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Yamareco

記録ID: 5108974
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

岩手ゆるゆるスノーシュー旅4日間【平庭岳・岩神山】[後篇]

2023年01月21日(土) ~ 2023年01月22日(日)
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
07:00
距離
8.4km
登り
436m
下り
443m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:52
休憩
1:51
合計
6:43
10:26
10:27
15
10:42
11:00
15
11:15
11:15
58
12:13
13:17
32
13:49
13:49
26
14:15
14:39
12
14:51
14:52
21
15:18
15:18
16
15:34
15:34
0
15:34
ゴール地点
天候 1/21 曇りのち雪 風少しあり 温度−10℃程度
過去天気図(気象庁) 2023年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
1日目 1/19 いわて沼宮内駅11:05-12:11平庭高原BS(JRバス盛岡-久慈) 【平庭岳スノーシュー】平庭山荘泊
2日目 1/20 平庭高原BS13:10-14:34啄木記念館BS(JRバス久慈-盛岡) 【啄木記念館】渋民駅-盛岡駅(JR) 盛岡泊(ここまで[前編])
3日目 1/21 盛岡駅BS7:40-8:22区界BS(岩手北バス 盛岡⇔宮古 106急行バス) 【岩神山スノーシュー】
区界駅17:33−18:21盛岡駅(JR山田線) 盛岡駅BS18:45-19:33安代BS(秋北バス 盛岡⇔大館 みちのく号) 新安比温泉泊
4日目 1/22 【八幡平市博物館】 荒屋新町駅-盛岡駅(JR花輪線)
コース状況/
危険箇所等
岩神山
 夏道は山頂岩場を除き危険なしと思われる。
 積雪は1m越えか。前夜に大雪でトレースなし。しかし夏道は広く、ウォーキングセンターより上は、ルート明確だった。山頂以外は急登もなくスノーシューでも楽に下れた。ただノートレースのためラッセルに苦労した。
その他周辺情報 区界道の駅に、トイレ・軽食テイクアウト・自動販売機あり。いずれも冬季も営業。
前夜は大雪だったが朝になって晴れる。計画通り区界の岩神山スノーシューにレッツゴー! 盛岡駅からバスに乗る。
2023年01月21日 07:30撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 7:30
前夜は大雪だったが朝になって晴れる。計画通り区界の岩神山スノーシューにレッツゴー! 盛岡駅からバスに乗る。
区界高原に到着。大分雪が積もっている。降りた人は他にいない。
2023年01月21日 08:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 8:31
区界高原に到着。大分雪が積もっている。降りた人は他にいない。
道の駅の裏では除雪作業が始まったばかりだ。早速スノーシューを装着。今日は手早く履けた。
2023年01月21日 08:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 8:51
道の駅の裏では除雪作業が始まったばかりだ。早速スノーシューを装着。今日は手早く履けた。
車の跡をたどるが、車はUターンしていた。前方には兜山が見える。
2023年01月21日 08:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 8:53
車の跡をたどるが、車はUターンしていた。前方には兜山が見える。
あとはまっさらな雪。どこを行けばよいのか。
2023年01月21日 08:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 8:54
あとはまっさらな雪。どこを行けばよいのか。
風紋まである。
2023年01月21日 08:57撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 8:57
風紋まである。
方角を確認しながら進む。こっちでいいかな。
2023年01月21日 09:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 9:12
方角を確認しながら進む。こっちでいいかな。
振り返って。自分のトレースだけ。
2023年01月21日 09:12撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:12
振り返って。自分のトレースだけ。
積雪量が多すぎて、スノーシューでもズボズボ沈む。
2023年01月21日 09:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:17
積雪量が多すぎて、スノーシューでもズボズボ沈む。
白樺荘。枝が装飾みたい。
2023年01月21日 09:19撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
3
1/21 9:19
白樺荘。枝が装飾みたい。
橋がなんとか識別できる。
2023年01月21日 09:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:37
橋がなんとか識別できる。
ノートレースというのは気持ちよいのではあるが、、、
2023年01月21日 09:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:40
ノートレースというのは気持ちよいのではあるが、、、
これだけ沈むとつらいところである。
2023年01月21日 09:42撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
5
1/21 9:42
これだけ沈むとつらいところである。
えっさ、おっさ。
2023年01月21日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:43
えっさ、おっさ。
振り返って。
2023年01月21日 09:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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振り返って。
えっさ、おっさ。うーん重い。
2023年01月21日 09:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 9:46
えっさ、おっさ。うーん重い。
登りになるとさらに重い。
2023年01月21日 09:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:48
登りになるとさらに重い。
しかし美しい森だ。
2023年01月21日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:50
しかし美しい森だ。
素晴らしい樹。
2023年01月21日 09:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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素晴らしい樹。
指導標も埋もれている。
2023年01月21日 09:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:52
指導標も埋もれている。
かき分けてみる。
2023年01月21日 09:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:52
かき分けてみる。
いいねー。
2023年01月21日 09:54撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:54
いいねー。
しかし、なかなか前に進めないぞ。これは相当時間がかかりそうだ。
2023年01月21日 09:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 9:58
しかし、なかなか前に進めないぞ。これは相当時間がかかりそうだ。
かなり登ってきてはいるけど先はまだまだ長い。しかし行けるところまで行くしかない。
2023年01月21日 10:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 10:02
かなり登ってきてはいるけど先はまだまだ長い。しかし行けるところまで行くしかない。
そしたら、後ろから2人組のパーティーがやってきた。休むふりをして到着を待つ。「トレースありがとう」と声をかけてきた。これ幸いと「この後はよろしく」と先に行ってもらう。
2023年01月21日 10:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/21 10:02
そしたら、後ろから2人組のパーティーがやってきた。休むふりをして到着を待つ。「トレースありがとう」と声をかけてきた。これ幸いと「この後はよろしく」と先に行ってもらう。
トレースの跡を行くのがこんなに楽だとは。助かった。
2023年01月21日 10:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 10:14
トレースの跡を行くのがこんなに楽だとは。助かった。
雪はますます深くなるが、トレースばっちりで楽チン。
2023年01月21日 10:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/21 10:23
雪はますます深くなるが、トレースばっちりで楽チン。
天気は晴れたり曇ったり。
2023年01月21日 10:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 10:25
天気は晴れたり曇ったり。
二人組は、岩神山に直行しないで、兜山に向かったようだ。ここは素直に後に従う。
2023年01月21日 10:29撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 10:29
二人組は、岩神山に直行しないで、兜山に向かったようだ。ここは素直に後に従う。
かぶと広場だ。
2023年01月21日 10:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 10:31
かぶと広場だ。
先行者は見えなくなっているが、ここで休憩したいな。
2023年01月21日 10:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 10:40
先行者は見えなくなっているが、ここで休憩したいな。
ここで休憩。計画より1時間遅れている。バスの時間(13:30)には2時間余裕をみているが、ちょっと厳しいかも、と頭をよぎる。
2023年01月21日 10:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 10:44
ここで休憩。計画より1時間遅れている。バスの時間(13:30)には2時間余裕をみているが、ちょっと厳しいかも、と頭をよぎる。
左(兜山)から右(岩神山)にトレースが走っていて。直角にこちらに向かっているのが自分のトレース。岩神山へのトレースはこの時点でなかった。ちょうど、左からあの2人組が戻ってきた。
2023年01月21日 10:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 10:44
左(兜山)から右(岩神山)にトレースが走っていて。直角にこちらに向かっているのが自分のトレース。岩神山へのトレースはこの時点でなかった。ちょうど、左からあの2人組が戻ってきた。
これ幸いと、二人組の後を追って、岩神山へ向かう。
2023年01月21日 11:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 11:02
これ幸いと、二人組の後を追って、岩神山へ向かう。
追い抜くわけにもいかない。先はまだ長い。
2023年01月21日 11:06撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4
1/21 11:06
追い抜くわけにもいかない。先はまだ長い。
時計を見ると、バスに間に合うためには、そろそろ引き返さなければならない時間だ。
2023年01月21日 11:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 11:15
時計を見ると、バスに間に合うためには、そろそろ引き返さなければならない時間だ。
しかし、ここまで来て、引き返すか。次のバスは4時間後だが、ここは山頂を目指そうと決意する。
2023年01月21日 11:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 11:33
しかし、ここまで来て、引き返すか。次のバスは4時間後だが、ここは山頂を目指そうと決意する。
熊よけのドラム。叩いて起こすこともなかろう。
2023年01月21日 11:37撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/21 11:37
熊よけのドラム。叩いて起こすこともなかろう。
先行者もルートファインディングに苦労しているようだ。そう急登はない。
2023年01月21日 11:46撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 11:46
先行者もルートファインディングに苦労しているようだ。そう急登はない。
そろそろ山頂だ。ここで2人組が戻ってきた。まずは「トレースありがとう」とお礼を言い、「何度も来ているのですか」と問う。「いや前から狙っていたけど初めて。山頂までトレース付けておいたからね。MSRでも潜る?」。潜るのである。彼はワカンのようだった。
2023年01月21日 12:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 12:11
そろそろ山頂だ。ここで2人組が戻ってきた。まずは「トレースありがとう」とお礼を言い、「何度も来ているのですか」と問う。「いや前から狙っていたけど初めて。山頂までトレース付けておいたからね。MSRでも潜る?」。潜るのである。彼はワカンのようだった。
最後の登り。
2023年01月21日 12:20撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 12:20
最後の登り。
しかしこれは。登れてもスノーシューでは降りられそうもない。ここはあっさり諦める。そもそも双耳峰のこの山の山頂はここではないのだ。
2023年01月21日 12:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 12:22
しかしこれは。登れてもスノーシューでは降りられそうもない。ここはあっさり諦める。そもそも双耳峰のこの山の山頂はここではないのだ。
あれが、恐らく岩神山の山頂。あれなら登れそうだ。トレースはない。
2023年01月21日 12:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 12:25
あれが、恐らく岩神山の山頂。あれなら登れそうだ。トレースはない。
登ってきた。
2023年01月21日 12:31撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 12:31
登ってきた。
これが山頂だろう。三角点は雪の中かな。
2023年01月21日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 12:33
これが山頂だろう。三角点は雪の中かな。
岩手山が見えるはずだが。これでは無理だな。
2023年01月21日 12:33撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 12:33
岩手山が見えるはずだが。これでは無理だな。
枝が凍り付いている。道の駅で-8℃だったので-10℃は超えているだろう。
2023年01月21日 12:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 12:34
枝が凍り付いている。道の駅で-8℃だったので-10℃は超えているだろう。
しかし気分が高揚しているせいかそう寒くない。次のバスなら時間はたっぷり。荷物をおろして昼食だ。
2023年01月21日 12:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 12:58
しかし気分が高揚しているせいかそう寒くない。次のバスなら時間はたっぷり。荷物をおろして昼食だ。
しかし雪が降ってきたし、凍えてきた。昼食途中で慌てて下山する。(後で記録を見たら1時間もいた。)
2023年01月21日 13:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 13:13
しかし雪が降ってきたし、凍えてきた。昼食途中で慌てて下山する。(後で記録を見たら1時間もいた。)
帰りはすいすい。
2023年01月21日 13:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 13:14
帰りはすいすい。
晴れていたら絶景だったろうに。
2023年01月21日 13:22撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 13:22
晴れていたら絶景だったろうに。
これはアカマツかな。
2023年01月21日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 13:25
これはアカマツかな。
凍り付いている。
2023年01月21日 13:25撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 13:25
凍り付いている。
天気はどんどん悪くなっていく。
2023年01月21日 13:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 13:26
天気はどんどん悪くなっていく。
雪も降ってきた。
2023年01月21日 14:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 14:15
雪も降ってきた。
大雪である。先を急ごう。ルートに難しいところはない。
2023年01月21日 14:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 14:23
大雪である。先を急ごう。ルートに難しいところはない。
ウォーキングセンターに到着。
2023年01月21日 15:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 15:10
ウォーキングセンターに到着。
山道を行こうとしたが、ノートレース。ここで冒険することもないので、車道を行く。
2023年01月21日 15:14撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 15:14
山道を行こうとしたが、ノートレース。ここで冒険することもないので、車道を行く。
道の駅区界高原に戻ってきた。人はまばらだ。
2023年01月21日 16:15撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 16:15
道の駅区界高原に戻ってきた。人はまばらだ。
バスの時刻表。13:31に乗る計画だった。今日は土曜なので次は19:31。しかしJRがあるのだ。
2023年01月21日 15:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 15:40
バスの時刻表。13:31に乗る計画だった。今日は土曜なので次は19:31。しかしJRがあるのだ。
ここは宮古市。
2023年01月21日 16:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 16:11
ここは宮古市。
反対側は盛岡市だ。ここも市境なのだ。
2023年01月21日 16:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 16:11
反対側は盛岡市だ。ここも市境なのだ。
JR区界駅は丘の上にあった。
2023年01月21日 16:43撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 16:43
JR区界駅は丘の上にあった。
なんだよ、除雪されていない。
2023年01月21日 16:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/21 16:44
なんだよ、除雪されていない。
ツボ足ではきつい。何度か往復した自分の足跡だけある。
2023年01月21日 16:45撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 16:45
ツボ足ではきつい。何度か往復した自分の足跡だけある。
無人駅だが待合室は立派。他に客がいないので、独占状態。ここに荷物を置いて、徒歩3分の道の駅の自販機に買い出し。
2023年01月21日 16:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 16:53
無人駅だが待合室は立派。他に客がいないので、独占状態。ここに荷物を置いて、徒歩3分の道の駅の自販機に買い出し。
JR山田線は1日2〜3本しかない。17:33発に1時間以上待つ。この時が一番寒かった。
2023年01月21日 16:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 16:58
JR山田線は1日2〜3本しかない。17:33発に1時間以上待つ。この時が一番寒かった。
ホームだけは除雪してある。自動除雪かな。
2023年01月21日 16:47撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/21 16:47
ホームだけは除雪してある。自動除雪かな。
アナウンスもないので本当に列車が来るのか不安だったが、定刻通りやってきた。意外に乗客が多くいた。
2023年01月21日 17:32撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/21 17:32
アナウンスもないので本当に列車が来るのか不安だったが、定刻通りやってきた。意外に乗客が多くいた。
宿の新安比温泉に着いたのは20時近く。夕食も待ってくれていた。ここの温泉はメタホウ酸がえらく濃く、冷え切った手足の指を温めてくれた。
2023年01月21日 23:16撮影 by  KeyMission 80, NIKON
4
1/21 23:16
宿の新安比温泉に着いたのは20時近く。夕食も待ってくれていた。ここの温泉はメタホウ酸がえらく濃く、冷え切った手足の指を温めてくれた。
岩神山で拾った木屑。誰が削ったのだろう。
2023年01月22日 08:41撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 8:41
岩神山で拾った木屑。誰が削ったのだろう。
4日目の朝は快晴だった。
2023年01月22日 09:26撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 9:26
4日目の朝は快晴だった。
安比川。
2023年01月22日 09:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/22 9:39
安比川。
荒屋新町への途中にある八幡平市博物館。
2023年01月22日 09:50撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1/22 9:50
荒屋新町への途中にある八幡平市博物館。
東北と言えば、縄文。ここにも出土品がたくさん。松尾釜石環状列石遺跡出土の土偶。
2023年01月22日 10:10撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 10:10
東北と言えば、縄文。ここにも出土品がたくさん。松尾釜石環状列石遺跡出土の土偶。
目当ては、これだった。柳田国男が「奥南部」と呼んだ安比川流域の漆工芸の展示。
2023年01月22日 10:26撮影 by  SHV45, SHARP
1
1/22 10:26
目当ては、これだった。柳田国男が「奥南部」と呼んだ安比川流域の漆工芸の展示。
神像。
2023年01月22日 10:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 10:18
神像。
説明。
2023年01月22日 10:18撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 10:18
説明。
荒屋新町に到着。帰路に就く。
2023年01月22日 11:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
1/22 11:05
荒屋新町に到着。帰路に就く。
花輪線も本数が少ない。始発列車だ。
2023年01月22日 11:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
2
1/22 11:11
花輪線も本数が少ない。始発列車だ。
車窓からは、岩手山に、、、
2023年01月22日 12:28撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
4
1/22 12:28
車窓からは、岩手山に、、、
対面に、姫神山。岩手には登りたい山がたくさんある。いろいろあって楽しい4日間でした。
2023年01月22日 12:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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1/22 12:07
対面に、姫神山。岩手には登りたい山がたくさんある。いろいろあって楽しい4日間でした。

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン チェーンスパイク スノーシュー 昼ご飯 行動食 飲料 水筒(保温性) 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ

感想

JR東日本の大人の休日倶楽部パスを利用した「ゆるゆるスノーシュー、にもかかわらずピークハント」の【後編】。前編の平庭岳に続いて、後編は、3日目1/21の岩神山です。

前夜は大荒れの天気だったが、今朝は雪もやみ良くはないけど悪くもないということで、北上山地の次なる山、区界(くざかい)高原の岩神山のゆるゆるスノーシューを決行しました。標高1102mの低山。初日の平庭岳より少し高く距離も長いけど標準では3時間半というお気軽ハイキングコースです。

計画では余裕を持って5時間を想定しました。帰りは13時半のバスに乗る計画。乗り遅れても次の便もある。しかし4時間待ちになるので万一の時だけと考えてました。しかし、何と7時間もかかってしまったのでした。

誤算は前夜の大雪。しかもここは比較的登山者が多いはずなのに、誰も来ていない。一面が雪で、どこを通っても良いが、どこが正しいかわからない。さらに積雪が1メートルは超えていて、スノーシューでもズブズブ潜る。雪を掻き分けラッセルし、自らトレースを作るしかなかったのです。

これが続いていたら途中で諦めていたでしょうが、後から2人組のパーティがやってきました。「トレースをありがとう」と声をかけてきます。これ幸いと、「この先はよろしく」と、後ろをついていったのでした。熟達者と見えあっという間に引き離されましたが。

このあとはかなり楽になりましたがそれでも予定時刻はかなりオーバー。13時半のバスに乗るには途中で引き返さなければならないことが、明確になってきました。計画通りに下山すれば16時から温泉でゆっくりできる。次の便にすると20時に慌ただしく宿に入ることになる(夕食は待ってくれることは確認済みでした)。

どうするか。寒くて(マイナス10℃はあったか)疲れていたけど山頂に立ちたいという思いが優先したのでした。山頂と言っても天気は悪く展望は望めないことはわかっていましたが。

記録を見ると、山頂に1時間もいたようです。最初は気分が高揚していて、荷物を広げて昼食をのんびり食べ始めたら、急に雪が降ってきて、あっという間に凍えてきて食事の途中で慌てて撤退したのでした。主観的には雪のせいと思っていたけど、長時間動かないでいたのがまずかったようです。昼食は結局下山途中で4回に分けて摂取しました。雪山は油断大敵であることを痛感したのでした。

(平庭岳と岩神山の比較)
せっかく2座を連続して登ったので雪山スノーシューとしての比較をしてみましょう。もちろん天候や積雪の状態に大きく左右されるので単純な比較はできませんが。

いわゆる技術的には、平庭岳の方が若干難易度が高い感じでした。平庭岳は、急登があり、夏道もわかりにくかったです。岩神山は、積雪量は多かったのに夏道が広く取られていてわかりやすかったし、急登も山頂の岩場以外にほとんどなかったです。逆に言うと、平庭岳は、森の中を自由に行けるということですが。

体力的には、距離が長い分、岩神山の方がやや大変でした。単調な道が続いていた感じもします。

しかし、予想通りいずれもスノーシューにはうってつけの山だと思いました。「ゆるゆる」ではなかったけどね。

施設的には、平庭岳に平庭山荘というホテル並みの宿泊施設があるのは遠方から行くには助かりました。レストランなども充実しています。岩神山には近隣に宿泊施設がありません。ただ、盛岡から1時間もかからないので、盛岡泊でも十分ともいえます。

平庭岳は葛巻町と久慈市、岩神山は盛岡市と宮古市の境にあるのも面白い。住所的には久慈市と宮古市です。しかし沿海ではなく内陸の山ですね。さらに、いずれも盛岡駅から久慈や宮古への中距離バスが通っていて、だからこそ冬にも行けるのです。

(温泉とか博物館とか)
最終日(4日目1/22)は、温泉でゆっくりしたかったのですが、どこにするか悩みました。定番なら繋温泉でしょうが、民宿しか空いていなかった。花巻温泉や台温泉は行ったことがあるし、少し遠い。そこで選んだのが、新安比温泉という一軒宿温泉。温泉マニアの間では、評判の温泉でした。メタホウ酸濃度がえらい高い強塩泉。

結果的にこの宿にして大正解でした。大規模な宿で、チェックインも夕食も20時過ぎまでOK。駅からの送迎もいつでも可というサービス充実度でしたから。おかげで、下山予定時間大幅オーバーが可能となりました。

さらに岩神山は−10℃を超える厳寒で、登山中はそうでもなかったのですが、暖房の入った列車に乗ったとたん、足の指が痛み始めたのです。凍傷になりかかっていたのかもしれません。メタホウ酸のためかどうかはわかりませんが、温泉のおかげでその痛みを癒すことが出来ました。

もうひとつ、新安比温泉を選んだ理由があります。八幡平市は合併したので広いのですが、北端の旧安代町(あしろ)にあるのです。安比川(あっぴがわ)沿いです。近くに元安代の博物館の八幡平市博物館がある。

新安比温泉からJR花輪線荒屋新町駅への途中、20分くらいのものですが、除雪して氷結した道はびくびくものでした。積雪1mはあり除雪してなかったらスノーシューでもなければ歩けなかったでしょうが。

八幡平市博物館には、東北の例によって縄文遺跡出土品がわんさか。興味を惹いたのは漆でした。柳田国男が「奥南部」と呼んだ安比川流域は、漆の技術が伝承され流域分業で漆工芸品が生産された。上流の安代が木地製作、中流が漆塗り、そして下流が漆掻き。あれれ?この下流というのが二戸の浄法寺で、安比川は馬淵川に入る。先月、下北への旅のついでに歩いたところです。安代と二戸は意外に近いのです。それが漆で繋がっていた。

蛇足ですが、安代も盛岡から大館への中距離バスの途中にあり交通至便です。

(最後に)
今回、北上山地の山で候補にあげたのは、平庭岳と岩神山と姫神山と七時雨山でした。後者の二つはアプローチが長くて冬場なので断念しましたが、安代は七時雨山の麓になり、無雪期の下見でもありました。しかし、角度が悪く山容が見えなかったのは残念でした。代わりに姫神山は車窓からバッチリでした。初夏にはこれら4つの山は、高原ハイクとして快適でしょう。

JR東日本の大人の休日倶楽部切符は旅行者の最も少ない時期に発行されるので、梅雨時と厳寒期となります。でも、今回はそれがかえって良かったと思います。真冬の豪雪酷寒にこそ山は本来の姿を見せてくれるのではないかと少しだけ感じることができたので。

スノーシューは大きくて持ち運びが大変。冬山登山靴は防寒最強ですが凍結道が不得手です。そこでスノーシューで歩けるコースを最優先にしました。除雪してなかったら町中もずっとスノーシューが使えたのに。でも、道が無くなるから現実的では無いなあ。あたりはずっと除雪車だらけでしたが、改めて雪国の苦労も思い知らされたのでした。

それにしても、幸いにも計画どおりに(時間オーバーだったが)スノーシューを楽しめたのは、比較的良好な天気と適度の積雪のおかげでした。

突然のチェックイン時間変更に快く応じてくれた新安比温泉をはじめとした宿の方々、岩神山でトレースをしてくれた2人組の方、そして温かく迎えてくれた北上山地の山々にあらためて感謝します。

■【前篇】の平庭岳の記録→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5121560.html
■文中の下北の旅の記録「初雪の青森/下北半島ハイク4日間(高森山&縄文、斗南藩遺跡と下風呂)」→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4985085.html

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コメント

shoucameさん、こんにちは。

「岩神山で拾った木屑」はダケカンバの樹皮で、自然に剥がれ落ちたものだと思います。
ダケカンバは「薄いオレンジ色で、削ったかつお節がくっ付いているような樹皮」なので、山中で観察すればすぐに分かると思います。

ちなみに近縁種のシラカバ(シラカンバ)も、ダケカンバと樹皮がちょっと似ています。
2023/1/30 8:12
ardisiaさん、ありがとうございます。

ダケカンバの樹皮が自然に落ちたものでしたか。確かにダケカンバがたくさんありました。雪が積もっていたので、目立ったんですね。何枚も見かけたので、気になって拾ったのでした。てっきり小動物の仕業かと思っていました。

ところで、今週末、ardisiaさんに触発されて、東三河の本宮山を計画しています。ardisiaのように健脚でもないので、手始めに本宮山とその周辺だけ。常緑樹の観察は、落葉樹が葉を落としたこの時期が良いかと思いまして。
2023/1/30 23:20
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積雪期ピークハント/縦走 東北 [日帰り]
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