屋久島縦走 宮之浦岳・縄文杉
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- GPS
- 10:21
- 距離
- 24.1km
- 登り
- 1,587m
- 下り
- 2,202m
コースタイム
- 山行
- 8:19
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:26
天候 | 2日間ともに雨。 1日目は午後に掛けて雨が強くなり、淀川小屋のテント場は完全に水没。深夜〜明け方まで強い雨。 2日目は朝6時頃から雨脚が弱まったが、完全に止むには至らず。降っては止んでを繰り返した。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
飛行機
(1) 2023年3月17日 JAL641便 東京(羽田) 6:25発 → 鹿児島 8:20着 (2) 2023年3月17日 JAL3743便 鹿児島 10:25発 → 屋久島 11:05着 バス 3/17 屋久島交通 11:38発 栗生橋行き乗車 11:50着 合庁前バス停下車410円 13:30発 紀元杉行き乗車 14:40着 紀元杉バス停下車990円 バス 3/18 屋久島交通 16:10発 宮之浦港行き乗車 16:35着 小原町バス停下車500円 16:55発 栗生橋行き乗車 17:29着 警察署前下車 910円 安房 ゆかいな仲間たち一泊 3000円 空港 苺一笑一泊 7450円 飛行機復路 (3) 2023年3月20日 JAL3740便 屋久島 9:55発 → 鹿児島 10:30着 (4) 2023年3月20日 JAL646便 鹿児島 12:35発 → 東京(羽田) 14:10着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
強い雨により登山道が池になっていた。しかし、地面は硬く泥濘む感じは無い。 ルート上には木道が沢山ある。濡れていて滑りやすいので注意が必要。 |
その他周辺情報 | ルート上に管理小屋は無し。 避難小屋は、淀川小屋・新高塚小屋・高塚小屋・白谷山荘の4箇所。全て利用可能。 屋久島にコンビニ無し。食料を現地調達する場合は時間に注意が必要。ガス缶は空港の売店で購入可能。 |
写真
感想
宮之浦岳へ行きました🙂
飛行機を乗り継ぎ屋久島に到着。天気予報では曇だったがしっかりと雨が降っている。預けたザックを受け取って売店でOD缶を購入。110缶が欲しかったが250缶しか無いようだ。空港を出て左に進むとスグにバス停がある。バスを待つ間に預け荷物用に整えたザックを登山用にパッキングし直した。
バスは現金のみ取り扱いで、硬貨と千円札以外は両替不可。財布の中は必然的に小銭が多くなる。合庁前バス停で下車し、紀元杉行きのバスを待つ。周辺には時間を潰せるようなお店は無く、庁舎職員の方のご厚意に甘えて庁舎内部の県民憩いの間で雨宿りさせてもらった。
紀元杉行きのバスが発車する頃からどんどん雨脚が強くなってきた。ヤクスギランド前では土砂降りとなってしまった。先が思いやられるが、ここまで来たら行くしかない。バス内でレインウェアを着込み、下車後は傘をさして歩き始めた。
車道を少し歩くと淀川登山口に到着。仕舞うか迷ったが、そのまま傘を片手に登った。登山道は池のような水溜り。泥濘んでいないのがせめてもの救い。
バスを降りてから45分ぐらいで淀川小屋に到着。テント場は完全に水没していたので、テント泊は諦めて避難小屋泊をする事にした。普段はテント泊なので、有人小屋含めて人生初の小屋泊となった。一緒にバスに乗車していた登山者も続々と到着し、淀川小屋の中は賑やかな雰囲気となった。時折強まる雨も、小屋の中では心地よい雨音。各自夕飯を食べて7時過ぎには全員就寝した。
翌朝、明け方まで強い雨が降ったり止んだり。5時に出発する予定でいたが、暗い雨の中知らない道を歩きたくなかったので、素直に雨が弱まるのを待った。6時過ぎに少し弱まったので準備を整えて出発。日の出の時刻は過ぎても、深い森の中なのでとても暗い。ヘッデンを頼りにモクモクと登った。
相変わらずの池道をびちゃびちゃ進むと、大きな丸い岩がゴロゴロ。本州の山でも大きな岩は沢山あるが、屋久島はそのレベルの岩の数がとても多いと感じた。
そうこうしていると、花之江河に到着。急に現れる広い湿原。晴れていればきっと綺麗な場所なんだろう。写真だけ撮って湿原を後にする。この辺りから大きい丸い岩の表面を登ったり降らなければならない場面が増えてきた。岩肌を滝のように流れる水を避けながら、慎重に進んだ。
稜線に出ると雨混じりの冷たい風が西から吹いていた。景色は全く見えないので、1秒でも早く樹林帯に戻るために頑張って登った。帽子を被ったくりお岳を過ぎると宮之浦岳山頂に到着。遠路はるばる会いに来た山頂標識と仲良く記念撮影し、一服だけして下山を開始した。
ここからの登山道は川だった。レインウェアの裾から靴下に雨水が付着、靴下を伝って登山靴の中が少しづつ濡れて来る。登山着も雨なのか汗なのか分からないが、全身濡れている感覚となってしまった。
新高塚小屋に着く頃にはエネルギーも切れ始め、寒さで体が震える始末。低体温症になってはマズイので、小屋の入口付近の屋根の下で昼食を取る事にした。温かいご飯や飲み物を飲んでなんとか回復。縄文杉を見に出発した。
高塚小屋の辺りから大きくて立派な屋久杉が増えてきた。滑りそうな木道を下って行くと縄文杉の展望所。見たこともない大きさの縄文杉を見ていると、自分の住む地球の歴史を感じた。
木道や木の階段、岩の階段を下っていくとトロッコ道に出た。ここに来て急に晴れ間が出始めた。太陽のおかげで長いトロッコ道も気持ちよく歩く事が出来た。白谷雲水峡への分岐を曲がり最後の登山道に入る。ここから一気に標高を上げて峠を目指す。これがなかなかしんどかった。
白谷山荘を過ぎて標高を落とすと吊り橋が見えてくる。これを渡ると雲水峡の遊歩道に入る。ここまで歩いて疲れた足に、石畳の道はなかなか堪える。
なんとか終バスの時間に間に合い、今回の山行を無事に終える事ができた。
高塚小屋でテント泊をする予定でしたが、最初から終盤まで降っていた雨により想定以上に濡れてしまったので、頑張って下山する事にしました。天候的にも日程的にも、なかなかタフな山行となりました。山からの景色は全く見れませんでしたが宮之浦岳に登頂できたこと、本物の縄文杉も見れたので大満足な登山となりました。1日巻けたので、明日は屋久島を観光しようと思います🙂
コメント
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