遠くの山々まで見渡せる。守門も秋に変わっている。空気がうまい。匂いなど全くないはずなのに、肺に染み渡っていく秋の味。学生時代の感覚が不思議に蘇る。山頂は静か。無音ではない静寂がある。音が0というのではない。人工物のボリュームを0にしたのではない。見渡せる景色、空気がそこに佇んでいる静寂。自然が、そこにどっしりと座り込んでいる静寂。何事にも動揺しない自然が大気を孕んでいる感覚。素晴らしかった。 山頂での長居は無用。1分ほどで下り始める。折り返すとまた違う景色に唸る。折り返しの往復登山よりもワンウェイの縦走を良しとする人が、粟ヶ岳の秋を登ったらそうは思わないだろう。モコモコと昔話に出て来るような山が箱庭的だ。登ってきたトレイルがくっきりと浮かぶ。中腹まで降りると、登りで追い越した人に出会う。この人は追い越すときもニッコニコの笑顔で挨拶してくれた。「速いね。すごいね。いいもの見せてもらったよ。」と珍しそうに私を見る。通り過ぎた後、かなりデカイ声で「うわ、きれいだなー、すごいなー」と紅葉を絶賛している。独り言なのに声がでかい。温泉でやたらと「うえー、うえー、ふー、いい湯だ、ふえー」と独り言を言う人がいる。それと同じかも。声に出すことで、高揚感を強められるのかな。真似して私も「きれいだなー」と少し大きめの声で言ってみた。まあまあいい。注意して軽快に下る。貯水池から美人の湯までのロードで動きをまとめるつもりが、足が疲労困憊。体は正直だった。 粟の翌日、にいつ丘陵のトレランレースに出た。石油の里周辺は良いコースがあると噂で聞いたことがある。コースを知るには一人で探検するより、レースに出た方が手っ取り早い。たまたま数日前に新聞で参加者募集をしていたのも一つの切欠だ。レース後半、菩提寺山から石油の里までのトレイルが素晴らしかった。レースである限り、攻める走りをした。トレイルの形状、起伏を見抜いて、重心移動させ、上半身でリードしながらトレイルを走る。初めての感覚だった。景色も良く最高だった。レース後、景品でトレランシューズをもらった。今、履いているものと全く同じものを選んだ。これ以上ない戦利品。同業者のランナーとも仲良くなった。レースは億劫がらずにチャレンジするものだ。良い経験ができた。 月曜日、会社の大先輩に粟ヶ岳の話をすると下田からのコースの方が走る人には向いているかもしれないよと教えてくれた。梯子はないそうだ。いつかチャレンジしたい。 足は疲労困憊。 |
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