西穂高岳(奥穂に向かう人ウオッチング)
- GPS
- 24:16
- 距離
- 11.1km
- 登り
- 942m
- 下り
- 1,581m
コースタイム
9日西穂高山荘5:05〜(1時間15)〜独標6:20〜(30)〜ピラミッドピーク6:50〜(45)〜西穂高岳7:35/8:10〜(45)〜ピラミッドピーク8:55〜(20)〜独標9:15〜(1時間)〜穂高岳山荘10:15/11:00〜(2時間15)〜上高地登山口13:15〜(15)〜アルペンホテル13:30
※歩行時間:7時間05分(小休止含む) 休憩:1時間20分 携帯歩数 26426歩
天候 | 8日晴れ 9日晴れのち曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新穂高ロープーウェイ(荷物代込みで\1900) 復路:上高地バスターミナル15時発さわやか信州号新宿行(\7400) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※ 独標までは危ないところはありません。 ※独標から西穂高岳間はやせ尾根の岩稜帯歩きになるので慣れていない人は要注意 ※西穂高岳直下にスラブ状の岩場有り下るときに要注意 |
その他周辺情報 | ※西穂山荘(一泊二食\9500) ※西穂山荘でレンタルヘルメットを借りられる(\500) ※日帰り温泉 上高地アルペンホテル(\500) |
写真
感想
6日に沢登りの予定が入っていたのに台風18号の直撃で中止になってしまった。台風には勝てないので仕方ないけど仕事もほぼ終わって山に行きたい病が起こり、何時か登りた山のファイルから今回は西穂高岳に行ってみることにした。来年西穂〜奥穂間を縦走する予定なのでその前の下見を兼ねてます。天気を見計らっての事なのでバスも山小屋も前日に申し込みしました。
8日
新宿バスターミナル7時発の濃飛バズで平湯経由で新穂高温泉に着き、ロープウェイで西穂高口まで一気に登る。西穂山荘に向かう登山道には真新しい登山届けを出す小屋が建っていたので自分で書いてきて登山届けを出して歩き始める。西穂山荘までは約1時間で到着〜平日だけど天気が良いので思っていたよりは多くの登山者が居ました。部屋は単独女性4人だけで私を含めて3人は西穂高岳まで往復ですが、一人は最終目的地は槍ヶ岳で明日は西穂から奥穂に縦走するようで、荷物を減らすために小屋に泊まるけど自炊ですと言っていた単独で挑戦するなんて凄いな。今回西穂往復なので小屋でヘルメットを借りて明日は5時出発予定なので朝もお弁当にして貰う。夕食後今夜は満月でなんと皆既月食が見られるというので外に出て月が欠けていくのを見ていた。
9日
4時起床、まだみんな寝ているので(奥穂に行く人も寝ていた)荷物を持って一階のレストハウスに行き支度をして置いていく荷物を棚に預ける。この時期の日の出は5時35分、日の入りは17時21分なのでまだ暗いからヘッデンを点けて出発する。丸山を過ぎて独標手前で日の出を迎える、そこに下ってくる人が居てすれ違う、その人は奥穂まで行こうと思ったが自信が無いので独標まで行って戻って来たと言っていた。独標から下ってピラミッドピークまではやせ尾根が続く、ピラミットピークで奥穂に行くという単独男性が追い抜いて行きあっという間に見えなくなった。
ピラミットピークからは、ピークを巻くざれたトラバース道が続き西穂高岳直下は急登でスラブ状の岩場はホールドスタンスが細かく神経を使って登り西穂高岳山頂に到着しました。山頂に着くと飛騨側から次々とガスが湧いてきて奥穂方面はガスに覆われ始めたので晴れるまでお弁当を食べながら待つことにしました。山頂に居ると単独の男性がやってきて奥穂方面に向かっていく、次にやってきたのがまた単独の男性でおもむろにザックからハーネスとロープ(840m)を出して装着していた。単独でロープを扱うのってクライミングでは見たことあるけどこういう稜線でどうやって使うのかなと?マークだった、どこで使うのか聞いてみたら間ノ岳あたりで使うところがあると言っていた。そしてその人の後に続いてきたのが独標手前で奥穂に向かうのに自信が無く戻って来た男性だった、その男性はその人に後に続いて行っても良いか聞いていたので私は思わず「にわかパーティーは良くないのでは」と言ってしまったが聞かれた男性は良いですよと言っていた、しかしその頼んだ男性はハーネスも無いのにどうするの?。連れて行く本人が良いと言っているのでそれ以上は何も言えず「気を付けて行って下さいと」見送ったが、そんなに一人で行く自信が無かったなら見ず知らずの人の後に着いて行くよりガイドさんを頼んだ方がよっぽと良いだろうに。
山頂で30分近く粘っていましたが稜線はガスに覆われて晴れそうに無く寒くなったので戻ることにした、直下のスラブは降りるときの方が嫌らしく慎重に下る。降りたところで一緒の部屋だった女性が登ってきたのでこれを見送り、次に会ったのが大きなザックを背負った若者で奥穂に行くと言って「誰か行きましたか?」と聞いてきたので何人か行ったわよと教えてあげた、それにしても大きなザックなので振られないようにねと言うと、ガスって居るし無理だったら岳沢に下りると言ったので岳沢ルートだって簡単では無いらしいわよと言ったけどどうなったやら・・・岩稜帯のルートはなるべく軽量化して素早く通過するのが良いと思いますけどね。
下っていくと続々と人が登って来る、この頃になると稜線はガスに覆われていて何も見えなくなって早く出た私は日の出と絶景を見られてほんとにラッキーだったなと思う。もう奥穂に行く人は居ないだろうと思っていたところ、丸山を過ぎたところでテント装備の単独の女性とすれ違う。テント装備なので奥穂に向かうのか聞いてみたらそうだと言う、時計をみたら10時過ぎなので「遅いですね」と言うと「朝一のロープーウェイで登ってきたので」と言っていたけど私としては奥穂に行くには遅いのではと言う意味で言ったのですが・・・でもこの人はこの時間から奥穂に行けると思ったから計画したのでしょう、それにしても日の入りも早くなったこの時期にやっぱり無謀なのではと思うのは私だけでは無いと思う。ただこの人は「この季節、天気が荒れれば雪になるの天気が悪かったら戻る」と言っていたので西穂で戻って来るかもと思いながら見送った。
今回、奥穂に向かった人は私が見送った人だけで7人全員単独だった、各自の技量も経験も知らないので私がとやかく言う筋合いでは無いと思うけどいろいろと考えさせられました。それにしても最難関と言われている西穂〜奥穂を歩く人が平日でこれだけ居るということは土日ではもっと居るはず、来年このコースの縦走を考えている私には良い下見になった。そしてやはり山は早出に限ると改めて思いました
西穂山荘に着いて荷物の整理をしてお弁当の残りを食べて一休み、天気が良かったら焼岳方面から上高地に下りてしるふれいに泊まろうかなと思っていたけど天気が悪いのでこのまま上高地に下りて帰ることにした。上高地までの登山道初めて下りたけど結構急登です、それでも下りて行くと何人かの登山者の人が登ってくる。迷いやすいところにはトラロープが張ってあり少し荒れているところはあるけどおおむね歩きやすい登山道でした。
mogu さん、はじめまして。
迷った挙句、ついていっちゃった人、
朝1のロープウェイで上がってきた人、
気になっちゃいます。
kiha58さん、こんにちは〜初めまして
みなさん、多分無事に奥穂には着いているとは思いますが、それはたまたまだと思わないと危険ですよね。あれだけ遭対や山小屋の人や警察が忠告していても居るのですから。人の振り見て我が振り直せですね、お互いに気を付けましょう。
お疲れ様です。西穂まではいずれ行きたいと思ってましたので、素敵なお写真と共に大変興味深く拝読させて頂きました。やはりここも凄い岩稜帯なのですねぇ。自分に登れるかな。いや絶対登りたい!(^^)
奥穂へ向かう方々の中にはご自身の実力に見合わないままチャレンジする人も多いのでしょうね。しかし体力・脚力だけならまだしも、その場で逢った人に奥穂までついていってしまおうとする人や、ロープウェイから降りたその足でその日に奥穂までというのはかなり計画としても無謀に思えるのですが…。
moguさんのチャレンジの際は、ぜひとも大成功を祈念しておりますね〜
西穂高岳までだったら、北穂から涸沢岳を歩いたryo555さんだったら大丈夫ですよ。
岩稜帯歩きの良い練習になりますので是非チャレンジして下さいね
やはり山は危険と隣り合わせ、自分の身は自分でしか守れません。
無理は禁物だと思います。
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