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Yamareco

記録ID: 520004
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

紅葉と絶景の鹿島槍ヶ岳〜五竜岳縦走

2014年09月27日(土) ~ 2014年09月28日(日)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
14:25
距離
24.3km
登り
2,932m
下り
2,717m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:23
休憩
1:06
合計
7:29
6:19
6:23
36
6:59
6:59
26
7:25
7:28
28
7:56
7:57
32
8:29
8:33
12
8:45
8:49
16
9:05
9:05
20
9:25
9:26
10
9:36
9:54
52
10:46
10:47
40
11:27
11:39
23
12:02
12:08
39
12:47
12:59
5
2日目
山行
6:15
休憩
0:30
合計
6:45
8:18
8:33
34
9:07
9:22
5
9:27
9:27
37
10:04
10:04
37
10:41
10:41
28
11:09
11:09
17
11:26
11:26
35
12:01
12:01
11
天候 9/27 小雨(下界)、快晴(上)のちガス
9/28 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
扇沢第二無料駐車場を利用
AM4:30到着時点では半分のスペースが空いていたが、5:30に出発時点ではほぼ満車に
コース状況/
危険箇所等
柏原新道から鹿島槍ヶ岳南峰までは危険なところもなく、初心者でも登ることができる歩きやすいコース
鹿島槍ヶ岳南峰から先は山容がガラりと変わり、急峻なヤセ尾根の連続となる。鎖場やハシゴも多く、落石の危険を避けるためヘルメットを被った方が良いだろう
八峰キレットは道幅がとても狭いので、対向者との擦れ違いは不可能。適当なところで待避する必要がある
八峰キレットよりもキレット小屋〜五竜岳の方が厳しい岩場が多いので注意を
その他周辺情報 キレット小屋は予約を入れた場合、混んでいても1人1畳を割り当ててくれるらしい。当日はかなり混んでおり予約ナシの飛び込み客は2畳で3人な感じだった(布団は1人1組)
なお、キレット小屋の営業は9月末まで。当日は小屋閉め直前なので在庫整理のスペシャルディナーを期待したが、宿泊客が多く無理だった(笑)

鹿島槍ヶ岳、五竜岳をはじめ信州側が見下ろせるところではソフトバンクが通じる
キレット小屋は信州側が急峻なガケで立入禁止なので使えなかった(ドコモも通じないとのこと)
まさかの雨降りの中、扇沢の駐車場に到着
幸い出発時刻の5:30には雨はあがった
1
まさかの雨降りの中、扇沢の駐車場に到着
幸い出発時刻の5:30には雨はあがった
ガスで視界が効かない中、淡々と柏原新道を登る
紅葉が素晴らしい
ガスで視界が効かない中、淡々と柏原新道を登る
紅葉が素晴らしい
柏原新道は急な登りが全くなく、地図のコースタイムよりもかなり早く登ることができる
1
柏原新道は急な登りが全くなく、地図のコースタイムよりもかなり早く登ることができる
ここらは本当に水平な道
ここらは本当に水平な道
登るにつれガスが晴れて青空が見えてきた
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登るにつれガスが晴れて青空が見えてきた
稜線上は快晴らしい
2
稜線上は快晴らしい
ついに雲の上に出た
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ついに雲の上に出た
蓮華岳・針ノ木岳が雲に浮かぶ
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蓮華岳・針ノ木岳が雲に浮かぶ
光を浴びた紅葉が素晴らしい
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光を浴びた紅葉が素晴らしい
種池山荘への最後の登り
1
種池山荘への最後の登り
登山口から2時間20分で着いてしまった
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登山口から2時間20分で着いてしまった
岩小屋沢岳から続く山々
6
岩小屋沢岳から続く山々
中央右に針ノ木岳
6
中央右に針ノ木岳
とりあえず爺ヶ岳に登る
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とりあえず爺ヶ岳に登る
素晴らしいナナカマドが迎えてくれた
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素晴らしいナナカマドが迎えてくれた
種池山荘の向こうに剱岳
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種池山荘の向こうに剱岳
あの頂に立ってからまだ40日しか経っていない
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あの頂に立ってからまだ40日しか経っていない
進行方向左前にはこれから登る鹿島槍ヶ岳
冷池山荘からは気持ち良さそうな傾斜だ
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進行方向左前にはこれから登る鹿島槍ヶ岳
冷池山荘からは気持ち良さそうな傾斜だ
振り返るとやっぱり剱岳が素晴らしい
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振り返るとやっぱり剱岳が素晴らしい
爺ヶ岳南峰に到着
3
爺ヶ岳南峰に到着
続いて爺ヶ岳中峰
2
続いて爺ヶ岳中峰
雲の上を歩いて槍ヶ岳まで行けそうだ
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雲の上を歩いて槍ヶ岳まで行けそうだ
鹿島槍、待ってなさい
4
鹿島槍、待ってなさい
黒部川に向かって真っ直ぐに延びる棒小屋沢
この沢が黒部川と交わるところが下の廊下の十字峡だ
ちょうど昨年の今頃歩いたなぁ
1
黒部川に向かって真っ直ぐに延びる棒小屋沢
この沢が黒部川と交わるところが下の廊下の十字峡だ
ちょうど昨年の今頃歩いたなぁ
冷乗越まで下りて登り返す
冷乗越まで下りて登り返す
鹿島槍北峰の迫力ある岩壁
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鹿島槍北峰の迫力ある岩壁
冷乗越に到着
右へ下ると赤岩尾根
いつかここを登って鹿島槍を日帰りしたい
右へ下ると赤岩尾根
いつかここを登って鹿島槍を日帰りしたい
冷池山荘に到着
軽くおにぎりを食べて出発
冷池山荘に到着
軽くおにぎりを食べて出発
冷池山荘から少し登ったテント場
そこそこ急な登りだったので、テントを張っての小屋往復は大変そう
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冷池山荘から少し登ったテント場
そこそこ急な登りだったので、テントを張っての小屋往復は大変そう
眺望は文句なしのテン場だが・・・
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眺望は文句なしのテン場だが・・・
いよいよ鹿島槍への登り
4
いよいよ鹿島槍への登り
チングルマの赤が鮮やか
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チングルマの赤が鮮やか
ここを登りきると布引岳
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ここを登りきると布引岳
立山方向はガスに覆われてきた
立山方向はガスに覆われてきた
布引岳を通過
もうひと登りで鹿島槍
2
もうひと登りで鹿島槍
こちらも徐々にガスが上がってきた
2
こちらも徐々にガスが上がってきた
頂上への最後の登り
2
頂上への最後の登り
登山口から6時間を切って鹿島槍ヶ岳南峰到着
このペースだと楽勝で日帰りピストンできるね(笑)
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登山口から6時間を切って鹿島槍ヶ岳南峰到着
このペースだと楽勝で日帰りピストンできるね(笑)
登ってきた斜面を見下ろす
登ってきた斜面を見下ろす
二等三角点
鹿島槍ヶ岳北峰へと続く吊尾根
2
鹿島槍ヶ岳北峰へと続く吊尾根
南峰を過ぎると山容はガラリと変わり急峻な痩せ尾根となる
1
南峰を過ぎると山容はガラリと変わり急峻な痩せ尾根となる
北峰の手前に残雪
北峰の手前に残雪
ガスで眺望がない中、鹿島槍ヶ岳北峰に到着
1
ガスで眺望がない中、鹿島槍ヶ岳北峰に到着
南峰を振り返る
北峰からしばらく進むといよいよ八峰キレット
2
北峰からしばらく進むといよいよ八峰キレット
擦れ違い不可能な狭い道が続く
2
擦れ違い不可能な狭い道が続く
幸い誰とも出会わなかった
1
幸い誰とも出会わなかった
少しくたびれたハシゴが多い
少しくたびれたハシゴが多い
見た目ほど厳しくはない
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見た目ほど厳しくはない
ガスで下がよく見えないので怖くなかった
1
ガスで下がよく見えないので怖くなかった
いきなり眼下にキレット小屋
いきなり眼下にキレット小屋
13:04キレット小屋到着
思ったよりだいぶ早く着いてしまった
ガスで眺望がないので早々に飲みモードに
1
13:04キレット小屋到着
思ったよりだいぶ早く着いてしまった
ガスで眺望がないので早々に飲みモードに
こじんまりした良い小屋だった
こじんまりした良い小屋だった
キャベツが大盛な晩ご飯
ハンバーグとポテトサラダがとても美味しかった
キャベツが大盛な晩ご飯
ハンバーグとポテトサラダがとても美味しかった
明けて9/28
満天の星空で今日も最高の天気間違いなし
黒部の谷を埋める雲に剱岳が浮かぶ
1
明けて9/28
満天の星空で今日も最高の天気間違いなし
黒部の谷を埋める雲に剱岳が浮かぶ
小屋で朝食を食べ、5:27キレット小屋を出発
1
小屋で朝食を食べ、5:27キレット小屋を出発
キレット小屋を振り返る
2
キレット小屋を振り返る
そろそろご来光タイム
そろそろご来光タイム
下に少し見える雪渓はカクネ里かな?
下に少し見える雪渓はカクネ里かな?
黒部側を埋め尽くす雲海
2
黒部側を埋め尽くす雲海
途中のコルにてご来光を迎える
1
途中のコルにてご来光を迎える
鹿島槍が赤く染まり出す
鹿島槍が赤く染まり出す
剱岳にも日が当たる
(残念ながら天気が良すぎてあまり赤くならなかった)
3
剱岳にも日が当たる
(残念ながら天気が良すぎてあまり赤くならなかった)
雲海に山頂部だけが頭を出す毛勝三山
1
雲海に山頂部だけが頭を出す毛勝三山
雲の上を歩いて剱岳まで行けそう
1
雲の上を歩いて剱岳まで行けそう
景色に見とれていて先へなかなか進めないが、実はこんな険しいコース
景色に見とれていて先へなかなか進めないが、実はこんな険しいコース
ここの鎖場(下り)は少し厳しかった
ここの鎖場(下り)は少し厳しかった
今日の目的地は五竜岳
2
今日の目的地は五竜岳
写真ではほとんどわからないが、八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が薄っすらと見える
あそこに登ってからまだ2週間
写真ではほとんどわからないが、八ヶ岳と南アルプスの間に富士山が薄っすらと見える
あそこに登ってからまだ2週間
このあたりは剱岳の絶好のビューポイントだ
4
このあたりは剱岳の絶好のビューポイントだ
黒部側の雲が徐々に薄くなり、谷が透けて見えてきた
黒部側の雲が徐々に薄くなり、谷が透けて見えてきた
気の抜けない痩せ尾根が続く
1
気の抜けない痩せ尾根が続く
中央に三ノ窓雪渓(氷河)
4
中央に三ノ窓雪渓(氷河)
立山から別山
口ノ沢コルを通過
口ノ沢コルを通過
かなり厳しい谷だ
かなり厳しい谷だ
北尾根ノ頭を通過
1
北尾根ノ頭を通過
鹿島槍を振り返る
鹿島槍を振り返る
随所にハシゴや鎖場
1
随所にハシゴや鎖場
五竜岳が近づいてきた
1
五竜岳が近づいてきた
ザレ場の登りもある
このコースは変化に富んで面白い
ザレ場の登りもある
このコースは変化に富んで面白い
左にはいつも剱岳
1
左にはいつも剱岳
振り返ると鹿島槍から続く後立山の稜線
ずっと急峻な痩せ尾根続きだ
振り返ると鹿島槍から続く後立山の稜線
ずっと急峻な痩せ尾根続きだ
このあたりがG5か?
2
このあたりがG5か?
少し進んだ岩にG5の文字
少し進んだ岩にG5の文字
五竜岳への最後の登り
前半は三点確保の岩登りだった
2
五竜岳への最後の登り
前半は三点確保の岩登りだった
ザレ場をジグザグに登る
ザレ場をジグザグに登る
五竜岳山頂へは縦走路から分かれて少し左へ進む
五竜岳山頂へは縦走路から分かれて少し左へ進む
この稜線をずっと歩いてきた
1
この稜線をずっと歩いてきた
9:07五竜岳山頂に立つ
4
9:07五竜岳山頂に立つ
白馬岳へと続く後立山の稜線
1
白馬岳へと続く後立山の稜線
五竜からは剱岳の北方稜線が正面に見渡せる
1
五竜からは剱岳の北方稜線が正面に見渡せる
下の紅葉が鮮やか
1
下の紅葉が鮮やか
北アルプスの中央を見渡す
左には槍ヶ岳
1
北アルプスの中央を見渡す
左には槍ヶ岳
槍ヶ岳の右に噴火した御嶽山の白煙が立ち上るのが見える
(トリミングにて拡大)
2
槍ヶ岳の右に噴火した御嶽山の白煙が立ち上るのが見える
(トリミングにて拡大)
眼下には五竜山荘
冷えたビールが待っている!
眼下には五竜山荘
冷えたビールが待っている!
山荘へと続くルートもなかなか急峻
山荘へと続くルートもなかなか急峻
唐松岳が低く見える
2
唐松岳が低く見える
いつの日か日本海からずっと通しで歩いてみたい
3
いつの日か日本海からずっと通しで歩いてみたい
五竜山荘
期待通り缶ビールを飲んで小休止
ここで昼飯の予定だったが、時間が早いので食べずに下りることに
お昼ご飯を持っていないけど、どうしよう?
期待通り缶ビールを飲んで小休止
ここで昼飯の予定だったが、時間が早いので食べずに下りることに
お昼ご飯を持っていないけど、どうしよう?
ここのテン場も眺望が抜群だが、水平な場所はとても少ない感じ
ここのテン場も眺望が抜群だが、水平な場所はとても少ない感じ
空いていれば泊まってみたいテン場だが・・・
空いていれば泊まってみたいテン場だが・・・
中央に富山県魚津の山・僧ヶ岳
中央に富山県魚津の山・僧ヶ岳
遠見尾根を見下ろす
八方尾根から下るか迷っていたが、紅葉が良さそうなので遠見尾根をチョイスすることに
1
遠見尾根を見下ろす
八方尾根から下るか迷っていたが、紅葉が良さそうなので遠見尾根をチョイスすることに
縦走路は小屋の右を通って白岳へ緩く登る
縦走路は小屋の右を通って白岳へ緩く登る
遠見尾根へは白岳を右に進む
真っ直ぐ進むと唐松岳
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遠見尾根へは白岳を右に進む
真っ直ぐ進むと唐松岳
最高のロケーションに建つ五竜山荘
最高のロケーションに建つ五竜山荘
鹿島槍ヶ岳を右手にどんどん下る
鹿島槍ヶ岳を右手にどんどん下る
やがて樹林帯となり、ナナカマドの洗礼
5
やがて樹林帯となり、ナナカマドの洗礼
ここから見上げる五竜岳は急峻な岩峰
2
ここから見上げる五竜岳は急峻な岩峰
ここは涸沢?(笑)
2
ここは涸沢?(笑)
素晴らしい!
五竜菱がはっきりわかる
岩峰の集まりだったのね
2
五竜菱がはっきりわかる
岩峰の集まりだったのね
陽がよく当たる信州側なのにまだ残雪が多い
陽がよく当たる信州側なのにまだ残雪が多い
テントが張れそうなスペースが広がる西遠見
テントが張れそうなスペースが広がる西遠見
遠見尾根の紅葉、最高です!
1
遠見尾根の紅葉、最高です!
やっと大遠見
え?まだ2.5時間もかかる?
お腹減ったよぉ
やっと大遠見
え?まだ2.5時間もかかる?
お腹減ったよぉ
遠見尾根から見る鹿島槍は中央にカクネ里を抱きなかなか格好良い
2
遠見尾根から見る鹿島槍は中央にカクネ里を抱きなかなか格好良い
中遠見山へ登り返す
1
中遠見山へ登り返す
狭い中遠見山は休憩する人で混みあっていた
狭い中遠見山は休憩する人で混みあっていた
カクネ里の雪渓はまもなく氷河に認定されるらしい
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カクネ里の雪渓はまもなく氷河に認定されるらしい
再び小遠見山への登り返し
少し登ると左へ巻き道となっていたので助かった
(山頂へ至る道もあり)
再び小遠見山への登り返し
少し登ると左へ巻き道となっていたので助かった
(山頂へ至る道もあり)
小遠見山からはハイキングコースとなり急に人が増える
小遠見山からはハイキングコースとなり急に人が増える
唐松岳から右に延びる八方尾根
唐松岳から右に延びる八方尾根
鹿島槍ヶ岳北峰
ここで見納め
鹿島槍ヶ岳北峰
ここで見納め
五竜岳から唐松岳の稜線が残ってしまったので、来年でも歩かなくては
五竜岳から唐松岳の稜線が残ってしまったので、来年でも歩かなくては
アルプス平駅へどんどん下る
アルプス平駅へどんどん下る
途中のリフトは距離が短いのでパスして歩いて下る
途中のリフトは距離が短いのでパスして歩いて下る
お花畑の斜面を下る
お花畑の斜面を下る
アルプス平駅へ到着
アルプス平駅へ到着
個室のゴンドラは快適だった
1
個室のゴンドラは快適だった

感想

鹿島槍ヶ岳から五竜岳へ後立山を縦走してきた。
自分は宿泊の伴う山の場合はテント泊が基本だが、この二山をまとめて歩く場合はテント場の関係から冷池山荘と五竜山荘のテン場2泊とせざるを得ない。そうなると仕事の関係上平日に休むことはできないのでカレンダーで3連休となる日を選ぶこととなる。この2つのテント場はとても人気の場所で、3連休はひどい混雑となること必至なため、なかなか足が向かなかった。
途中のキレット小屋はテント場がないが、ここに泊まると1泊で縦走できる。先日ある方の素晴らしいレポを見て、自分も小屋泊まりで歩いてみることとした。

当日(9/27)はAM1:30に自宅を出発。糸魚川から国道148号を南下し白馬村に入るとなぜか雨が降っている。今年は本当に天気に泣かされたが今回もまたか!。暗い気持ちとなったが、幸い扇沢の駐車場へ着く頃には小降りとなり出発のAM5:30頃には雨は止んでくれた。
雨上がりのガスの中、歩きやすい柏原新道を淡々と登る。上は晴れているのでは、との期待は登るにつれ確信に。素晴らしい紅葉の中、種池山荘へ上がると雲の上の絶景が待っていた。

小屋泊まり装備の荷物は軽く、大絶景を楽しみながら爺ヶ岳を軽くクリア。十分日帰り往復できる時間で鹿島槍ヶ岳に到着した。これ以降は残念ながらガスで眺望がなくなったが、早い時間にキレット小屋に到着し、一杯やりながら同宿の方と歓談を楽しんだ。当日は定員をわずかに超える程度の混みようだったが、予約を入れたおかげで就寝スペースは広く、小屋泊まりもなかなか快適だった。

翌日(9/28)は朝食後すぐに出発。途中でご来光と黒部の谷を埋め尽くす大雲海を堪能。歩いて先へ進むのがもったいないくらいの大絶景を楽しみながら五竜岳へ到着した。山頂で休む登山者から、槍ヶ岳の右に御嶽山の噴煙が見えると教えてもらう。ん?御嶽山から煙?たしかに雲のような白い煙が絶え間なく上がっているのが遠目ながら確認できる。その時は事情がわからず軽口をたたいて談笑していたが、まさかあれほどの大惨事となっているとは・・・(下山してスマホの情報を見てようやく状況を知った)

五竜山荘からは遠見尾根を下る。遠見尾根を下ると五竜から唐松の間の縦走路が未踏で残るので当初は八方尾根から下る予定だったが、遠見尾根の紅葉が上から見ても良さそうだったのでそちらを選択。やはり正解。素晴らしい紅葉が待っていた。

今回も会心の山歩きに感謝しつつアルプス平からゴンドラに乗って麓へ下りる。扇沢に駐車したマイカーの回収のためゴンドラ下の駅から少し歩き神城駅からJRに乗って信濃大町へ戻るつもりだったが、ここで大誤算。何と午後3時まで大糸線の電車がない。何もない神城駅で2時間以上待つのは大変なのでタクシーに問い合わせるも大町駅までだと8000円以上かかるとのこと。スマホで調べると白馬駅で多少の待ち時間はあるが「特急あずさ」に乗れば神城で待つよりも早く信濃大町へ着く。白馬駅へ向かう電車も3時過ぎまでないので神城駅から白馬駅までタクシーを利用することに。事前に聞いたところ2000円ほどとのことなので早速お願いして白馬駅に向かう。白馬駅近くで遅い昼食後、運賃よりも高額な特急料金を払って「あずさ」で信濃大町へ。幸い扇沢へのバスはすぐに接続となり、予定通りの時間にマイカーの駐車場所へ戻ることができた。
結果としてタクシー代と特急券が余分の出費となったが、事前にJRの時刻表を調べていない凡ミスだった。

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コメント

扇沢までの戻り
dokuboさん、八峰キレット超えお疲れ様でした。
僕も同感で、八峰よりも五竜の岩場のほうが難易度が高いように感じられました。
テン場の混み方もdokubaさんの想像通りで三連休は激混みでした。
去年の情報ですが、冷池のテン場40張りのところに93張りでしたよ。
五竜も通路までびっしり…テン泊好きのdokuboさんでも今回はキレット小屋泊で正解だと思います。
神城から扇沢までの戻りは僕も同じ目に会いました。
たまたま他の登山者の方がいたので乗り合いでタクシーに乗れたのでラッキーでしたが。
もう少しアクセスが良ければいいんですけどね。
2014/9/29 13:21
Re: 扇沢までの戻り
種池・冷池山荘のホームページによると、今年の敬老の日連休もテン場は凄い混みようだったようですね。五竜のテン場は土曜もかなり混んでたみたいです。
JRの件、先にSanchanのレポを見ておくべきでした(笑)
昨年下の廊下を歩いた際は信濃大町からすぐに大糸線に乗れた気がするので、すっかり油断していました。
2014/9/29 17:24
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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