記録ID: 534656
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無雪期ピークハント/縦走
中国山地西部
高見山から船倉山へ
2014年10月18日(土) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 670m
- 下り
- 581m
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
高見山から船倉山へ 日時:2014年10月18日(土) 天気:快晴 コース:JR前空駅〜自動車道下〜高見川林道〜高見川と枝沢との合流点〜高見山(559)〜船倉山 (545.6)〜四季が丘下、船倉山登山口 メンバー:3名 JR前空駅から歩いて高見山に登り船倉山を経て廿日市市の四季が丘下まで下る。登山道は、始めから終わりまでしっかりついており心配していたヤブ漕ぎはほとんどなかった。 このコース中、一番良かったのは高見山からの宮島および広島市内方面の展望。少し大袈裟に表現すれば、六甲山から大阪方面を見渡す光景とあまり遜色がないような気がした。それにもう一つ付け加えれば、大野鉱山本坑跡から稜線に出るまでの登りの途中から見る高見山(西の尾山とも言うらしい)の岩峰群が圧巻だった。 JR前空駅から民家の間を抜けて歩く事、30分で山陽自動車道の高架下に。すると2分ばかりで民家は終わり、じき「高見川ルート登山口 大野鉱山跡」の小さな標識が目にはいる。舗装路はここまでで以後、地道が続く(もっとも奥に入ると簡易舗装となるが、路面も荒れるので車が入れるのはここから少し奥に入った所位)。 この標識から10数分歩くと右手の道路脇に石の地蔵さんを囲った小さな祠が現れる。そして川沿いに小径があるが、これは送電線用の鉄塔への管理道と思われるので入らぬこと。 その後10分ばかり歩くと右岸から左岸へと橋を渡る。すると簡易舗装路はますます荒れて(車での通行不能)そのうち再び地道となり、右手に「鉱山選別所跡」の標識が見える。選別所跡といっても古い石垣が残っている位で他には何もない。これより道幅は狭くなり、浅瀬の川(高見川)を左岸から右岸へと渡ると「高見山、船倉山」の標識があった。 この標識から狭い道(登山道に近い)を6分ばかり歩くと右手に高さ7〜8m位の堰堤があり、暗い杉林の斜面を沢(高見川)に沿ってトラバース状に登ると山陽道から数えて2つ目の送電線の下に出た。そしてここからわずかばかりで枝沢との合流点に達し、本沢(高見川)を右岸から左岸へと渡り、続いて枝沢を渡った。すると明るい小さな尾根(滑りやすいのでトラロープあり)に取っ付き、その後山の斜面を西から東へとトラバース状に登る(立派な道あり)と枝沢の上部に出た。沢の手前には鉱山跡の古い洞窟が一つあった。枝沢を渡り、まさ土(つち)の滑りやすい急斜をジグザグにわずかばかり登ると二つ目の洞窟に出くわした。これが本坑跡だった(山陽道高架下から約50分)。 ここから稜線に出るまでの登りが今回のハイライト。わずか10分足らずの登りだが、まさ土の急斜が続き、足をとられそうになるので気が気ではない。ところが左手を見上げると高見山山頂直下の岩峰群が素晴らしい。ミニ三倉岳と言った感じで、時々足を止めては写真に余念がない 稜線に出ると左に折れて高見山へと向かうが、なんと立派な道がついているではないか。6分ばかりで鉄塔(79)に出くわすが、ここから見る対岸の宮島がきれいだった。その後、道の真ん中がえぐれ急な登りが続くと高見山と次の鉄塔の管理道との分岐に達し、ここで左に折れて、さらに急登を繰り返すと露岩が一つだけある小Pに出くわした。ここから2分ばかりなだらかに登っていると高見山の山頂だった。 山頂は狭いものの、宮島や広島方面の展望が素晴らしくお薦めの山だ。とくに夜景は天下一品?だと思われるが、夜間山行は危険なので山頂付近でテント泊でもすればとも思ったりする。 山頂から船倉山へと向かう。始めまさ土の滑りやすい急斜を下ると小さな鞍部に達し、さらにわずかばかり上って下れば最低鞍部に達する。ここから5分ばかり上ると標高標示のない無名峰への分岐に。左は巻き道で頂上に登らず、右の道が山頂に登る。分岐よりわずか2分で山頂に達するが、展望も何もなく単なる通過点に過ぎない。 無名峰より巻き道との合流点や小さな鞍部を経て13分で白糸の滝の上部に当たる小沢に出くわした。平坦な岩の上をなめるように水が流れており、渡るとすぐ上に林道(矢草線)と船倉山(右)への分岐があり、この分岐から2分ばかり登ると白糸の滝への分岐が右手にあった(入口は草が茂っていた)。ここから鉄塔への分岐とそれに続く小Pを越えると10分ばかりで船倉山への分岐に達した。右のはっきりした道は山頂を避けた巻き道で左の草に覆われた狭い道をわずかに登ると船倉山であった。 以前登った時は山頂から展望がきいたが今回は周りに木々が茂って遮られる。それでも目の前の小岩の上に立つと結構楽しむ事が出来た。 山頂から相変わらず草に被った小径を3分ばかり下ると大野権現山(左)と四季が丘(右)への分岐にさしかかった。この分岐は見落としやすいので注意が必要。四季が丘方面へは右に巻くように下る(標識があるのでよく見る事)。すると山頂を避けた巻き道と合流し、後は尾根道をどんどん下るのみ。合流点から10数分下ると尾根上の鉄塔に出くわし、ここからわずかばかり上った所が下山道への分岐(ここから461m峰まで踏み跡はあるが、荒れ気味)。 分岐から送電瀬に沿ってどんどん下る。始め急な下りからトラバース道に入ると倒木で道が塞がれたり、崩れかかったりして歩きにくい所もあるが、尾根道に入るとほぼ送電線に沿って下る。とにかく下山道分岐から下り一方で全体的に急である。鉄塔を4つ通過すると御手洗川にある登山口に着いた。ただこの登山口は分かりにくい。佐伯町に抜ける県道で四季が丘上の入口付近に(株)総合配送という会社があり、この会社のトラックなどが駐めてある広い駐車場の右奥の草むらが登山口。佐伯町から宮内を結ぶバスは1時間に1〜2本。 (参考タイム) 山陽自動車道高架下〜高見山 83分(はじめ沢沿いの緩やかな上り、沢から離れると急な上りが続く) 高見山〜船倉山 39分(あまり大きなアップダウンは ない) 船倉山〜総合配送(四季が丘入口)登山口 52分(下り一方) |
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