越後駒ヶ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,760m
- 下り
- 1,759m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:20
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
落ち葉でフカフカ。踏んだときのカサ、カサの音が気持ちよい。 小倉山近くの鎖場付近はやや急。転げ落ちるとかなり下までいってしまう。 |
写真
感想
高速道路で越後三山に近づくにつれて、山頂付近が真っ白に降雪しているのが分かった。
遠くから見てこの白さでは、登山道はすっかり冬の様相を呈している可能性が高い。
登頂することは完全に諦めて、乾いた秋のトレイルを登れるところまで行くことにした。
登頂だけが山じゃない。
越後駒ヶ岳への憧れは、なんとなく心のそこにあった。
いつか登ってみたいと思った日がこんな快晴で嬉しすぎる。
行くきっかけになったのは、夏休みに行った大湯温泉への小旅行。
泊まった宿のエレベータに山の地図が貼ってあった。
大湯温泉からロードを4km程走れば、駒の湯登山口から登れることが分かった。
意外と近いのに驚いた。
この小旅行では、旅館から登山口まで走って、登山口から30分ほど登ったところで
折り返しただけの下見。
ヤマレコの記録では、枝折峠から登られる方がほとんどで、駒の湯から登る方は少ないから
どんな登山道なのか心配だったが、幅も充分で人が通っている、いきいきした道だということが分かっただけで十分。
今日は、Tシャツでも寒くない快晴そのもの。
念のため羽織るものとネックウォーマらをザックにいれてスタートした。
乾いたトレイルと、さわやかな空気が本当に心地よい。
風はなく、落ち葉を踏む自分の足音しか聞こえない。
登り始めて20分、きのこ採りの方に出会った。
スーパーの袋にびっしり入ったきのこを見せてくれた。うまそうだった。
「もうちょっと上に行くと、まだまだ(きのこが)あるよ。
ここ数日がきのこのピークだよ」と教えてくれた。
いつかきのこの採り方も覚えたい。
小倉山が近くなり、里山のような緩やかなトレイルを進んでいた時、
進行方向右側の広い鞍部から、異質な音が聞こえた。
轟音をたてて、斜面を下っていく動物がいた。
姿が見えなかったがかなりのスピードで、木の枝やいろんなものを
バキバキ下りながら遠ざかっていく轟音は戦車のようだった。
猿やウサギじゃないなあれは。シカかクマだろうか。
さて、小倉山。これが手ごわかった。
駒ヶ岳に意識がいき、小倉山を一つのポイントとしか考えていなかったのが誤算。
根拠のないイメージでは、サクッと小倉山を通過して主稜線にでて、
駒ヶ岳の雄姿を眺めながらじっくり登れるだろうと思っていたのに、
なかなか小倉山に辿り着けない。ややストレスになってしまった。
小倉山だと思っていたピークが実は違って、そこに辿り着いても道標がなく、
そのもっと先にピークが現れたのには、やられた。それだけで疲労感が増した。
おまけに鎖場付近の傾斜は急で、両サイドも落ちている。転げればかなり危険だ。
枝折峠の方からの登山者が多いのはこれが理由か。
あなどるなかれ小倉山。
小倉山を通過し、枝折峠からの合流点からはガラッと景色が変わった。
駒ヶ岳のどでかい山容が見えた。
普段見ている駒ヶ岳はこの姿の裏側から見ているわけで、
どっちが表で裏かはどうでもいいけど、この姿が百名山の理由なのかなとも思った。
標高2千で、このでかさは一体なんなんだろう。
よく整備された木道に癒されながら、平らなトレイルを気分よく進んだ。楽園としか思えない。
雪がでてきて、途切れることがなくなった。
雪深くなったところで折り返すと決めていたので、いつでも心の準備はできていた。
幸いにも、岩場に雪はなく、雪解け水がキラキラしながら流れていた。
赤い丸印は、本当に丁寧にマークされていて、登るルートを導いてくれた。
いつの間にか駒の小屋へ到着。
ヤマレコでアップされている写真と同じで感動した。
目の前には、駒ヶ岳の山頂がはっきりと見える。
とりあえず、行けるところまで登ってみた。雪が意外と少ない。
昨夜、さらっと降っただけなのかも。
天候に恵まれて、なんとか山頂に辿り着けた。
中ノ岳、八海山、荒沢岳の山容に見とれた。
堂々とした主峰を結ぶ稜線の厳しさは一目瞭然。
厳しい山域であることは間違いない。
また来年、天気のいい日に楽しませてもらおう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
oyamaさん初めまして。
私の自宅数分から見える越後三山。
週頭から随分白くなったなぁと思ってましたが、やっぱり結構降ってたようですね。
私もどうにか今年中にもう一度行きたいと思っていたので参考になりました
ありがとうございます
aknoteさんはじめまして。コメントありがとうございます。
越後三山の近くにお住まいですか! いいですね〜
私も今年のうちにもう一回くらい魚沼の山に行きたいと思っています。
無理かな〜 どうかな〜
越後三山は「登る山」ではなく「見る山」としても充分楽しめますね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する