紅葉の白毛門(修羅場門のリベンジはまた雨!の巻き)
- GPS
- 05:09
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 1,070m
- 下り
- 1,056m
コースタイム
天候 | 曇りのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【土合橋P〜松ノ木沢の頭】 濡れた木の根っ子は滑るので下山は注意! 結構な急登が続く 【松ノ木沢の頭〜白毛門】 岩場とザレ場の急登。 岩場に馴れていない人は注意。 やせ尾根。 |
その他周辺情報 | 谷川RW駅のチラシに誘われて 湯檜曽温泉 もちや旅館?? http://www.jalan.net/yad307228/ 鈴森の湯&谷川湯テルメがお勧め! |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
グローブ
雨具
日よけ帽子
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
ハイドレーション
笛
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
|
---|---|
備考 | 携帯やカメラを入れるジップロックは必需品 |
感想
<まえがき>
白毛門は、3年前の7月に行ってとても大変な目にあった山でした。
松の木沢の頭に出る前に、初の熱中症気味になりギブアップ寸前。
隊長に激を飛ばされ、ペースを落としてようやく山頂についたと思ったら、
あっという間に雷つきの夕立ちがやって来ました。
山頂で雷に襲われたのは、生まれて初めての経験で、
これまた、森林限界と岩場を乗り越えた場所です。
間近に稲妻が走り、いつ落雷してもおかしくないという中、
つい先ほどまで難儀しながら登って来た岩場を一心不乱で引き返しました。
バケツをひっくり返したような雨と一緒に岩を流れ落ちるような感じで、
雷に追い飛ばされながら、森林限界からの脱出を願います。
樹林帯に入っても山道は水の通り道で川と化し、
最初に渡った橋が無事帰れるかと最後まで予断を許さない状態でしたが、
なんとか無事下山したのでした。
往きも復路もやられっぱなしだった白毛門にいつかリベンジしたい、
と思っていましたところ、今年の3月末に再来しました。
まだ、雪がたっぷりと残っていて、
無積雪期より登りやすいかな、と思っていましたら、
午後には思ったより気温が上昇し、汗ばむほどになりました。
すると、下山時、急登の雪がグラニュー糖化し、
ピッケルも固定しない程、雪が緩みだしていきます。
手袋も雪に埋まるほど深くアイゼンを食い込ませながら後ろ向きで下山です。
クラックも多く、割れ目も大きくジャンプして渡ったり、
割れ目が見えず落ちて這い上がるのにひと苦労です。
辺りは雪崩た後が伺え、何時足場が崩れてもおかしくない程です。
午後の温かい太陽の熱に危険を感じながら、
長いは無用と一刻も早く樹林帯の日陰へ逃げ込みましたが、
往きにはなかった落とし穴が曲者で、
スムーズには下らせてくれません。
下山時は往路ととても同じコースとは思えない道でした。
二度も修羅場を味わった白毛門でしたので、
今度はまともに歩きたいと秋の紅葉期を狙って行きました。
<本編>
登りは筋肉を休める間もない急登の連続で、
体力が低下したのではないかと錯覚を起こすほどです。
必然とノンビリ歩くしかなくなるのですが、
途中から、谷川と反対側に見事な紅葉の谷間と滝が見えて、
あまりの美しさに思わず写真を撮りまくります。
こんなところでますますノンビリしていたら、
笠が岳までいけなくなるかな・・・?と思いつつも、
つい足を止めたくなるほど、紅葉の谷がきれいでした。
今日は、のんびり楽しい白毛門♪と気持ちを切り替えて、
楽しむことに専念をします。
森林限界を超えるとちょっときわどい岩場がいくつかあり、
苦手意識がわいてきますが、なんとかなる、と開き直りながら、
スムーズにクリアします。
松の木沢の頭では、時間的に笠が岳まで行けそうかな?
と思っておりましたが、山頂に着いた途端、ポツポツと降り始めました。
これくらいの雨なら大丈夫かな・・・と、
まだ前向きに諦めきれず昼食を出し始めたとたん、
急に本降りになります。
チョコバーに切り替えて、レインとザックカバーを出します。
岩場が濡れると厄介になりますので、急遽下山です。
急坂の登山道は、雨に濡れると滑りやすく、歩きにくさは一層増します。
何度か、スリップしながら下山しましたが、
やはり、今回も難儀な白毛門になりました。
快適な味わいを求めて、またいつかリベンジしたいと思っています。
<温泉>
雨にぬれたので、なるべく早く、と思い、
以前谷川ロープウェイの窓口に置いてあったチラシの
湯檜曽の源泉かけ流しの温泉に行ってみました。
先に入浴していたご婦人が、
とてもぬるくて出られないとしぶしぶ出ていかれましたが、
温泉口の隣にある水栓をひねると源泉湯量が調節でき、
温まりました。
時間があれば、湯テルメか鈴森の湯がお勧めです。
ちなみに湯テルメの割引券(100円)は道の駅においてあります。
コメント
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nadesikoさん
こたび修羅場門のリベンジ登山、御疲れさまでした。
三年前の修羅場門での落雷遭遇事件、私の記憶にも留まっております。
森林限界を逃げるように下り、更に洪水の樹林帯を必死に下っていく姿を勝手に想像しております。
確かカメラ水没まで記憶しておりますので、私までなぜかトラウマになってしまいました。
今年の6月谷川連峰主脈縦走時、エビス大黒の頭から仙ノ倉に向かっている途中で、まさに歩いている真上に雷が発生してきました。
その時頭に過ぎったことが、ゆうやけさんとナデシコさんが修羅場門で体験された落雷の事でした。
なので、とても怖かったです。(笑)
因みにもう一つ、勝手にトラウマになっているのが、黒檜山の雪庇に落ちた事件でした。
ただでは済まされない谷川連峰とても魅力ありますよね。
OhMy_Naruoさま、コメントありがとうございます。
古い体験をご記憶頂き、恐縮です。
OhMy_Naruoさまでも、怖いものがあるのですか?
怖いものに魅力を感じ過ぎると、
吸い込まれてしまいますので、
くれぐれも雪庇にはお気を付け下さいませ。
山は美しいのと怖いのと表裏一体ですね。
人間の成長には、支援と試練が必ずあるそうですが、
自然から成長させられることも多いですね。
未だに白毛門では、試練ばかりなので、
支援を求めて懲りずにリベンジしてみます。
今度は、もう少し早起きしていきます。
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